2010年05月09日

春のマイルはダービーへの登竜門か?「変則2冠馬」目指していざ…!!【競馬  第15回NHKマイルカップ予想】

  競馬の第15回NHKマイルカップが9日、東京競馬場芝1,600mで行われる。
  変則2冠馬と言う言葉が定着しつつある競馬界。今年もこのレースをステップに日本ダービーを目指す馬が何頭かいるようだが、果たして「正統派2冠」を目指すウィクトワールピサに挑戦状を叩きつける馬は現れるのか。発走は15時40分。 

【本紙予想】
  15回目を迎えるNHKマイルカップ。創設当時、ダービー出走できなかった3歳の外国産馬がこのレースを最大目標とし、ダービーが外国産馬に門戸を開いてからは、3歳マイル王を決めるレースと位置付けられたこのレース。しかし、キングカメハメハやディープスカイなど、このレースとダービーを制する、いわゆる「変則2冠馬」の登場により日本ダービーのステップレースに様相を変えようとしている。
  今回もダノンシャンティやサンライズプリンス等、この後ダービーを目指そうとしている馬が有力な候補となっているが、人気通り決着するのか。それとも・・・・。そこで本紙予想。


◎(本 命)7枠13番 ダノンシャンティ
  前走の毎日杯で上がり3F33秒の強烈な決め脚を見せ付けたダノンシャンティ。その前の共同通信杯でも同じような豪脚で見せており決め手勝負なら最上位と言えるだろう。また、皐月賞出走組や昨日プリンシパルSを制したルーラーシップなど実績馬に先着した事実は無視出来ない。距離がやや短い感もあるが、直線の長い東京コースなら問題は無いだろう。直近の変則2冠馬、ディープスカイは毎日杯、マイルカップを制し一気にダービー馬まで上りつめた。同じ道を歩む事が出来るか。

○(対 抗)6枠11番 エイシンアポロン
  前走の皐月賞では人気になりながら見せ場無く敗れたエイシンアポロン。しかし、朝日杯FSで2着に入るなどそれまでの実績を考えると見限るのは早計な気がする。距離短縮で改めて見直したい。

×(注 意)2枠4番 サンライズプリンス
  前走のレース内容を見るとダノンシャンティと同等の能力を持っていると言えるサンライズプリンス。今回、相手が強化された事や東京コース初経験と言う事を考慮し評価を下げたが、中心の一頭である事は間違いないだろう。


▲(単 穴)2枠3番 リルダヴァル
  早くからクラシック候補に名を連ねていたリルダヴァル。骨折明け後の2走は物足りない走りだったが、皐月賞は福永騎手の「次につながる内容だった。」のコメント通り、道悪ながら踏ん張って6着に食い込んだ。今日の馬場は恐らく良馬場。そろそろ素質が開花しそうな予感がする。

  その他△(連下)としては、勝ち切れないものの相手なりに堅実に走る1枠1番ダイワバーバリアン、前残りの展開なら出番がありそうな1枠2番コスモセンサー、マイルで実績のある7枠15番ガルボまで挙げておきたい。

 まとめると

◎7枠13番 ダノンシャンティ
○6枠11番 エイシンアポロン
×2枠 4番 サンライズプリンス
▲2枠 3番 リルダヴァル
△1枠 1番 ダイワバーバリアン
△1枠 2番 コスモセンサー
△7枠15番 ガルボ


  馬券は馬連で◎から○×▲△への流し馬券。1−13、2−13、3−13、4−13、11−13、13−15の6点。



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2010年05月03日

混戦の天皇賞に断!! 連覇の夢を打ち砕いたジャガーの強襲!!  【競馬 第141回天皇賞結果】

   競馬の第141回天皇賞(春)が2日、京都競馬場芝3,200mで行われ、2番人気のジャガーメイルがゴール前で連覇を狙うマイネルキッツをかわして優勝した。ジャガーメイルは初重賞制覇がGTタイトル獲得となった。また騎乗したウィリアムズは外国人騎手としてこのレース初制覇。管理する堀調教師は高松宮記念のキンシャサノキセキに続くGT2勝目となった。2着には連覇を狙った4番人気のマイネルキッツが入り、関東馬のワン・ツーとなった。
  一方、1番人気に支持された良血馬、フォゲッタブルは坂の下りで伸びを欠き6着に敗れた。


