2010年07月22日

甲子園行きのキップはすぐ目の前に… 「筋書きのないドラマ2010夏 〜第1幕〜」はいよいよ佳境へ・・・【高校野球  地方予選】

  連日熱戦が繰り広げられている第92回全国高校野球選手権大会の地方予選は22日も全国各地で行われ、伝統校同士の対戦となった鹿児島大会決勝は、鹿児島実業が2−0で樟南を下し2年ぶり17回目の選手権出場を決めた。
  この他では、4年連続出場を目指す福島の聖光学院や春夏連続出場を目指す西東京の日大三等は勝ち進んだが、7年連続出場を目指した青森山田や昨年、菊地投手(現西武ライオンズ)を擁し高校野球界を沸かせた岩手の花巻東は姿を消した。

  夏の全国高校野球の地方予選は23日北北海道と福島で代表が決まる予定となっている。


【地方予選決勝の結果】
◎鹿児島
鹿児島実 1 1 0  0 0 0  0 0 0  2
樟   南 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
鹿児島実は2年ぶり17回目の選手権出場 

【地方予選準決勝の結果】
◎北北海道 
旭川実 5−4 駒大岩見沢
武修館 3−1 遠 軽
  決勝は23日行われる。旭川実が勝てば11年ぶり、武修館が勝てば初の選手権出場となる。

◎青 森
八戸工大一 12−4  青森工
光星学院   6−2  青森山田
  ライバル校同士の対戦は光星学院に軍配が上がった。春の県大会決勝と同じカードとなる一戦は24日行われ、八戸工大一が勝てば12年ぶり、光星学院が勝てば7年ぶりの選手権出場となる。 

◎福 島  
聖光学院  9−2 小高工
光 南   6−5 白 河
  県内公式戦50連勝を飾った聖光学院の牙城を光南が揺るがす事が出来るか。  

【これまでに決まった代表校】
◎鹿児島…鹿児島実(2年ぶり17回目)
◎沖 縄…興 南(2年連続9度目)

  日本の多くの箇所で猛暑となっている中、熱戦が繰り広げられている夏の全国高校野球地方予選。22日鹿児島で代表校が決まり、23日には北北海道と福島で新たに代表校が決まる。そして週末から来週にかけて続々と甲子園行きのキップを手にする高校が名乗りを挙げ、「筋書きのないドラマ 〜第1幕〜」は佳境に入って行く。
  前回は激戦区の状況を紹介したが、今回はベスト4が出揃った地区の状況について紹介したいと思う。先日紹介した千葉、西東京、福岡は割愛する。

◇南北海道…札幌第一×函館大有斗、北照×札幌日大
【2年連続か?それとも春夏連続か?】
  好投手の又野投手擁する選抜ベスト8の北照、南北海道大会1回戦、準々決勝と接戦を制した昨夏代表の札幌第一、久々の選手権出場を目指す函館大有斗などが勝ち残った。2年連続を目指す札幌第一と春夏連続出場を狙う北照との争いか。

◇秋 田…秋田商×鷹巣、能代商×西仙北
【波乱続きも、第1シードの牙城は盤石か?】
  選抜に出場した秋田商は順当に勝ち上がったが、明桜や本荘と言った有力校が次々と敗れる波乱の展開となっている。第1シード秋田商がスンナリ甲子園行きのキップを手にするか。それとも他の3校がもうひと波乱起こすのか。


◇栃 木…作新学院×栃木工、宇都宮工×佐野日大
【シード校、甲子園経験校が勝ち残る!!】
  春の県大会を制した青藍泰斗はベスト8で姿を消したが、佐野日大を除く3校は何れもシード校。佐野日大も選手権経験校である事を考えるとほぼ順当な顔触れか。春の大会準優勝で、2年連続選手権出場を狙う作新学院が一歩リードか。
   
◇新 潟…新潟明訓×中越、日本文理×三条東
【大きな波乱もなく順当な顔触れ 「ビック3」に挑む「新顔」!!】
  新潟の高校野球界をリードして来た私学3強が順当にベスト4に進出した。注目は初のベスト4に名乗りを挙げた三条東。他の3校に比べると見劣りする感は否めないが、ここまで戦線を制し勢いの付く勝ち方をしているだけに侮ると足元を掬われる可能性がある。

◇長 野…松商学園×佐久長聖、松本工×上田千曲
【強豪私学に挑む公立勢!!その挑戦権を得るのはどちらか?】
  準決勝は強豪私学同士、新鋭公立校同士の顔合わせ。松本工の柿田投手はプロが注目する好投手。果たしてどんなピッチングを見せるか。

◇山 梨…日 川×日大明誠、甲府工×富士学苑
【春の覇者に勝利の女神は舞い降りるか?】
  春の県大会準優勝東海大甲府、昨夏代表山梨学院大付などが敗退する中、30年ぶり出場を目指す春の県大会覇者である日川が勝ち残っている。その前に立ちはだかるのは、9回目の選手権出場を狙う強豪甲府工だろうか。

◇鳥 取…八 頭×倉吉東、米子北×鳥取商
【ベスト4は順当な顔触れか?突出したチームなく混戦模様!!】
 ベスト4は春季県大会とほぼ同じ顔触れ。突出したチームがなく、1つのミスが試合の行方を左右する、競った展開になるだろう。  

◇高 知…高 知×高知商、明徳義塾×岡 豊
【大きな波乱なく名門が勝ち残る!!】
  かつては明徳義塾がその名を欲しいままにタイトルを独占して来たが、ここ数年はその座を高知高が奪っている格好となっている。選抜大会に出場し、春の四国大会も制した高知高がここも一歩リードか。四国No.1投手の呼び声高い田内投手擁する岡豊は悲願の甲子園初出場なるか注目される。











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2010年07月21日

甲子園 道のり険し 激戦区!! 熱戦続く「筋書きのないドラマ2010夏 〜第1幕〜」 【高校野球 地方予選】 

  各地で熱戦が繰り広げられている第92回全国高校野球選手権大会地方予選。 
  今回の予選に参加した学校数を単純に地区数で割ると1地区約80校。東西東京のように特殊なヤグラの組み方をしない限り、甲子園に辿り着くには6〜7試合勝たなければならない計算になる。しかし実際にはそれより少ない試合数で辿り着ける地区もあれば、それより多くの試合に勝たないと聖地、甲子園に辿り着けない可能性のある地区もある。
  今回は参加校数が128校を超える、つまり1回戦から出場すると8試合勝たなければ甲子園に行けない地区(埼玉、千葉、東西東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡)にスポットを当てたいと思う。


◇埼 玉…参加159校
【激突、ベスト16!! 勝つのは甲子園常連校か?それとも新興校か?】
  21日に4回戦残り8試合が行われ、ベスト16が出揃った。昨夏代表の聖望学園は既に姿を消しているが、選抜に出場した花咲徳栄や浦和学院、春日部共栄等の甲子園経験校は順当に勝ち残っている。長らく私立勢が代表となっている埼玉だが、同じく勝ち残っている鷲宮や所沢商、春季大会ベスト4の坂戸西と言った公立勢がどこまで食い込むか。前東大監督の中西氏率いる早大本庄や元ヤクルト投手の阿井氏率いる川越東にも注目したい。両校は5回戦(ベスト16)で対戦する。


◇千 葉…参加175校
【強豪校に割って入るか?公立無名校】
  ベスト8が出揃った千葉大会。プロ注目の山下選手擁する習志野、今大会好投を続けている中川投手擁する成田や選抜に出場した東海大望洋などがコマを進めた。
  強豪私学が勝ち残りこの後も激戦が予想されるが、注目したいのが無名の公立校、浦安。春季大会ベスト4でシード校ではあるが、これまで目立つような成績を残した事がないだけにここまで勝ち進んだ事は健闘に値すると言えるだろうか。昨年の八千代東のように激戦区である千葉大会を勝ち上がる可能性は十分ありそうだ。また準々決勝で対戦する市立柏と習志野の両校は共に吹奏楽が盛んな学校である。応援にも一層熱が入るだろう。
◎千葉大会準々決勝組合せ
成田×千葉経大付、市立柏×習志野、浦安×東海大望洋、専大松戸×千葉敬愛

◇東東京…参加144校
【帝京コールド負けの衝撃!!混戦を抜け出すのは果たして…?】 
  今大会ノーシードで甲子園に行く為には8回勝たなければならかった。とは言え昨夏選手権、今春の選抜とベスト8に入った経験者がいた帝京の牙城は揺るがないと思われていた。しかし5回戦(ベスト16)で国士舘相手に投手陣が打ち込まれるとエラーなどミスも重なりコールド負けを喫した。
  混戦模様の東東京大会。好投手の三ツ俣投手擁する修徳や関東一、「夏に弱い」と言われているが帝京を下し勢いに乗る国士舘が有力と思われるが、もうひと波乱ありそうな気もする。 
◎東東京大会準々決勝組合せ
修徳×紅葉川、国士舘×足立新田、成立学園×日大豊山、安田学園×関東一

◇西東京…参加119校
【都立勢は全滅!!ベスト4は系列校同士の対戦も?】
  今大会の参加校は119校だが、神宮球場での開幕戦(1回戦)が割り当てられベスト16が5回戦となる為、ここに含む事とした。
  ここ数年ベスト8以上に残る事が多かった都立勢だが、今大会はベスト8に残る事が出来なかった。
  ベスト8の内、7校は甲子園経験校。それだけにこの後は、接戦の試合が多くなる事も予想される。勝ち残っているのは、春の選抜準優勝の日大三、春の都大会優勝の日大鶴ケ丘、全国優勝した2006年以来の出場を目指す早実等。これに加え唯一、甲子園未経験である早大学院が準々決勝を勝つと準決勝の組合せは日大三×日大鶴ヶ丘、早実×早大学院と言う、系列校同士で決勝進出を争う可能性もある。  
◎西東京大会準々決勝組合せ
日大鶴ヶ丘×桜美林、日大三×堀越、早大学院×東亜学園、創価×早実

◇神奈川…参加186校
【甲子園経験校ひしめく激戦区!!最後に笑うのはどこか?】
  一時期参加校が200校を超えた事もある激戦区、神奈川。その後は少子化に伴う統合等で参加校は減り続け、今年最多参加校数の座も愛知県に譲った。
  しかし東海大相模や横浜、慶応や桐蔭学園、桐光学園等、甲子園でも上位争いをした事がある高校が多数あり有数の激戦区である事には変わりない。
  激戦区神奈川は22日にベスト16が出揃う。上に挙げた強豪校も順当に勝ち進んでいるが圧倒的な勝ち方をしている訳ではない。昨年代表横浜隼人、数々の名選手を輩出し全国優勝の経験もある横浜が今大会ノーシードである事からも例年以上に混戦である事が窺える。そういった意味では他校にも突け入るスキはあると思われ、どんな展開になるか先が読めない。

◇愛 知…参加188校
【選手権連覇目指す中京大中京!!行く手を阻むチームは現れるか?】
  神奈川と並んで全国有数の激戦区であるが、ここ数年の優勝校は愛工大名電、中京大中京、東邦が分け合っている状態である。今大会もこれらの高校が優勝争いの中心であると思われる。昨夏選手権優勝に続く大会連覇を目指す中京大中京か。春の県大会を制した東邦か。それとも今大会ノーシードの愛工大名電か。大会はベスト32が出揃おうとしている段階。先はまだ長い。

◇大 阪…参加186校
【甲子園で勝つよりも勝ち抜くのが難しい、全国最大の激戦区!!】
  甲子園で勝つよりも勝ち抜くのが難しい、全国最大の激戦区である大阪。投打に有力選手を揃える昨夏代表PL学園、選抜に出場した大阪桐蔭の他にも私立、公立問わず有力校が多数存在し、どこが勝つのか読めない。大会も2、3回戦が行われている段階。代表のキップを懸けた戦いはこれからが本番である。

◇兵 庫…参加161校  
【近くて遠い甲子園!!聖地に足を踏み入れる高校は果たして…?】
  甲子園球場がある兵庫県。手軽に行ける距離ではあるが、それは観戦に行く時の話である。真夏の祭典が行われる8月、グラウンドに踏み入る事が出来る確率はおよそ1/160。近くて遠い聖地、甲子園である。
  1枚の代表キップを目指す戦いは、ベスト32が出揃った。春の選抜に出場した神戸国際大付や神港学園、春の近畿大会を制した報徳学園等が順調に勝ち上がっている。その神戸国際大付の次戦は、昨夏予選準優勝の育英が相手。春夏連続出場へ向けて最初の関門と言えるだろうか。


◇福 岡…参加133校  
【頂点まであと2つ。】
  九州最大の激戦区福岡は21日に準々決勝残り3試合が行われベスト4が出揃った。
  一昨年の代表である飯塚、その前の年の代表東福岡、2004年以来の出場を目指す西日本短大付、夏の大会初出場を目指す東海大五が勝ち残った。ノーシードながら準々決勝まで勝ち上がって来た古豪、小倉は接戦の末、東福岡に敗れ1956年以来の選手権出場はならなかった。
◎福岡大会準決勝組合せ
東海大五×東福岡、飯塚×西日本短大付

【これまでに決まった代表校】
◎沖 縄…興 南(2年連続9度目)

【決勝組合せ(22日実施分)】
◎鹿児島…鹿児島実×樟 南











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2010年07月17日

「聖地」を目指す戦い各地で開幕!!  「筋書きのないドラマ2010 〜第1幕〜」の主人公は果たして…?   【高校野球 各地方予選】

  第92回全国高校野球選手権大会の地方予選が既に多くの地区で始まっており、沖縄ではベスト4、鹿児島ではベスト8の内、4つのイスが決まっている。
  例年各地区の展望に関する記事を書いていたが、今年は既に始まっている地方予選の模様をピックアップしつつ、代表決定までの展望について書いてみたいと思う。1回目の今回は我が故郷の宮城と、小生が居住している西東京大会。


【順当なら仙台育英と東北の一騎打ちだが…宮城】
  例年、仙台育英と東北と言う全国大会で準優勝経験のある2校が圧倒的な強さを見せて決勝で対戦している。今年2校は順当に行けば決勝で顔を合わせる事になっているが、その確率は例年と比べると低いような気がする。昨年の秋季大会は両校とも出場できず春季大会で、仙台育英は優勝したものの東北は早々と姿を消し夏の予選でシード権を得る事が出来なかった。

  さてベスト32が出揃った宮城県予選。ここまで頭1つ抜け出ていると言われている仙台育英、2回戦で苦戦を強いられ何とか勝利を手にした東北の両校は勝ち進んでいるが、これを追う東陵や古川学園と言った新興私学が次々と姿を消す波乱の展開となっている。
  注目は春季大会で東北相手に10三振を奪って2強の内の一角を崩す立役者となった大沼投手擁する仙台一(我が母校である。)。大沼投手はこの大会に入っても2回戦でノーヒットノーランを達成するなど好調なようである。4回戦(ベスト16)で対戦する事が予想されるシード校大崎中央戦、準々決勝での対戦が予想される東北戦がヤマか。ここを越えると60年ぶりの甲子園出場も現実味を帯びてくるだろう。


【例年通り優勝争いの中心は私学か?…西東京】
  1980年の国立高校以来、都立勢の出場がない西東京だが今年も優勝争いの中心は私学勢と見て良いだろう。
  17日からベスト16を懸けた戦いが行われる西東京大会。選抜大会準優勝の日大三、春の都大会を制した日大鶴ケ丘、全国を沸かせた斎藤投手以来の甲子園出場を目指す早実など強豪私学が順当に勝ち進んでいる。
  私学勢に押されている都立勢の中で注目したいのが、昨年夏の予選でベスト4に勝ち残った経験者が多く残り、今春の選抜大会では21世紀枠の候補にも名を連ねた日野高校。強豪私学が少ないブロックに入り、シード校の八王子が既に姿を消している事から順当に行けば、昨年に続くベスト4進出の可能性は高い。また、そのシード校八王子を下した都国分寺にも注目したい。両校は勝ち進むと準々決勝で対戦する。


【この他の地区の結果など】
◎沖 縄・・・準決勝組合せ(17日試合予定)
八重山×興南、糸満×沖縄水産
 
  選抜大会優勝の興南のエース島袋投手と、糸満のエースでプロ注目の宮国投手がどんなピッチングをするのか。













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2010年05月12日

交流戦を制する者、ペナントレースを制するか? 今年も始まった晩春の風物詩!!  【プロ野球 交流戦開幕】

  プロ野球のセ・パ交流戦が始まり、12日は巨人×西武など5試合が行われた。
  首位同士の対戦となった巨人×西武は、エース岸投手の好投で西武が3−1で巨人を下し交流戦初戦を白星で飾った。
  その他、オリックスが延長の末ヤクルトを下し、ロッテ、中日、日本ハムと共に白星スタートとなった。
  6年目を迎えた交流戦。過去5回は何れもパ・リーグのチームが優勝しているが、今シーズンは果たしてどんな結果になるのか。6月13日まで熱戦が繰り広げられる。

  
【プロ野球交流戦12日の試合結果】
西武 0 0 0  1 1 0  1 0 0  3
巨人 0 1 0  0 0 0  0 0 0  1
【勝】 岸 6勝 1敗 0S
【負】 ゴンザレス 3勝 4敗 0S
  西武が4回に中島選手の犠牲フライで逆転すると、その後もホームラン攻勢で追加点を上げて巨人を下した。先発した岸投手は4回以降、1人のランナーも許さないピッチングで巨人打線を抑えて6勝目を挙げた。
  一方、巨人は先制したものの4回以降は岸投手の前に打線が沈黙した。


オリックス 0 0 0  1 0 0  0 0 0  1  2
 ヤクルト 0 1 0  0 0 0  0 0 0  0  1
【勝】 岸田 3勝 4敗 0S
【負】 押本 1勝 3敗 0S
【S】 レスター 0勝 0敗 7S
  オリックスが投手陣の踏ん張りで延長戦を制し、4月21日以来の連勝を飾った。
  一方、ヤクルトは先発石川投手が8回までオリックス打線を1点に抑えていたが打線の援護無く今シーズンの初勝利はまたしてもお預けとなった。


ロッテ 0 1 0  1 0 0  0 0 0  2
横 浜 0 1 0  0 0 0  0 0 0  1
【勝】 渡辺俊 3勝 3敗 0S
【負】 清水 4勝 3敗 0S
【S】 小林宏 1勝 0敗 8S
  ロッテが大松選手、サブロー選手のホームランで得点を挙げると、継投で逃げ切った。
  横浜の先発清水投手は、古巣ロッテ相手に力投したが報われず、「全球団(近鉄を含む)制覇」の快挙は持ち越しとなった。 


ソフトバンク  0 0 0   0 0 1   0 0 0   1
中 日    0 0 1   2 0 0    0 2 x   5
【勝】 吉見 6勝 1敗 0S
【負】 ホールトン 4勝 4敗 0S
【S】 浅尾 2勝 2敗 1S
 中日が3回に岩崎達選手と森野選手の連続2塁打で先制するとその後も着実に得点を重ね、昨年交流戦覇者のソフトバンクを下した。吉見投手はリーグトップに並ぶ6勝目。
  一方、ソフトバンクは中軸が抑えられるなど打線が振るわず約1ヶ月ぶりの連敗を喫した。

日本ハム 0 0 0  2 0 0  0 0 2  4
 阪  神 0 0 0  0 0 0  1 0 1  2
【勝】 ケッペル 5勝 1敗 0S
【負】 久保 3勝 4敗 0S
  日本ハムが稲葉選手のホームランを含む2安打3打点の活躍で阪神を下し、今シーズン初の4連勝。先発のケッペル投手はエースのダルビッシュ投手を抜く5勝目を挙げた。
  一方、阪神はケッペル投手に6回まで抑えられ、得点を挙げた終盤のチャンスも打線が繋がらず思うように得点を重ねる事が出来なかった。

<コメント>
  このブログを開設して5年目(旧サイトを含む)。例年この時期はプロ野球に関する記事を書く事は少ないような気がするが、今年はサッカーW杯が目前に迫っている事もあり、プロ野球に関しては例年にも増して取り上げる機会が少なく、振り返るとパ・リーグ開幕の時以来取り上げていない事が分かった。今後はもう少し取り上げて行けるよう努力したいと思う。(とは言ってもW杯が終わるまではサッカー中心になると思うのだが…。)

  さて、毎年恒例となっているプロ野球の交流戦が始まった。今年で6回目となり晩春の風物詩としてすっかり定着した感があるが、過去にここで勢いをつけて実りの秋を迎えるチーム、或いは失速してしまったチームなど、シーズンのターニングポイントとなるケースが多い。また、これまでは全てパ・リーグのチームが優勝すると言う不思議が現象も起きている。今シーズンの交流戦もパ・リーグから優勝チームが出るのか。それともセ・リーグの巻き返しはあるのか。

  ここまでのペナントレース。セ・リーグは巨人、パ・リーグは西武と実力のあるチームがトップの座に就いている。その両チームがいきなり対戦した。巨人、西武ともシーズン序盤は投打の歯車が噛み合っての首位。特に巨人は昨年ブレークし、開幕からリードオフマンとして活躍していた松本選手を怪我で欠きながら、新人の長野選手ら代わりの選手が遜色ない働きを見せており、戦力ダウンを感じさせる事はない。連休中の阪神3連戦を落とし、首位の座を明け渡したがが、奪い返し再び差を付けている。
  その阪神も開幕投手を務めた安藤投手や4番金本選手等を欠きながらのこの位置は上々の滑り出しと言えるだろうか。マートン、ブラゼルの両外国人選手が中々の活躍を見せている。

   一方、阪神と初戦を戦う昨年のパ・リーグチャンピオン、日本ハムは元気なく最下位に沈んでいる。監督が変わった楽天も、岩隈、田中の両エースは奮闘しているものの、下位に低迷している。この交流戦で上昇のきっかけを掴みたい所だ。日本ハムは4連勝で浮上の兆しが見えて来ただろうか。
  この他ではロッテが戦前の予想を覆し、首位争いを演じている。西村監督に代わって打順がほぼ固定された事が功を奏していると言えるだろうか。新人の荻野選手や韓国の主砲、金選手の活躍も見逃せない。

  6年目を迎えた交流戦。果たしてどんなフィナーレが用意されているのか。各チームの戦いぶりに注目したい。





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2010年05月02日

KKコンビ擁するPLを破り優勝した「あの高校」が四半世紀の時を経て… 昭和のノスタルジーを感じる瞬間!!  【高校野球 春季大会】

  好投手、島袋投手擁する沖縄の興南高校が優勝して幕を閉じた春の選抜高校野球大会。あれからおよそ1ヶ月が過ぎ、夏の甲子園を目指すべく、選手権大会予選のシード権を争う春季大会が各地区で既に始まっている。

  先日買ったスポーツ紙の隅っこに書かれていた春季大会の試合結果の中に懐かしい高校を見つけたの紹介したいと思う。

  茨城県の取手二高。1980年代に高校野球を見ていた人ならピンと来る人も多いのではないだろうか。1984年夏の甲子園大会を熱くした高校である。監督は現在、同じ茨城県の常総学院で指揮を執る木内幸男監督。茨城弁丸出しの個性的な監督である。また近鉄で活躍した吉田選手を始め、横浜大洋(現在の横浜ベイスターズ)で活躍した、エース石田投手(故人)等、監督が個性的なら選手も個性的な選手(悪ガキ?)が多かったと記憶している。  
  1984年(昭和59年)の夏の甲子園大会は、2年生になった「KKコンビ」桑田、清原選手を擁するPL学園が優勝候補筆頭で他にも、後に阪神にドラフト1位で入団した島田投手擁する箕島など強豪校が多く出ていた大会だった。そんな中、取手二高は初戦でその箕島を破ると、快進撃を続け決勝までコマを進めた。
  決勝戦の相手は前述のPL学園。雨の中で始まった試合は、予想に反して取手二高が主導権を握り9回に同点に追いつかれたものの、延長10回表、一気に4点取って突き放し、PLを下し初優勝を成し遂げた。小細工なしの「のびのび野球」、「木内マジック」と言う言葉で形容されたチームだった。
  「のびのび野球」と言えば、PLはこの年の春の選抜でも決勝で岩倉(東京)に敗れて優勝を逃したが、その岩倉高校も取手二高と似たようなチームカラーだったような気がする。

  1984年の夏を制した取手二高だったが、木内監督が常総学院に移ってからは、目立った成績を残す事が出来ず県大会で上位に顔を出す事は殆ど無くなり、どこにでもある「公立高校の普通の野球部」となってしまった。
  そして迎えた今年の春季県大会。初戦でシード校を破るとその後も勝ち進んでベスト4に進出し、関東大会のキップを獲得した。実に26年ぶりの関東大会出場。当時の高校野球ファン熱くした「あの夏」の年以来になるだろうか。5月1日に行われた準決勝で敗れ、県大会優勝とはならなかったようだが、7月に行われる夏の甲子園大会予選でも旋風を巻き起こすのか、注目したい。


【2010年度春季茨城県大会経過(準々決勝以降)】
◎準々決勝(4月29日)
取手二   7−4 藤 代
土浦湖北  6−1 土浦日大
水戸桜ノ牧 5−3 水戸商
下妻二   9−2 古河一
勝者は関東大会進出

◎準決勝(5月1日)
下妻二  5−4 水戸桜ノ牧
土浦湖北 4−1 取手二








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2010年04月09日

志半ばで旅立ってしまった「球界のキムタク」   【野球 巨人木村コーチ死去】

  昨年、現役を引退し今シーズンからジャイアンツのコーチに就任した木村コーチが7日、懸命の治療のかいなく天国へと旅立って行った。ファンに惜しまれつつ引退し、これから第2の人生を歩もうとしていた矢先、しかも自分より若い年齢での死にただただ衝撃を受けている。何より、志半ばでこの世を去らなければならなくなった本人が一番悔しいだろう。 
  木村コーチはこれまで試合後やテレビ番組などのインタビューで、子供や家族の話しをするシーンが多かった。とにかく家族思いで子煩悩だったと言う印象がある。同じ子を持つ親として、残されたご家族、特に3人のお子さんの事を思うと何とも言えない気持ちになる。
  
  木村コーチの球歴はマスコミ等で取り上げられているのでここでは割愛するが、順風満帆なプロ野球生活では決してなく、苦労の連続だった事がそれらの記事を見ると窺える。しかし、厳しいプロの世界で生き抜くにはどうすれば良いか常に考え、スイッチヒッターへの挑戦やどこでも守れると言ったアイデアを編み出した事が、ここまで長くこの世界にいる事が出来た要因となった。勿論、それらを習得する為に想像を絶する練習をこなした事は言うまでも無い。

  諦めずひたむきに野球に取り組む姿勢を見せてくれた木村コーチに感謝の意を表すと共にご冥福を祈りたい。

  最後に、シーズン前に行われた新人研修会で木村コーチが講師を務めた際、こんな言葉を述べたそうなので紹介したい。これから球界を背負って立つ選手或いはプロを目指す選手に対する「遺言」だと思う。(遺言となってしまった事が未だに信じられないのだが…。)  

============================
  自分は「こういう選手になろう」と思ってここまで来た選手じゃない。こうやるしか思いつかなかった。それが「ユーティリティープレーヤー」、「何でも屋」で、それでもこの世界で食っていける。「レギュラーになる、エースになる」だけではない。(中略)それで飯が食える、それがプロ野球。「俺が一番うまい」と思って入団して、一番得意だった事がうまくいかない。それもプロ野球。その時にあきらめるのではなく、自分の話を思い出してほしい。投げ出す前に、自分自身を知って可能性を探るのも必要ではないか。
=============================
全文はこちら
http://www.giants.jp/G/museum
/2009/information/info_40309.html





http://blog.goo.ne.jp/hhh1010/e/
1712767cfa41ec8be492fa6f5dc573e8
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2010年04月04日

紫紺の優勝旗は三たび海を渡り、「筋書きの無いドラマ」の舞台は夏へ…!!  【高校野球 第82回選抜高校野球大会】

  第82回選抜高校野球大会決勝が3日行われ、九州代表の興南(沖縄)が、延長戦の末、東京代表の日大三を10−5で下し、初優勝を成し遂げた。選抜高校野球の沖縄勢の優勝は1999年、2008年の沖縄尚学以来3度目。
  試合は日大三が2回に相手のエラーで2点を先制したが、興南は6回に集中打で逆転した。その後、日大三が本塁打等で同点に追い付き試合は延長戦へ。迎えた12回表に興南が5点を挙げて勝ち越し試合を決めた。興南のエース、島袋投手は序盤制球を乱し先制点を許すと、その後も本塁打を浴びるなど試合の前半は苦しい投球が続いたが7回以降は日大三打線を抑えた。
  一方、日大三は前半、試合の主導権を握ったが、後半は相手エースの島袋投手に自慢の強力打線が抑えられた。勝負所で走者を進められなかったり、エラーが出るなど細かなミスが出たのが痛かった。


【第82回選抜高校野球決勝試合結果】
興 南 0 0 0  0 1 4  0 0 0  0 0 5  10
日大三 0 2 1  0 0 2  0 0 0  0 0 0  5


<コメント>
  82回目を迎えた春の風物詩、選抜高校野球大会。途中雨による2日間の順延を挟んで決勝の舞台にコマを進めたのは、好投手島袋投手を擁し3度目となる甲子園大会で初勝利を挙げた興南と、昨秋の東京大会ベスト4ながら、自慢の強力打線が花開きここまで勝ち進んで来た日大三の2校。
  島袋投手に対し日大三の打線がどのように挑むかで注目されたこの試合は、試合の流れが二転三転する好ゲームとなった。
  優勝した興南はここ一番の打線の集中力も見事だったが、やはり延長戦を一人で投げ切ったエース島袋投手の活躍に尽きるだろう。
  試合の前半は自らのけん制悪送球で先制点を招くなど浮き足立っていたが、チームが逆転し流れを掴み掛けた7回以降はほぼ完璧なピッチングで相手の強力打線を抑える込んだ。決勝まで見事なピッチングを見せた「沖縄のトルネード」。ラストステージとなる夏にどんな姿で帰って来るのか。将来楽しみな選手である。
 
   一方、ここまで圧倒的な攻撃力で相手を倒して来た日大三。この試合も2本の本塁打で食らいついたが、11回の裏、バントで走者を進められなかった事や12回表にエラーで勝ち越しを許す等、肝心な所でミスが出たのが痛かった。こちらも山崎投手と言う好投手がいるだけに、虎視眈々と代表の座を狙う高校が多数ある激戦区西東京を勝ち抜くには、今回出た課題を克服出来るかどうかがカギとなるだろう。
  
  史上稀に見る激闘で幕を閉じた「筋書きのないドラマ2010春」。だが、4月になると新入生も加わりいよいよ高校野球のシーズンの本格的な幕開けとなる。次のステージでどんな選手が出て、どんなドラマが生まれるのか。灼熱の太陽の下で行われるであろう夏の舞台に出る為の勝負は既に始まっているのである。








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2010年03月31日

紫紺の優勝旗はすぐそこに・・・ 筋書きのないドラマ2010春はいよいよクライマックスへ!!  【高校野球 第82回選抜高校野球】

  第82回選抜高校野球大会は30日、2回戦の残り3試合が行われ、帝京(東京)、大垣日大(岐阜)、北照(北海道)が勝ってベスト8進出を決めた。
  ベスト8が出揃った選抜高校野球大会は31日、準々決勝4試合が行われる。

【第82回選抜高校野球大会準々決勝組合せ】
第1試合 敦賀気比(福井)× 日大三(東京)
第2試合 広 陵(広島)×中京大中京(愛知)
第3試合 興 南(沖縄)×帝 京(東京)
第4試合 大垣日大(岐阜)× 北 照(北海道)

<コメント>
  全国各ブロック及び21世紀枠の代表32校が参加し21日に開幕した選抜高校野球はベスト8が出揃った。
 
  大会前から混戦が予想された今大会だが、ここまでの勝ち上がりを見ると接戦が多かった事に象徴されるように、きっかけ1つでベスト8の顔触れが変わるのではないか、と思わせるような試合が多かった。また、前評判が高かった一二三投手擁する東海大相模や地元近畿勢が勝ち残れなかった事、南北両端の代表校や東京勢が両方とも勝ち残った事も特徴として挙げられるだろう。近畿勢がベスト8を前にして全滅したのは27年ぶりの事らしい。

  さて、トーナメント戦で最も面白いとされる準々決勝。注目は第3試合に登場する興 南(沖縄)×帝 京(東京)だろうか。
  東海大相模の一二三投手と並んで好投手の呼び声高い興南の島袋投手と帝京の伊藤投手の投げ合いに注目が集まる。
  島袋投手は2試合で25奪三振と三振の山を築いている。過去の甲子園大会で島袋投手を援護出来なかった打線も、連続安打記録を続ける我如古選手を中心に好調。2回戦で近畿の強豪、智弁和歌山を破り勢いに乗っている。
  一方の帝京も1回戦で昨秋の近畿大会覇者、神戸国際大付を下し2回戦は延長戦をサヨナラ勝ちで制する等、勢いの出る勝ち方をしている。伊藤投手が立ち上がりを無難にまとめさえすれば、十分勝機はあると見る。がっぷり四つの好ゲームが期待できる優勝候補同士の対戦。どちらに軍配が上がるだろうか。
  この他、夏春連覇を目指す中京大中京や、初のベスト8進出を決めた北照の戦いぶりにも注目したい。

  紫紺の優勝旗を獲得する為に昇らなければならない階段はあと3つ。最後まで昇り切るのは果たしてどのチームなのか。「筋書きのないドラマ2010春」は、クライマックスを迎えようとしている。








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2010年03月22日

球春到来!!秋、ペナントを手にするチームは果たして…  【プロ野球 パ・リーグ】

  セ・リーグより一足早く20日開幕したプロ野球パ・リーグは21日も3試合が行われた;
  開幕戦、ダルビッシュ投手で星を落とした昨シーズンの覇者、日本ハムは第2戦も白星を飾る事は出来ず、同じくエースを投入して星を落とした昨シーズン2位の楽天と共に2連敗となった。
  プロ野球、パ・リーグは22日も日本ハム×ソフトバンクなど3試合が行われる。


【21日試合結果】

ソフトバンク 0 0 0  0 0 0  1 0 0  0 1  2
 日本ハム  0 0 1  0 0 0  0 0 0  0 0  1
【勝】 ファルケンボーグ 1勝 0敗 0S
【負】 武田久 0勝 1敗 0S
【S】 馬原 0勝 0敗 2S
  ソフトバンクは7回表、小久保選手のタイムリーヒットで追い付くと、延長戦へ突入。迎えた11回、松田がソロを放ち勝ち越しに成功。8回途中からは摂津、ファルケンボーグ、馬原の連日の継投で、接戦を制した。
  日本ハムは金子選手のホームランで先制し継投で逃げ切りを図ったが追い付かれ、最後に守護神・武田久が一発を浴び、痛い連敗となった。

ロッテ 0 0 0  1 0 0  1 0 0  2
西 武 0 1 0  0 0 0  0 0 0  1
【勝】 渡辺俊 1勝 0敗 0S
【負】 帆足 0勝 1敗 0S
  ロッテは大松選手が全得点を叩き出す活躍と、先発・渡辺俊投手が8回途中まで1失点に抑える好投で第1戦の雪辱を果たした。
  一方の西武は、先発・帆足投手が7回を2失点に抑える好投を見せるものの、打線にあと1本が出なかった。

 楽 天  0 0 0  1 0 3  0 0 0   4
オリックス 0 0 2  0 0 0  0 1 2x  5
【勝】 香月 1勝 0敗 0S
【負】 福盛 0勝 1敗 0S
   オリックスが逆転サヨナラ勝ちで開幕連勝を飾った。1点ビハインドで迎えた9回裏、後藤選手がソロを放ち同点に追いつく。さらにラロッカ選手の2塁打と2つの四球で2死満塁とすると、最後は相手の暴投で勝利をものにした。
   敗れた楽天は3番手の福盛投手が2失点と誤算だった。岩隈、田中の二枚看板で星を落とした事がこの後どう影響するか。

<コメント>  球春到来。プロ野球の2010シーズンが幕を開けた。まずは20日開幕したパ・リーグ。
  開幕戦とて、たかが1/144試合に過ぎないのだが、やはり最初に勝って気持ち良くシーズンに入りたいと言うのは、どのチームも同じ認識だと思う。どのチームもそんな意識が表に出たのか、20日、21日行われた試合は何れも最後までもつれる好ゲームとなった。
  惜しみなくエースを投入して開幕連敗となった昨年の覇者、日本ハムと最後までペナントを争った楽天。高校の先輩後輩対決となった西武×ロッテの開幕戦は見応えのある投手戦だった。
  一方昨年Bクラスに甘んじ、阪神で手腕を発揮した岡田氏を監督に迎えたオリックスは連勝した。
  戦力が拮抗し混戦が予想されるパ・リーグ。シーズンはまだ始まったばかりで今からどんな結末になるのか分かるはずもないのだが、最後までもつれる現場関係者にとっては痺れる戦いが続く事を予感させるような結果となった。今シーズンのパ・リーグは果たしてどうなるのだろうか。











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2010年03月20日

栄冠を勝ち取るのはどのチームか?  【野球など 連休中に開幕するスポーツ】

   20日からの3連休中にプロ野球を始め、高校野球や春高バレー等が開幕する。今回はそれらのスポーツについて紹介したいと思う。


【最後の「春高バレー」】
  20日から東京代々木第一体育館で「第41回全国高等学校バレーボール選抜優勝大会(春高バレー)」が開催される。来年度から、開催時期が1月に、会場は東京体育館へ変更されることが決まっており、いわゆる「新人戦」の全国チャンピオンを決める大会としては今回が最後となる。果たして最後を飾る高校はどこか。
  男子は混戦模様。東亜学園や東洋と言った東京勢に九州の強豪、大村工(長崎)や福岡大大濠(福岡)、鎮西(熊本)等、どこが勝ち上がるのか予想するのは難しい。また、1回戦で激突する東北(宮城)×深谷(埼玉)の名門同士の対決も見ものだ。他にはかつて岡谷工で一時代を築いた壬生監督率いる創造学園大附(長野)にも注目したい。
  女子は、東九州龍谷(大分)が大会3連覇を果たすか。それとも偉業に待ったを掛ける高校が現れるかに注目が集まる。古川学園(宮城)や共栄学園、かつて日本代表だったた大竹秀之氏を父に持つ大竹里歩選手擁する下北沢成徳と言った東京勢が有力校として挙げられる。
  大会は一発勝負のトーナメント戦。大会期間中に勢いに乗れるか乗れないかで勝敗の行方はがらりと変わるだろう。


【「春」はセンバツから…】
  第82回選抜高校野球大会が21日から甲子園球場で行われる。プロ注目の好投手、一二三投手を擁する東海大相模(神奈川)、島袋投手を擁する興南(沖縄)を始め、夏春連覇を狙う中京大中京(愛知)、投手層の厚い帝京(東京)等が有力校として挙げられている。その帝京は初戦で近畿大会覇者の神戸国際大付(兵庫)と対戦する事になった。1回戦屈指の好カードと言えるだろうか。
  この他、九州大会を制した嘉手納(沖縄)や神宮大会を制した大垣日大がどこまで迫るか。また、前回大会旋風を巻き起こした東北勢や21位世紀枠で出場する高校にも注目したい。


【プロ野球も開幕!!秋に笑うのはどのチームか?】
  プロ野球パ・リーグも20日に開幕し、既に開幕投手が以下の通り発表となっている。

西武(涌井)×ロッテ(成瀬)
日本ハム(ダルビッシュ)×ソフトバンク(杉内)
オリックス(金子)×楽天(岩隈)

  昨年、パ・リーグを制した日本ハムが今シーズンもリーグを引っ張る存在になると予想する。エース、ダルビッシュ投手は今年も健在で、どこまで勝ち星を重ねるか。打線もベテラン稲葉選手を中心にスモールベースで相手投手を崩すスタイルは変わらないだろう。ウィークポイントと言えば、長いシーズンエースがアクシデントを起こした時の2番手投手の層が薄い事、スレッジ選手が抜けて一発で局面を変えられる選手がいない事ぐらいだろうか。3年目で初めて開幕を1軍で迎える中田選手にも注目が集まる。
  昨シーズン躍進を遂げた楽天は監督が変わり、どんな野球を見せるか。投手は岩隈投手、田中投手の2枚看板、打線ではベテランの山崎選手が今年もチームを引っ張る形になるだろうか。今シーズン、上位進出のカギを握るのは、昨シーズン克服できなかった中継ぎ、抑え投手の整備がどこまで出来ているかだろうか。新外国人のモリーヨ投手がどこまで使えるかがポイントとなるだろう。
  王者奪回を目指す西武は中島選手、片岡選手、中村選手と攻撃陣はコマが揃っている。ポイントとなるのはやはり先発投手に続く中継ぎ、抑えの働きだろうか。久々に古巣に帰ってきた工藤投手がどんなピッチングを見せるか。また、鳴り物入りで入団した菊地投手はどの段階で1軍に上がってくるのか。
  この他、監督が代わったロッテ、オリックス。中堅、ベテラン選手の活躍がカギを握りそうなソフトバンクがどこまで食い込むのか。今年も最後までもつれる争いとなるような気がする。











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2010年01月30日

「春はセンバツから」!! 「筋書きの無いドラマ2010」もセンバツからスタート!! 【高校野球 第82回センバツ高校野球出場校】 

  3月に甲子園球場で行われる第82回選抜高校野球大会出場校を決める選考委員会が29日行われ、21世紀枠で選出された3校を含む代表32校が決まった。
  昨年夏の優勝校、中京大中京(愛知)や常連校の帝京(東京)を始め沖縄からは史上初めて2校が選出された。初出場校は九州大会を制した嘉手納高(沖縄)など6校。21世紀枠で選ばれた向陽高(和歌山)は36年ぶりの出場となった。
  選抜高校野球大会は3月13日に組合せ抽選会が行われ、21日から熱戦の火蓋が切られる。


【第82回選抜高校野球大会出場校】
◎21位世紀枠
山形中央(山形)   初出場
川 島(徳島)     初出場
向 陽(和歌山)   36年ぶり15回目

◎北海道・東北地区
北 照(北海道)   10年ぶり3回目
秋田商(秋田)    4年ぶり6回目
盛岡大付(岩手)    7年ぶり2回目

◎関東・東京地区
東海大相模(神奈川)  4年ぶり8回目
花咲徳栄(埼玉)      7年ぶり2回目
前橋工(群馬)       15年ぶり4回目
東海大望洋(千葉)     初出場
帝 京(東京)       3年ぶり14回目
日大三(東京)        8年ぶり17回目

◎東海地区
大垣日大(岐阜)     3年ぶり2回目
中京大中京(愛知)    3年連続30回目
三 重(三重)      15年ぶり10回目

◎北信越地区
高岡商(富山)     4年ぶり4回目
敦賀気比(福井)    2年ぶり3回目

◎近畿地区
神戸国際大付(兵庫) 5年ぶり3回目
大阪桐蔭(大阪)    3年ぶり4回目
立命館宇治(京都)   6年ぶり2回目
神港学園(兵庫)    4年ぶり5回目
天 理(奈良)      3年連続20回目
智弁和歌山(和歌山)  2年ぶり9回目

◎中国・四国地区
開 星(島根)     2年連続2回目
関 西(岡山)     3年ぶり10回目
広 陵(広島)     3年ぶり22回目
今治西(愛媛)     4年連続12回目
高 知(高知)     3年ぶり15回目

◎九州地区
嘉手納(沖縄)    初出場
宮崎工(宮崎)     初出場
興 南(沖縄)      2年連続4回目
自由ケ丘(福岡)   初出場

太字は地区大会優勝校

<コメント>
  春の到来を告げる選抜高校野球に出場する32校が決まった。昨秋行われた地区大会の上位校がほぼ選ばれ、成績が反映された選考結果となったと言って良いだろう。
  昨年夏の選手権大会決勝で大熱戦の末、真紅の大優勝旗を手にし、夏春連覇を目指す中京大中京やプロが注目する好投手、一二三投手を擁する東海大相模などが甲子園の舞台に立つ。
  その他、近年進境著しい沖縄からは史上初めて2校が出場する事になった。甲子園で好投しながら勝ち運に恵まれない興南の島袋投手は悲願の1勝をチームにもたらす事が出来るか。また中学の軟式野球全国大会で優勝した嘉手納中学のメンバーの多くを擁し、昨秋の九州大会を制した嘉手納高校が、どんな試合運びを見せるのか。

  昨年猛威を振るった新型インフルエンザの影響で、コンディション維持が難しい中、選出された32校。各大会筋書きの無いドラマが展開される高校野球。果たして今年はどんなドラマが生まれるのか。勝ち負けも大事だが、高校野球のモットーである全力プレーを見せて欲しいものである。 








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