2010年03月02日

広がる競技間格差  今度こそ国は動くのか? 【バンクーバー五輪 まとめ】

  12日から熱戦が繰り広げられてきたバンクーバーオリンピックが幕を閉じ、閉会式に出席していた日本選手団が帰国した。まずはこの半月間、楽しませてくれ感動を与えてくれた全ての選手に感謝したい。

  今回のオリンピックで日本が獲得したメダルの数は銀3、銅2の計5個。他に入賞した種目も増え、金1個に終わった前回のトリノ大会の反省から派遣選手の数を絞った成果はあったと言えるのではないだろうか。(前回同様、選手の数より役員の数が多いのがどうも引っ掛かるのだが…。)特にフィギュアスケートは出場した全選手が入賞を果たし層の厚さを世界に見せ付け、女子スビードスケートも全種目入賞と健闘した。一方、雪上競技は、女子モーグルの上村選手や女子クロスカントリーの石田選手、ジャンプの葛西選手などが入賞したものの全体的には世界との距離の隔たりの大きさを見せ付けられる結果となった。

 日本のウィンタースポーツの多くは競技環境が厳しい。今回好成績を収めた種目は企業やスポンサーの手厚い支援の下、海外の指導者に師事したり海外遠征で各国の有力選手と相対する機会が多い等、恵まれていると言える。一方で、費用を捻出する為に選手自らが奔走しなければならないケースもある。スキークロスの滝沢選手は借金までして費用を捻出したとか…。華やかな舞台に出る一方で、そこまでしないと世界と戦えない現場の大変さが窺い知れる。

  トリノ大会の時はメダルの数が1個と低調な成績だった事もあって、国が率先してスポーツ強化に乗り出すべきと声を発する政治家がいたが、4年経った今も企業頼み、スポンサー頼みの現状は変わっていない。概ね満足行く成績と言う風潮の中で果たして前回と同じような事を主張する政治家はいるだろうか。経済は冷え込み企業スポーツが先細る中で今後、国が動く事はあるのだろうか。メダル獲得の余韻に浸りきっていると、結局何も変わらないまま或いは競技間格差がますます広がる状態で4年後を迎える事になるだろう。
  国会内では、「スポーツ基本法」を提出すべく準備を進めているようだ。昨年、一度提出したものの解散総選挙のあおりを受けてご破算になり、来年の通常国会に再提出すべく準備をすすめているらしい。この法律が施行される事によってどこまで選手が恩恵を受けるのか分からないが、早期の成立を望みたい。

     
  さて、選手の方に目を向けてみると、メダルを獲得しながら悔しさを滲ませたフィギュアスケートの浅田選手やスピードスケートの加藤選手には次のソチ五輪で是非、表彰台のてっぺんに上って欲しいと思う。
他にもスピードスケートの高木選手や男子モーグルの遠藤選手など次の世代を担う若手も出て来た。他国の事を言ってもしょうがないのだが、お隣り韓国のメダリストの殆どが10代後半から20代前半である事を考えるとまだ足りない気がする。この後の4年間で若手がどんどん出て来て経験者を刺激するような環境が整えば、ソチ五輪で更なる活躍が期待出来ると思う。

   今回悔しさを味わい現役を続ける選手、新しい選手が4年後どんな姿を見せるのか。2014年のソチ五輪を楽しみに待ちたい。














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2010年02月28日

それぞれの銀メダル 観戦者に去来する想い  【バンクーバー五輪 女子フィギュアスケート等】 

  フィナーレが近付いて来ているバンクーバーオリンピック16日目。スピードスケートの女子団体追い抜き準決勝でポーランドに勝った日本は続く決勝でドイツと対戦した。小平、穂積、田畑の3選手で金メダル獲得に挑んだ日本は残り1周までリードを保ったものの逆転され惜しくも2位となった。
  また、世界が注目した女子フィギュアスケートのフリーが14日目に行われ、ショートプログラム2位からの逆転を狙った日本の浅田真央選手は2度のトリプルアクセルを成功させたものの、その後のジャンプでミスが続き金メダル獲得はならなかった。優勝はショートプログラム首位だった韓国のキムヨナ選手だった。


【スピードスケート女子団体追い抜き結果】
1位 ドイツ
2位 日 本
3位 ポーランド

【女子フィギュアスケート最終結果】
1位  キム・ヨナ(韓 国) 228.56
2位  浅田 真央(日 本)  205.50
3位  ロシェット(カナダ) 202.64
4位  長洲 未来(アメリカ)190.15
5位  安藤 美姫(日 本)  188.86