【第141回天皇賞競走成績】
1着  ▲ジャガーメイル   ウィリアムズ  3分15秒
2着  ◎マイネルキッツ   松岡正海
3着   メイショウドンタク 武幸四郎
4着   ナムラクレセント  小牧太 
5着   エアジパング    岩田康誠

<コメント>
  本命馬不在で混戦が予想された天皇賞を制したのは、これまで重賞タイトルに手が届きそうで届かなかったジャガーメイルだった。導いたのはオーストラリアの名手、ウイリアムズ騎手。共に初のGTタイトル獲得となった。
  GTレースにしてはメンバーが地味と見る向きもあるだろうが、見応えのある内容だった。そのレースで見せ場を作ったのが、本紙が本命に推したマイネルキッツだった。後方から差す競馬が身上の同馬だが、外枠となったからだろうか、松岡騎手は思い切った先行策を取った。ペースが落ち着いた事もあり、最後も前が止まらないレース展開となって結果的には功を奏した。唯一のG1タイトルホース。最後の直線で先頭に立ち後続を突き放す王者の走りで連覇は目の前に見えかかったが、後ろから、上がり3F33秒台の鬼脚で強襲したジャガーメイルに屈した。レース後、管理する国枝調教師は「小鹿(キッツ)が虎に食べられたね。」とコメントしていたが、まさに獲物を捕らえんばかりの勢いで迫るジャガーメイルの勢いから逃れる事が出来なかったと言えるだろうか。
  一方のジャガーメイルは、前走の京都記念でドリームジャーニーに先着し、ドバイで素晴らしい走りを見せたブエナビスタにも善戦したことが評価されて人気を集めたが、その好走がフロックではない事を証明した。

  この両馬。この後は宝塚記念或いはオーストラリアで行われるメルボルンCを目指すとの事。(マイネルキッツは宝塚記念はパスするようだが…。)この後、どんな走りを見せるのか楽しみである。


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2010年05月01日

本命不在で混戦必至!! 「3分間ドラマ」春のマラソンレースの結末は…?【競馬 第141回天皇賞予想】

  競馬の第141回天皇賞(春)が2日、京都競馬場芝3,200mで行われる。
  GTホースが1頭と例年に比べて小粒なメンバー構成となった今年の天皇賞(春)。昨年このレースを制した唯一のGTホース、マイネルキッツが連覇を果たすのか。或いはエアグルーヴの仔、フォゲッタブルが素質を開花させるのか。それとも他馬が、これらに割って入るのか。春のマラソンレースは2日、15時40分。幕が開かれる。


【本紙予想】  
  例年、春の天皇賞には前年のクラシックレースを制した馬、或いは上位を賑わせた馬が出走すると言うイメージがある。しかし、レベルが高いと言われた昨年のクラシックホースはハイレベルな戦いを強いられた反動からなのか、既にターフを去ったか又は長期休養を余儀なくされており、このレースには1頭もコマを進める事が出来ず、菊花賞2着で、素質開花のきっかけを作ったフォゲッタブルだけが淀の大舞台に姿を見せた。果たして素質を開花させる事が出来るか。そこで、本紙予想。


◎(本 命)8枠16番マイネルキッツ
  昨年、人気薄でこのレースを制しアッと驚かせた同馬。その後、目立った成績を残す事が出来ず、「一世一代の大駆け」だったのかと思ったが、休養明けとなった前走の日経賞では59キロを背負いながら結果を残し、復調を感じさせた。早めの栗東入厩で調整も万全で、唯一のGTホースと格も他馬より1枚上である事を考慮し、本命に推したい。不安材料は昨年と正反対の外枠をどうこなすかぐらいか。

○(対 抗)3枠6番トウカイトリック
  前走の阪神大賞典を制した同馬。これまでGTでは脇を固める役回りが多かったが、3000m以上で実績を残しており小粒なメンバー構成の今回なら阪神大賞典の再現もあり得る。昨年のGTレースでは高齢馬の活躍が見られた。今回はこの馬の出番か。

×(注 意)2枠3番フォゲッタブル
  菊花賞でブレークした良血馬である。以降の活躍を見れば本命に推しても良いくらいで、前日オッズ1番人気となるのも頷ける。内枠を引き当てたのも好材料。しかし、予定通りとは言え前走から間隔が開いている事や中間の調教で少しモタついた事を考慮すると果たして人気通り走る事が出来るかどうか。実力は認めつつも、今回は敢えて評価を下げた。ただ武豊騎手の「代打」騎手が活躍すると言うのは「ジンクス」になりそうなな気がして・・・。

▲(単 穴)6枠12番ジャガーメイル
  昨年の天皇賞(春)で5着と健闘した同馬。前走の京都記念でブエナビスタに善戦、ドリームジャーニーに先着しての2着。香港遠征からぶっつけで挑んだ昨年よりもローテーションに余裕があり、このメンバーなら上位争いに加わる可能性が高い。京都未経験の騎手がどう乗りこなすかがポイントだろうか。

  その他△(連下)としては、ステップレースで好走した7枠の3頭13番ジャミール、14番メイショウベルーガ、15番エアシェイディを挙げておきたい。


 まとめると

◎8枠16番 マイネルキッツ
○3枠 6番 トウカイトリック
×2枠 3番 フォゲッタブル
▲6枠12番 ジャガーメイル
△7枠13番 ジャミール
△7枠14番 メイショウベルーガ
△7枠15番 エアシェイディ


  馬券は馬連で◎から○×▲△へと流す。3−16、6−16、12−16、13−16、14−16、15−16の6点。








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posted by スポーツ職人201X at 18:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(38) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月19日

一冬越して立場逆転!! その時名手は何思う?  【競馬 第70回皐月賞結果】

  3冠クラシックロード第1弾、競馬の第70回皐月賞が18日、中山競馬場芝2,000mで行われ、最後の直線で内側を鋭く突いたヴィクトワールピサが1番人気に応え優勝、2010年牡馬クラシック最初のタイトルを獲得した。怪我で療養中の武豊騎手に代わって騎乗した岩田騎手は昨年のアンライバルドに続く皐月賞連覇。ネオユニヴァース産駒もこのレース2連覇。またこの馬を管理する角居調教師は、牡馬クラシックレース3冠を達成した。
  一方の2歳王者、ローズキングタムが最後の直線で伸びを欠き4着に敗れ、ダービーの優先出走権を確保するのがやっとだった。

  牡馬クラシック第2弾、東京優駿(日本ダービー)は5月30日、東京競馬場で行われる。


【第70回皐月賞競走成績】
1着 ヴィクトワールピサ    岩田康誠  2分00秒8
2着 ヒルノダムール      藤田伸二
3着 エイシンフラッシュ    内田博幸
4着 ローズキングダム    小牧 太
5着 アリゼオ          横山典弘

<コメント>
  週末は急用で遠方に出掛けていたため皐月賞の予想はお休み、レースの模様もさっきJRAのホームページで確認した次第である。

  昨秋行われた新馬戦で対決したローズキングダムとヴィクトワールピサが、その時以来顔を合わせると言う事で注目を集めた皐月賞。新馬戦ではローズキングダムがヴィクトワールピサを下し、その後2歳チャンピオンに輝いてクラシック候補1番手にに名乗りを上げた。しかし一冬越して再会した両者の立場はこのレースですっかり逆転した事を印象付ける結果となった。

  ローズキングダムに土を付けられて以降、前走の弥生賞を含めて4連勝。堂々の1番人気でクラシック最初の舞台に臨んだヴィクトワールピサは、これまでのレースで培った力をいかん無く発揮した。武豊騎手の代役、岩田騎手が最後の直線で敢えて荒れている最内を突いたが怯む事なく鋭い末脚を見せると馬場の中央でもがくローズキングダムを問題にしなかった。2着に入ったヒルノダムール、3着のエイシンフラッシュも追い付く事は出来ず、ヴィクトワールピサの強さだけが際立つ結果となった。今のまま順調に調整を続ける事が出来れば距離も直線も長くなるダービーでは更に差を広げるのではないだろうか。どんな走りを見せるか今から楽しみだ。

  一方、2歳チャンピオンらしく最後の直線で馬場の中央を通りながら伸びを欠き、ダービーの優先出走権を獲得するのがやっとだったローズキングダム。デビュー以来減らし続けた馬体重はこのレースでも回復しなかった。直線の長い東京コースで昨冬の強さが蘇るか。再び王者に返り咲くには馬体の成長と良馬場と言う条件が付きそうだ。

  両者が相対した新馬戦では、3着に入ったモーニングフェイスも忘れな草賞を勝っている。この後は恐らくオークスに進むだろう。このレースが「新・伝説の新馬戦」と呼ばれるようになるのか。更に今年はディープインパクトの仔がデビューし、ヴィクトワールピサの乗り役には武豊騎手が戻るようだ。この後、何か大きなドラマが起きるような予感がする。

   ところでその武豊騎手。一昨年行われた「伝説の新馬戦」上位組で、唯一取り残されたリーチザクラウンが、土曜日に行われたマイラーズCを勝って安田記念への足掛かりを掴んだ。そして今回、皐月賞を制したヴィクトワールピサ。共に武豊騎手のお手馬であるが、昨年縁の無かったGTタイトルを今年は獲得出来るチャンスが巡って来ているだけに早く復帰したい所だろう。この週末、どんな思いでレースを見ていたのだろうか。











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2010年04月12日

関西の乙女になり切った関東の乙女!! 「栗東留学」は定番となるか?【競馬 第70回桜花賞結果】 

  牝馬クラシック第1弾、競馬の第70回桜花賞が11日、阪神競馬場芝1,600mで行われ、1番人気に支持された関東馬のアパパネがレースレコードで勝利を収め、阪神JFに続く2つ目のGTタイトルを獲得した。関東馬の優勝は2006年のキストゥヘヴン以来。鞍上の蛯名騎手は桜花賞9度目の挑戦で初めてこのレースを制した。また、関東所属騎手がこのレースを制したのは25年ぶりの事である。

  スタート後、オウケンサクラが先手を取る形でレースは進み、先団でレースを進めていたアパパネが、ゴール前で逃げ粘るオウケンサクラをかわしてゴール板を通過し人気に応えた。2着に最後まで見せ場を作った3番人気のオウケンサクラ、3着エーシンリターンズ、4着ショウリュウムーンとチューリップ賞上位組がこのレースでも上位を占める結果となった。

  春のGTシリーズ。次回は牡馬クラシックレース第1弾、皐月賞が18日、中山競馬場で行われる。


【第70回桜花賞競走成績】
1着 ◎アパパネ       蛯名正義  1分33秒3
2着 △オウケンサクラ    安藤勝己
3着  エーシンリターンズ  福永祐一
4着 ▲ショウリュウムーン  佐藤哲三
5着 ×アプリコットフィズ  横山典弘

4着までにオークスの優先出走権が与えられる。

<コメント>
  本命馬不在で混戦が予想された70回目の桜の舞台だったが、上位陣の顔触れを見ると、トライアルレースのチューリップ賞の上位組がそのまま上位を占め、5着にもクイーンC優勝馬のアプリコットフィズが入る等、終わってみれば実力が反映される結果となった。

  その中で主役の座を射止めた2歳女王アパパネ。3歳乙女にとって堪えるであろう長距離輸送がネックとなり、過去のこのレースで関東馬が活躍するシーンは余り見られなかったが、アパパネはこのレースを見据え約2ヶ月前から栗東に入厩し調整を続けていた。いわゆる「栗東留学」組である。輸送の問題がクリアされた同馬にとって、「我が庭」である阪神競馬場での快走劇は必然だったと言えるのかも知れない。
  さて1つ目のクラシックタイトルを獲得したアパパネには、オークス制覇の期待が懸かる。母系が短距離系である事やスタートして最初の方で掛かっていた事を考えると、距離克服が最大の課題と言えそうだが樫の舞台での走りに注目したい。

  樫の舞台と言う点では2着に入ったオウケンサクラの方が主役候補となり得るだろうか。今回のレースではアッと驚く逃走劇を見せゴール前でも粘って見せ場を作った。血統を見ると距離は問題なさそうで、むしろオークス向きとも言える。厳しいローテーションをこなしただけにこの後の馬体回復がうまく行くかがポイントとなるだろう。

  牝馬クラシック第1弾、桜花賞は荒れる事なく終わった。次は牡馬クラシック第1弾皐月賞。新馬戦以来の対戦となるローズキングダムとヴィクトワールピサの一騎打ちになるのか。それとも風穴を開ける馬が現れるのか。牡馬のクラシック戦線も楽しみである。 





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2010年04月11日

実績か?それとも当日の「やる気」か?紛れな乙女心をくすぐる桜舞台!!  【第70回桜花賞予想】

 2010年クラシックレース第1弾、競馬の第70回桜花賞が11日、阪神競馬場芝1,600mで行われる。
   昨年冬に行われた阪神ジュベナイルフィリーズを制した2歳女王アパパネがクラシック1冠目も制するのか。それともこの春勢力を伸ばして来た他の馬がその座に就くのか。
   70回目を迎える「桜舞台」は、15時40分幕を開ける。



【本紙予想】 
  クラシックレース第1弾桜花賞を皮切りにいよいよ始まる春のGTシリーズ。ブエナビスタやダイワスカーレット等、ここ数年、後に中央競馬の中心的存在となる馬を輩出しているこのレース。今年は2歳女王アパパネに注目が集まっているが、この時期の牝馬はとにかく当日の様子を見ないと分からないのも事実。これまで行われたトライアルレースで1番人気馬が何れも敗れ去った事が混戦に拍車を掛けている。果たして2歳女王が最初のクラシックレースも制するのか。それともアッと驚く結果になるのか。そこで本紙予想。


◎(本 命)5枠9番アパパネ
  休み明けとなった前走のチューリップ賞は2着に敗れたが、目標に向けての調整段階と言う事を考えれば悲観するような内容ではなかった。関東所属の馬であるが、栗東に滞在する「栗東留学」で調整を続けており、懸念されている輸送の心配も無い。阪神競馬場は昨年、そしてチューリップ賞で経験済み、枠もほぼ真ん中の好枠と条件も揃った。このレースとの相性が良くない関東馬であるが、「半関西馬」のこの馬ならそのジンクスを破るような気がする。


○(対 抗)8枠16番ラナンキュラス
  今年は関東馬に有力な馬が多いがやはり「輸送」と言うファクターを考えると、関西馬に食指が動く。
  ラナンキュラスは、ここまで目立った成績を収めていないが、掲示板を外していない堅実なレースをしている。揉まれない外枠も好材料。母はこのレースを制したファレノプシス。桜舞うこの季節に、馬名にもあるラナンキュラスを咲かせる事が出来るか。

▲(単 穴)1枠1番ショウリュウムーン
  最内枠をこなせるかがキーポイントとなるが、2歳王者を破った前走の内容を見ると軽視出来ない。ここでも波乱を演出する可能性は十分にあると見た。

×(注 意)2枠3番アプリコットフィズ 
  前走クイーンCの勝ち方を見ると本命馬と遜色ない素質があると思われるが、この時期の牝馬にとってはやはり輸送をクリア出来るかが大きな課題であり関東馬のこの馬にとっても例外ではない。馬体重や当日の気配次第であるが、この段階では評価を下げた。ここまで絶好調の横山典騎手への乗り替りが吉と出るか。



  その他連下(△)としては、関東馬の1枠2番ギンザボナンザ7枠13番アニメイトバイオを挙げたい。何れも関東馬で長距離移動をクリア出来るかどうかだが、ここまでのレースで崩れていないだけに力を発揮できる状態なら上位争いは可能だろう。もう1頭、ローテーションが厳しいがフラワーCの勝ち方が強かった4枠8番オウケンサクラも挙げておきたい。

 まとめると

◎5枠 9番 アパパネ
○8枠16番 ラナンキュラス
▲1枠 1番 ショウリュウムーン
×2枠 3番 アプリコットフィズ
△1枠 2番 ギンザボナンザ
△4枠 8番 オウケンサクラ
△7枠13番 アニメイトバイオ


  馬券は馬連で◎から○▲×△へと流す。1−9、2−9、3−9、8−9、9−13、9−16。





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2010年03月29日

明暗分かれた、産地の異なる「Kiseki(キセキ)」の仔!!  【競馬 第40回高松宮記念結果】

  春のGTシリーズ第1弾、競馬の第40回高松宮記念が28日、この後改装工事が行われる京競馬場芝1,200mで行われ、1番人気に支持されたキンシャサノキセキが直線で早めに抜け出し、後続の追撃を振り切って、7度目の挑戦で悲願のGTタイトルを獲得した。
  レースは最後の直線でキンシャサノキセキやビービーガルダン等ががなだれ込み大混戦となったが、僅かにキンシャサノキセキがハナ差制した。2着に入った6番人気のビービーガルダンは、昨秋のスプリンターズステークスに続き僅かの差でGTタイトルを逃した。また、このレースが引退レースとなった2番人気のアルティマトゥーレはスタートでつまずいた事が響き5着に終わった。

  春のGTシリーズ第2弾、桜花賞は4月11日、阪神競馬場で行われる。


【第40回高松宮記念競走成績】
1着 キンシャサノキセキ  四位洋文  1分08秒6
2着 ビービーガルダン   安藤勝己
3着 エーシンフォワード  岩田康誠
4着 サンカルロ      吉田 豊
5着 アルティマトゥーレ  横山典弘

<コメント>
  昨年のスプリント王、ローレルゲレイロがドバイ遠征で出走しなかった春のスプリントチャンピオン決定戦、高松宮記念。注目を集めたのは、これが引退レースとなるアルティマトゥーレと、悲願のGT獲りに挑むキンサシャノキセキ。父は共に平成の大種牡馬、サンデーサイレンスの後継馬として活躍するフジキセキである。
  しかし前者は国内産。一方の後者は外国(オーストラリア)産であり正式には「FujiKiseki」と言う表記になる。同じ父を持ちながらそんな違う顔を持つ両馬が人気を集めてレースが行われたが、スタートで明暗が分かれる結果となった。

  まず、これまでG1タイトルに手が届きそうで届かなかったキンサシャノキセキはここまで重賞3連勝と絶好調。その好調ぶりをこのレースでも見せ付けた。短いゴール前の直線でいち早く抜け出すと、2着に入ったビービーガルダン以下、後続馬とのゴール前での壮絶な叩き合いを制し春のスプリント王の称号を手にした。これまでGTレースでは惜敗続きだったが、ようやく報われる時がやって来た。日、仏、伊の名手に導かれ本格化した遅咲きのスプリンター。この後、どのように進化するのか楽しみだ。

   一方、引退の花道を飾るべくこのレースに臨んだアルティマトゥーレはスタートでそのシナリオを閉じる事となってしまった。最後の直線で追い込んで来ただけに悔やまれるスタートでのつまづきだった。レース後、横山典騎手が語った「あんなところで何でつまずくかな。」と言う言葉がその悔しさを物語っていた。

  今年も始まった春のGTシリーズ。次回はいよいよクラシックレース、桜花賞である。昨年辺りから陰りが見え始めたとは言えGTには欠かせない存在の武豊騎手が怪我で参戦出来ないのは残念だが、人馬とも主役となり得るニューヒーロー或いはニューヒロインは果たして現れるだろうか。予想しつつ楽しみたいと思う。











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2010年03月14日

「仁川の桜を見る会」参加の夢叶わなかった公営の星!!   【競馬  第44回フィリーズレビュー結果】

  競馬の桜花賞トライアル、第44回フィリーズレビューが14日、阪神競馬場芝1,400mで行われ、9番人気のサウンドバリアーが最後の直線で豪快に差し切り、2着ラナンキュラス、3着レディアルバローザと共に桜花賞の優先出走権を獲得した。
  一方、公営笠松から参戦し注目を集めた2番人気のラブミーチャンは果敢に逃げて見せ場を作ったが、最後の直線で失速し12着に終わり、桜花賞の優先出走権を獲得する事は出来なかった。
  3歳牝馬クラシック第1弾、第70回桜花賞は4月11日、阪神競馬場芝1,600mで行われる。


【第44回フィリーズレビュー競走成績】
1着 サウンドバリアー   渡辺薫彦   1分22秒8
2着 ラナンキュラス    四位洋文
3着 レディアルバローザ  和田竜二

ここまでが桜花賞優先出走権獲得

4着  ロジフェローズ    横山典弘
4着  ニシノモレッタ     浜中 俊(同着)



【桜花賞優先出走権獲得馬】
◎チューリップ賞
ショウリュウムーン       
アパパネ            
エーシンリターンズ

◎フィリーズレビュー
サウンドバリアー   
ラナンキュラス   
レディアルバローザ 

◎アネモネS
ギンザボナンザ         
アニメイトバイオ   

  この他、クイーンCを勝ったアプリコットフィズが注目馬として挙げられる。


<コメント>
  このレースの出馬表を見ると、「〜チャン」と言う馬名が目に付いた。カレンチャン、ハニーメロンチャン。昨日のアネモネSにもミオリチャンと言う馬が出走していたが流行だろうか。
  そして「〜チャン」と名の付く3歳牝馬と言えば無敗でこのレースにコマを進めて来たラブミーチャン。アイドルホース、オグリキャップやライデンリーダーを輩出した公営笠松の所属、馬主が有名人と言う事もあり早くから注目を集めていた。
  無敗とは言えこれまでの勝ち鞍は全てダート戦。4月に仁川の桜を見る為には、賞金で拾われる可能性のある中央所属の馬と違ってこのレースで用意された3枚のチケットの内、1枚を獲得しなければならない。初めての芝、相手は中央で揉まれた馬。厳しい条件が課せられた中でレースは始まった。
  
  スタートダッシュに成功すると、いつものポジションである先頭に立ったが後続馬のマークも厳しかった、最後の直線半ばまで先頭に立ち見せ場を作ったものの、後ろから襲い掛かる他馬にかわされると差し返す脚は残っておらず馬群に飲み込まれた。公営の星として期待が寄せられていたが、桜の舞台は彼女がそこに立つ事を認めなかった。

  さて、これで今年の桜の舞台を踏むキャストがほぼ出揃った。昨年暮れに行われた阪神JF(GT)の上位馬がトライアルレースを勝てなかった事から、今年は混戦になる事が予想され「嵐の桜花賞」になる可能性もある。70代目の桜の女王の行方は果たして…。

※今年の本紙競馬予想は、高松宮記念か桜花賞からスタートする予定。









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2010年03月05日

「大外一気」で他馬をなで斬り!! 次のターゲットは世界最高峰のレースか?  【競馬  ドバイミーティング関連】

   世界最高峰ドバイワールドカップの前哨戦マクトゥームチャレンジラウンド3(G2=オールウェザー2000メートル)は4日、UAEドバイのメイダン競馬場で行われ、日本から参戦したレッドディザイアが優勝した。
   ペリエ騎手が騎乗した昨年の秋華賞馬、レッドディザイアは終始後方からレースを進めると、最後の直線で見事な末脚を見せて、大外から他馬をまとめてかわした。
   一方、同じレースに出走した昨年の年度代表馬、ウオッカは最後の直線で伸びを欠き8着に終わった。


<コメント>
  3月27日(現地時間)に行われる「ドバイミーティング2010」。他馬より一足早く現地入りしていたウオッカとレッドディザイアが前哨戦となる「マクトゥームチャレンジラウンド3」に出走した。

  さっきJRAのホームページに掲載されていたレースのVTRを見たが、レッドディザイアの走りは凄かった。レースはゆったりとしたペースで進んだようで、後方からは届きにくい展開の中で大外から一気に他馬をまとめてかわす豪脚を繰り出し、海外レースを制する快挙を成し遂げた。この後は当初の予定通りドバイ・シーマクラシックに行くのか。それとも最高峰のレース、ドバイWCに路線変更するのか。今後の動向に注目したい。
  一方のウオッカは最後の直線で伸びなかった。折り合いを欠いたとの事。引退レースとなる次回のレースでの巻き返しに期待したい。

  この他にブエナビスタなどが参戦する「ドバイミーティング2010」。日本馬の活躍が楽しみである。











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posted by スポーツ職人201X at 23:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(10) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月22日

ダート王の称号は渡さない!! 世界制覇に向けて視界良好!! 【競馬 第27回フェブラリーS結果】 

  競馬の第27回フェブラリーSが東京競馬場で行われ、単勝1.7倍の圧倒的1番人気に支持されたエスポワールシチーが最後の直線で鋭く抜け出すと、2着テスタマッタ以下を寄せ付けず圧勝。昨年のJCダートに続く中央GTのタイトルを獲得した。
  芝の実績馬も参戦した今年のフェブラリーSだが、終わってみればダートで活躍した馬が上位を占める結果となった。
  勝ったエスポワールシチーにはドバイワールドC(3月27日、メイダン)への招待状が届いており、陣営も参戦へ前向きと見られており、国内ダート王に世界制覇への期待が懸かる。


【第27回フェブラリーS競走成績】
1着 エスポワールシチー  佐藤哲三   1分34秒9
2着 テスタマッタ       岩田康誠
3着 サクセスブロッケン   内田博幸
4着 ケイアイテンジン    四位洋文
5着 グロリアスノア      小林慎一

<コメント>
  これまでダート戦線を賑わせた馬に加えて、芝戦線で活躍していた馬が多く参戦し多彩な顔触れとなったフェブラリーSを制したのは、昨年のダート王エスポワールシチーだった。
  ドハイ遠征が予定されているこの馬にとって、GTレースとは言えここで負ける訳にはいかなかったが、最後の直線でGOサインが出ると鋭い伸び脚を見せ付け、他馬を全く問題にしなかった。土曜日行われた京都記念を制したブエナビスタ同様、ドバイへ向けて視界良好と言った所だろうか。

  一方、ダートに挑戦した芝の兵達はことごとく討ち死にした。特に昨シーズン、クラシック戦線で活躍しながらタイトルを取る事が出来なかったリーチザクラウの走りに注目していたが、勝手が違うせいか、それとも距離短縮でリズムに乗れなかったのか(鞍上の武豊騎手は後者を敗因に挙げていたが)、良い所なく終わった。皐月賞馬は長期休養、ダービー馬は休養明け、菊花賞馬は怪我で引退と凌ぎを削った同世代のライバルがターフにいない今こそ中心的存在にのし上がるチャンスなのだが・・・。この後どのような路線に軸を置くのだろうか。

  さて、3月にドバイで行われるドバイワールドカップディ。これが引退レースとなる女傑ウオッカを始め、次の女王を目指すブエナビスタやレッドディザイアが出走を予定する等、各レース例年以上に見所が多そうだ。日本の馬が世界を制覇するシーンを見る事が出来るか。今から楽しみである。








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posted by スポーツ職人201X at 22:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(13) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月06日

1年間良く頑張ったで賞【競馬 2009年度JRA賞】

  日本中央競馬会(JRA)は6日、「『2009年度 JRA賞』受賞馬選考委員会」を行い、記者投票の結果に基づき年度代表馬、競走馬各部門の受賞馬を決定した。
  年度代表馬にはジャパンカップなどGT3勝を挙げたウオッカ(牝5歳)が昨年度に続いて選ばれた。2年連続で年度代表馬に選ばれるのはディープインパクト以来で史上6頭目。牝馬では初めてとなる。

  この他、天皇賞(秋)でウオッカを破り、その後のマイルチャンピオンシップを制したカンパニーには特別賞が与えられる事となった。競走馬の各賞は以下の通り。


◎年度代表馬…ウオッカ(牝5歳)
 ・主な勝ち鞍…ジャパンカップ、安田記念、ヴィクトリアマイル

◎最優秀2歳牡馬…ローズキングダム
 ・主な勝ち鞍…朝日杯FS

◎最優秀2歳牝馬…アパパネ
 ・主な勝ち鞍…阪神JF

◎最優秀3歳牡馬…ロジユニヴァース
 ・主な勝ち鞍…日本ダービー

◎最優秀3歳牝馬…ブエナビスタ 
 ・主な勝ち鞍…桜花賞、オークス

◎最優秀4歳以上牡馬…ドリームジャーニー(5歳)
 ・主な勝ち鞍…宝塚記念、有馬記念

◎最優秀4歳以上牝馬…ウオッカ(5歳)

◎最優秀短距離馬…ローレルゲレイロ(牡5歳)
 ・主な勝ち鞍…高松宮記念、スプリンターズS

◎最優秀ダート馬…エスポワールシチー(牡4歳)
 ・主な勝ち鞍…ジャパンカップダート

◎最優秀障害馬…キングジョイ(牡7歳)
 ・主な勝ち鞍…中山大障害

◎特別賞…カンパニー(牡8歳)
 ・主な勝ち鞍…天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップ

<コメント>
  2009年度のJRA賞が発表され、競走馬各部門の最優秀馬、そして年度代表馬が決定した。
  
  年度代表馬については、昨年のダイワスカーレットとウオッカのような、どちらが選らばれてもおかしくない様な状況と違い、GT3勝を挙げたウオッカで異論はないだろう。個人的にはウオッカを破ったカンパニーや、春秋グランプリレースを制したドリームジャーニーも相応しいのではないかと思う所はあるが、勝ったGIレースでのインパクトも併せるとウオッカには及ばないだろうか。

  ここ数年、牝馬の活躍が目立つ中央競馬であるが、2010年模糊の傾向が続くのか。それともローズキングダム他、クラシック世代の牡馬が盛り上げるのか。そして新旧女王、ブエナビスタとウオッカの最初で最後の直接対決が異国の地で実現するのか。今年の競馬界ではどんなドラマが展開されるのか楽しみである。 









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posted by スポーツ職人201X at 23:23| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(7) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする