2011年02月21日

これぞまさに「男道」!!狙った獲物を逃さなかった競馬番長!!  【競馬 第28回フェブラリーS結果】

  JRA今年最初のGTレース、競馬の第28回フェブラリ−Sが20日、東京競馬場ダート1,600mで行われ、1番人気に支持されたトランセンドが逃げ切り昨年行われたジャパンCダートに続き2つ目のGTタイトルを獲得した。2着には公営船橋から参戦したフリオーソが入った。最後の直線で強襲した同馬だったが、先を行くトランセンドを追い抜く事は出来ず、メイセイオペラ以来の地方所属馬によるこのレースの制覇はならなかった。

  優勝したトランセンドは3月に行われるドバイ国際競走の出走を予定しており、そこで世界制覇を目指す。

【第28回フェブラリーS競走成績】
1着 トランセンド     藤田伸二  1分36秒4
2着 フリオーソ      デムーロ
3着 バーディバーディ   池添謙一
4着 ダノンカモン     リスポリ
5着 マチカネニホンバレ  クラスト

<コメント>
   2011年JRA最初のGTレースであるフェブラリーSが20日東京競馬場で行われた。JRAのGTレースと言うと桜の咲く頃に始まり、冬枯れの寒さの中でその年応援した馬の馬券を握り締め絶叫すると言うイメージが個人的にあり、この時期にGTレースと言われてもピンと来ないと言うのが率直な気持ちなのであるが、ダート王を決める重要なレースである事に変わりはない。

  さて今年のフェブラリーS。注目は昨年のジャパンカップダートを制しこの後、ドバイへ向かう予定となっているトランセンドがどんな走りを見せるかだったが、評判通りの走りを見せGT2連勝を飾り、招待されているドバイのレースへ向け弾みをつけた。
 スタートからハナを奪うと最後の直線でも脚色が衰えるどころか、更に加速し後ろから追い込んで来たフリオーソら他馬を寄せつけなかった。エスポワールシチー等の有力馬が出走しなかった事もあり、ドバイへ遠征する同馬にとっては負けられない1戦だったが、あっさりミッションをクリアした。
  そして馬の強さもさる事ながら手綱を取った藤田騎手の騎乗ぶりも見事だった。フサイチコンコルドでのダービー等、これまで数々のGTタイトルを獲得し、競馬ファンなら誰でも知っている名ジョッキーであるが、この土、日の開催での騎乗はこのレースのみだった。恐らく多くの騎乗依頼があったと思うが負けられないこの1鞍に賭け、しかも1番人気を背負うプレッシャーの中で勝利をモノにする姿にプロ魂を見たような気がした。

  JRAのダート2大レースであるジャパンカップとフェブラリーSを制し、堂々とトバイに乗り込むトランセンド。他に出走を予定している女傑ブエナビスタや、最強と言われる4歳勢の代表格であるヴィクトワールピサ共々3月に行われる競馬の祭典でどんなパフォーマンスを見せるのか。この先が楽しみである。








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2011年01月08日

馬も女の時代!! 出でよ、明日の競馬界を担う猛々しい「男」!!【競馬 JRA賞】

競馬の2010年年度JRA賞の選考委員会が6日に都内で行われ、各賞の受賞馬が決定し発表された。
  注目の年度代表馬には、ヴィクトリアマイル、天皇賞・秋を制したブエナビスタ(牝5歳)が選出され、これで2008年、2009年のウオッカに続いて3年連続で牝馬が受賞する事となった。
  その他、最優秀3歳牡馬は皐月賞、有馬記念を制したヴィクトワールピサ、最優秀3歳牝馬は7年ぶりに牝馬3冠を達成したアパパネが受賞した。


【2010年度JRA賞各賞】
・年度代表馬・最優秀4歳以上牝馬・・・ブエナビスタ(牝4歳)
・最優秀2歳牡馬・・・グランプリボス
・最優秀2歳牝馬・・・レーヴディソール
・最優秀3歳牡馬・・・ヴィクトワールピサ
・最優秀3歳牝馬・・・アパパネ
・最優秀4歳以上牡馬・・・ナカヤマフェスタ(牡4歳)
・最優秀短距離馬・・・キンシャサノキセキ(牡7歳)
・最優秀ダートホース・・・エスポワールシチー(牡5歳)
・最優秀障害馬・・・バシケーン(牡5歳)
馬齢は2010年現在のもの。

<コメント>
  有馬記念で繰り広げられた激闘の興奮冷めやらぬ中、JRAから昨年活躍した馬に対して各賞が発表された。
  牝馬3冠を達成したアパパネや皐月賞、有馬記念のタイトルを獲得したヴィクトワールピサ等が順当に選出された。
  そして注目の年度代表馬はブエナビスタ。GT2勝(+幻の1勝)。遠征したドバイでも活躍する等、すっかりJRAの顔となった。とても牝馬とは思えない走りもそうだが、秋3戦のローテーションは、以前なら牡馬が王道を歩む時のものである。それを何事もなかったっかのようにこなした精神力も立派である。同馬が何度代表馬に選ばれる事に異論を挟む者はいないだろう。

  これで牝馬の年度代表馬選出は3年連続。クラシック戦線が終わると、牡馬と同じ土俵に立つ事から、以前は牝馬が勝つと大きく取り上げられる事もあった。しかし、ブエナビスタに続いて活躍が期待できる牝馬がこの後も控えている事から、この傾向はしばらく続くと思われる。既にそうなっているような気もするが牝馬が牡・牝混合戦で勝っても誰も驚かないだろう。
  最近、大人しい若い男性を「草食系」と称するが(馬は草食だが・・・)、馬の世界でも牡馬は大人しくなってしまったのだろうか。牝馬の活躍は競馬界を華やかにするのは確かだが、そろそろ競馬界を盛り上げるような牡馬が現れて来ても良いような気がするが・・・。





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2010年12月26日

「12・26の激闘」再び!! 歴史は繰り返され、娘も敗れ去った2010ラストステージ!! 【競馬 第55回有馬記念結果】 

  2010年中央競馬の最後を飾る第55回有馬記念が26日、中山競馬場芝2,500mで行われ、今年の皐月賞馬でこのレース2番人気に支持されたヴィクトワールピサが制し2つ目のGTタイトルを獲得した。一方、6つ目のGTタイトル獲得を狙った1番人気ブエナビスタは最後の直線で猛然と突っ込んだが僅かに届かず2着に敗れた。
  レースは三浦騎手騎乗のトーセンジョーダンがペースを握り、2〜3番手辺りを追走したヴィクトワールピサ最後の直線でいち早く抜け出し先頭に立つと、後方から迫るブエナビスタをハナ差かわした。
  勝ったヴィクトワールピサ騎乗のM・デムーロ騎手は2週連続のGT制覇で、有馬記念は初めての優勝となった。2着のブエナビスタは賞金を加算しJRA史上11頭目の10億円ホースとなった。また有馬記念史上初めて1着から3着を外国人ジョッキーが独占。外国人ジョッキーが活躍した今年のGTレースだが、それを象徴するような結果となった。


【第55回有馬記念競走成績】
1着 〇ヴィクトワールピサ  デムーロ  2分32秒6
2着 ◎ブエナビスタ     スミヨン
3着  トゥザグローリー   ウィリア
4着  ペルーサ       安藤勝己
5着 △トーセンジョーダン  三浦皇成

<コメント>
  当時JRAのCMキャラクターだった木村拓哉が「90年代最後のレース・・・一発派手にかまそうぜ!!」と歌っていた1999年。粘るグラスワンダーと、後ろから追い駆けたスペシャルウィークとの壮絶なゴール前での叩き合いが繰り広げられた12月26日のグランプリレース。
  そして時は流れ2010年のグランプリレース。奇しくも同じ12月26日に、敗れた父の無念を晴らすべくこのレースのタイトル獲得を目指したブエナビスタ。勝ったヴィクトワールピサがグラスワンダー産駒だったらまさに「ドラマ」である。

  例年になく豪華なメンバーが揃った今年の有馬記念。まず今年のGTレースは各馬ゴール後、青いランプがやたらと点いて審議となるケースが多かった。しかし10万人以上のファンが見つめる中で行われたこのレースは審議とならず綺麗な形で終わった事は良かったと思う。

  勝ったヴィクトワールピサは引き当てた最内枠を最大限活用して勝利を収めたと言えるだろう。スタート良く飛び出すと2〜3番手で追走。終始内ラチ沿い進む経済コースへと馬を導いたM・デムーロ騎手の好騎乗も光った。レベルが高い3歳勢だがその代表格とも言える同馬が古馬相手に皐月賞に続く2つ目のGTタイトルを獲得した。来年以降、どんな活躍を見せてくれるのか楽しみである。

  そして前走のジャパンカップで勝負に勝ってレースに負けたブエナビスタが降着の雪辱を期すべく、圧倒的1番人気でこのレースに臨んだ。逃げ馬不在となったレースは、トーセンジョーダンがスローペースで先行し、ブエナビスタは中団から後方でチャンスをうかがった。結果的には先行した馬が上位に残ったが、その中でメンバー最速の上がり3F33秒台の豪脚で後ろから猛然と突っ込んできた。しかし前を行くヴィクトワールピサを捕らえる事は出来ず僅かハナ差で届かなかった。
  レース後、スミヨン騎手が語っていたように道中の位置取りと遅いペース、そして中山の短い直線を考えると今回の結果は致し方無かったのかも知れない。現役最強馬の強さは見せたが、中山2,500mのトリッキーなコースは味方しなかった。
  1999年、父スペシャルウィークが繰り広げた激闘の舞台。その娘も同じ舞台で激闘を繰り広げた。しかし歴史は繰り返されるのだろうか。父同様、僅かの差で敗れその無念を晴らす事は出来なった。
  
  過去様々なドラマが生まれた冬のグランプリレース。来年はどんなドラマが生まれるのだろうか。今年1年競馬ファンを楽しませて来た各馬、それに携わった騎手、スタッフの労をねぎらい、来年また楽しませてくれる事を期待したい。













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2010年12月25日

オールスターキャストによる2010ラストステージ!! 舞台の中央で拍手喝采を受けるのは果たして・・・  【競馬 第55回有馬記念予想】

 2010年の総決算、競馬の第55回有馬記念(GT)が26日、中山競馬場芝2,500mで行われる。
  ファン投票により選出された馬だけがこの舞台を踏む事を許されるオールスターレース。ジャパンカップ降着からの雪辱を期すブエナビスタを筆頭に、今年の皐月賞馬ヴィクトワールピサやダービー馬エイシンフラッシュを始めとする3歳勢等、例年に無く豪華なメンバーが揃った今年のグランプリレース。最後に笑うのはどの馬、騎手なのか。15時25分、ドラマの幕が開かれる。


【本紙予想】
   2010年の世相と絡めて話を進めたいと思う。今年芸能界で一大センセーションを巻き起こしたのが女性アイドルグループAKB48。テレビを点けたり新聞、雑誌を開いたりすると、彼女らを見ない日はなかったと言っても過言ではない。好みのメンバーのを「推しメン」とか「(ニックネーム)推し」と称し、それを変えてはいけないと言うのがファンの掟らしい。
  今年1年或いはデビュー当時から「推し」続けた馬に夢を託すグランプリレース。皆さんの「推し馬」、「推し騎手」の運命、そして過去様々なドラマが繰り広げられて来たこのレースの今年の結末は果たして・・・。そこで本紙予想。尚、今回は今年最後のGTと言う事で、1頭ずつ寸評を書きたいと思う。


〇(対 抗)1枠1番 ヴィクトワールピサ(牡3歳)
  今回と同じ舞台で皐月賞を圧倒的な勝ち方で制した同馬。枠順、展開に左右されやすいトリッキーなコースと言われる中山2、500m。枠順によってはこの馬は無印でも良いと思っていたが、最内枠を引き当てたとなればさすがに軽視は出来ない。距離がやや長いと言われたダービー、ジャパンカップでもしぶとい脚を見せた。先行馬不在の今回、恐らくレース展開のカギを握る1頭になるだろう。内ラチ沿いをスイスイ逃げて、最後まで粘る展開になれば勝ち負けになると見た。


1枠2番 ネヴァブション(牡7歳)
  中山コースは得意としているが、GTレースでは掲示板に載るのが精一杯と言う印象。強調材料も特になく・・・。


2枠3番 フォゲッタブル(牡4歳)
  良血開花と言う事で昨年騒がれた同馬だが、今年は目立った成績を残しておらず勢いが感じられない。昨年このレース4着の実績は確かに侮れないが・・・。


△(連 下) 2枠4番 トーセンジョーダン(牡4歳)
   前走アルゼンチン共和国杯で勝つ等、休養明け3連勝と調子は良い。おまけに中山では2戦2勝と得意としている。今回の相手にどれだけやれるかは未知数だが、鞍上の三浦騎手は今年競馬以外の事で世間の注目を浴びた。以前からGTを勝つまで結婚しないと言っていたが、優勝を手土産に結婚と言うドラマがあるようなないような・・・。


▲(単 穴)3枠5番 ルーラーシップ(牡3歳)
  デビュー当時から騒がれた良血馬。クラシックレースには縁がなかったが、そろそろ血が騒ぎ出す頃か。鞍上含めて上の兄(フォゲッタブル)よりも食指が動く。


3枠6番  ローズキングダム(牡3歳) 出走取消


◎(本 命)4枠7番 ブエナビスタ(牝4歳)
   ジャパンカップでは降着と言う憂き目に遭ったが勝負には勝った。馬も恐らく負けたとは思っていないだろうし、フランスの名手が同じ過ちを犯す事はないだろう。中間の調教を見ても心配する要素は見当たらない。また、秋3戦目となるが陣営が当初から描いていたローテーションであり問題はないだろう。真ん中の好枠から王道を突き進み、このレースで激闘の末、敗れた父の無念を晴らすむ態勢は整ったと見た。ジャパンカップ同様、今回も本命に推す。


4枠8番  メイショウベルーガ(牝5歳)
  過去の重賞で牡馬ともそこそこ渡り合い、エリザベス女王杯では日本馬最先着だった。実績はあるが、相手が揃った今回は連に絡む所まで行くかと言われると・・・。


△(連 下)5枠9番 ダノンシャンティ(牡3歳)
  骨折休養明け、初距離に初コースと条件は厳しいが、予定通りダービーに出走していたら恐らく人気になっていると思われる素質馬なだけに取捨が難しい。ベールに包まれている事がかえって不気味である。


×(注 意)5枠10番 エイシンフラッシュ(牡3歳)
  ダービーがピークとは思えないがその後勝ちから見放されている同馬。秋は順調さを欠き菊花賞を回避、ジャパンカップも不利があったとは言え8着と振るわない。しかし中山で実績があり、ジャパンカップ後の調教で調子を上げていると伝えられており上積みがありそう。うまく折り合えば一発あってもおかしくない。


6枠11番 トゥザグローリー(牡3歳)
  前走重賞勝ちを収めているが、相手が一気に強化された今回のレースで連に絡むのは厳しいか。距離もやや長い印象がある。


△(連 下)6枠12番 ドリームジャーニー(牡6歳)
  前年の覇者であり、言わずと知れた中山巧者。昨年程の勢いはなく故障明けと順調ではないが、斤量、コースとの相性を考えるとやはり侮れない。休養明けの成績も良い。



7枠13番 オウケンブルースリ(牡5歳)
  距離がもう少し長い方が走る印象がある。器用さが求められるこのコースは不向きのような気がして・・・。


7枠14番  ペルーサ(牡3歳)
  とにかくスタートが上手く出来るかどうかがカギを握る同馬。しかし今回は外枠と言う新たな難題が加わった。これまで見せた末脚は脅威だが、直線短い中山ではそれが発揮出来ない可能性も・・。


8枠15番 レッドディザイア(牝4歳)
  ブエナビスタと互角に渡り合って来た実力の持ち主だが、遠征帰り初戦は大きなハンデであると思われる。


8枠16番 ジャミール(牡4歳)
  ここ数戦掲示板を確保しているが、相手揃った今回は見劣り感は否めない。


 以上、まとめると
◎4枠 7番 ブエナビスタ
〇1枠 1番 ヴィクトワールピサ  
× 5枠10番 エイシンフラッシュ
▲ 3枠 5番 ルーラーシップ
△2枠 4番 トーセンジョーダン
△5枠 9番 ダノンシャンティ
△6枠12番 ドリームジャーニー


馬券は馬連で◎から〇×▲△へと流す。1−7を少々厚めに4−7、5−7、7−9、7−10、7−12の計6点。





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2010年12月19日

夢の続きは来年のクラシックレースで・・・!!【競馬 第62回朝日杯FS結果】

  競馬の2歳王者決定戦、朝日杯フューチュリティステークス(GT)が19日、中山競馬場芝1,600mで行われ5番人気のグランプリボスが最後の直線での叩き合いを制した。グランプリボスは短距離戦線で活躍したサクラバクシンオー産駒で、鞍上のM・デムーロ騎手のJRAレースでのGT制覇は、2008年のジャパンカップでスクリーンヒーローに騎乗して以来の事。また管理する矢作調教師は初のGTタイトル獲得となった。
  2着、3着には共にディープインパクト産駒のリアルインパクト、リベルタスが入り、1番人気に支持されたサダムパテックはスタートでの出遅れが響き4着に終わった。

  2010年秋のGTシリーズもいよいよ最終章。来週26日にグランプリレース、有馬記念が中山競馬場で行われる。


【第62回朝日杯FS競走成績】
1着 グランプリボス    デムーロ  1分33秒9
2着 リアルインパクト   ベリー 
3着 リベルタス      福永祐一
4着 サダムパテック    スミヨン
5着 リフトザウイングス  ルメール

<コメント>
  来年のクラシック戦線を占う意味で重要なレースとなる朝日杯FS。今年は21世紀最初の名馬と言っても過言ではないディープインパクトの最初の仔がデビューする年であり、今まで以上に注目された2歳戦線。

  そのディープインパクト産駒も出走した2歳王者王者決定戦を制したのは、最後の直線での叩き合いを制したグランプリボスだった。父は短距離戦線で活躍したサクラバクシンオー産駒。レース後、管理する矢作調教師が語っていたが血統的背景から最大目標はNHKマイルカップになりそうだ。
  そうなると否でも応でも期待してしまうのが2着、3着に入ったディープインパクトの仔。特に2着に入ったリアルインパクトが内ラチをスルスルっと抜けてきた時には「もしかして・・・」、と思ったファンは多いのではないだろうか。今回は残念ながら戴冠とはならなかったが、来年のクラシックレースでの活躍がますます楽しみになってきた。無事に一冬越して欲しい。

  今年のGTレースは審議となるケースが多いと言う事はジャパンカップの結果に関する記事でも書いたが、このレースも審議となってしまった。掲示板に載った馬に騎乗した騎手の内、4人が外国人ジョッキーだった。今回のレースのパトロールビデオを見たが降着の裁定が下されるか否か微妙な感じがした。外国人騎手から見て日本のジャッジは厳しい、と言う意見もジャパンカップ後に出た。
  今回、着順自体はお咎めなしとなったがレースの進め方に関する認識の違いを浮き彫りにする結果となった。勝利ジョッキーインタビューでのデムーロ騎手の神妙な顔つきが象徴するように、後味の悪いレースとなってしまったのは経験の浅い2歳の馬がもたらした結果とは言え残念である。

  さて、次回はいよいよ1年納めのレース有馬記念。近年稀に見る豪華なメンバーが揃いそうな今年のレース。牝馬の域を超えた牝馬が前走の雪辱を果たすのか。それともハイレベルと言われる3歳勢が主役を担うのか。ファンは勿論、普段は関心がない人もこのレースだけはと日本中が注目するグランプリレース。是非、審議なしのスッキリした形で最後を締めて欲しいものである。











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2010年12月13日

またまた名牝誕生の予感!! 来年の主役は「芦毛のお嬢さん」なのか?  【競馬 第62回阪神JF結果】

   2歳女王決定戦、競馬の第62回阪神ジュベナイルフィリーズ(GT)が12日、阪神競馬場芝1,600mで行われ、1番人気に支持されたレーヴディソールが、最後の直線で鋭い末脚を見せて他馬を圧倒。期待に応えて2歳女王に輝くと共にクラシック候補として名乗りを上げた。また手綱を取った福永騎手は3年ぶりのGT制覇となった。2着にホエールキャプチャ、3着にはライステラスが入り、芦毛馬が1〜3着を独占する結果となった。


【第62回阪神JF競走成績】
1着 レーヴディソール   福永祐一  1分35秒7
2着 ホエールキャプチャ  池添謙一
3着 ライステラス     デムーロ
4着 アヴェンチュラ    和田竜二
5着 ツルマルワンピース  安藤勝己

<コメント>
  ウオッカ、ブエナビスタ、アパパネ・・・。ここ数年このレースを制しその後、競馬界を引っ張る存在となっている牝馬である。そんな名牝への登竜門となっている阪神JFだが、今年も名牝誕生を予感させる馬が現れた。前走、デイリー杯2歳Sでの牡馬を手玉に取るレースぶりから1番人気に支持されたレーヴディソール。

  今年の2歳、つまり年が明けるとクラシック戦線と言い換えても良いのだが、話題の中心となるであろうディープインパクトの仔の活躍ぶり。このレースでも2頭が出走にこぎつけた。他にも桜花賞馬ダンスインザムードの仔やオークス馬トールポピーの妹等、良血馬が例年になく揃った今年の2歳女王決定戦。キャリアが浅く、結果はゴール板を通過してみないと分からないこの時期に、中団でじっくり脚をためて、最後の直線で外から他馬を差し切ると言う、大人のレース運びで女王の座を射止めたレーヴディソール。現時点では完成度が最も高いと言えるだろう。それにしても上位3頭が全て芦毛の馬と言うのも珍しい。       
  
  一方、桜花賞馬を母に持つと言う良血で注目されたダンスファンタジアは、勝ったレーヴディソールとは対照的に精神面の脆さを浮き彫りにするレース運びで実力を発揮する事が出来なかった。血統的にはクラシック戦線を賑わす実力があると思われるだけに、今後レースを重ねてどこまで気性的に落ち着くか。

 ここ数年、牡馬をも凌ぐ目覚ましい活躍を見せている牝馬。上に書いた先輩牝馬が残した足跡をレーヴディソールが引く継ぐべく一冬越して更にパワーアップするのか。それとも肩を並べる馬が来年の春になって現れるのか。来春のクラシック戦線は、今まで以上に盛り上がりそうで楽しみだ。








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2010年11月28日

好事魔多し!! 無敵の女王がはまった「思わぬ落とし穴」!!  【競 馬  第30回ジャパンカップ結果】

  競馬の第30回ジャパンカップ(GT)が28日、東京競馬場芝2,400mで行われ、4番人気のローズキングダムが勝利を収め、朝日FSに続き2つ目のGTタイトルを獲得した。また鞍上の武豊騎手は、今シーズン初のJRAのGTレース勝利となり、GT連続勝利記録を23年に伸ばした。
  レースはシンゲンが引っ張る展開となり、最後の直線で粘るヴィクトワールピサをかわした1番人気のブエナビスタが1位入線となったが審議となった。長い審議の結果、最後の直線でブエナビスタが内に斜行してローズキングダムの走行を妨害したと言う裁定が下され2着に降着。ゴール前でヴィクトワールピサをハナ差でかわして2位に入線していたローズキングダムが繰り上がって1着となった。


【第30回ジャパンカップ競走成績】
1着 〇ローズキングダム   武 豊  2分25秒2
2着 ◎ブエナビスタ     スミヨン (1位降着)
3着  ヴィクトワールピサ  ギュイヨ
4着 △ジャガーメイル    ムーア 
5着 ▲ ペルーサ       安藤勝己


<コメント>
  昨日(27日)掲載した予想記事で、ブエナビスタの不安材料として「順調すぎる所に思わぬ落とし穴が潜んでいる。」と書いた。節目の30回目を迎え、今年府中の森で行われるビックレースはこれが最後となるその華やかな舞台で、誰が「降着」と言うシナリオが用意されている事を想像出来ただろうか。それにしても審議の対象となった箇所の多い(確か3箇所ぐらいあったと思う)レースだった。   

  パドックや返し馬では威風堂々と言う言葉がピッタリ当て嵌まるような落ち着きを見せていたブエナビスタ。レースでも天皇賞同様、他馬を寄せ付けない見事な脚で坂を駆け上がり、前を行くヴィクトワールピサをあっさりかわして、6つ目のGTタイトルを獲得したかに見えた。その豪脚にファンも酔いしれた。しかしレースは審議となり30分近く掛かった審議の結果、下された裁定は走行進路妨害により2着降着となると言うものだった。その瞬間、6つ目のGTタイトルは手からスルリと逃げ、秋のGTレース3連勝と言う陣営の野望も消え去った。
  テレビで前を行こうとしたローズキングダムが挟まれるシーンが何度も映し出され審議が長く続いた事で、時間が経つにつれそのような裁定が下されるかも知れないとは思っていた。天皇賞で圧勝し好スタートと切って迎えた秋2戦目。その後の調整も順調に進み、舞台は末脚を生かせる広い東京コース、そしておあつらえ向きのレース展開。事が全てがうまく運んだように思えたが、まさに好事魔多し。陣営が、そしてファンが望むような結果だけがついて来なかった。この馬の強さを見る事は出来ただけに残念である。

  そして繰り上がる形で優勝が転がり込んで来たローズキングダム。連続GT勝利記録を更新した武豊騎手や関係者は複雑な心境だと思うがバラ一族にとって悲願のGTタイトル獲得となった。ブエナビスタに先着を許した事は確かだが、これからと言う所で不利を受けながら盛り返してヴィクトワールピサを最後の最後でかわした勝負根性はさすがである。今年の3歳世代はレベルが高いと言われているが、3着に粘ったヴィクトワールピサ共々それを証明した格好となった。(ただし最後の直線での一件はヴィクトワールピサの走行にも原因があり、その点はいただけないが・・・。)

  思わぬ形で明暗が分かれる結果となった両馬。再び相まみえるであろう暮れに行われるグランプリレースではどんなシナリオが用意されているのか。今度こそスッキリした形で決着がつく事を期待したい。














レープロ.jpg


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2010年11月27日

豪華絢爛「府中の陣」!! あの長い直線を先頭で駆け上がる馬は果たして・・・?【競 馬  第30回ジャパンカップ予想】

  競馬の第30回ジャパンカップ(GT)が28日、東京競馬場芝2,400mで行われる。国内外から実力馬が参戦して行われるこのレース。とりわけ今回は、先日の天皇賞で圧巻の走りを見せたブエナビスタや後一歩の所で凱旋門賞を逃したナカヤマフェスタ、ダービー馬エイシンフラッシュ等、グランプリレースと見間違うほど日本馬は豪華なラインナップとなった。今シーズン最後となる府中の森でのビックレース。果たしてどの馬が先頭でゴールするのか。発走は15時20分。

【本紙予想】
  節目となる30回目を迎えた今年のジャパンカップ。今ひとつインパクトにかける外国勢に比べ、幾つものGTタイトルを獲り続けもはや牝馬の域を超えた感のあるブエナビスタ、ハイレベルと言われる3歳世代を始め、凱旋門賞で活躍したナカヤマフェスタ等、日本馬は豪華なメンバーが揃った。果たして節目の年に頂点に立つのはどの馬か。そこで本紙予想。

◎(本 命)8枠16番 ブエナビスタ
  休み明けだった前走の天皇賞では豪快な末脚を見せ、他馬を全く問題にしない完勝劇で5つ目のGTタイトルを獲得したブエナビスタ。以前は後方一辺倒だった脚質にも自在性が出て来てどの位置からでもレースを進められるようになった。今回が叩き2走目。中間の調教でも好調をキープしており、これと言った死角は見当たらない。外枠もむしろ揉まれずに他の馬を見ながらレースを進められると言う点ではプラスに働きそうである。順調過ぎる所に思わぬ落とし穴が潜むのは世の常であるが、今回も強力な牡馬を相手に、天皇賞同様あっさり勝ってしまう気さえする。

〇(対 抗)3枠6番 ローズキングダム
   クラシック3冠には手が届かなかったが、何れのレースも僅差だった事から実力馬である事は間違いない。上がり3F32秒台の鬼脚でエイシンフラッシュと叩き合いを演じた同じコース。今回はこれと言った逃げ馬がなく、最後の直線勝負となる展開が予想される。再びあの豪脚がうなりを上げるシーンが見られてもおかしくないような気がする。今度こそバラ一族悲願のGTタイトル獲得なるか。

×(注 意)5枠10番 エイシンフラッシュ
  上がり3Fで32秒台の脚がある点ではローズキングダムと同程度の評価をしても良いと思うが、順調度を欠いたと言う点を割り引き3番手評価とした。とは言え、追い切りの様子等を見るとダービーを制したコースで一発あっても不思議ではないのも確か。それを成せる実力を秘めた馬であり軽視は出来ない。

▲(単 穴)4枠7番 ペルーサ
  ハイレベルと言われる今年の3歳世代。ブエナビスタを追い詰めた前走の天皇賞での走りを見ると、この馬がその代表格と言っても良いのではないだろうか。それだけにスタートに難がある事が非常に勿体無い。とにかく今回もスタートが勝負となる。それさえクリア出来れば本命馬を打ち負かす力は十分持っていると見る。

  この他△(連下)としては、休み明けの前走は降着となったが叩き2走目、距離延長で一変ありそうな4枠8番ジャガーメイル、遠征後の馬の状態が気になるものの凱旋門賞で見事な走りを見せた6枠11番ナカヤマフェスタ、順調さを欠いているが昨年のこのレース2着、この距離では実績を残している7枠14番オウケンブルースリ
まで挙げておきたい。

 まとめると
◎8枠16番 ブエナビスタ
〇3枠 6番 ローズキングダム
× 5枠10番 エイシンフラッシュ
▲ 4枠 7番 ペルーサ
△4枠 8番 ジャガーメイル
△6枠11番 ナカヤマフェスタ
△7枠14番 オウケンブルースリ


  馬券は、馬連で◎〇×▲△へと流す。6−16、7−16、8−16、10−16、11−16、14−16の6点。








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2010年11月22日

混迷のマイル戦線!! 明暗を分けた直線での位置取り!! 【競馬  第27回マイルCS結果】

  競馬の第27回マイルチャンピオンシップ(GT)が21日、京都競馬場芝1,600mで行われ、13番人気のエーシンフォワードが最後の直線で内を突いて抜け出し、外から追い込んできたダノンヨーヨー等をかわして優勝。レコードタイムを叩き出し初のGTタイトル獲得に花を添えた。
   2着には1番人気に支持されたダノンヨーヨーが入り、昨年このレースで3着だった外国馬サプレザもダノンヨーヨー同様、差し切れず4着に終わった。

【第27回マイルCS競走成績】
1着  エーシンフォワード  岩田康誠  1分31秒8
2着 ◎ダノンヨーヨー    スミヨン
3着  ゴールスキー     福永祐一
4着 〇サプレザ       ルメール
5着  ライブコンサート   和田竜二

<コメント>
  本命馬不在で混戦が予想された秋のマイル王決定戦。その予想通りゴール前で上位の馬が横一線に並ぶ大混戦となったが、内を突いて抜け出した人気薄のエーシンフォワードが後ろから追走して来た人気馬を僅かの差でかわし初のGTタイトルを獲得した。
 勝敗の行方を左右したのは、道中及び最後の直線での位置取りだった。いち早く内ラチ沿いの経済コースを通ったエーシンフォワード。これまでの距離実績と前走の成績から人気になっていなかった。マイル戦での実績がない上に有利とは言えない外めの枠。人気が無かったのもある意味当然の事だった。それをカバーしたのが岩田騎手の騎乗ぶりだった。スタートしてすぐに内側の位置を取ると最後の直線でも敢えて芝が荒れ気味だった内ラチ沿いに馬を導き、外から脚を伸ばしたダノンヨーヨー等の追撃をかわしてのゴール。落馬負傷でレースから遠ざかっていた岩田騎手だが、ここ一番の時の勝負勘は衰えていなかった。

  2着から4着に入った馬は外を回らされた事が響いた。特に1番人気に支持されたダノンヨーヨーは後方から猛然と突っ込む豪脚を見せ、能力の高さを示した。勝負事にタラ、レバは禁句であるが、ゴールが後数十メートル先なら、と思ったファンは多いのではないだろうか。これは4着に入ったサプレザにも言える事だろうか。上がり3Fで33秒台のタイムを出したのは、メンバー中この2頭だけ。先行馬がハイペースでレースを引っ張り、差し馬にとってはおあつらえ向きの展開となっただけに惜しかった。

   今年、淀の舞台で行われるGTレースはこれが最後となった。次のビックレースはジャパンカップが舞台を府中の森に移して行われる。グランプリレースと見間違えるぐらいの豪華なメンバーが揃う予定だが、果たしてどんなレースになるのか。願わくば、良いコンディションの下で行われる事を期待したい。









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2010年11月20日

本命不在の大混戦!! 「外国馬&騎手」旋風は続くのか?それとも「日本馬&騎手」が意地を見せるのか?【競 馬 第27回マイルCS予想】

 深秋の淀を飾るビックレース。競馬の第27回マイルチャンピオンシップ(GT)が21日、京都競馬場芝1,600mで行われる。
 外国人騎手或いは外国馬の活躍が目立つ今秋のGTレース。淀の舞台で行われるビックレースは今年はこれが最後。再び外国馬或いは外国人騎手が主役となるのか。それとも国内馬或いは日本人騎手が意地を見せるのか。本命不在と言われるマイル王決定戦は21日15時40分その幕が開く。尚、スマイルジャック騎乗予定だった三浦騎手は落馬負傷の為、川田騎手に乗り替わる。


【本紙予想】
  先日行われたエリザベス女王杯では競馬の本場、イギリスからやって来た刺客に歯が立たなかった日本の有力馬。この秋はスプリンターズSのウルトラファンタジーに始まり、天皇賞ではスミヨン騎手が優勝ジョッキーになる等、外国馬或いは外国人騎手の活躍が目立っている。明日(21日)行われるマイルチャンピオンシップは本命不在の混戦模様。人気が割れている前日オッズがそれを物語っている。馬柱表には1頭の外国馬と何人かの外国人騎手が名を連ねているが、果たしてどんな結果になるのか。そこで本紙予想。


◎(本 命)4枠8番 ダノンヨーヨー
  現在4連勝と波に乗っているダノンヨーヨー。前走の富士Sでは最後の直線の坂で力強い脚を見せ付けた。鞍上にフランスの名手を迎えた事から陣営の本気度がうかがえる。今回が初のGT挑戦と言う事で相手が強くなるが、府中で見せた威力のある末脚を発揮出来るであろう広い京都のコースでレースが行われる事、枠もほぼ真ん中と好枠を引き当てたのは好材料。勢いで一気にスターダムにのし上がる可能性は十分あると見てこの馬を本命に推したい。

〇(対 抗)8枠16番 サプレザ
  昨年このレースで3着に入ったサプレザ。京都の馬場は昨年経験済みと言う点は大きなプラスポイント。昨年よりも馬の状態が良いと陣営からは意欲的なコメントが出ている事から侮れない。枠が外側と言うのが気になるが、昨年もほぼ同じ枠だった事から余り気にする必要はないような気がする。エリザベス女王杯と同じようにあっさり勝ってしまう可能性もありそうだが、その一方で1分32秒台の高速決着になった時について行く脚があるかどうかが不安な点。馬の成長度で克服出来るとは思うが・・・。

×(注 意)5枠9番 トゥザグローリー
  早くから期待された良血馬がこのレースに参戦してきた。現在の実力で通用するのかは未知数だが、この秋は2着→1着と調子も上向きとあらば軽視は出来ない。ビックレースで文字通り「サラブレッドの血」が騒ぐか。

▲(単 穴)3枠5番 テイエムオーロラ
  今年に入って敗れたのがマーメイドS(3着)の一度だけ。今回は相手が一気に強化されるが、逃げるこの馬にとってこの枠は願ってもない好枠である。近走の充実振りを見ていると差し馬を抑えて押し切ってしまう可能性もあるような気がする。

  
  この他△(連下)としては、近走目立った成績を残していないもののがベストの距離であるマイル戦で一発ありそうな1枠2番スマイルジャック、天皇賞で良い走りを見せた2枠4番オウケンサクラ、昨年同様、先行馬有利の展開なら出番がありそうな5枠10番マイネルファルケ、距離不安で折り合が課題も乗っている騎手の一発が怖い8枠17番キンシャサノキセキまで挙げておきたい。

  まとめると
まとめると
◎4枠 8番 ダノンヨーヨー
〇8枠16番 サプレザ  
× 5枠 9番 トゥザグローリー
▲ 3枠 5番 テイエムオーロラ  
△1枠 2番 スマイルジャック
△2枠 4番 オウケンサクラ
△5枠10番 マイネルファルケ
△8枠17番 キンシャサノキセキ

  
  馬券は◎から〇×▲△へと流す。2−8、4−8、5−8、8−9、8−10、8−16、8−17の7点。





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posted by スポーツ職人201X at 18:11| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(39) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月15日

次元が違った英オークス馬の脚さばき!!「本場の女王」に日本馬歯が立たず!!  【競馬 第35回エリザベス女王杯結果】

   競馬の第35回エリザベス女王杯が14日京都競馬場芝2,200mで行われ、4番人気だった外国馬スノーフェアリーが英オークス馬の威厳を見せ付けつけるような勝ち方で勝利を収めた。2着には2番人気のメイショウベルーガが入り、1番人気に支持された3冠牝馬アパパネは最後の直線で伸びを欠き3着に終わった。
  大方の予想通りテイエムプリキュアが逃げる展開となり、最後の直線でいち早く抜け出したスノーフェアリーが目の覚めるような末脚で他馬を引き離し、2着だったメイショウベルーガに4馬身の差を付け圧勝した。
  秋のGTシリーズ。次回はマイルCSが21日に京都競馬場で行われる。

【第35回エリザベス女王杯競走成績】
1着 ▲スノーフェアリー   ムーア  2分12秒5
2着 ◎メイショウベルーガ  池添謙一
3着 〇アパパネ       蛯名正義
4着 △リトルアマポーラ   福永祐一
5着  ヒカルアマランサス  ルメール

<コメント>
  3冠牝馬アパパネ、古馬の代表格メイショウベルーガ等が参戦した秋の最強牝馬決定戦。これらの馬を押しのけて制したのは競馬の本場イギリスから送り込まれた刺客、スノーフェアリーだった。

  いや恐れ入った。格が違う。レースを見た後の率直な感想である。それほど衝撃的な最後の直線での脚さばきだった。そして秋深まる淀の舞台に集まった競馬ファンを虜にした。最後の直線で素早く内ラチ沿いに位置を取ったかと思うと、瞬く間に抜け出し他馬を全く問題にしなかった。その「瞬間芸」に人気を集めたアパパネもメイショウベルーガも全く歯が立たなかった。日本の堅い馬場に対応出来るかがポイントの1つだったが、馬場の内側の方が多少緩かったようで、それも功を奏したのだろう。それを見抜いたムーア騎手のファインプレーでもある。人馬一体。この言葉がまさに当てはまる圧勝劇だった。

   2着、3着は着順は逆になったが人気通りの結果だった。逃げたテイエムプリキュアの脚が止まり最後の直線での追い比べ。中団から後方に位置し直線勝負に懸ける有力馬にとっては想定された中でも最良のレース展開となったが、遥か先を行く英オークス馬の強さを引き立てるに過ぎなかった。ムーア騎手と凱旋門賞でデットヒートを繰り広げたアパパネに騎乗した蛯名騎手にとっては借りを返す絶好のチャンスだったがその舞台を作り出す事は出来なかった。「年間グランドスラム」の期待もあったアパパネはやはり秋華賞がピークだったようで、改めて3冠レース後の調整の難しさを浮き彫りにする結果となった。

   勝ったスノーフェアリーは状態が良ければジャパンカップに出走するとの事。淀を席巻した豪脚が、今年ラスト開催となる府中の森でも炸裂するのか。その時が来るのが楽しみである。











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posted by スポーツ職人201X at 20:28| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(13) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月13日

勢いか?それとも経験か?深秋の淀で繰り広げられる女の戦いの結末は果たして・・・【競馬 第35回エリザベス女王杯予想】

  秋のGTシリーズ第5弾、競馬の第35回エリザベス女王杯が14日、京都競馬場芝2,200mで行われる。
  当初、フルゲート18頭で行われる予定だったがプロヴィナージュが出走取消となった為、17頭で争われる事になった今年の女王決定戦。牝馬3冠を達成したアパパネが、古馬牝馬も撃破し5つ目のGTタイトルを獲得するのか。それとも古馬が意地を見せるのか。はたまた外国馬がさらって行くのか。発走は14日15時40分。秋深まった淀の舞台の中心で舞うのは果たして・・・。


【本紙予想】
  秋のGTシリーズも折り返し地点を迎えた。競馬の予想記事を書くのは秋華賞以来となる。
  さて、明日行われるのは秋の女王決定戦のエリザベス女王杯。本来ならブエナビスタやレッドディザイアが出走してこそ「最強牝馬決定戦」と言えると思うのだが、今や牝馬の域を超えて牡馬をも凌駕する活躍を見せている両馬にとって牝馬相手ではもはや物足りないだろう。だからこそ余計に3冠牝馬アパパネの走りっぷりに注目が集まる。ここもあっさりクリアして、上の2頭に挑戦状を叩きつける事が出来るか。それとも様々な経験をしてこのレースに挑む古馬勢が、ハイレベルと言われる3歳勢に待ったを掛けるか。そこで本紙予想。

◎(本 命)5枠9番 メイショウベルーガ
  前走の京都大賞典では菊花賞馬オウケンブルースリら牡馬を抑えてこのレースを制したメイショウベルーガ。これまでも牡馬相手に善戦した経験は、勢いのある3歳馬が持ち合わせていないものである。先行馬有利の展開だった昨年のこのレースでも条件戦上がりながらしぶとく5着に入っている。この経験に加え良績を上げている京都コース、距離適性を考えると、牝馬が相手の今回は主役の座を射止める可能性が十分あると判断しこの馬を推したい。展開の紛れで負けるとすれば、昨年のように先行する馬がマイペースで逃げ切りを図り、最後の直線で捕まえ切れないと言ったパターンだろうか。

〇(対 抗)3枠5番 アパパネ
  牝馬3冠を全て手にし、2歳の阪神JFのタイトルも合わせてGTレースで未だ無敗のアパパネ。中間の調教でも良い動きを見せており女王の風格さえ漂うこの馬にこれと言った欠点は見つからず、このレースもあっさり勝ってしまう可能性は十分ある。不安材料を挙げるとするならば今回が初の古馬相手と言う事、それと行きたがる面があり、血統面と併せて今回の距離は微妙に長い気がする事。ブエナビスタでさえ達成できなかった「年間グランドスラム」。能力がある事を認めつつ、これらの点を考慮し今回は対抗までとしたい。

×(注 意)6枠12番 アニメイトバイオ
  今回のメンバーは上2頭がやや抜けている感があり、打ち負かすには展開の助け等が必要と思われる。そんな中から3番手候補に挙げたいのがアニメイトバイオ。秋に入りアパパネと好勝負を繰り広げており、中間の調教でも好調を維持している。秋華賞はアパパネに敗れたが差のない2着。今度は直線の長い外回りコースでのレース。当日の気配が悪くなければ、最後の直線で自慢の末脚が炸裂しても不思議ではないような気がする。

▲(単 穴)3枠6番 スノーフェアリー
  単穴としてプロヴィナージュを挙げようと思っていたが出走取消となった為、イギリス、アイルランドオークスを制したこの馬を挙げた。日本の馬場への適性は未知数だが、実績から軽視は出来ない。

  この他△(連下)としては、先行しやすい内枠を引き当てた1枠2番セラフィックロンプ、全盛期の勢いはないが逃がすとしぶとい「京都巧者」2枠4番テイエムプリキュア、近走目立った成績を残していないが復調気配が伝えられる8枠17番リトルアマポーラまで挙げておきたい。

 まとめると
◎5枠 9番 メイショウベルーガ
〇3枠 5番 アパパネ  
× 6枠12番 アニメイトバイオ
▲ 3枠 6番 スノーフェアリー  
△1枠 2番 セラフィックロンプ
△2枠 4番 テイエムプリキュア
△8枠17番 リトルアマポーラ


 馬券は馬連で◎から〇×▲△へと流す。2−9、4−9、5−9、6−9、9−12、9−17の6点。








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2010年10月18日

主役の座を渡さなかった「春の女王」!!  秋の淀の舞台を独り占め!!   【競馬 第15回秋華賞結果】

  牝馬3冠最後のレースとなる競馬の第15回秋華賞が17日、京都競馬場芝2,000mで行われ、春のクラシックレース(桜花賞、オークス)を制し、牝馬3冠の期待が懸かった単勝1番人気のアパパネが最後の直線で外から豪快に差し切って優勝。メジロラモーヌ、スティルインラブに続き史上3頭目の牝馬3冠を達成した。また同馬は2歳時に阪神JFも制しており、史上初めてこの世代の牝馬GTレース完全制覇を成し遂げた。2着は内から鋭く伸びたアニメオトバイオ、3着にはアプリコットフィズが入り、オークスで同着優勝だったサンテミリオンはスタートで出遅れ18着に終わった。

    秋のGTシリーズ第3弾は3歳クラシックレースの最後を飾る第71回菊花賞が24日京都競馬場で行われる。

【第15回秋華賞競走成績】
1着 ◎アパパネ       蛯名正義   1分58秒4
2着 △アニメイトバイオ   後藤浩輝
3着 ○ アプリコットフィズ   武 豊
4着  ワイルドラズベリー  池添謙一
5着  レディアルバローザ  幸英明

<コメント>
   スティルインラブ以来となる3冠牝馬誕生のシーンを一目見ようと多くの人が淀の舞台に訪れた今年の秋華賞。ファンの期待を一心に背負ってその偉業に挑戦したアパパネが見事その期待に応え、史上3頭目の3冠牝馬に輝いた。
   過去、展開の紛れが多く有力馬が涙を飲むケースが多かったこのレース。道中の位置取りがポイントとなったが、アパパネは最後の直線でのチャンスを窺うべく中団で待機すると、その最後の直線で外から力強い末脚を見せて、まとめて差し切る横綱相撲で他馬を寄せつけなかった。馬の力を信じ、コースロスを承知で外に持ち出した蛯名騎手の騎乗も見事だった。
   末脚と言う意味では2着に入ったアニメイトバイオは終始アパパネをマークしローズSの再現
とばかりに出走メンバー中、最速の上がり3Fのタイムを叩き出し女王に迫る伸び脚を見せた。しかし、女王の脚がもたついた前回のようには行かず及ばなかった。

   3歳牝馬のGTタイトルを独占したアパパネ。2歳時のGTタイトルである阪神JFも獲得しており、この世代の牝馬で倒す相手はいなくなったと言っても良いだろう。次は古馬牝馬、その先には牡馬との戦いが待っている。ウオッカ、ダイワスカーレット、ブエナビスタとここ数年、牝馬が主役を担っている中央競馬界。アパパネが彼女らに続く事が果たして出来るのか。今後の活躍が楽しみである。


 











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2010年10月17日

初秋の淀に舞う乙女は、3冠を狙う「あの馬」か?それとも新ヒロインか?  【競馬 第15回秋華賞予想】     

  3歳牝馬GTの最後を飾る競馬の第15回秋華賞が17日、京都競馬場芝2,000mで行われる。
  春の桜花賞、オークスを制し、前日オッズでも1番人気に支持されているアパパネが3冠牝馬を称号を得る事が出来るのか。それともオークスでアパパネと名勝負を演じたサンテミリオンを始め、アパパネの3冠獲得を阻止すべく3歳牝馬最後のGTタイトルを目指す他の馬が栄冠に輝くのか。第15回秋華賞は15時40分発走予定となっている。


【本紙予想】
  競馬の予想記事を書くのは久し振り、日本ダービー以来となる。この後も菊花賞や天皇賞などビックレースが目白押しである。果たして2010年秋のGTレースではどんなドラマが生まれるのか。
  牝馬3冠の最後を飾る秋華賞。注目はこれまで2冠を制しているアパパネがスティルインラブ以来の3冠馬の称号を得る事が出来るか。それとも虎視眈々と最後の1冠を狙う他の馬が待ったをかけるか。展開の紛れ多い京都内回りコースで繰り広げられるドラマの結末は果たして・・・。そこで本紙予想。


◎(本 命)7枠15番アパパネ
  前走のローズSは休み明けと大幅な体重増加の影響か、4着に敗れた。ただ他馬に接触する不利がありながら馬群をこじ開けての4着だった事から決して悲観する内容ではなかったと思われる。過去にも2走目に良績を残しており、馬体重が絞れれば一叩きされた今回は前走のような事はないだろう。やや外枠と言うのが気になるが、春のGTレース等で戦ってきたメンバーとほぼ同じ顔触れが揃った牝馬3冠最後のレース。実績で押し切って欲しい。

○(対 抗)2枠4番アプリコットフィズ
  春のGTレースでは優勝候補に挙げられながら良い成績を残す事が出来なかった。しかし、斤量に恵まれたとは言えクイーンSで古馬を下した事で評価が上がった。既に9月に栗東に入厩にており直前輸送によってテンションが上がる心配もない。鞍上はここの所、GTタイトルから見放されている武豊騎手。そろそろ一発あってもおかしくないような気がする。後は当日の気配次第か。

×(注 意)3枠5番サンテミリオン
  オークスでの死闘が記憶に新しい同馬。5戦4勝、3着1回と言うこれまでの成績からアパパネとヒケを取らない実力を持っているのは事実である。展開の紛れが多い京都内回りコースで内枠を引き当てたのも好材料である。しかし、今回は予定通りとは言えトライアルレースを挟まずぶっつけ本番である事、騎手が乗り変わる事など割り引き材料もいくつかあり、実力は認めつつも今回は3番手評価とした。

▲(単 穴)5枠9番アグネスワルツ
  今回のメンバー構成を見ると、何が何でも逃げる馬は見当たらない。強いて挙げるとすればこの馬が先手を取ると見る。オークスでも粘って3着に入った。後ろからレースを進めるであろうアパパネを各馬がマークするレース展開になれば、最後まで粘って逃げ切ってしまう可能性もありそうだ。

  
  この他△(連下)としては、流れに乗ればしぶとい脚がある4枠8番オウケンサクラ、 前走がピークの可能性があるものの相手なりに走る5枠10番アニメイトバイオ、休み明け好走を続けている数少ない上がり馬、7枠13番ディアアレトゥーサまで挙げておきたい。

 まとめると
◎7枠15番アパパネ
○ 2枠 4番アプリコットフィズ
× 3枠 5番サンテミリオン
▲ 5枠 9番アグネスワルツ
△4枠 8番オウケンサクラ
△5枠10番アニメイトバイオ
△7枠13番ディアアレトゥーサ


  馬券は馬連で◎から○×▲△へ流す。4−15、5−15、8−15、9−15、10−15、13−15の6点。








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2010年10月03日

秋のGTシリーズ開幕!! 秋の韋駄天王(女王)決定戦はウルトラ級の逃走劇で波乱の幕開け!!  【競馬 スプリンターズS及び凱旋門賞結果】  

  秋のGTシリーズ第1弾、競馬の第44回スプリンターズSが3日、中山競馬場芝1,200mで行われ、10番人気の香港馬ウルトラファンタジーが逃げ切り、初のGTタイトルを獲得した。このレースで海外馬は制覇したのは3頭目。また8歳馬の制覇は史上最年長。2着入線のダッシャーゴーゴーは進路妨害のため4着降着。3位入線した高松宮記念の覇者キンシャサノキセキが2着に、4位入線のサンカルロが3着にそれぞれ繰り上がった。1番人気に支持されたもう1頭の香港馬グリーンバーディーは7着に終わった。

  秋のGTシリーズ第2弾、秋華賞は17日に京都競馬場で行われる。


【第44回スプリンターズS競走成績】
1着 ウルトラファンタジー   ライ    1分07秒4
2着 キンシャサノキセキ    四位洋文
3着 サンカルロ         吉田豊
4着 ダッシャーゴーゴー   川田将雅 (降着)
5着 ワンカラット        藤岡佑介

<コメント>
  厳しい暑さの中、秋の飛躍を目指しレースを重ねてきた馬や秋に備えて鋭気を養った馬が集い始まった秋競馬。いよいよGTレースも熱戦の火蓋が切られた。この後、ほぼ毎週GTレースが行われ、ファンにとって楽しみな週末が訪れる事になる。本紙でも秋華賞から予想記事を掲載する予定である。
  秋のG1レース弾は短距離王(女王)決定戦、スプリンターズS。春の高松宮記念を制したキンシャサノキセキや外国馬2頭が顔を揃えた今年のレースを制したのは、10番人気の香港馬ウルトラファンタジーだった。過去、先行馬が好成績を残す傾向にあるこのレース。ウルトラファンタジーもスタート良くゲートを飛び出して先頭に立つと最後の直線でもしぶとい脚を見せ追い上げる後続の馬をかわして波乱となったこのレースの立役者となった。

  3着で入線したキンシャサノキセキは繰り上がりで2着となり、春のスプリント王の面目を保った。春秋連覇こそならなかったが、前走のセントウルステークスで出走取消しとなりぶっつけ本番で挑んだ事を考えると能力の高さを示す事は出来たと言えるだろうか。

  そしてもう1頭「波乱の立役者」となってしまったダッシャーゴーゴー。パトロールビデオを見たが、対象馬となったサンカルロが内に入ろうとする所で進路を妨害しているように見えた。騎手が立ち上がる程ではなかったが降着は致し方ないだろうか。この馬を本命にした穴党にとっては喜びもつかの間だったのかも知れないが・・・。

  この後も続くGTレース。果たしてどんなドラマが用意されているのか楽しみである。

【ナカヤマフェスタ惜しくも2着 第89回凱旋門賞結果】
 第89回凱旋門賞が3日(現時時間)、ロンシャン競馬場芝2,400mで行われ、日本馬で今年の宝塚記念を制したナカヤマフェスタが接戦の末、優勝した英国のワークフォースに頭差及ばず2着となった。ナカヤマフェスタは最後の直線でワークフォースと激しい競り合いを繰り広げたが、わずかに及ばず、日本馬初の優勝はならなかった。
  同レースにおけるこれまでの日本馬の最高成績は、エルコンドルパサーの2着。ナカヤマフェスタはこれに並んだ。
  日本馬のもう1頭、ヴィクトワールピサは8位で入線した後、審議の末、順位が繰り上がり7着だった。








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2010年06月07日

これぞ「Blood Sports」の醍醐味!! 昭和の匂いを漂わせ春のマイル王に… 【競 馬 第60回安田記念結果】

   春のマイル王決定戦、競馬の第60回安田記念が6日、東京競馬場芝1,600mで行われ、8番人気のショウワモダンが最後の直線で抜け出し、スーパーホーネット等の後続馬の追撃をかわして初のGTタイトルを獲得。父エアジハードとの父子制覇を果たした。39戦目でのGTタイトル獲得はJRAでの史上最多キャリアの優勝。鞍上の後藤騎手は2002年の同レース、アドマイヤコジーンで制して以来のGTタイトル獲得となった。

   2着にはスーパーホーネット、3着にはスマイルジャックが入り1番人気に支持されたリーチザクラウンは見せ場なく14着に終わった。


【第60回安田記念競走成績】
1着 ショウワモダン    後藤浩輝   1分31秒7
2着 スーパーホーネット  藤岡佑介
3着 スマイルジャック   三浦皇成
4着 トライアンフマーチ  内田博幸
5着 サイトウィナー    ウィリアムズ

<コメント>
  東京競馬場、春の5週連続GTシリーズの最後を飾る安田記念を制したのは、前走、前々走と連勝してこのレースに臨んだ上がり馬、ショウワモダンだった。
  サクラユタカオーやテスコボーイと言った、まさに昭和の競馬界を支えた血統を持つ同馬の優勝。サンデーサイレンス系の血統がもてはやされる今の時代に、しかも3歳時にクラシックレースを出走した訳でもない、いわば「叩き上げ」の馬がGTタイトルを獲得するからこそ「Blood Sports」と言われる競馬の面白さがある。零細血統と言えば昨秋活躍したカンパニーがいるが、それを思い起こさせるようなレースだった。
  春のマイル王となったショウワモダン。秋にはどんな走りを見せるのか楽しみだ。

  高松宮記念から始まった今年春のGTレース。宝塚記念がまだ残されているが、東京競馬場での5週連続GTシリーズが終わり、1つの区切りを迎えた。間もなく来年のクラシックレースを目指す2歳馬の戦いも始まる。何といっても平成の名馬、ディープインパクトの仔がデビューする事が最大の注目である。果たしてディープインパクトと肩を並べる或いはそれを凌ぐ馬が現れるのか。秋の飛躍を目指す夏競馬の季節が訪れようとしている。





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2010年05月30日

父に近づけるか?それとも父を越えるのか?77回目の競馬の祭典の結果やいかに・・・【競馬 第77回東京優駿予想】

  競馬の第77回東京優駿(日本ダービー)(GT)が30日、東京競馬場芝2,400mで行われる。
  NHKマイルカップを制したダノンシャンティが怪我の為、出走を取り消したものの、皐月賞に続いて2つ目のクラシックタイトルを狙うヴィクトワールピサやトライアルレースの青葉賞で圧巻の走りを見せ、無敗のままこのレースにコマを進めたペルーサ、他にもルーラーシップやトゥザグローリーと言った良血馬が出走する等、例年に無くハイレベルなメンバーが揃った今年の競馬の祭典。77代目ダービー馬の称号を得るのは、果たしてどの馬か。


【本紙予想】
  前置きは枠順発表に関する記事で書いたので詳しくは書かないが、ダービーと言えば、晴天の下で行われると言うのがイメージとして頭にあった。しかし昨年は悪天候の中で行われ、今年も同じように天気には恵まれそうも無く、しかも肌寒い中で行われそうだ。多くの方が東京競馬場に足を運ぶと思うが、くれぐれも風邪を引かないような格好で楽しんで貰いたいものである。


◎(本 命)4枠7番ヴィクトワールピサ
  今年のメンバーは確かにレベルが高いが、皐月賞で見せた最後の直線での最内を突き抜け他馬を寄せ付けなかったレース内容を見ると、やはりこの馬を本命にするのが妥当と判断した。馬群を割って突き抜ける勝負根性は広い東京コースで更に発揮されるだろう。枠順もほぼ真ん中
とロスを強いられない枠を引き当てた。また、馬場状態に関する適性についてもこれまでのレースを見ると問題ないと思われる。初の左回りがどうかがポイントとなりそうだが、それを克服するだけの力量はあるだろう。
  以上の事から「77代目ダービー馬」の称号に最も近い馬と判断し、この馬を本命に推したい。果たして父に続くクラシック2冠達成なるか。

○(対 抗)5枠9番ペルーサ
  馬連で馬券を買うとなると、本命馬とこの馬との組合せでは妙味がないのだが、やはり青葉賞の走りを見ると食指が動く。若葉Sを勝った時点で賞金的には皐月賞出走も可能だったが、このレースが目標との事で回避し、ダービーと同じコースを馬に経験させた事を考えると陣営の本気度がうかがえる。キャリアは浅く一線級との対戦が初めてと言う事がどう出るかだが、本命馬を脅かす存在である事は間違いないだろう。

×(注 意)6枠12番ヒルノダムール
  皐月賞は2着に敗れたが、スムーズさを欠いたレース運びを考えると良く追い込んできたと言える。長く脚を使える脚質は広い東京コース向きと言え、これまでの成績の安定度を見ると軽視は出来ない。

▲(注 意)6枠11番ハンソデバンド
  前走での大敗で評価を落とした同馬。しかし、東京コースでは4戦して全て連対と相性が良く、一変する可能性を秘めている。共同通信杯ではNHKマイルカップ王者のダノンシャンティを下しており、鞍上は先週、歴史的な勝利を挙げた蛯名騎手。「府中巧者」の一発があってもおかしくないような気がする。

  その他△(連下)としては、皐月賞での末脚が光った1枠1番エイシンフラッシュ、内枠を引いて、ロスなくレース運びが出来そうな良血馬2枠3番ルーラーシップ、うまく逃げる事が出来るでば粘りそうな3枠6番アリゼオ、NHKマイルカップで3着と好走、そろそろ走りそうな素質馬7枠14番リルダヴァルまで挙げておきたい。

 まとめると
◎4枠 7番 ヴィクトワールピサ
○5枠 9番 ペルーサ
×6枠12番 ヒルノダムール
▲6枠11番 ハンソデバンド
△1枠 1番 エイシンフラッシュ
△2枠 3番 ルーラーシップ
△3枠 6番 アリゼオ
△7枠14番 リルダヴァル


  馬券は馬連で◎から○×▲△へ流す。7−9を厚めに1−7、3−7、6−7、7−11、7−12、7−14の7点。








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2010年05月28日

父と同じ道を歩むか?それとも父の無念を晴らすのか?【競馬 第77回東京優駿枠順】

   競馬の3歳牡馬クラシックレース第2弾、競馬の第77回東京優駿(日本ダービー)の枠順が27日、JRAより発表された。皐月賞)を制しクラシック2冠を目指すヴィクトワールピサは4枠7番、トライアルの青葉賞を圧勝したペルーサは5枠9番、NHKマイルカップとの変則2冠を狙うダノンシャンティは8枠18番にそれぞれ入った。
   第77回東京優駿は30日、東京競馬場芝2,400mで行われる。発走は15時40分。


【第77回東京優駿(日本ダービー)枠順】
1枠 1番エイシンフラッシュ  内田博
1枠 2番レーヴドリアン    藤岡佑
2枠 3番ルーラーシップ    四 位
2枠 4番サンディエゴシチー  浜 中
3枠 5番コスモファントム   松 岡
3枠 6番アリゼオ       C・ウィリアムズ
4枠 7番ヴィクトワールピサ  岩 田
4枠 8番ローズキングダム   後 藤
5枠 9番ペルーサ       横山典
5枠10番トーセンアレス    江田照
6枠11番ハンソデバンド    蛯 名
6枠12番ヒルノダムール    藤 田
7枠13番ゲシュタルト     池 添
7枠14番リルダヴァル     福 永
7枠15番メイショウウズシオ  飯 田
8枠16番シャイン       和 田
8枠17番トゥザグローリー   戸 崎
8枠18番ダノンシャンティ   安藤勝

<コメント>
  30日に東京競馬場で行われる競馬の祭典、日本ダービーの枠順がJRAから発表された。7500頭余りの中から選ばれたが3歳トップホース18頭が一生に一度しか獲得する事が出来ないビックタイトル目指してターフを疾走する。また競馬の祭典と言う事もあり、普段競馬に興味がなくても、暮れの有馬記念とこのレースだけは注目している方もいるだろう。
  今年、この舞台にコマを進めた18頭の顔触れを見ると、皐月賞に続く2つ目のクラシックタイトル獲得を目指すヴィクトワールピサやトライアルレースの青葉賞で圧巻の走りを見せ、ヴィクトワールピサに挑戦状を叩きつけたペルーサ、NHKマイルカップとの変則2冠馬を目指すダノンシャンティ、他にも皐月賞の雪辱を期すローズキングダム、良血馬トゥザグローリー、ルーラーシップ等、近年稀に見るハイレベルなレースが期待出来、また目移りしそうなメンバーが揃った。果たして、ウィナーズサークルで歓喜の美酒に酔いしれるのはどの馬か。
  
  人気を分け合うであろうヴィクトワールピサとペルーサ。父はそれぞれネオユニヴァースとゼンノロブロイで、この2頭は第70回日本ダービーで対戦し、その時は前を行くゼンノロブロイをネオユニヴァースが捕らえ、皐月賞に続く2つ目をタイトルを獲得した。父と同じ臨戦過程で挑むその子供。果たして父と同じく2冠目のタイトル獲得となるか。それとも父の無念を晴らす事が出来るか注目される。
  
  昨年は極度の道悪で馬にとっては気の毒なレースコンディションだった。せっかくの祭典。ぜひとも良馬場でレースが行われる事を願いたい。

本紙予想は土曜日(29日)夜か30日朝に掲載する予定









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posted by スポーツ職人201X at 19:52| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(11) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月24日

強い女には雨も枠順も距離も関係なし!! 樫の舞台の中央に立った2頭の女王!!【第71回優駿牝馬結果】

  牝馬クラシックレース第2弾、競馬の第71回優駿牝馬(オークス)が23日、東京競馬場芝2,400mで行われ、1番人気に支持されたアパパネと5番人気だったサンテミリオンが最後の直線で互いに譲らず馬体を併せたままゴールに入った。長い写真判定の末、JRAのGTレース史上初の同着と言う結果となった。アパパネは桜花賞に続く2冠達成。一方のサンテミリオンは初のGT制覇。3着にはレースを引っ張ったアグネスワルツが入った。  
  

【第71回優駿牝馬競走成績】
1着 △アパパネ      蛯名正義  2分29秒9
1着 △サンテミリオン  横山典弘  同 着
3着  アグネスワルツ  柴田善臣
4着 ×アニメイトバイオ 後藤浩輝
5着 ◎オウケンサクラ  安藤勝己

<コメント>
  牝馬クラシック第2弾は樫のタイトルを目指す3歳乙女の戦い。有力馬が外枠に固まった上に雨によって馬場が渋る等、波乱の予感を漂わせレースは行われた。そして優勝馬が2頭出ると言う、波乱の予感を上回る誰も予想し得ないフィナーレが用意されていた。

  桜に続き樫の座を狙うアパパネと、トライアルレースを勝ち抜き初のGTタイトルを狙うサンテミリオン。奇しくも外枠で隣同士となった両頭によるゴール前の叩き合いは見応えがあった。当然、素人の目ではどちらが樫の座を射止めたのか分かるはずもなく、写真判定も長い時間を要した。天皇賞(秋)でのウオッカとダイワスカーレットなど、過去のGTでは僅かな差でも白黒ハッキリ付けた勝利の女神も、3歳乙女にとって過酷とも言える2,400mを走り切った両頭に白黒付けるのを躊躇したのだろうか。樫の座を2頭に分け与えた。
 
  距離適性に不安があると言われながらそれを克服しクラシック2冠目を獲得したアパパネ。そして、初めてと言っても良いであろう3歳牝馬トップクラスとの戦いを制したサンテミリオン。決着を付ける場になる秋の淀の舞台でどんな戦いを繰り広げるのか。また、その両頭に割って入る馬は現れるのか。春のクラシックレースで激闘を演じた乙女達はしばしの休息に入る。





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2010年05月22日

今年の樫の舞台を彩るのは、月か?杏か?それとも桜か? 雨が波乱を誘う?ドラマの結末は果たして…  【競馬 第71回優駿牝馬予想】

  競馬の第71回優駿牝馬(オークス)が23日、東京競馬場芝2,400mで行われる。
  桜花賞を制したアパパネが2冠目を獲得するのか。それとも、アパパネに惜しくも敗れた桜花賞組の巻き返しはあるのか。はたまた、別路線組が樫のタイトルをさらって行くのか。3歳乙女が演じる樫の舞台は「雨」と言う波乱要素を漂わせながら15時40分、71回目のドラマが始まる。


【本紙予想】
  この時期の3歳牝馬にとっては過酷且つ殆どの馬が未経験の2,400mと言う距離に加え、明日(23日)は雨の予報と言う波乱要素が加わり予想する側にとっては難しいレースとなりそうな今年のオークス。戴冠を狙う18頭が織り成すドラマの結末は果たして…。そこで、本紙予想。

◎(本 命)3枠6番オウケンサクラ
 前走の桜花賞では果敢に逃げて見せ場たっぷりの2着と健闘した同馬。それまでのローテーションがきつかった事から馬体回復がポイントだったが、調教後の馬体重を見る限り極端な馬体重減はなさそうである。距離延長は問題なさそうで、好位で折り合いしぶとい先行力を行かせる展開に持ち込めば後続馬を封じ込める力はあると見て、この馬を本命に推したい。樫の舞台に季節外れの桜を咲かせる事は出来るか。


○(対 抗)2枠4番ショウリュウムーン
  前走の桜花賞は追い込み届かず4着と敗れたが脚を余した感もあり悲観するような内容ではなかった。父がダービー馬、母の父が菊花賞馬とまさにこの距離はうってつけと言える。桜花賞組はこのレースと相性が良いが、本命馬を逆転するとしたらこの馬のような気がする。


×(注 意)7枠13番アニメイトバイオ
  前走は馬体を大きく減らしての出走だった事もあってか見せ場無く敗れた同馬。今度はプラス体重で出走出来そうで、そうなれば改めて見直しが必要である。東京コースとの相性も良い事などを加味し注意しておく必要があるだろう。雨と母の父フレンチデピュティとの関係も気になる。


▲(単 穴)2枠3番アプリコットフィズ
  馬体の成長が見られない点はマイナス材料だが、東京コース2戦2勝の実績は軽視出来ない。絶好の内枠で好位置を取れれば、最後の直線で他馬を完封する力はあると思う。軽量だけに力のいる馬場になると分が悪い。馬場状態もこの馬の結果を左右しそうだ。

  
  その他△(連下)としては、新馬戦でローズキングダム、ヴィクトワールピサの3着、抽選を潜り抜けてきた運も買って5枠9番モーニングフェイス、有利とは言えない距離延長&外枠を考慮して割り引くも地力で連なら絡んできそうな8枠17番アパパネ、同じく有利ではない大外枠と言う事で評価を下げたが、大きいレースを勝てる器である事は認めて8枠18番サンテミリオンまで挙げておきたい。
 
 まとめると

◎3枠 6番 オウケンサクラ
○2枠 4番 ショウリュウムーン
×7枠13番 アニメイトバイオ
▲2枠 3番 アプリコットフィズ
△5枠 9番 モーニングフェイス
△8枠17番 アパパネ
△8枠18番 サンテミリオン  



  馬券は馬連で◎から○×▲△へ流す。3−6、4−6、6−9、6−13、6−17、6−18の6点。





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