8位  鈴木 明子(日 本) 181.44 

<コメント>
    バンクーバーオリンピックも終盤戦を迎えた。まずはスピードスケートの女子団体追い抜きから。
   
  団体追い抜き=パシュート。英語で表記すると「pursuit」となり「追跡」とか「追いかける」と言う意味になる。自転車競技やスキーのクロスカントリーに同じような種目がある。
  そのスピードスケート女子パシュートで日本が銀メダルを獲得した。スピードスケートの女子銀メダル獲得は史上初である。
  初戦で世界ランク1、2位のカナダ、ロシアが敗れ3位の日本にメダル、しかも一番良い色のメダルの可能性が広がった。今朝、Liveで競技の模様を見ていたが(勿論テレビで・・・)決勝のドイツ戦も終始リードを保ち、優勝の2文字が見えてきたと思った所で最後に逆転されてしまい、金メダルがスルリと逃げていった。その差、0.02秒差。ほんの僅かの差で金メダル獲得はならなかったが、3選手は良く頑張ったと思うし個人的な意見であるが、誰が見ても納得の行く銀メダル獲得の様子を見てスッキリした。採点で物議を醸したフィギュアスケートを見た後だけに…。

  その女子フィギュアスケート。平日に行われたのでリアルタイムで見る事は出来ず、主な選手の演技も昨日見た所である。
  
  トリプルアクセル。世界でもこの大技を行える女子選手が少ない中で、理想を追い求めた浅田選手。一方、その理想を捨てその代わり完璧と言う新たな理想を追い求めたキム・ヨナ選手。このオリンピックで追い求めた理想を実現させたと言う意味では、両者とも「勝利者」なのかも知れない。
  しかし非情ではあるが、優劣を付けなければならないのが勝負事である。勝利の女神が微笑んだのは、勝負に徹し完璧を追求した者の方だった。
  上位選手のフリーの演技構成を見て気が付いた事がある。3回転で最も難度が高いトリプルアクセルを跳んだのは浅田選手ただ1人だったが、次に基礎点が高いルッツジャンプを跳ばなかったのも浅田選手だけなのである。しかも殆どの場合、他のジャンプと組合わせているケースが多いので成功すれば基礎点が跳ね上がる。ジャンプに失敗すると厳しく減点される今の採点方式だと最も難度が高い技を敬遠するのは、当然の流れなのかも知れない。プルシェンコ選手はそれこそがフィギュアスケートの技術の後退を意味する、と言うような事を言っていた。それを承知でトリプルアクセルを成功させた浅田選手は立派だと思うが、そこで大きく加点されないと苦しいと言うのも事実である。
  大技を成功させた者が報われるべきか。それとも完璧に演技をこなした者が報われるべきか。タイムレース等と違って、結果に人が介在するスポーツだけに、今の採点方式が正しいのかどうかも含めて難しい問題である。今後どちらに転んでも異論は残るような気がする。それが色んなドラマを生み、オリンピックが行われる度に注目される1つの要素にもなっているのだが…。4年後はどんなフィギュアスケートになっているのだろうか。

   終盤、日本が獲得した2つの銀メダル。見ていて違う感情を持ったそれぞれの銀メダルだった。














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2010年02月24日

今季最高の演技を見せるも… ボンドガールは崩れず   【バンクーバー五輪 女子フィギュアスケート】

  バンクーバーオリンピック12日目。注目の女子フィギュアスケートショートプログラムが行われ、韓国のキムヨナ選手が自身が昨年作った歴代最高得点を更新する78.05点を叩き出しトップに躍り出た。およそ5点差の2位に日本の浅田真央選手、安藤美姫選手が4位、鈴木明子選手が11位でフリーに挑む。

   女子フィギュアスケートフリーは26日(日本時間)に行われる。


【女子フィギュアスケートSP結果】
1位 キム・ヨナ(韓 国)   78.50
2位 浅田真央(日 本)    73.78
3位  ロシェット(カナダ)   71.36
4位 安藤美姫(日 本)    64.76
5位 フラット(アメリカ)    64.64

<コメント>
  バンクーバーオリンピックも終盤戦を迎え、残る競技も少なくなって来た。
  大会12日目のハイライトは何と言ってもオリンピックが開幕する前から世間が注目する女子フィギュアスケートだろう。
  ジュニアの頃からライバル同士だった日韓の女王、浅田真央選手とキム・ヨナ選手が初めてオリンピックの舞台で対決する事もあり、日韓双方のメディアを中心に報道が過熱した。そんな事を記事にしてどうするのか、と言った情報も流れた。
  
  初日のショートプログラム。双方ほぼミスの無い演技を見せ、素人目には甲乙付け難い内容に思われたが、実際にはおよそ5ポイント差開いた。浅田選手の演技も素晴らしかったが、ライバルの高得点を目の前にして、動揺する事無く演技をこなすキム・ヨナ選手のメンタルの強さには恐れ入った。

  ショートプログラムは技術点と演技構成点の合計でポイントが決まるが素人目には分からない演技構成点はさておき、約3ポイント差開いた技術点に着目してみた。

  浅田選手が課題としていたトリプルアクセル(3A)。今回のオリンピックでは見事に成功したが、その後跳んだ2回転トーループ(2T)と合せると基礎点は9.5。(3A単独では8.2点で4回転を除くと基礎点としては最高ポイント。)
  一方のキム・ヨナ選手が冒頭決めた3回転ルッツ+3回転トーループの基礎点は10.00ポイント。難易度が高いと報道されて来た3Aは確かに単独ではポイントが高くなるが、コンビネーションの組み合わせ次第では、それより高い基礎点を得られる可能性もある。ちなみに残り2回のジャンプの構成は共に3回転フリップ とダブルアクセルだったので基礎点は同じ。これに見栄えなどで評価される加算点が加わり、ジャンプだけで2.9点差付いた。大技のトリプルアクセルではなく、他の要素で手堅くポイントを稼ぐしたたかさが、キム・ヨナ陣営にはあったと言えるだろうか。勿論、演技全体に自信があってこそだとは思うが…。
  キム・ヨナ選手のコーチであるブライアン・オーサー氏はカナダ出身。一方の浅田選手のコーチであるタラソワ氏はロシア人。北米、ロシアとの間で巻き起こった「4回転論争」を思い出す。

  さて次のフリーで勝負が決まる。最近のオリンピックで、ショートプログラムから逃げ切った例は少ない。前回の荒川選手もショートプログラム3位からの逆転だったし、その前のソルトレイク五輪もそうだった。今回は果たしてどうなるだろうか。キム・ヨナ選手の精神力がこのジンクスを打ち破るのか。それとも浅田選手が再び3回転半のジャンプを成功させて逆転するか。決着の時が近付いて来ている。











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2010年02月22日

クリスタル危うし!! 輝きは戻るのか?   【バンクーバー五輪  10日目の主な結果】

   バンクーバーオリンピックの10日目となる22日(日本時間)も各競技で熱戦が繰り広げられた。
  この内、スピードスケートの女子1500mでは、小平選手が1000mに続き5位入賞を果たした。
  また、カーリング女子で2試合を行った日本(チーム青森)は、初戦のロシアには勝ったものの続くドイツ戦で敗れ通算成績を3勝3敗とした。
  バンクーバーオリンピック11日目は、スキージャンプの団体やカーリング女子の日本×スイスなどの競技が行われる。

◎主な競技の結果
【スピードスケート女子1500m】
1位  イレイン・ブスト(オランダ)    1分56秒89
2位  クリスティナ・グローブス(カナダ) 1分57秒14
3位  マルティナ・サブリコバ (チェコ) 1分57秒96

5位  小平奈緒 (日 本)         1分58秒20

19位田畑真紀、23位高木美帆、26位吉井小百合





【女子カーリング1次予選】
日 本  12−9  ロシア
日 本   6−7  ドイツ

◆1次リーグ順位
1位  カナダ    5勝1敗
1位  スウェーデン 5勝1敗
3位  中 国    5勝2敗
4位  日 本    3勝3敗
4位  スイス    3勝3敗
6位  英 国    3勝4敗
6位  ドイツ    3勝4敗
8位  デンマーク  2勝5敗
8位  ロシア    2勝5敗
8位  米 国    2勝5敗



<コメント>
  12日に開幕したバンクーバーオリンピックは後半戦に突入した。
 
  野球で言うダブルヘッダーとなったカーリング女子の日本代表。最初の試合となるロシア戦では前半の6点差を布陣を変えた後半に跳ね返し劇的な勝利を収め勢いに乗るかと思われたが、2試合目のドイツ戦に敗れ痛い3敗目を喫し、準決勝進出に向けて後がなくなった。ドイツ戦も相手に先手を許す苦しい展開を強いられ1点差まで詰め寄ったが、イギリス戦やロシア戦で飛び出したミラクルショットは出なかった。

  順位を見ると4つの枠の内、カナダ、スウェーデン、中国はほぼ決まりだろうか。3敗している日本、スイスとその後に続くイギリス、ドイツの間で最後のイスを争うと見られる。現在、準決勝進出圏内にはいるが、スイス、スウェーデンと強敵を残しており有利な状況とは言えない。とにかく次戦のスイス戦は絶対に落とせない戦いとなる。勝った試合のように逆境を跳ね返す事が出来るか。それともクリスタルは輝きを取り戻す事なくバンクーバーから消えてしまうのか。カー娘にとって最大の正念場を迎えようとしている。

<大会11日目の見所>
  スキーのジャンプ団体は3大会ぶりのメダルを狙う。並み居るヨーロッパの強豪に割って入るには、個人ラージヒルの2本目に良いジャンプを見せた伊東選手、葛西選手が好調を維持する事が絶対の条件となる。この大会に入って精彩を欠いている竹内選手、栃本選手が2人に続くジャンプをすればメダルも見えてくるだろう。
  カーリングは最大のヤマ場となるスイス戦を迎える。この大会相手に先手を許す試合が多い日本だが、自分達で試合をコントロールし格上のスイスの焦りを誘って勝機を見出したい所だ。









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2010年02月21日

【速 報】バンクーバー五輪  スキージャンプラージヒル決勝情報

   バンクーバーオリンピックのスキージャンプラージヒル決勝が20日(現地時間)行われ、1回目121・5mで21位だった葛西紀明選手が2回目に135mの大ジャンプを飛び8位に順位を上げ入賞を果たした。伊東大貴選手は1回目117m、2回目128・5mで20位だった。竹内、栃本選手は1回目の上位30位に入る事が出来ず、2回目に進む事が出来なかった。
  優勝はスイスのシモン・アマン選手で、ノーマルヒルとの2冠を達成。1回目144m、2回目も138mを飛び圧倒的な強さを見せ付けた。2位はポーランドのアダム・マリシュ選手が入り、1、2位はノーマルヒルと同じ結果となった。 






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2010年02月20日

「ガラスのエース」から「不屈のエース」へ&4回転論争決着?  【バンクーバー五輪 男子フィギュアスケート等】

バンクーバー五輪のフィギュアスケート男子フリーが19日(現地時間)行われ、日本の高橋大輔選手がショートプログラム3位の座を死守し、銅メダルを獲得した。この種目の日本人選手メダル獲得は史上初。
  優勝したのはショートプログラム2位から逆転したライサチェク選手 (アメリカ)。ショートプログラムトップで連覇を目指したプルシェンコ選手(ロシア)は、4回転ジャンプを成功させたもののその後のジャンプで乱れ小差の2位に終わった。  
  この他、ショートプログラム4位だった織田信成選手はフリーの演技中に靴紐が切れるアクシデントがあり7位、もう1人の代表小塚崇彦選手も8位と日本の代表選手全てが入賞を果たした。

  この他の種目では、スピードスケート女子1000mで小平選手が5位入賞を果たした。この種目でメダルの期待が懸かった吉井選手は15位、注目された中学生、高木選手は35位、ベテランの岡崎選手は34位に終わった。
 
  カーリング女子で、カナダと中国に連敗し負けが先行した日本(チーム青森)は、イギリスと対戦し11−4で勝利を収め2勝2敗と星を五分に戻した。
  
【男子フィギュアスケート最終成績(上位)】
1位 ライサチェク(アメリカ)   257.67
2位 プルシェンコ(ロシア)    256.36
3位 高橋 大輔(日 本)     247.23
4位 ランビエル(スイス)     246.72
5位 チャン(カナダ)       241.42

<コメント>
  普段、昼間は仕事でテレビを見る暇が無い小生にとってオリンピック期間中、Liveで競技を見る事が出来るのは今日、明日と来週の土、日ぐらい。結果を知ってから見るのも良いが、やはりその時にならないと結果が分からないドキドキ感もまた良い。
  午前中はアルペンの滑降やS大回転、午後はカーリングをテレビで見た。個人的には採点競技よりも単純にタイムで決まるスキーやスピードスケート等の方が単純明快で好きである。やはりスキーの滑降やスーパー大回転は迫力がある。この競技に日本人選手が出場していないのが残念だ。過去には川端絵美選手が出場した高速系レース。日本の選手の姿を見たいものだが…。
  それとカーリングは初めて最初から最後まで見たが、なかなか面白いスポーツだと思った。石をどこに置きその為にその程度の強さで投げるのかと言う状況判断やそこに投げられるメンタルの強さが問われ、エンドごとに痺れるスポーツである事が分かった。チーム青森はイギリスに勝って大きな1勝を上げた。この後も強豪チームとの対戦が控えているが上位4チームに食い込んで欲しい。

   さて、少し日は経ったが高橋大輔選手が見事銅メダルを獲得した男子フィギュアスケート。前回、4回転ジャンプの成否が勝敗を分けると書いたが、優勝したのはリスクを避けて、その他の技術や演技の精度を追求したライサチェク選手だった。ポイントを稼げる技を回避しても優勝出来る事を証明した事は、高橋選手の後に続く日本人選手に上位進出が出来るヒントを与えた事になるだろう。もちろん、この先新たな技が確立されれば別の話だが…。
   一方、その技を駆使しトリノ五輪に続く連覇を目指したプルシェンコ選手は4回転ジャンプを成功させたもののその後のトリプルアクセルで軸がぶれた事が影響し逆転を許した。技術では世界トップクラスの技を持つプルシェンコ選手だが技術点の差がそのまま結果となって表れたのは何とも皮肉な事である。
  演技前、「フリーはジャンプコンテストではない。」と語ったライサチェク選手。一方、「4回転ジャンプを跳ばなければただのアイスダンスと同じだ。」と語ったプルシェンコ選手。互いに挑発した4回転論争は、ひとまずライサチェク選手に軍配が上がった。
  
  そして上の2選手には及ばなかったものの、見事銅メダルを獲得した高橋選手。かつて「ガラスのハート」と呼ばれ精神面の弱さを指摘され続けてきた同選手だが、大怪我と想像を絶するリハビリを乗り越えてのメダル獲得は賞賛に値する。フリー冒頭での4回転ジャンプは失敗したが、その後はその失敗を感じさせない演技を見せ、フリーでの演技点は最高得点をマークした。そこに「ガラスのハート」と呼ばれた姿はどこにも無かった。
  7位の織田選手。8位の小塚選手も健闘した。特に4回転ジャンプを成功させた小塚選手は4年後のエースとして期待出来る。織田選手もこのままでは終われないだろう。この悔しさを次の大会で晴らして欲しいと思う。
  バンクーバー五輪は早くも前半戦を終了した。この後の選手の活躍に期待したい。
















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2010年02月17日

再びダブルメダル獲得のチャンス到来&お隣の国の勢いが止まらない!!  【バンクーバー五輪 5日目の主な結果】

バンクーバー五輪5日目。今日も各競技で熱戦が繰り広げられた。4日目で待望のメダル獲得となった日本勢の2日続けてのメダル獲得はならなかった。5日目に行われた主な競技の結果は以下の通り。


◎5日目の主な競技の結果

【恐るべし韓国の勢い!!男子に続いて女子も金メダル!!】
○スピードスケート女子500m
1位 イ・サンファ(韓 国)     1分16秒09
2位 ジェニー ウォルフ(ドイツ) 1分16秒14
3位 王北星(中 国)        1分16秒63

 5位吉井小百合、12位小平奈緒、14位新谷志保美、16位岡崎朋美

<コメント>
  スピードスケートの女子500mは韓国のイ・サンファ選手がこの種目第1人者のジェニー ウォルフ選手を下した。500mは男女6つのメダルの内、5つをアジア勢が獲得した。
  韓国はスピードスケートで3つ目のメダル獲得。また500mで男子に続き女子も金メダル獲得と勢いが止まらない。この後、どこまでメダルの数を伸ばすのだろうか。
  男子500mに続くメダル獲得が期待された日本勢だったが、今シーズンW杯で上位争いをしている3強の壁は厚く、メダル争いに割って入る事は出来なかった。その中で元々1000mが得意な吉井選手の5位入賞は健闘したと言って良いだろう。次に繋げて欲しいと思う。





【メダル獲得へ好位置!! カギを握るのは大技の成否か?】
○フィギュアスケート男子 SP
1位  プルシェンコ(ロシア) 90.85
2位  ライサチェク(米 国) 90.30
3位  高橋大輔(日 本)   90.25
4位  織田信成(日 本)   84.85
5位  ランビエル(スイス)  84.63

8位 小塚崇彦(日 本)    79.59

<コメント>
  怪我から復活した日本のエース、高橋選手がほぼノーミスの演技を見せ自己最高得点を叩き出しSP3位と上々の滑り出しを見せた。首位プルシェンコと0・60、2位ライサチェクとは僅か0.05の差。金メダルも狙える位置でフリーの演技に臨む。織田選手は少し離されての4位だが逆転の可能性は十分ある。だろう。
  そのフリーでカギを握りそうなのが4回転ジャンプの成否。プルシェンコ、高橋、織田の各選手は挑戦する事を明言し、ライサチェク選手は回避する可能性を示唆している。メダル争いに向けて既に駆け引きが始まっている。





【ミクロの争いを制し好スタート!!どこまで行けるか?「カー娘」】
○女子カーリング予選
日 本(1勝) 9−7 米 国(1敗)

<コメント>
  10カ国が総当りのリーグ戦を行い上位4カ国が準決勝に進むカーリング。初戦アメリカと対戦した日本(チーム青森)は序盤リードを許す苦しい展開だったが終盤追い付き、最後のエンドで僅かに日本のストーンが中央に位置すると言う「ミクロの争い」を制し初戦をモノにした。悲願のメダル獲得へ勢いのつく勝ち方で好スタートを切った「カー娘」。次戦は世界ランク1位のカナダが相手である。





◎6日目の見どころ
  スピードスケート男子1000mに500mの銀メダリスト長島選手が登場する。果たして2個目のメダル獲得なるか。そして、大会前に世間を騒がせた国母選手が出場するスノーボード男子ハーフパイプ予選も行われる。カーリング女子は世界ランク1位カナダとの対戦が控える。








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2010年02月16日

お家芸復活!! トリノでの借りを返した「2枚看板」  【バンクーバー五輪 スピードスケート男子500m】

  バンクーバー五輪は4日目を迎え、日本期待のスピードスケート男子500mなどが行われた。
  スピードスケート男子500mに出場した日本の4選手の内、2枚看板の加藤、長島両選手が1回目でメダル射程圏内の3位、6位に付けると、2回目で長島選手が全体のトップとなる34秒87の好タイムを叩き出すと、最終組の加藤選手も35秒07にまとめ、長島選手が2位、加藤選手が3位に入り、日本にとってこの種目2大会ぶりのメダル獲得となった。この種目の複数メダル獲得は1992年アルベールビル五輪の黒岩、井上選手の銀メダル、銅メダル以来。
  優勝したのは韓国のモ・テボン選手。4位も韓国のイ・ガンソク選手が入るなどアジア勢が上位を独占する結果となった。  
  
【スピードスケート男子500m結果】
1位 モ・テボン(韓 国)       1分09秒82
2位 長島圭一郎(日 本)      1分09秒98
3位 加藤 条治(日 本)       1分10秒01
4位 イ・ガンソク(韓 国)      1分10秒041
5位 ミカ ポウタラ(フィンランド)   1分10秒044

<コメント>
  バンクーバー五輪も4日目。期待されたスピードスケート男子500mで日本の長島選手が銀メダル、加藤選手が銅メダルを獲得しスピードスケートで2大会ぶりのメダル獲得を果たし、お家芸復活を印象付けた。
  戦前から混戦が予想されたこの種目。寸分の狂いも許されないコンマ数秒の争い。各選手が神経を尖らせるこのレースのピリピリとしたムードに輪を掛けたのが、製氷機故障と言うアクシデント。しかし日本の2枚看板は動じる事無く、それぞれ持ち味を発揮した。一方、今シーズンW杯ポイントで上位を占める韓国の2枚看板、イ・ガンソク、イ・ギュヒョクの両選手は待たされた事が影響したのか、精彩を欠いてメダル争いから後退した。
  
  長島、加藤両選手ともトリノ五輪で思うような結果を残せなかった。特に加藤選手には大きな期待が寄せられメダルの期待が大きかっただけに相当悔しい思いをしただろう。あれから4年。所属先が同じ2人は互いに切磋琢磨しトリノでの借りをバンクーバーで返した。惜しくも表彰台の一番高い所に上がる事は出来なかったが、見事なメダル獲得である。
  
  日本のエースがメダルを獲得した一方で、ライバル韓国のエースは精彩を欠いた。しかし終わってみれば「第3の男」モ・テボン選手が金メダルをさらって行った。この大会韓国は、アジア選手が不得手としている長距離でもメダルを獲得しており、改めて進境著しい所を見せ付けた事も見逃してはならない。今後、日本を脅かす或いは越える可能性を秘めている。

  バンクーバー五輪は4日目が終わった。これまで様々な競技で日本人選手が活躍しているが、個人的にはノルディック複合の小林選手、今日のスピードスケートの長島選手がレース後に口にしたフレーズが印象に残った。「勝負に出る為に攻めて行った。」と言うフレーズ。某代表監督に聞かせたい言葉である。








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2010年02月13日

【速 報】バンクーバー五輪  ジャンプノーマルヒル予選情報

  バンクーバーオリンピックのスキージャンプノーマルヒルの予選が12日行われ、日本から出場している竹内、栃本、葛西、伊東の4選手全てが予選を通過し、明日の決勝にコマを進めた。

  予選には世界各国の代表の内、予選を免除された10選手を除く51選手が参加して行われた。上位40選手が決勝に進む。
  日本の選手は伊東選手が4位、葛西選手が6位、竹内選手が33位、栃本選手が39位で予選を通過した。


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2010年02月10日

開幕まであと少し!! 勝利の女神は誰に微笑むのか? 〜その3〜  【バンクーバー五輪 スキージャンプなど展望】

  4年に1度のウインタースポーツの祭典、冬季オリンピック(バンクーバー五輪)の開幕が目前に迫って来た。選手村には各国の選手団が続々と入村し、本番ムードが高まって来ている。

  バンクーバー五輪競技の展望や見所を紹介する特集の最終回。今回は、悲願のメダル獲りに挑むモーグル、スキージャンプなどを紹介したいと思う。

【飛行隊復活&悲願のメダルを阻む難敵ゾロゾロ・・・】 
  まずは開会式に先立ちノーマルヒル予選が行われるノルディックスキージャンプから。
  長野五輪以来、悲願のメダル奪取を目指す日の丸飛行隊。大ベテラン葛西選手、伊東選手などが世界の強者に挑むが、その壁はかなり高いのが現状だろう。オーストリアのグレゴア・シュリーレンツァウアー選手、スイスのシモン・アマン選手や他にも数多いるヨーロッパ勢の有力選手にどう立ち向かうか。劣勢が予想される個人戦よりもむしろ団体戦の方が上位進出或いはメダルの可能性があると思うが…。

 続いてはフリースタイルスキーモーグル女子。フィギュアスケートの浅田選手と並んでメダルの期待が大きい上村選手。今シーズン採点基準が変わった事もあってか、W杯では優勝がなく予選落ちも経験するなど安定さを欠いているのが気になる所。反対に今シーズン安定した成績を残しているハイル選手等、上位争いをするであろう北米勢相手に悲願のメダル獲得に向けてどんな滑りを見せるのか。
  また、全盛期の勢いはないものの、オリンピックになると強さを発揮する里谷選手の滑りにも注目したい。
  それと、この競技のポイントとなりそうなのが、コースの造りと雪質である。雪不足の影響で近隣の雪をかき集めて作られた急造コースである。公式練習で滑った選手の多くは、雪質やコブの作りが普段と違うとコメントいているようだ。他国の代表選手とだけでなく、こうした様々な条件も克服しなければならない。自然の条件なども厭わないタフな精神力を持った者に勝利の女神は微笑むだろう。(他の競技でも言える事だが)
 上村選手は出場した過去3回の大会は、後一歩の所でメダルに届かず悔しい思いをしただろう。恐らく日本人メダル第1号となる可能性がある今回こそ何とか表彰台に上がり、日本に弾みつけて欲しい。

  この他では昨シーズン世界選手権の団体戦を制し、久々のメダル獲得の期待が懸かる男子複合団体や女子カーリングなども見逃せない。

この週末からいよいよ始まるウインタースポーツの祭典。メダルを獲る事も大事だが、日本の選手が悔いのないよう、ベストパフォーマンスを発揮して感動を与えてくれる事を期待したい。














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posted by スポーツ職人201X at 22:52| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月08日

開幕まであと少し!! 勝利の女神は誰に微笑むのか? 〜その2〜  【バンクーバー五輪 スピードスケート】

  12日(現地時間)に開会式を迎え、熱戦の火蓋が切られるバンクーバー五輪がいよいよ目前に迫って来た。雪不足で競技運営を危ぶむ声もあるが、殆どの選手が現地に入り調整も仕上げの段階に入っている。

  前回はフィギュアスケートの見所などについて書いたが、今回はスピードスケートの展望や見所について書きたいと思う。

【「お家芸」復権に向けて・・・強敵多く混戦必至か?】 
  経験豊富なベテランから突如現れたスーパー中学生まで、バラエティーに富んだメンバー構成となったスピードスケートの代表。短距離を中心に1984年のサラエボ大会から獲り続けて来たメダルも前回のトリノ五輪は、メダルなしに終わった。失った誇りを取り戻すべく、バンクーバー大会でメダル獲りに挑む。

  まずは短距離陣。男子は前回大会も出場した加藤、長島、及川選手が控える。何れの選手もトリノでは悔しい思いをいている事から期するものがあるだろう。その前に立ちはだかるのは今シーズン、W杯ポイントで上位を占めた韓国の2選手だろうか。ショートトラックでは各大会で強さを見せ付けているが、ダブルトラックでも虎視眈々とワンツーフィニッシュを狙っている。他には1000mなど複数の種目でメダルを狙うアメリカのデービス選手等が優勝争いに加わるだろうか。実績の加藤、長島、現地に入って好調な及川がどこまで食い込めるか。他には、これが最後のオリンピックになると見られる地元カナダのウォーザースプーンの滑りに注目したい。過去、数々のタイトルを獲得するもオリンピックでは金メダルに届かない同選手だが、最後を飾る事が出来るか。
  女子は、トリノ五輪経験者の吉井選手、昨年の全日本距離別選手権で3種目を制した小平選手にメダルの期待が懸かるが、ドイツのジェニー・ウォルフ選手や中国の王選手、韓国の李選手など今シーズンのW杯で上位を占めた選手が強力なだけにどこまで割って入る事が出来るか。

  男子も女子も他国に有力な選手が多く厳しい戦いを強いられると思うが、スタートからゴールまで寸分の狂いも許されないスプリント戦。思わぬ伏兵が登場し、あっと驚く結果になる可能性もある。果たしてどんな展開になるだろうか。

 一方の中・長距離はヨーロッパ勢が強く、日本勢は苦戦するだろう。W杯女子3,000mのポイントで上位に食い込んだ穂積選手がどこまで迫れるか。また、カナダでも注目を集めている「スーパー中学生」高木選手の滑りにも注目したい。
  その他では上にも書いたアメリカのデービス選手が5種目の出場権を持っているが、1980年のレークプラシッドオリンピックで完全制覇した同国の英雄、エリック・ハイデン選手の再来なるか注目される。












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posted by スポーツ職人201X at 22:44| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月27日

開幕まであと少し!! 勝利の女神は誰に微笑むのか? 〜その1〜  【バンクーバー五輪 フィギュアスケート】

  来月の12日からカナダのバンクーバーで行われる第21回オリンピック冬季大会(バンクーバー五輪)が、目前に迫ってきた。既に日本選手団の結団式が18日に行われ、現地に入って調整を続けている選手や国内で最後の調整を行い現地入りする選手等、その動向がニュースで伝えられ、4年に1度のウインタースポーツの祭典に向けていよいよ本番モードに突入しようとしている。

  そこで今日から何回かに分けて、メダルの期待が懸かる競技を中心に展望や見所について書きたいと思う。1回目の今回はフィギュアスケート。

【女王対決、いよいよ決着の時だが…】 
  今回のオリンピックで最もメダルの期待が高いと思われる女子フィギュアスケート。前回のトリノ五輪では、大会の最後の最後で荒川選手が金メダルを獲得し、それまでメダルを獲得出来なかった日本の沈滞ムードを吹き飛ばした。
  今回は浅田選手に大きな期待が懸かるが、その前に大きく立ちはだかる韓国のキム・ヨナ選手の壁を乗り越えなければならない。
  昨シーズンからジャンプの精彩を欠いているが、今シーズン序盤で出場したグランプリシリーズでもその課題を露呈し、ファイナルまで進む事は出来なかった。その後は国内で調整し、全日本選手権では復調を感じさせる滑りを見せて代表のキップを手にした。
  そしてキム・ヨナ選手など一線級が出場していない四大陸選手権で存在感をアピールしたい所だったが、初日のショートプログラムでジャンプのミスが響き3位と出遅れた。タラソワコーチが体調の問題で帯同出来ない等、不安要素を抱えたまま本番を迎える事になりそうだ。
  前回大会、今の浅田選手のような立場でプレッシャーに押し潰された安藤選手は今シーズンのグランプリシリーズで安定した成績を残した。トリノで味わったであろう悔しさを晴らす舞台は整ったと言える今回。4年前の忘れ物を獲得する事は出来るだろうか。

  この他米国代表となった長洲選手や、シングルではないがロシア国籍を取得し、ロシア代表として出場する川口選手がどんな演技を見せるか注目したい。


【外国勢に挑む日本勢!!一角を崩して表彰台に…】
  グランプリファイナルにも出場したエバン・ライザチェク選手を始めとするアメリカ勢、久々にリンクに戻って来たロシアのプルシェンコ選手を相手に大怪我から復帰した高橋大輔、織田信成選手などの日本勢がどんな演技を見せるかに注目が集まる。
  また、アルベールビル、リレハンメル五輪でフィギュアスケート日本代表だった佐藤有香氏は、全米選手権で優勝したジェレミー・アボット選手のコーチ。一方、その父信夫氏は、小塚選手のコーチ。日米を挟んでの親子対決となる。














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posted by スポーツ職人201X at 23:32| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする