2010年の総決算、競馬の第55回有馬記念(GT)が26日、中山競馬場芝2,500mで行われる。
ファン投票により選出された馬だけがこの舞台を踏む事を許されるオールスターレース。ジャパンカップ降着からの雪辱を期すブエナビスタを筆頭に、今年の皐月賞馬ヴィクトワールピサやダービー馬エイシンフラッシュを始めとする3歳勢等、例年に無く豪華なメンバーが揃った今年のグランプリレース。最後に笑うのはどの馬、騎手なのか。15時25分、ドラマの幕が開かれる。
【本紙予想】 2010年の世相と絡めて話を進めたいと思う。今年芸能界で一大センセーションを巻き起こしたのが女性アイドルグループAKB48。テレビを点けたり新聞、雑誌を開いたりすると、彼女らを見ない日はなかったと言っても過言ではない。好みのメンバーのを「推しメン」とか「(ニックネーム)推し」と称し、それを変えてはいけないと言うのがファンの掟らしい。
今年1年或いはデビュー当時から「推し」続けた馬に夢を託すグランプリレース。皆さんの「推し馬」、「推し騎手」の運命、そして過去様々なドラマが繰り広げられて来たこのレースの今年の結末は果たして・・・。そこで本紙予想。尚、今回は今年最後のGTと言う事で、1頭ずつ寸評を書きたいと思う。
〇(対 抗)1枠1番 ヴィクトワールピサ(牡3歳) 今回と同じ舞台で皐月賞を圧倒的な勝ち方で制した同馬。枠順、展開に左右されやすいトリッキーなコースと言われる中山2、500m。枠順によってはこの馬は無印でも良いと思っていたが、最内枠を引き当てたとなればさすがに軽視は出来ない。距離がやや長いと言われたダービー、ジャパンカップでもしぶとい脚を見せた。先行馬不在の今回、恐らくレース展開のカギを握る1頭になるだろう。内ラチ沿いをスイスイ逃げて、最後まで粘る展開になれば勝ち負けになると見た。
1枠2番 ネヴァブション(牡7歳)
中山コースは得意としているが、GTレースでは掲示板に載るのが精一杯と言う印象。強調材料も特になく・・・。
2枠3番 フォゲッタブル(牡4歳)
良血開花と言う事で昨年騒がれた同馬だが、今年は目立った成績を残しておらず勢いが感じられない。昨年このレース4着の実績は確かに侮れないが・・・。
△(連 下) 2枠4番 トーセンジョーダン(牡4歳) 前走アルゼンチン共和国杯で勝つ等、休養明け3連勝と調子は良い。おまけに中山では2戦2勝と得意としている。今回の相手にどれだけやれるかは未知数だが、鞍上の三浦騎手は今年競馬以外の事で世間の注目を浴びた。以前からGTを勝つまで結婚しないと言っていたが、優勝を手土産に結婚と言うドラマがあるようなないような・・・。
▲(単 穴)3枠5番 ルーラーシップ(牡3歳) デビュー当時から騒がれた良血馬。クラシックレースには縁がなかったが、そろそろ血が騒ぎ出す頃か。鞍上含めて上の兄(フォゲッタブル)よりも食指が動く。
3枠6番 ローズキングダム(牡3歳) 出走取消 ◎(本 命)4枠7番 ブエナビスタ(牝4歳) ジャパンカップでは降着と言う憂き目に遭ったが勝負には勝った。馬も恐らく負けたとは思っていないだろうし、フランスの名手が同じ過ちを犯す事はないだろう。中間の調教を見ても心配する要素は見当たらない。また、秋3戦目となるが陣営が当初から描いていたローテーションであり問題はないだろう。真ん中の好枠から王道を突き進み、このレースで激闘の末、敗れた父の無念を晴らすむ態勢は整ったと見た。ジャパンカップ同様、今回も本命に推す。
4枠8番 メイショウベルーガ(牝5歳)
過去の重賞で牡馬ともそこそこ渡り合い、エリザベス女王杯では日本馬最先着だった。実績はあるが、相手が揃った今回は連に絡む所まで行くかと言われると・・・。
△(連 下)5枠9番 ダノンシャンティ(牡3歳) 骨折休養明け、初距離に初コースと条件は厳しいが、予定通りダービーに出走していたら恐らく人気になっていると思われる素質馬なだけに取捨が難しい。ベールに包まれている事がかえって不気味である。
×(注 意)5枠10番 エイシンフラッシュ(牡3歳) ダービーがピークとは思えないがその後勝ちから見放されている同馬。秋は順調さを欠き菊花賞を回避、ジャパンカップも不利があったとは言え8着と振るわない。しかし中山で実績があり、ジャパンカップ後の調教で調子を上げていると伝えられており上積みがありそう。うまく折り合えば一発あってもおかしくない。
6枠11番 トゥザグローリー(牡3歳)
前走重賞勝ちを収めているが、相手が一気に強化された今回のレースで連に絡むのは厳しいか。距離もやや長い印象がある。
△(連 下)6枠12番 ドリームジャーニー(牡6歳) 前年の覇者であり、言わずと知れた中山巧者。昨年程の勢いはなく故障明けと順調ではないが、斤量、コースとの相性を考えるとやはり侮れない。休養明けの成績も良い。
7枠13番 オウケンブルースリ(牡5歳)
距離がもう少し長い方が走る印象がある。器用さが求められるこのコースは不向きのような気がして・・・。
7枠14番 ペルーサ(牡3歳)
とにかくスタートが上手く出来るかどうかがカギを握る同馬。しかし今回は外枠と言う新たな難題が加わった。これまで見せた末脚は脅威だが、直線短い中山ではそれが発揮出来ない可能性も・・。
8枠15番 レッドディザイア(牝4歳)
ブエナビスタと互角に渡り合って来た実力の持ち主だが、遠征帰り初戦は大きなハンデであると思われる。
8枠16番 ジャミール(牡4歳)
ここ数戦掲示板を確保しているが、相手揃った今回は見劣り感は否めない。
以上、まとめると
◎4枠 7番 ブエナビスタ
〇1枠 1番 ヴィクトワールピサ
× 5枠10番 エイシンフラッシュ
▲ 3枠 5番 ルーラーシップ
△2枠 4番 トーセンジョーダン
△5枠 9番 ダノンシャンティ
△6枠12番 ドリームジャーニー 馬券は馬連で◎から〇×▲△へと流す。
1−7を少々厚めに4−7、5−7、7−9、7−10、7−12の計6点。
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posted by スポーツ職人201X at 23:24| 東京 ☀|
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