変則2冠馬と言う言葉が定着しつつある競馬界。今年もこのレースをステップに日本ダービーを目指す馬が何頭かいるようだが、果たして「正統派2冠」を目指すウィクトワールピサに挑戦状を叩きつける馬は現れるのか。発走は15時40分。
【本紙予想】
15回目を迎えるNHKマイルカップ。創設当時、ダービー出走できなかった3歳の外国産馬がこのレースを最大目標とし、ダービーが外国産馬に門戸を開いてからは、3歳マイル王を決めるレースと位置付けられたこのレース。しかし、キングカメハメハやディープスカイなど、このレースとダービーを制する、いわゆる「変則2冠馬」の登場により日本ダービーのステップレースに様相を変えようとしている。
今回もダノンシャンティやサンライズプリンス等、この後ダービーを目指そうとしている馬が有力な候補となっているが、人気通り決着するのか。それとも・・・・。そこで本紙予想。
◎(本 命)7枠13番 ダノンシャンティ
前走の毎日杯で上がり3F33秒の強烈な決め脚を見せ付けたダノンシャンティ。その前の共同通信杯でも同じような豪脚で見せており決め手勝負なら最上位と言えるだろう。また、皐月賞出走組や昨日プリンシパルSを制したルーラーシップなど実績馬に先着した事実は無視出来ない。距離がやや短い感もあるが、直線の長い東京コースなら問題は無いだろう。直近の変則2冠馬、ディープスカイは毎日杯、マイルカップを制し一気にダービー馬まで上りつめた。同じ道を歩む事が出来るか。
○(対 抗)6枠11番 エイシンアポロン
前走の皐月賞では人気になりながら見せ場無く敗れたエイシンアポロン。しかし、朝日杯FSで2着に入るなどそれまでの実績を考えると見限るのは早計な気がする。距離短縮で改めて見直したい。
×(注 意)2枠4番 サンライズプリンス
前走のレース内容を見るとダノンシャンティと同等の能力を持っていると言えるサンライズプリンス。今回、相手が強化された事や東京コース初経験と言う事を考慮し評価を下げたが、中心の一頭である事は間違いないだろう。
▲(単 穴)2枠3番 リルダヴァル
早くからクラシック候補に名を連ねていたリルダヴァル。骨折明け後の2走は物足りない走りだったが、皐月賞は福永騎手の「次につながる内容だった。」のコメント通り、道悪ながら踏ん張って6着に食い込んだ。今日の馬場は恐らく良馬場。そろそろ素質が開花しそうな予感がする。
その他△(連下)としては、勝ち切れないものの相手なりに堅実に走る1枠1番ダイワバーバリアン、前残りの展開なら出番がありそうな1枠2番コスモセンサー、マイルで実績のある7枠15番ガルボまで挙げておきたい。
まとめると
◎7枠13番 ダノンシャンティ
○6枠11番 エイシンアポロン
×2枠 4番 サンライズプリンス
▲2枠 3番 リルダヴァル
△1枠 1番 ダイワバーバリアン
△1枠 2番 コスモセンサー
△7枠15番 ガルボ
馬券は馬連で◎から○×▲△への流し馬券。1−13、2−13、3−13、4−13、11−13、13−15の6点。

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