2011年02月05日

春に撒いた種を秋に実らせる球団は果たして・・・Vol2 【プロ野球2011 各球団紹介 〜横浜〜】

   12球団の今シーズンの戦力等を紹介するシリーズ。2回目の今回は、3連連続最下位の不振に喘いでいる上にシーズンオフには身売り騒動も起きたセ・リーグの横浜ベイスターズを紹介したい。


【北海道からやって来た「ムードメーカー」がハマスタを明るくするか?】
【2011年主な加入及び放出選手】
◎主な加入選手
・森本稀哲(日本ハムから)
・山本省吾(オリックスから)
・大沼幸二(埼玉西武から)
・渡辺直人(東北楽天から)

◎主な放出選手
・内川聖一(福岡ソフトバンクへ)
・佐伯貴弘(中日へ)
・寺原隼人(オリックスへ)
・坂元弥太郎(埼玉西武へ)
  
  1998年、大魔神とマシンガンと言う強力な武器を携えセ・リーグを制するとその勢いで日本一まで上りつめた横浜ベイスターズ。だがここ数年の成績を見ると、その栄光はすっかり色褪せてしまった感がある。徐々に観客は減り身売り話も出るなど明るい話題が何ひとつ無く、幕を閉じた2010年シーズン。
  そして身売り騒動がひとまず落ち着いた2011年シーズン。日本ハムからFA権を行使した森本選手を獲得した他、トレード等で積極的に補強策を図ったが果たして功を奏するか。

  まず投手陣。昨シーズンの成績を見るとチームの勝ち頭が千葉ロッテから移籍した清水投手の10勝で2ケタ勝利も同投手のみ。上位に浮上する為には2ケタ勝てるピッチャーがあと2、3人出てくる事が求められる。とするとやはり生え抜きである「あの投手」の活躍が浮沈を握ると言っても下過言ではないだろう。「ハマの番長」三浦大輔投手である。一昨年は2ケタ勝利を挙げたものの昨シーズンは不振に陥り3勝に終わった。本人にとっても不本意なシーズンだったと思われるだけに今シーズンは期するものがあるだろう。ここ数年は一年おきに2ケタの勝ち星を挙げている三浦投手。順番だと今シーズンは2ケタの勝ち星を挙げる年となるが果たしてどうか。それと山口投手が抑えとして控えるだけにそこまでの中継ぎの整備もポイントになりそうだが、計算出来る先発ピッチャーと併せて上のベテラン以外に見えて来ないのが実情。果たしてチームを救う投手の出現はあるだろうか。投手コーチとして実績のある尾花監督の腕の見せ所ではあるのだが・・・。

  心もとない投手陣に比べると攻撃陣にはやや明るい兆しが見えると言えるだろうか。日本ハムで優勝の経験がある森本選手が加入しいろんな意味でチームが活性化すると思われる。尾花監督がどう言うオーダーを組むのかにもよるが、機動力があり昨シーズン打率3割に後一歩だった石川選手が出塁し森本選手が進塁させて一発の期待できるクリーンアップに繋げると言うパターンが確立出来れば、得点の入るシーンは増えるのではないだろうか。そしてファンが最も期待しているであろう2年目の筒香選手がどれだけやれるのかにも注目が集まる。
  課題は内川選手の穴を誰が埋めるのかと言う事と扇の要、キャッチャーを誰が守るのかと言う事だろう。ベテランの橋本捕手か。それとも若手選手に任せるのか。投手陣を支える大事なポジションだけに昨シーズンのように試合毎に代わる様だと苦しいと思われる。

  森本選手の加入で1998年の優勝時のような明るさがチームに戻れば面白い存在となりそうなベイスターズ。果たして定位置から抜け出す事は出来るだろうか。 










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2011年02月04日

春に撒いた種を秋に実らせる球団は果たして・・・Vol1 【プロ野球 各球団紹介〜楽天〜】

  2月1日からキャンプが始まり、ペナントを争う戦いが始動したプロ野球の2011年シーズン。今回から何回かに分けて12球団の今シーズンの戦力等を紹介して行きたいと思う。1回目の今回は、「燃える男」星野氏が監督に就任し、再びAクラス入りを狙う東北楽天ゴールデンイーグルス。


【「燃える男」が監督就任&メジャー帰りの2選手が加わり戦力アップ!!「あの感動」を再び・・】

【2011年主な加入及び放出選手】
◎主な加入選手など
・岩村明憲(アスレチックスから)
・松井稼頭央(アストロズから)
・星野仙一(監督)

◎主な放出選手
・渡辺直人(横浜ベイスターズへ)


  2009年シーズンで球団創設以来初めてレギュラーシーズン2位に入り、クライマックスシリーズに進出しパ・リーグを盛り上げた楽天。しかし昨シーズンは他の5球団が熾烈なクライマックスシリーズ進出争い、優勝争いを繰り広げている中で、1チーム蚊帳の外に置かれてしまい最下位に終わった。再びAクラス入り、そしてリーグチャンピオンを目指すべく球団が白羽の矢を為立てたのが、北京五輪代表監督を退任してからグラウンドを現場を離れていた星野仙一氏だった。キャンプ前のインタビューで鉄拳制裁も辞さず、と言うような事を語っていたようだが、指揮官のイズムがどこまで選手に浸透するか。

  投手陣は、メジャー移籍を目指していた岩隈投手が残り、例年通り田中投手との2枚看板が形成出来るのはチームにとって朗報だった。これに永井投手を加えた「表の3本柱」がどれだけ勝ち星を積み上げられるかに懸かっている。
  問題はこの3人に続く先発投手が出て来るかと言う事と、試合をまとめる中継ぎと抑えが安定した働きを見せる事が出来るかと言う事だろうか。昨シーズン、岩隈、田中、永井の3投手が2ケタの勝ち星を挙げたのに対し、その他の投手はその半分の勝ち星を挙げるのがやっとだった。3投手との勝ち星の差を縮める或いは割って入るような投手が現れないと苦しいだろう。特に北京五輪アジア予選で当時、アマチュアからただ1人選ばれた長谷部投手の事を星野監督も気にかけているはずである。プロに入って伸び悩んでいるが運命の再会を果たし、ブレークする事が出来るか。また中継ぎ、抑えも「勝利の方程式」のような安定した投手リレーの構築が求められる。この辺りは指揮官がどう手腕を発揮するかによるだろうか。


   一方、打撃陣は星野監督が掲げる機動力野球をどれだけ実践出来るか。飛ばないボールと言われている統一球となる今シーズン。聖澤、鉄平選手ら足の速い選手が塁上を賑わし、引っ掻き回す事が出来れば得点シーンも増えるような気がする。そして何といっても日本球界に復帰した経験豊富な松井(稼)、岩村両選手を獲得出来た事は大きい。若い選手が多いチームに様々な面で刺激を与える事になると思われる。これに山崎選手の一発が加われば、他球団にとって怖い打線になるだろう。ただ、新たに加入した両ベテラン選手が怪我した際の代わりの選手の層が薄いのがウィークポイントであるのも事実。ラッキーボーイ的な選手の出現が待たれる所ではある。

  
  北京五輪では思うような成績を残せなかった星野監督。もしかしたら監督業最後の球団が楽天となる可能性もあるだけに期するものはあるだろう。スタートダッシュに成功し波に乗ってチームをAクラス、あわよくばリーグチャンピオンに導く事が出来るか。「燃える男」の手腕に注目したい。











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2011年02月03日

やはりあった「筋書きのあるドラマ」!!  存亡の危機を迎えた「国技」!!  【大相撲 八百長問題】

  昨年起きた大相撲の野球賭博事件で、警視庁が押収した力士の携帯電話から八百長をほのめかすメールが見つかっていた事が分かり、2日各メディアが捜査関係者の話として報じた。これに関して高木文部科学大臣が3日、日本相撲協会から3人が八百長を認めた旨の報告があったと国会で答弁した。関与を認めたのは、十両の千代白鵬、元幕内春日錦の竹縄親方、三段目の恵那司。他にも関与している可能性がある力士がおり、事態は拡大する様相を呈している。





<コメント>
  スポーツは「筋書きのないドラマ」と言われる事がある。しかし大相撲に関しては、昔から噂されていた事ではあるが、やはり取り組みの一部で筋書きがあったと言う事になるだろうか。

  大相撲がスポーツではなく、単なる興行であると認知されていればここまで大きく取り上げられる事もなかっただろう。しかし、数々のドラマを生み(メディアの発達がそうさせたと言えるのかも知れないが)、協会が法人となった今となっては大相撲は「スポーツ」と言う位置付けになってしまい、興行と思ってみている人は少数であろう。(それこそ賭博に関わっている人ぐらいだろうか。)

  今回の件、ガセメールでなく事実だとすると、これだけ克明に証拠が残っていては万が一協会が否定しても誰も信用しない。既に関与を認めている力士もいる。放駒理事長は、過去にはなかった事だと、あくまで突発的に起きた事のように語っていたが、始まって間もない新競技でもなければ、博打が新たな遊興と言う訳でもない。単に今まで目立たなかっただけと見るのが妥当だろう。

   ここ数年不祥事を起こす度に人事を刷新する等して協会は変わる姿勢を見せて来た。しかし毎年このような事が起き、しかも賭博に八百長とダーティーなイメージが付いてしまった今、前から言われているが「内輪」で何とかする事はもはや出来ない所まで来てしまったように思う。

  相撲は単なる興行なのか、それとも公平公正な「スポーツ」なのかで考え方が違うと思うが、もしこれだけ叩かれても、公平公正な相撲道を愛するのならO.Bである幹部は協会での地位を返上し、相撲界を本気で立て直そうとする者に譲るべきである。もしそれも出来ないのならば、一生懸命相撲に取り組んでいる多くの力士もいる中で適切な言い方なのか分からないが、公的な看板を一切捨てて、一格闘団体からやり直し、今までいかにぬるま湯に浸かっていたのかを思い知る以外に再生の道はないと思う。あくまで黒いイメージを完全に排除したければの話だが・・・。





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2011年02月01日

開幕一軍目指して&実りある秋を迎えるべく、「心・技・体」を鍛える日々の始まり!!   【プロ野球 キャンプイン】 

 プロ野球の12球団が1日、沖縄、宮崎両県の各地で3月25日の公式戦開幕へ向けてキャンプインした。
 この内、日本ハムがキャンプを張る沖縄県の名護市営球場には注目の新人斎藤投手を一目見ようと大勢の報道陣やファンが訪れた。また星野監督が就任した楽天は久米島町、昨シーズン日本一の千葉ロッテは石垣市、セ・リーグチャンピオンの中日は北谷町でそれぞれ始動した。

   各球団は約1ヶ月間、沖縄や宮崎などでキャンプを行い3月25日の開幕戦に備える。また、オープン戦は2月19日から始まる。


【各球団キャンプ地】
◎パ・リーグ
・福岡ソフトバンク・・・宮崎県・生目の杜総合運動公園(2月1日〜23日)
・埼玉西武ライオンズ・・宮崎県・南郷町中央公園(2月1日〜24日)
・千葉ロッテマリーンズ・・・沖縄県・石垣市中央運動公園(2月1日〜24日)
・北海道日本ハム・・・ 沖縄県・名護市営球場(2月1日〜25日)
・オリックスバファローズ・・沖縄県・宮古島市民球場(2月1日〜17日)
                (19日〜22日は那覇で練習試合など)
                高知市東部球場(2月24日〜3月3日)
・東北楽天ゴールデンイーグルス・・・沖縄県・久米島野球場(2月1日〜19日)

◎セ・リーグ
・中日ドラゴンズ・・・沖縄県・北谷公園野球場(2月1日〜27日)
・阪神タイガース・・・沖縄県・宜野座村野球場(2月1日〜17日)
             高知県・安芸市営球場(2月19日〜25日)
・読売ジャイアンツ・・宮崎県総合運動公園(2月1日〜19日)
             沖縄県・セルラースタジアム那覇(2月20日〜27日)
・東京ヤクルトスワローズ・・・沖縄県・浦添市民球場(2月1日〜25日)
・広島東洋カープ・・・沖縄県・沖縄市営球場(2月1日〜13日)
             宮崎県・日南市営天福球場(2月15日〜27日)
・横浜ベイスターズ・・沖縄県・宜野湾市立野球場(2月1日〜28日)

<コメント>
  プロ野球選手にとって2月1日は特別な日である。元旦或いは仕事始めの日とも言えるだろうか。その2月1日が今年もやって来た。プロ野球キャンプインの日である。昨シーズン納得行く成績を残す事が出来た選手も、そうでなかった選手も、気持ちを新たにしてこの1年を乗り切る為の「心・技・体」を鍛える約1ヵ月の始まりである。
  
  かつてバブルを謳歌した時代にはグアム等、海外でキャンプを行った球団も存在したが、経済情勢が様変わりした昨今、時代態錯誤とも言える行動を取る球団はなくなり、気候の温暖な沖縄等がメインとなった。
 さて、ここ数年のプロ野球はパ・リーグが話題を提供し注目される傾向にあるが、その流れは今年も変わらないだろう。早稲田大学がら鳴り物入りで日本ハムに入団した斎藤投手や久々にグラウンドに戻って来た、パ・リーグで初めて采配を振るう星野監督、昨年のレギュラーシーズン3位から日本一を勝ち取った千葉ロッテなどその動向に注目が集まる要素が多い。そして楽天の田中投手と斎藤投手がいつ投げ合うのか。2006年の夏の甲子園の再現を願う多くのファンがその日が来るのを待っている。個人的には有望な選手が多くいるこの世代で、先にプロの門を叩き荒波に揉まれている選手(楽天・田中投手、広島・前田投手、巨人・坂本選手など)と、今シーズンプロの門を叩く選手(日ハム斎藤投手、西武大石投手など)がどんな活躍を見せるのか注目したい。それと我が故郷仙台を本拠地とする楽天の活躍も・・・。

  また、今シーズンから従来より飛ばないとされる統一球が導入される。本塁打が減りいわゆる「スモールベースボール」が重要視されるような野球に変わるのか。キャンプやオープン戦を経て2011年のプロ野球がいよいよ始まろうとしている。


「田中世代」か?それとも「斎藤世代」か?









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posted by スポーツ職人201X at 23:12| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(10) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月31日

ズバズバ的中「Captain  Zac」の采配!! アジアを制圧し世界へ針路を取る「Zac号」!! 【サッカー アジアカップ決勝戦】 

   カタールで行われているサッカーのアジアカップは29日(現地時間)、決勝が行われれ日本が延長戦にもつれ込む接戦の末、オーストラリアを下し2大会ぶり4回目の優勝を果たした。

  前半から高さとフィジカルの強さを前面に押し出すオーストラリアのパワープレーに苦しんだ日本だったがこれを何とかしのいで延長戦に。そして相手に疲れが見えた延長後半、長友選手が上げたクロスから途中出場の李選手が強烈なボレーシュートを叩き込み先制すると、その後のオーストラリアの攻撃をかわした。
   一方、終始試合の主導権を握っていたオーストラリアだったが、日本のゴールネットを揺らす事は出来ず、一瞬の判断ミスから失点し初のアジアチャンピオンのタイトルを獲得する事は出来なかった。
  アジアチャンピオンの座を奪還した日本代表は、3月の親善試合を経て7月に行わる南米選手権に招待国として挑む。

【アジアカップ決勝試合結果】
日 本  1−0  オーストラリア
(得点者)
延後3分 李


<コメント>
 苦しみながらも決勝まで勝ち進み、アジアチャンピオンの座が大きく見えて来たザックジャパン。アジアカップ最後の相手は、今大会参加した国の中では最も世界の匂いを漂わせているオーストラリア。この試合も、シンプルではあるが高さを駆使した破壊力ある相手の攻撃に苦しみ、何度もピンチを迎えた。しかしGK川島選手が好セーブを連発してこれをしのぐと、2試合続けてP.K戦かと誰もが思った延長後半に待望の先制ゴールが生まれた。
 この試合のポイントは、諸氏が語っている通り高さのあるDF岩政選手を投入し長友選手のポジションを上げた事だろう。韓国戦の試合終了直前にディフェンスの最終ラインが下がってしまった反省からか、4バックは維持したままディフェンスの壁を高くして、運動量のある長友選手を攻撃的なポジションに上げた事で、オーストラリアはより正確なフィードを供給する事とそれまで以上に左サイドをケアする必要に迫られた。疲れがピークに達するであろう時間帯にこれらをこなすのは、いかにヨーロッパで揉まれた選手が多いと言えども厳しい。事実、李選手がゴールを決めたシーンでオーストラリアのディフェンス陣は人数は揃っていたが、長友選手を気にするあまり彼の側に寄ってしまった。李選手のボレーは素晴らしかったが、一瞬の判断ミスで有利に進めていた試合を失ってしまう事をオーストラリアが教えてくれた、とも言える。

  この大会を通じて登録選手23人の内、ピッチに立ったのは21人。過去の公式戦と比べても多い部類に入ると思うが、特筆すべきは途中出場した選手の多くがゴールを決めた事である。ザッケローニ監督は就任後、縦へボールを運ぶ意識付けは徹底させたがそれ以外は今まで日本がやって来たサッカーをベースにチーム作りを進めて来た。戦術面より目立ったのが頻繁にJリーグの試合を視察する等、選手を探り、そして自ら足を運んで選んだ選手を知り、気遣いを見せるシーンや言動が垣間見えた事。今後はどうか分からないが、今回は控えの選手にもチャンスを与えた。その期待に応えた選手との信頼関係はかなり深まったと思われる。イタリアでは既に過去の人と評された中で就任した日本代表監督。そんな評価を下した人々を見返しもうひと花咲かそうと言う心を持っているであろう同監督の就任は日本にとって、これまでの所は吉と出ているような気がする。

   準備が十分とは言えない中で、開催国とアジアのライバルを撃破しての優勝は価値があると思うが、同時に今大会では守備面を中心に課題も見えた。決勝は無失点だったが、その他の試合では意思疎通の不足から失点するシーンが多々見えた事も忘れてはならない。世界と戦う上ではまだまだ足りない、とコメントしている選手が多くいる事から、アジアを制圧した余韻に浸っている選手はいないだろう。7月には招待されている南米選手権が控えている。現時点で日本が世界のどの位置にいるのかを測るには、そして今回浮き彫りとなった課題がどれだけクリアされているのかを見るにはまたとない機会である。
   世界を見据える選手と目の肥えた地元イタリアの人々を見返す心を持つ指揮官。この後、航路図にどんな足跡を残すのか。世界に針路を取りはじめたザックジャパンに注目して行きたい。














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posted by スポーツ職人201X at 12:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(40) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする