2010年10月20日

10・19 「逆襲ノ鴎」下克上ニ成功セリ!!次のターゲットは名古屋の竜か?それとも東京のウサギか?  【プロ野球 パ・リーグクライマックスシリーズ】 

   プロ野球パ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージはレギュラーシーズン3位の千葉ロッテが、先に王手をかけられながらその後3連勝で一気に頂点に上りつめた。
   3勝3敗で迎えた大一番。千葉ロッテは5回、押し出し四球や今江選手のタイムリーヒットなどで一挙4点を奪うと8回に大松選手が試合を決める2ランホームランを放ち差を広げた。先発の成瀬投手はソフトバンク打線を4安打に抑え、第1戦に続いて完投した。
   シーズン3位のチームが日本シリーズに進出するのは史上初。5年ぶり6回目の日本シリーズ進出を果たした千葉ロッテ。セ・リーグチャンピオンを相手に30日から始まる日本シリーズで天下獲りに挑む。


【パ・リーグCSファイナルステージ第6戦試合結果】
   ロッテ  0 0 0  0 4 0  0 3 0  7
ソフトバンク 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
(通算成績:千葉ロッテ4勝3敗 千葉ロッテが日本シリーズ進出。) 

<コメント>
   今シーズンのパ・リーグを振り返るべく、レギュラーシーズンの順位表を確認した。優勝したのはソフトバンク。しかし最下位の楽天を除いてさほどゲーム差は開いておらず、きっかけ一つで順位が変わる可能性もあった。きっかけと言えば、ソフトバンク優勝の大きなターニングポイントとなったのが、9月後半の西武との3連戦。そこで3連勝して一気に頂点に上りつめた。そして迎えたクライマックスシリーズ。個人的には西武×ソフトバンクのリベンジマッチと言うのが最も相応しいシナリオだと思っていた。しかし野球の神様は、優勝争いの傍らでシーズン終盤、明日なき戦いを続け、このシリーズに参戦してきた千葉ロッテに救いの手を差し延べ、そしてパ・リーグの頂点へと導いた。

  負けてもともとの戦いをし続け勢いを増幅させたロッテと、シーズン優勝&悲願の日本シリーズ進出、そしてこのステージも早々と王手をかけながら中々ゴールテープを切れず、次第にプレッシャーが重くのしかかって来たソフトバンク。結果が出たから言えるのかも知れないが、失う物が何もなかったロッテが勝ったのはある意味必然だったのかも知れない。それは先発投手の出来にも表れていたように思う。

   エース対決となったこの試合。互いに好投を続け前半は投手戦。またしても終盤に試合が動く、痺れる展開になる様相を呈していた。しかし、舞台から先に降りたのは杉内投手。上に書いたようにのしかかるプレッシャーに耐え切れなかったのだろうか。5回に死四球を連発し自らリズムを崩してマウンドを去った。一方のロッテ成瀬投手は、初体験の2回連続中4日で疲れ具合を心配する周囲をよそに試合の後半も好投を続け、総力戦を想定して準備をしていたであろうブルペン陣の助けを借りる事なく投げ切り、エースの責任を果たした。それにしても、一発の打てるバッターが7、8番を打ち、その次はここ一番に強い里崎選手が控え、チーム柱である西岡選手に返る打線。相手投手にとって、これほど気のを休まらない打線はないだろう。どこかで火が点くと手が付けられない、まさに短期決戦に適した打線と言える。

  一方のソフトバンクはもまたしてもクライマックスシリーズの壁を乗り越える事は出来なかった。選手はシーズンで出来た事が出来ないもどかしさを感じながら戦ったことだろう。やはり相手の出鼻をくじくべくエースを立てながら初戦を落とした事が最後まで響いた。第2、3戦に勝って先に王手をかけたものの、ステージを通して打線が機能せず、流れを寄せ切れなかった。終盤はチームの勝利に貢献してきた中継ぎ陣が打たれ万策尽きた。選手起用がことごとく嵌まったロッテとは対照的な光景だった。
  試合後、秋山監督は試合間隔が空いた事が影響したと語っていた。現行制度で今後も行われるのであれば、例えアドバンテージがあるとは言え、レギュラーシーズン優勝のチームが越えなければならない大きな壁となる。クライマックシリーズで敗れはしたが、長丁場のペナントレースを制したのはソフトバンクである事は間違いない。その点は賞賛されるべきである。だからこそ、ペナントを獲得しながら、パ・リーグ代表として日本シリーズに出る事が出来ないのは、チーム関係者、ファンにとって余計に複雑な心境だろう。この悔しさをバネに来年こそは真のチャンピオンになれるよう頑張って欲しい。     
   
  思えば22年前のこの日。激しい優勝争いをする西武、近鉄の引立て役でしかなかったロッテ。その時選手として内野を守っていた西村現監督。監督としてチームをまとめ、下から這い上がって迎えた「10・19」。千葉ロッテがついに脇役から主役の座を射止めた。

















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2010年10月19日

「史上最大の下克上」か?それともシーズン王者の「プライド」か? パリーグCSはいよいよ「クライマックス」へ・・・!!  【プロ野球 パ・リーグクライマックスシリーズ】 

   パ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージ、福岡ソフトバンク×千葉ロッテの第5戦が18日、福岡ヤフードームで行われ千葉ロッテが試合の終盤に相手中継ぎ陣に集中打を浴びせ逆転勝利。5−2でソフトバンクを下した。この結果通算成績は3勝3敗のタイとなり日本シリーズ出場を懸けた戦いは最終戦にもつれ込む事となった。

   パ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージ最終戦は19日に福岡ドームで18時から行われる。


【パ・リーグCSファイナルステージ第5戦結果】
  ロッテ  0 0 0  0 0 0  3 0 2  5
ソフトバンク 1 0 0  0 0 0  0 1 0  2
(通算成績:3勝3敗)


【第6戦先発投手】
千葉ロッテ   成 瀬(13勝11敗 3.31)  
ソフトバンク  杉 内(16勝 7敗 3.55)
カッコ内はレギュラーシーズンの成績

<コメント>
  連日熱戦が続いているプロ野球のクライマックスシリーズ。パリーグのファイナルステージ第5戦はロッテが終盤の猛攻でソフトバンクを下し逆王手。決着は最終の第6戦に縺れ込む事となった。

  このシリーズはセ・リーグ、パ・リーグとも継投のタイミング、中継ぎ陣の出来が試合の行方を決める上でポイントとなっており、そう言った意味では短期決戦の特徴が良く出ていると言えるが、この第5戦も継投のタイミング、そして中継ぎ陣の出来が明暗を分ける結果となった。
  千葉ロッテの先発は久々の1軍マウンドとなった大嶺投手。継投のタイミングを見計らいながらの起用だった事は想像に難くない。一方のソフトバンク先発は大隣投手。こちらも千葉ロッテと同様、勝ちパターンである中継ぎ陣の所まで繋いでくれれば、と言う思いで首脳陣は送り込んだと思われる。結果的に負けると後がない上に先制点を奪われ、試合開始早々に継投策に切り替えた千葉ロッテに軍配が上がった。

  先発が崩れても中継ぎが踏ん張って試合の終盤に引っくり返すと言うのが、クライマックスシリーズでのロッテの勝ちパターンの1つであるが、この試合も3回から登板した小野投手らがソフトバンクに追加点を許さなかった事が勝因の1つとして挙げられるだろう。2戦目、3戦目と抑え込まれ、ファーストステージで得た勢いが無くなったかに見えた打撃陣は第4戦で息を吹き返し、第5戦は終盤の逆転劇で勢いを取り戻し、とうとう最終戦まで持ち込んだ。何より今シーズンチームを支えてきた相手中継ぎ陣を打つ崩しての勝利は大きい。

  一方のソフトバンクは初回の先制点以降、追加点を取れなかったのが最後まで響いた。大隣投手はロッテ打線を良く抑えていた。シーズンの成績を考えると6回から継投策となったのは妥当な判断なのかも知れないが、中継ぎ陣の出来が良くなかったのは秋山監督にとっては誤算だっただろうか。何かファーストステージで西武が継投策に失敗した第1戦とダブって見えた。(西武の場合は調子の良かったエース涌井投手を降ろした事が議論となっていたが・・・。)

  さて、泣いても笑っても最終戦で日本シリーズの出場権が決まる事になった。どちらも先に点を取って試合を優位に進めたいと思っているだろう。
  先発は第1戦同様、杉内投手と成瀬投手と発表された。第5戦で中継ぎ陣が打ち込まれたソフトバンクは杉内投手がどれだけ長いイニングを投げる事が出来るか。一度火が点くと手がつけられないロッテ打線を抑えるのは容易ではないような気がする。
  一方のロッテ成瀬投手は中4日が2回続く事になるが、果たして疲労がどこまで回復しているか。こちらは成瀬投手の調子の見極めと継投のタイミングがポイントになりそうな気がする。
 
  短期決戦の醍醐味をファンに見せている両チーム。最後に笑い美酒に酔いしれるのは果たして「福岡のタカ」か。それとも「千葉のカモメ」か。クライマックスシリーズ最後の試合であると共に今シーズンのパ・リーグを締めくくる試合でもある。ファンに感動を与えるような試合をしてくれる事を期待したい。


 








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2010年10月17日

息を吹き返した千葉のカモメ&トラの息の根を止めた東京のウサギ!! あるか?シーズン3位同士の日本一決定戦  【プロ野球 クライマックスシリーズ】

  プロ野球のクライマックスシリーズは17日、パ・リーグのファイナルステージ第4戦が福岡ドームで、セ・リーグのファーストステージ第2戦が甲子園球場で行われた。
  まずパ・リーグの福岡ソフトバンク×千葉ロッテの試合は、先発した渡辺(俊)投手の好投に打線が応えた千葉ロッテが4−2でソフトバンクを振り切り、勝てば優勝が決まったソフトバンクに待ったをかけた。これで対戦成績は福岡ソフトバンクの3勝2敗(アドバンテージ1勝分を含む。)決着は第5戦以降に持ち越された。
  一方のセ・リーグのファーストステージ、阪神×巨人は先制された巨人が試合の後半、阪神の救援陣を打ち込んで逆転に成功。7−6で阪神を下しこのステージ2連勝としファイナルステージ進出を決めた。

  クライマックスシリーズはパ・リーグのファイナルステージ第5戦が18日福岡ドームで、セ・リーグは20日から中日×巨人によるファイナルステージがナゴヤドームで行われる。
  

【クライマックスシリーズ17日の試合結果】
◎パ・リーグファイナルステージ第4戦
  ロッテ   0 1 0  1 0 1  0 0 1  4
ソフトバンク 0 0 0  0 0 0  0 0 2  2
(対戦成績:ソフトバンク3勝2敗)

◎セ・リーグファーストステージ第2戦
巨 人 0 0 0  0 2 0  3 2 0  7
阪 神 2 0 1  0 1 2  0 0 0  6
(対戦成績:巨人2勝。巨人のファイナルステージ進出が決定。)


【パ・リーグCSファイナルステージ第5戦先発投手】
千葉ロッテ   大 嶺(3勝6敗 5.17)  
ソフトバンク  大 隣(4勝9敗 4.31)
カッコ内はレギュラーシーズンの成績

<コメント>
  両リーグのクライマックスシリーズが行われた今日(17日)の午後。最近のテレビには便利な機能があって、地デジに対応すべく今年の初めに買った我が家のテレビは2つのチャンネルを画面を分割させて同時に映し出す事が出来る。と言う事でNHK−BSとハイビジョンでやっていた試合を同時に映し出して見ていた。

  シーズン3位のチームの健闘が光る今年のクライマックシリーズ。3位からの下剋上を目指すべく福岡に乗り込んだ千葉ロッテは、第2、第3戦とソフトバンク投手陣の前に打線が沈黙し、今日敗れればシーズンが終わってしまうピンチを迎えての第4戦だった。が、しかしこの試合では投打の歯車が上手く噛み合い、終盤ソフトバンクの追い上げはあったものの勝利を手にする事が出来た。
  投げる方では、ファーストステージ第2戦でも中継ぎとして好投し、逆転の流れを作った渡辺(俊)投手。負ければ終わりと言う緊張感漂う雰囲気の中、それを感じさせない落ち着いたマウンドさばきでこの日もソフトバンク打線に付け入るスキを与えなかった。8回まで無失点に抑える好投を見せて流れを作った。また、こここ2戦沈黙した打線も今岡選手のホームランで先制し、その後も追加点を上げて渡辺投手を援護した。
  今日敗れたとは言え、数字の上ではソフトバンク優位は動かない。しかしレギュラーシーズン終盤で見せた粘りを発揮できれば、息を吹き返した千葉ロッテが残る2試合をモノにする可能性は十分あるような気がする。

  一方、レギュラーシーズンでは4連覇を阻まれ3位に甘んじた巨人は2位阪神の本拠地、甲子園球場に乗り込み初戦をモノにした。そして今日勝てばファイナルシリーズ進出が決まるこの試合。先発は内海投手ではなく朝井投手だった。3戦目への温存だったのかどうか分からないが正直驚いたし、これで負けると阪神に勢いが付く事から投手の起用法で批判が出かねない状況だったが、結果的には早め早めの継投が功を奏し、特に最後を締めた越智、山口両投手が阪神打線を無失点に抑えたのは大きかった。このステージ出る幕がなかった内海投手は恐らく中日戦の第1戦で先発すると思われるが、それを見越しての今日の朝井投手の先発起用だったのであれば原監督、見た目の爽やかさとは裏腹にかなりの策士と言える。
  反対に阪神は中継ぎの久保田、藤川投手で終盤5失点と明暗を分けた。シーズン終盤も同じようなパターンで星を落とす試合が何度かあったが、大事な試合で同じ事を繰り返す結果となってしまった。
  
  これで日本シリーズ進出の可能性があるのは4チームに絞られた。シーズン1位のチームがクライマックスシリーズでも実力通り勝ち進み日本シリーズで雌雄を決する事になるのか。それともシーズン3位のチーム同士による「下剋上」による天下統一の争いは見られるのか。セ・パ両リーグのクライマックスシリーズはいよいよ佳境を迎えようとしている。  














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2010年10月16日

完投には完投でお返し!! 勢い増したカモメの前に立ちはだかった最多勝投手 【プロ野球 パ・リーグCSファイナルステージ】

  パ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージ、福岡ソフトバンク×千葉ロッテの第2戦が15日、福岡ドームで行われ福岡ソフトバンクがが3−1で千葉ロッテを下した。対戦成績は福岡ソフトバンクの2勝1敗。今日(16日)福岡ソフトバンクが勝つとステージ制覇に王手がかかる。
  試合は初回にロッテの清田選手が先制ホームランを放ったが、ソフトバンクが相手エラーをきっかけに2回、3回に得点し逆転に成功した。先発和田投手は初回にホームランを打たれたものの3回以降は1人のランナーも許さない完璧なピッチングを披露し完投した。
  
  パ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージ第3戦は16日に福岡ドームで13時から行われる。


【パ・リーグCSファイナルステージ第2戦結果】
   ロッテ  1 0 0  0 0 0  0 0 0  1
ソフトバンク 0 2 1  0 0 0  0 0 X  3

【第3戦先発投手】
千葉ロッテ   マーフィー(12勝6敗 3.75)  
ソフトバンク  ホールトン(8勝 6敗 5.70)
カッコ内はレギュラーシーズンの成績

<コメント>
  第1戦で相手のエースに完投勝利を許したソフトバンク。第2戦は2枚看板の和田投手が勢いに乗る千葉ロッテの前に立ちはだかる完投勝利を収めた。
  試合時間は2時間30分。投手と打者、走者間の駆け引きや選手交代などで試合時間が長くなりがちなクライマックスシリーズ(ファーストステージは2戦とも4時間を超える熱戦だった。)にしては異例の短さだった。両チームの投手がいかに走者を許さなかったのかを物語っている。
  
  この試合で敗れると勢いを更に増すであろう千葉ロッテの前にずるずる引き下がる可能性もあったソフトバンク。しかし2枚看板のもう1枚、和田投手がロッテ打線の前に立ちはだかった。初回にホームランを打たれたものの3回以降、1人の走者も許さなかった。2安打13奪三振と第1戦で完投した成瀬投手以上の成績を残す完璧なピッチングでチームの窮地を救った。

   一方、千葉ロッテは中継ぎがソフトバンク打線を抑えた事が、良い所がなかった第2戦では唯一の光明か。短期決戦では不用意な四死球、エラーが命取りになりかねないだけに序盤の失点が全てエラー絡みだったのは惜しまれる。

  2勝1敗でソフトバンクがやや優位となったパ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージ。第3戦は千葉ロッテがソフトバンクとの相性が良いマーフィー投手。ソフトバンクがホールトン投手。共に安定感に欠けるだけに継投のタイミングが試合のカギを握る。どちらが先に先発投手を打ち崩し、試合の主導権を握るか。第3戦がその後を占う上で重要な1戦になりそうだ。











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2010年10月14日

バージョンアップし、福岡に降り立った千葉のカモメ 2005年の再現なるか?【プロ野球 パ・リーグCSファイナルステージ】 

   パ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージ、福岡ソフトバンク×千葉ロッテの第1戦が14日、福岡ドームで行われ千葉ロッテが3−1でソフトバンクを下し、初戦を白星で飾った。レギュラーシーズン1位のソフトバンクに1勝分のアドバンテージがある為、対戦成績は1勝1敗。
  千葉ロッテは2回表、大松選手の3ランホームランで先制すると先発の成瀬投手がソフトバンク打線を1点に抑え完投した。
  クライマックスシリーズファイナルステージは6試合制で行われ、アドバンテージ1勝分も含め先に4勝した方が優勝すると共に日本シリーズ出場権を獲得する。第2戦も福岡ドームで15日に行われる。

【パ・リーグCSファイナルステージ第1戦結果】
  ロッテ   0 3 0  0 0 0  0 0 0  3
ソフトバンク 0 0 0  0 1 0  0 0 0  1

【第2戦先発投手】
千葉ロッテ   H・ペン(1勝3敗 3.69)  
ソフトバンク  和 田(17勝8敗 3.14)
カッコ内はレギュラーシーズンの成績

<コメント>
  ファーストステージ敵地に乗り込み2試合続けて劇的な勝ち方をして福岡に乗り込んできた千葉ロッテと、過去レギュラーシーズンで好成績を収めながらクライマックシリーズの厚い壁に泣かされ続けてきた福岡ソフトバンクとの対戦となった、今年のパ・リーグCSファイナルステージ。
  クライマックスシリーズにおける両チームの対戦と言えば2005年の第2ステージが思い出される。当時はクライマックスシリーズではなく、単にプレーオフと言う名称で5戦3勝方式だったような気がする。その時は今回と同じく敵地に乗り込んだ千葉ロッテが3勝2敗、しかも最終戦となった第5戦は終盤8回に逆転し優勝するドラマチックな展開となった。その時以来となるファイナルステージ(第2ステージ)での両チームの対戦。果たして今回はどのような結果となるか。

  ソフトバンクに1勝分のアドバンテージが付いている事から是が非でもこの試合をモノにしたいロッテが勝利を収め、対戦成績を1勝1敗とした。その立役者となったのは、何と言っても中4日で先発のマウンドを任され完投した成瀬投手だろう。
  これぞまさにエースと言う投球内容だった。初回こそ制球に苦しみピンチを迎えたがそこを切り抜けると後は危なげないピッチングでソフトバンク打線を翻弄した。特に6回、相手の中軸を3者連続三振で打ち取ってからは、ストライクゾーンを広く使い、緩いボールを効果的に使ってランナーを許さなかったのは見事だったし、「巧い」と言う言葉が当て嵌まるような投球術だった。

  これで星を五分に戻した千葉ロッテ。ファーストステージの勢いを持続させてこのまま一気に突っ走るのか。それともソフトバンクのもう1人のエース、和田投手が立ちはだかるのか。第2戦のポイントは登板間隔の空いた和田投手の立ち上がりと、千葉ロッテは当たりが止まっている1番西岡選手、2番清田選手に当たりが戻るか、と言う事になるだろうか。レギュラーシーズン王者の意地と下克上の勢いがぶつかるファイナルステージ。この後の展開に注目したい。











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2010年10月08日

もう聞けない 叱咤激励の「あの一言」!! 【プロ野球  大沢啓二氏死去】

  日本ハム等で監督を務めた大沢啓二氏が7日午前7時25分、胆のうがんのため東京都内の病院で死去した。78歳。神奈川県出身。
  神奈川商工(現在の神奈川県立商工高校)で1950年夏の甲子園に出場した後、立大を経て1956年に南海(現ソフトバンク)に入団。1959年には故杉浦忠投手や野村克也捕手らとともに外野手として活躍。現役引退後はロッテ、日本ハムで監督を歴任。1981年には、江夏豊投手らを擁してリーグ優勝を果たした。

<コメント>
  数年前、ブログに高校野球に関する記事を書く為に出場校の戦績等を調べていると偶然、母校の甲子園でのそれが出て来た。我が母校が最後に甲子園に出たのが1950年夏の大会。初戦の相手は当時の神奈川商工。結果は14−3で敗退とあった。結果よりも興味を引いたのは、神奈川商工の先発投手が「大沢」となっていた事。その「大沢」なる人物が、日本ハム等の監督を務めた後、球界のご意見番として人気のあった親分こと、大沢啓二氏だった言う事が分かったのは、暫く経ってからの事だった。日曜朝の番組の名物コーナーが好きで、ほぼ毎週見ていたが、以前よりも痩せられて顔色が悪い感じがしていたので気にはなっていたのだが・・・。

  大沢氏と言えば、日本ハム監督時代の退場劇や不甲斐ない成績でファンの前で土下座したシーン等、今の言葉で言えばとにかく「熱い」監督だったと言う印象がある。グラウンドを離れてからも、歯に衣着せぬ語り口でプロ野球界の現状に意見し、マスターズリーグを創設するなど野球界の発展に貢献してきた。
  プロ野球界にモノ申す人物が少なくなってきた今、大沢氏のような存在は貴重だった。それだけに、もうあの「べらんめぇ口調」が聞けないのかと思うと残念でならない。
  今年は小林繁氏、木村拓也氏など、その時、その時で話題となった元プロ野球選手の訃報に触れた。そして、今のプロ野球界に欠かせない人物がまた1人この世を去って行った。ご冥福をお祈りしたい。








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2010年10月03日

2011年、主役の座を目指して・・・【高校野球 秋季大会情報】

  興南高校の春夏連覇で幕を閉じた2010年の高校野球界。その一方で、来春行われる選抜大会の重要な資料となる秋季大会に向けた戦いが地区によっては夏の選手権大会開催期間中に始まっており、ブロック大会の代表校が決まった箇所もある。そこで何回かに分けて秋季大会の様子を紹介したいと思う。最初となる今回は関東地区。


【東 京】
  参加校が24のブロックに分かれて9月中旬から都大会への出場権を争う予選トーナメントが行われた。都大会に進出する各ブロック代表枠2校、合計48校が既に決まっており2日から本大会が行われている。例年、東京から選抜大会に出場できるのは1ないし2校。来春、甲子園の舞台を踏むには少なくともこの大会優勝する事が最低条件となる。
  今夏、東東京代表だった関東一、準優勝の修徳は順当に予選トーナメントを突破したが、西東京代表の早稲田実と決勝で代表の座を争った日大鶴ヶ丘は予選で姿を消し東西で明暗が分かれた。また、来年注目されるであろう伊藤投手擁する帝京も本大会初戦で国士舘に敗れ、夏のリベンジを果たす事が出来なかった。24日に予定される決勝の舞台に立つのは果たしてどの高校か。

【神奈川】
  2日準決勝が行われ、夏の選手権大会準優勝の東海大相模と名門横浜が決勝にコマを進めると共に関東大会への出場権を獲得した。2008年以来の選抜出場を目指す横浜は夏の大会でも投げた1年生の山内投手に注目したい。関東大会や更にその上の大会でどんなピッチングを見せるか。また、東海大相模は夏の大会でベンチ入りしたメンバーが多く残り新チームでは中心的な存在となっている。果たして3季続けて甲子園の舞台を踏む事が出来るか。

◎神奈川大会準決勝結果
東海大相模 8−2 藤嶺藤沢
横 浜   2−1 横浜商大

【埼 玉】
  秋季関東大会の開催地となっている為、出場枠が3つある埼玉県はベスト4が出揃っている。今夏代表の本庄一は県大会初戦で惜しくも敗れ姿を消しているが、甲子園常連の浦和学院、強豪私学がひしめく埼玉で甲子園の出場経験もある公立の鷲宮、ここ最近甲子園から遠ざかっている春日部共栄などが関東大会行きのキップを目指す。

◎埼玉大会準決勝組合せ
春日部共栄×浦和実
鷲 宮×浦和学院

【千 葉】
  国体が行われた為、一旦中断となった千葉大会。7日から準々決勝が行われる。好投手中川投手を擁し、夏の選手権大会でベスト4に進出した成田は2回戦で姿を消し、夏春連続出場の可能性はほぼなくなった。ベスト8に進出したのは、千葉経大付や木更津総合と言った甲子園出場経験のある高校等、8校中、7校を私学が占めた。チームが出来上がる夏と違い、これからチームが作られるこの時期に選手層が厚い私学が優位なのは致し方ないといった所か。

◎千葉大会準々決勝組合わせ
千葉経大付×千葉明徳
西武台千葉×東海大浦安
木更津総合×千葉英和
専大松戸×成田国際

【茨 城】
  茨城大会はベスト4が出揃い3日準決勝が行われる。準決勝に進出したのは2回戦で常総学院に完封勝ちした下妻二、夏の大会甲子園初出場を果たした水城、藤代、霞ヶ浦の何れも選抜或いは選手権大会に出場経験のある4校。

◎茨城大会準決勝組合せ 
下妻二×霞ヶ浦
藤 代×水 城

【栃 木】
  栃木大会は2、3日に準々決勝が行われベスト4が出揃う。2日に行われた試合では作新学院と文星芸大付が勝ち名乗りを上げた。残る2試合が今日(3日)行われる。組合せは今夏代表の佐野日大×国学院栃木、昨年の夏の代表白鴎大足利×大田原。

◎栃木大会準々決勝結果(2日分)
作新学院  6−0 宇都宮商
文星芸大付 5−2 小 山
 
◎準決勝組合せ 
作新学院×文星芸大付
(佐野日大×国学院栃木)の勝者×(大田原×白鴎大足利)の勝者

【群 馬】
  群馬大会は2日準決勝2試合が行われ、前橋育英と高崎商が勝利を収め関東大会出場を決めた。群馬県の代表は2008年、2009年の関東大会で前橋商、高崎商、前橋工が上位に進出し選抜大会出場を果たしているが今回はどうか。

◎群馬県大会準決勝結果
前橋育英 6−4 桐生一
高崎商  6−4 健大高崎

【山 梨】
  山梨大会は2日準決勝2試合が行われ、日本航空と甲府工業が決勝に進むと共に関東大会進出を決めた。上の群馬とは反対に山梨代表はここ数年、関東大会では目立った成績を残していないが777回大会の甲府工以来、関東代表に名を連ねる事が出来るか。(79回大会、21世紀枠で都留高が出場を果たしている。)

◎山梨大会準決勝結果
日本航空 3−0 東海大甲府
甲府工  7−6 帝京三








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2010年10月01日

いざ、ライオン&タカ狩りへ・・・千葉のカモメに迷いなし!!か?そして迷えるトラの行く先は? 【プロ野球 レギュラーシーズン】   

  プロ野球レギュラーシーズンは1日、セ・パ合わせて2試合が行われ、パ・リーグでは千葉ロッテがオリックスを下し最終戦で単独3位に浮上。2007年以来となるクライマックスシリーズ進出を決めた。これにより昨シーズン、パ・リーグ覇者の北海道日本ハムが4位に転落し5年ぶりのBクラスが確定した。
  一方、セ・リーグは自力優勝の可能性が無くなった阪神が広島に完封負けを喫した。この結果、試合の無かった中日が4年ぶりのリーグ優勝を果たした。

  プロ野球レギュラーシーズンはパ・リーグが全日程を終了し、チーム順位及び個人タイトルが確定した。クライマックスシリーズは第1ステージが9日から西武ドームで西武×ロッテが行われ、先に2勝した方がソフトバンクへの挑戦権を獲得する。


【プロ野球レギュラーシーズン 1日の試合結果】
◎パ・リーグ
オリックス 2 0 0  0 0 0  1 0 1  4  
 ロッテ  3 0 0  1 0 0  1 0 X  5
【勝】 成瀬(13勝11敗0S)
【敗】 伊原(0勝3敗0S)
【S】 伊藤(1勝2敗1S)
  初回に2点を先制されたロッテはその裏、今江選手の2ランホームラン等で逆転するとその後も追加点を上げた。終盤追いすがるオリックスを継投で逃げ切りクライマックスシリーズ進出を最終戦で決めた。

◎セ・リーグ
阪神 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
広島 1 0 0  4 0 0  0 0 X  5 
【勝】 ソリアーノ(1勝3敗0S)
【敗】 秋山(4勝2敗0S)
  広島は初回、梵選手の本塁打で先制すると4回裏には再び梵選手のの2点タイムリーヒットなどで4点を追加し阪神を引き離した。投げてはソリアーノ投手が9回4安打無失点の好投を見せ、来日初勝利を完封で飾った。
  阪神は先発秋山投手がが4回5失点と崩れると、前の試合のショックが癒えないのか打線も沈黙し優勝の可能性が消滅した。

◎パ・リーグ主な個人タイトル
・首位打者   西岡(ロッテ) 3割4分6厘
・本塁打王   T−岡田(オリックス)33本
・打点王    小谷野(日本ハム)109打点
・盗塁王    本多(ソフトバンク)、片岡(西武)59盗塁
・最多投手   和田(ソフトバンク)、金子(千)(オリックス)17勝
・最優秀防御率 ダルビッシュ(日本ハム) 1.78

<コメント>
  9月の3連休辺りから色々と多忙となりブログの更新が滞ってしまった。10月に入って心機一転、再び記事を書きたいと思う。

  更新が滞っている間にプロ野球はセ・パ両リーグ共優勝チームが決まる一方、戦力外通告を受ける選手が出始め、他にも球団の身売り話と秋風が吹き始めているチームも出て来ている。
  今年は9月に入っても真夏のような厳しい暑い日が続く異常気象だった。それに呼応した訳ではないとは思うが、この時期お決まりのフレーズとしてよく耳にする「優勝までのマジックナンバー」も奇妙な点灯の仕方だった。早々とマジックナンバーが点灯したものの、その後一向に減る気配を見せずに、ついにはマジックの対象チームに寝返ると言う演出を見せたパ・リーグのマジックナンバー。そして残り試合数の関係でトップを走るチームではなく2、3位を彷徨うチーム、しかも一度負けると消滅してしまう、まるで時限爆弾のようだったセ・リーグのマジックナンバー。もし、以前のようにレギュラーシーズンの結果で日本シリーズ進出チームが決まるようなルールだったらかなり盛り上がったと思う。ソフトバンク×西武戦でのソフトバンク3連勝、30日行われた阪神×横浜戦での最終回の村田選手の逆転ホームランはまさにドラマチックな展開だった。しかし、昔ほど盛り上がらないのはやはりシーズンの「クライマックス」はこの後訪れると言う事なのだろうか。(勿論、地元は盛り上がっていると思うのだが・・・。)

  優勝争いの一方で白熱した展開を見せたのが、パ・リーグの3位争い。千葉ロッテ、日本ハム、オリックスの三つ巴の争いが終盤まで続いたが、結局シーズン途中まで3位を守って来た千葉ロッテに勝利の女神は微笑んだ。昨年チャンピオンの日本ハムはシーズン後半追い上げたが、序盤の借金が大きく響きクライマックスシリーズに残る事は出来なかった。

  さて、セ・パ共クライマックスシリーズに進出するチームがほぼ出揃った。(セ・リーグは2〜4位が未決定の為、第1ステージの開催場所は未定。)セ・リーグの中日とパ・リーグのソフトバンクはホームグラウンドで強さを発揮する上に投打のバランスが整っている。おまけに1勝分のアドバンテージが付く等、有利な点が多く他のチームが牙城を崩すのは困難を極めると思われるが、レギュラーシーズン同様、何かが起きそうな気がする。誰もがビックリするようなドラマが果たして用意されているのか。2010年のプロ野球シーズンは、いよいよクライマックスを迎えようとしている。














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2010年09月12日

竜と百獣の王が一歩リード!!虎を救ったゴジラは竜の前に立ちはだかるか?【プロ野球 レギュラーシーズン】

  プロ野球レギュラーシーズンは12日、阪神×ヤクルト、西武×ロッテ等、セ・パ合わせて6試合が行われた。
  セ・リーグでは首位の中日が森野選手の4打点の活躍で横浜を5−2で下し4連勝。首位の座をキープした。2位の阪神は秋山投手がヤクルトを無四球で完封した。高卒ルーキーの完封勝利は21年ぶり。
  パ・リーグは先日マジックが点灯した西武がロッテから14得点を奪い圧勝。マジックナンバーを7に減らした。2位ソフトバンクも勝利を収め連敗を止めた
  
  プロ野球レギュラーシーズンは14日にヤクルト×巨人などセ・パ合わせて6試合が行われる。


【プロ野球 12日の試合結果】
◎セ・リーグ
ヤクルト 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
 阪 神 2 0 0  0 0 0  2 1 X  5
【勝】 秋山(3勝1敗0S)
【敗】 村中(10勝8敗0S)
  阪神が新人、秋山投手が投げては無四球完封、打っては7回にタイムリーヒットを放つ活躍を見せ同一カード3連敗を免れた。ヤクルトは4安打に抑えられ小川監督代行が就任して以来、初の零敗で3位巨人との差が広がった。


横 浜 0 0 0  2 0 0  0 0 0  2
中 日 3 0 0  1 0 0  1 0 X  5
【勝】 中田賢(6勝3敗0S)
【敗】 阿斗里(0勝5敗0S)
【S】 岩瀬(1勝3敗39S)
 中日が森野選手が初回にホームラン等で4打点を叩き出す活躍を見せ、首位の座をキープした。投げては中田賢投手が6回を2失点に抑えるとその後の中継ぎ、抑えも得点を与えなかった。3番手で登板した浅尾投手がプロ野球新記録となる56ホールドポイントを達成した。
 

広 島 0 0 0  0 0 1  0 0 0  1
巨 人 2 0 0  0 1 2  0 0 X  5
【勝】ゴンザレス(5勝10敗0S)
【敗】斉 藤(3勝6敗0S)
  巨人は1回裏に坂本選手、小笠原選手のソロで2点を先制すると中盤にも追加点を上げ広島を突き放した。広島は6回表に1点を返し追い上げたが直後に点を奪われると、その後巨人の中継ぎ陣に抑えられた。広島は13年連続のBクラス確定。


◎パ・リーグ
ロッテ 2 0 1  0 0 0  0 0 0  3
西 武 4 1 1  4 0 0  2 2 X  14
【勝】 帆足(11勝8敗0S)
【敗】 ペン(1勝3敗0S)
  先日マジックナンバーを点灯させた西武はこの日も打線が好調。18安打14得点でロッテ投手陣を粉砕し3連勝。マジックナンバーを1つ減らして7とした。一方、ロッテは元気なく5連敗。


 日本ハム  0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
ソフトバンク 0 1 0  0 1 0  0 0 X  2
【勝】 大隣(4勝8敗0S)
【敗】 八木(1勝4敗0S)
【S】 馬原(5勝1敗31S)
  ソフトバンクが押し出し死球で先制すると、5回にも追加点を上げ日本ハムを下し連敗を3で止めた。日本ハムは打線が3安打と沈黙しロッテとの差を縮める事が出来なかった。


オリックス 4 0 0  0 0 0  0 0 0  4
 楽 天  1 2 0  2 0 2  1 1 X  9
【勝】 ラズナー(5勝10敗0S)
【敗】 古川(0勝2敗0S)
 初回に4点を先制された楽天だが小刻みに得点を重ねオリックスを下し、久々にカード勝ち越しを決めた。ラズナー投手は2回以降、粘りの投球を見せ5勝目。オリックスは初回に先制点を上げたものの、その後追加点を奪う事が出来ず、投手陣も楽天打線に打ち込まれた。

<コメント>
  プロ野球のレギュラーシーズンは、パ・リーグで西武にマジックナンバーが点灯する一方で、Bクラスが既に確定し来期を見据えた戦いをするチームも出始めて来ており、遅い秋の訪れと共に今シーズンの最終章が近付いて来ている。
 
  そんな中、セ・リーグでは阪神の期待の新人、秋山投手が無四球完封と言う快挙を成し遂げ、連敗で沈みかけていたチームを救った。
  昨年行われた選抜大会、夏の選手権大会とテレビで投球の様子を見た事があるが、球の速さもさる事ながら、ユニフォームがはち切れそうな体格の大きさに驚いた。シーズン前、この世代は西武にドラフト1位で入団した菊地投手にどうしても注目が集まったが、スケールの大きさでは秋山投手の方があるように思えた。注目された西武の菊地投手は怪我等もあり、今シーズンは一軍で投げる姿を見る事は出来なさそうだが、それを尻目に8月後半に一軍デビューを果たし今日の勝利を含めて3勝をマーク。この後が益々楽しみになって来た。
  阪神は9月下旬に首位中日との3連戦が控えており、そこが首位奪取の大きなヤマになるだろう。もし、そこで投げるとしたら、虎を救った「伊予のゴジラ」がナゴヤで竜の前に立ちはだかるのか注目したい。
  
  一方、パ・リーグは西武が一歩抜け出した感がある。注目は3位争い。ロッテがここに来て5連敗とこれまで守り続けてきたAクラスの座が危うい状況となっている。昨年チャンピオンの日本ハム、オリックスにも十分チャンスがありそうだ。最後に笑うのは果たして・・・。


【今週(9/14〜9/18)の注目カード】
  セ・リーグは巨人×ヤクルト、巨人×阪神。巨人にとっては3位以上の座を確固たるものとし、2位の座をうかがう為に、ビジターゲームとなるここでどれだけ勝ち星を重ねる事が出来るか重要な週となりそう。一方、これ以上離されるとAクラス入りが厳しくなるヤクルトにとっても対巨人戦は重要なゲームとなる。

  パ・リーグは、ロッテ×ソフトバンク、楽天×日本ハム。注目されるパ・リーグの3位争い。チーム状態が下降線を辿っているロッテは週の前半で対戦するソフトバンク戦をどう乗り切るか。ロッテを追う日本ハムが最下位楽天と対戦するだけに結果次第では3位交代の可能性がある。









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2010年09月11日

激しい主導権争い続ける猛獣、猛禽etc!! しかし後から燕と牛がヒタッヒタッと・・・ 【プロ野球 レギュラーシーズン】

  プロ野球レギュラーシーズンは10日、中日×横浜、西武×ロッテ等、セ・パ合わせて6試合が行われた。
  セ・リーグは中日が接戦の末、横浜を1−0で下し、首位だった阪神が4−7でヤクルトに敗れたため代わって首位に浮上した。
  パ・リーグは首位西武が12−8でロッテを逆転で下した。2位ソフトバンクは延長十回、1−2で日本ハムに敗れた。11日に西武がロッテに勝ち、ソフトバンクが負けるか引き分けると、西武に優勝へのマジックナンバー「8」が今季初めて点灯する。
  プロ野球レギュラーシーズンは11日も6試合が予定されている。


【プロ野球 10日の試合結果】
◎セ・リーグ
横 浜 0 0 0  0 0 0 0  0 0  0   
中 日 0 0 0  0 0 0 0  1 X  1
【勝】 浅尾(10勝3敗1S)
【敗】 江尻(1勝2敗0S)
【S】 岩瀬(1勝3敗38S)
  中日が継投策で横浜を完封し、4月15日以来の首位に浮上した。2番手で登板した浅尾投手は10勝目。横浜は3安打と打線が沈黙し投手陣を援護出来なかった。

ヤクルト 0 0 1  0 0 0  3 2 1  7
 阪 神 1 1 0  0 0 0  0 1 1  4
【勝】 石川(11勝8敗0S)
【敗】 福原(0勝1敗0S)
  両軍合わせて25安打の打撃戦となった試合は、終盤阪神の投手陣を打ち崩したヤクルトが制した。石川投手は序盤に得点を許したが、その後立ち直り11勝目。一方、継投に失敗した阪神は2位に後退した。

広 島 0 0 1  0 0 0  0 2 1 0  4
巨 人 0 1 2  0 0 1  0 0 0 1X  5
【勝】 クルーン(4勝2敗20S)
【敗】 横山(3勝2敗8S)
同点で迎えた10回裏、巨人が小笠原選手のサヨナラホームランで勝利を収め首位争いに踏みとどまった。広島は9回表に同点に追い付き延長戦に持ち込んだが及ばなかった。

◎パ・リーグ
ロッテ 0 0 0  5 0 0  2 1 0  8 
西 武 0 0 1  0 1 3  4 3 X  12
【勝】 藤田(6勝3敗0S)
【敗】 小野(4勝4敗0S)
5回以降、毎回得点を重ねた西武が4本のホームランが飛び出すなどロッテ相手に打ち勝った。ロッテは4回表に先制点を上げたが、先発の成瀬投手が中盤崩れ、その後の投手陣も西武に傾いた流れを断ち切る事が出来なかった。ロッテは3連敗で自力優勝の可能性が消えた。

  日本ハム 0 0 1  0 0 0  0 0 0  1  2
ソフトバンク 0 0 0  1 0 0  0 0 0  0  1
【勝】 榊原(8勝1敗0S)
【敗】 馬原(5勝1敗30S)
日本ハムが10回表、森本選手のスクイズで勝ち越し点を上げて逃げ切った。ソフトバンクは6回までは毎回塁上を賑わしたが、7回以降は相手中継ぎ陣の前に打線が沈黙した。

オリックス 2 0 1  1 0 0  1 0 0  5
 楽 天  0 0 0  0 0 0  0 1 0  1
【勝】 中山(3勝2敗0S)
【敗】 川井(2勝5敗0S)
 初回にバルディリス選手のタイムリーヒットで先制点を上げたオリックスが、その後も得点を重ねて楽天を下した。これでオリックスは3連勝で3位ロッテとの差は1.5ゲーム差。一方の楽天は今シーズン負け越しが決定した。

<コメント>
  今年はサッカーのW杯があった事もあり、プロ野球に関する記事は殆ど書いていない。野球に関する記事は今年20程度書いているが、その多くは高校野球に関する記事である。ほぼ1週間に一度行われるJリーグと違い、毎日行われるプロ野球の記事をコンスタントに書くのは勤め人にとっては少々辛いと言うのもある。この後クライマックシリーズや日本シリーズ等、ビックイベントが控えているので少しでも多く取り上げたいとは思っているが・・・。

  さて、今シーズンのプロ野球のレギュラーシーズンも残り少なくなってきた。両リーグとも上位3チームが激しい首位争いをしている。(パ・リーグは、展開によっては楽天を除く5球団にクライマックスシリーズ進出の可能性が残されていると思われるが・・・。)
  
  セ・リーグは中日、阪神と巨人による首位争い。10日に行われた試合で中日が首位に浮上した。9月に入ってから1つしか負けておらずチーム状態は良いと言える。9月後半に控える阪神3連戦まではBクラスに位置する球団との対戦が続く。ここでどの程度勝ち星を積み重ねられるか。
  阪神は首位の座を明け渡したが、負け数は中日より少なくまだチャンスは十分あるだろう。巨人はオールスター以降、投手陣が崩れるパターンが増えて失速し3位に転落した。9月3連休の阪神戦が大きなヤマとなりそうだ。
  そしてシーズン序盤の不振がウソのような快進撃で借金を返済したヤクルト。打撃好調の青木選手、序盤勝てず喘いだもののその後連勝を続けるエース石川投手を軸に持ち直して来た。3位巨人とは少し差があるが、この後どこまで迫れるか。
  それにしてもセ・リーグ投手陣の規定投球回数到達者が9〜10人と言うのは少ないような気がするが、それだけどこの球団も投手陣のやり繰りに苦心していると言う事だろうか。

  パ・リーグの首位争いは西武にマジックナンバーが点灯する所まで来ている。ソフトバンクとしては3連休に行われる本拠地での直接対決まで粘りたい所だ。それより面白い展開となっているのが3位争い。ロッテ、オリックス、日本ハムが僅差となっており最後まで縺れそうだ。鴎が逃げ切れるか。岡田監督に率いられた牛が追い付くのか。それとも地元の期待を背負った日本ハムか。ここに楽天の名前が挙がって来ないのが、仙台出身の者としては残念であるが・・・。

  シーズン終盤を迎えたプロ野球。この後、どんなドラマが生まれるのか注目したい。













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2010年08月22日

強かった春のチャンピオン!! 「筋書きのないドラマ2010夏」終幕!!【高校野球 第92回全国高校野球選手権大会】

  第92回全国高校野球大会第15日。大会最終日となる21日に決勝戦が行われ、興南(沖縄)が13−1で東海大相模(神奈川)を下し、初優勝を成し遂げると共に春夏連覇を果たした。春夏連覇は史上6校目。1998年、松坂投手(現レッドソックス)を擁した横浜以来。
  興南は0−0で迎えた4回裏、四球をきっかけに連打で7得点を奪うと続く5、6回にも追加点を挙げ一気に引き離した。先発の島袋投手は打たせて取るピッチングで東海大相模打線を1点に抑えた。
  一方、40年ぶりの優勝を目指した東海大相模だったが先発した一二三投手は連戦の疲れからか精彩を欠き中盤に打ち込まれ、前の試合まで強打を誇った打線は9安打を放つものの1得点に終わった。


【大会第15日試合結果】
◎決 勝
東海相模0 0 0  0 0 0  1 0 0  1
 興  南0 0 0  7 1 5  0 0 x  13
(興南は初優勝)

<コメント>
  全国約4千校が参加し6月に沖縄で幕を開けた今大会は、春のセンバツ大会を制し、各校の厳しいマークを受けながら勝ち進んだ沖縄の興南高校が夏も頂点に立って幕を閉じた。

  今風に言うと「ヤバイ」と言う言葉が当て嵌まるだろうか。この代の興南は春夏通じでとにかく強かった。形容する言葉としてはそれ位しか見つからない。春のセンバツで優勝し各校のマークが厳しくなる中で、仕切り直して夏も甲子園に戻って来た。各校が興南の背中を追い続け、追い越しそうな高校も現れたが、それらの追随を許さず夏も制したのは見事の一言に尽きる。
  
  春夏連覇と言えば松坂投手擁する横浜高校が思い出される。あの時のメンバーは松坂投手含めその後プロに進んだ選手が何名かおり、選手個人の質が高かった。今回の興南は選手個人と言うよりもチーム一丸となって戦っている印象があった。島袋投手がクローズアップされていたが、他の選手もやるべき事をしっかり把握し、劣勢でも慌てない戦いぶりはこれまでの沖縄の高校にはない「大人のチーム」の雰囲気があった。スイッチが入ると傘にかかって相手をねじ伏せる攻撃力も圧巻だった。

  一方、敗れはしたが東海大相模の躍進も忘れてはならない。もしかしたら甲子園で勝ち抜くよりも難しいと思われる神奈川県予選。ここ数年、破れそうで破れなかった壁を乗り越えて、33年ぶり甲子園に姿を見せて決勝までコマを進めた。エースの一二三投手は、注目されていたプロからの評価が下がる可能性があるリスクを承知でフォームを変えて甲子園に戻って来た。並大抵の努力ではなかったはずである。最後を飾る事は出来なかったが、今後の野球人生にきっと役立つ事だろう。

  決勝で対戦した興南と東海大相模のチーム力にさほど大きな差はなかったと思う。しかし結果的には大差が付いてしまった。今大会は大差の付く試合が比較的多かったが、この試合のように毎回得点を重ねて大差になるのではなく、早実×中京大中京で見られたように1つのイニングで大量得点が入ってこのような結果になる傾向が見られた。高校野球の面白い所であり、プレー、指導している側としては怖さでもある。

  熱戦が繰り広げられた大会も終わってみれば春のチャンピオンが実力をいかんなく発揮して幕を閉じた「筋書きのないドラマ2010夏」。まだ暑い日が続いているが、開幕した頃よりも空が高くなったような気がする。秋は確実に近付いてきている。
  2011年、華やかな舞台に立つ為の戦いが始まっている地区もある。来年の春そして夏に主役を担うのはどんなチーム、選手なのかに思いを馳せつつ(出来れば、来年こそは我が故郷の東北地方に優勝旗が渡って欲しいと思いつつ)「筋書きのないドラマ2010」を終わりにしたいと思う。














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2010年08月21日

栄冠はどちらに?「筋書きのないドラマ2010夏」いよいよファイナル!!  【高校野球 第92回全国高校野球選手権大会】

  第92回全国高校野球選手権大会第14日。準決勝2試合が20日、甲子園球場で行われ、興南(沖縄)と東海大相模(神奈川)が勝ち、決勝にコマを進めた。

  準決勝第1試合の興南(沖縄)×報徳学園(兵庫)。序盤に5点を奪われた興南だが中盤、打ちあぐねていた報徳学園の大西投手を攻略し徐々に点差を詰め、7回に逆転した。

  今大会注目の東海大相模一二三投手、成田の中川投手の投げ合いとなる可能性もあったは第2試合は、連戦の疲れからか両投手とも制球に苦しみ点の取り合いとなった。結局、全員安打で成田のエース、中川投手を打ち込んだ東海大相模が勝利を収めた。

  春夏連覇を狙う興南か。それとも40年ぶりの優勝を狙う東海大相模か。大会最終日となる21日に深紅の大優勝旗を懸けて決勝が行われる。


【大会第14日試合結果】
興 南 0 0 0  0 3 1  2 0 0  6
報 徳 1 4 0  0 0 0  0 0 0  5

東海相模 2 0 1  0 4 3  0 0 1  11
成  田  0 0 5  1 0 0  0 1 0   7


【大会第15日対戦カード】
◎決 勝
興 南(沖 縄)×東海大相模(神奈川) (13時試合開始予定) 

<コメント>
  各都道府県の代表49校が深紅の大優勝旗を目指して熱戦を繰り広げてきた夏の全国高校野球もいよいよファイナルを迎えた。
  
  そのファイナルの舞台に立つのは、春夏連覇の偉業に挑む興南(沖縄)と激戦区神奈川を勝ち抜き33年ぶりに聖地に戻って来た東海大相模(神奈川)の2校。
  春以降、厳しくなった各校のマークをかいくぐりここまで辿り着いた沖縄の興南。圧倒的な強さで勝ち抜いたと言う印象は余りないが、ここぞと言う時の集中力と、決して本調子とは言えないながらも要所を締めて来たエース島袋投手のマウンドさばきを見ていると、この世代の中では完成度が最も高いチームと言えるだろう。
  一方、東海大相模が春以降、投球フォームを変えた一二三投手がクローズアップされた。この大会はフォームを変えて間もない事もあってか、好不調の波が激しかったが、打線がそれをカバーする活躍を見せた。

  さて、決勝の舞台。ここまでほぼ1人で投げて来た互いのエースの疲労度と好調な打線を考えると、点の取り合いになる事が予想される。序盤に苦しむ傾向にある興南の島袋投手を、早い回から東海大相模が攻略するような試合展開になれば最後まで縺れる可能性がある。逆に興南が先手を奪うようだと、グッと連覇に近づくと言えるだろうか。春のセンバツでは注目されながら、その時は明暗を分ける結果となった両エースがどこまで我慢出来るかもポイントになりそうだ。

  全国およそ4千校が参加して行われた「筋書きのないドラマ2010夏」。残った2校が果たしてどのようなシナリオを描くのか。どちらも悔いのない試合をして欲しいと思う。













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2010年08月19日

お久しぶりのベスト4!!あと二つの山を越えると見える頂点!!そこに描かれる「筋書のないドラマ」は果たして・・・?  【高校野球  第92回全国高校野球選手権大会】

  第92回全国高校野球選手権大会第13日。準々決勝残り2試合が行われ、東海大相模と報徳学園が勝ち、ベスト4に名乗りを上げた。東海大相模は40年ぶり、報徳学園は29年ぶりの準決勝進出。
  第1試合は、初回に先制点を挙げた東海大相模がその後も追加点を奪うと、投げては一二三投手が九州学院打線を3点に抑え寄せつけなかった。
  続く第2試合は接戦の末、報徳学園が継投で逃げ切り新潟明訓を下した。

  大会14日目となる20日は準決勝2試合。興南×報徳学園、成田×東海大相模の試合が行われる。


【大会第13日試合結果】
◎準々決勝
東海相模 101 020 024 |10
九州学院 000 000 030 | 3

報徳学園 001 000 010 | 2
新潟明訓 000 000 010 | 1
  
【大会第14日対戦カード】
◎準決勝
1.興 南(沖縄)×報徳学園(兵庫)
2.成 田(千葉)×東海大相模(神奈川)

<コメント>
  深紅の大優勝旗を懸けた92回目の「筋書きのないドラマ」、夏の全国高校野球も残す所、あと2日となった。既に一部の地区では来春のセンバツ大会を目指す戦いが始まっている。例年以上に暑かった今年の夏。そしてこの後も残暑厳しい日が続くと思う。しかし毎年の事ではあるが夏の高校野球の終わりが、少しずつ秋の訪れを感じさせるような気がして何となく物悲しい気分になる。

  ある地方新聞のコラムに、かつて何度も甲子園で采配を振るい準優勝の経験もある元指導者の方がこんな事を語っている記事を見つけた。
  夏の大会を勝ち抜く条件は組合せ、それも対戦相手ではなく日程。具体的には第4試合の多い少ないが左右するそうだ。第4試合は、前の3試合の進み具合を見ながら調整する必要があり、長時間の緊張を強いられ、かなり重い負担になると言うのである。負けたら終わりの一発勝負。確かに一理あるような気がする。
  そこでベスト4に進出した高校のこれまでの戦績を調べてみると、昨夏も甲子園を経験している興南は4試合中2試合で第4試合が割り当てられていたのはさておき、夏の甲子園大会を経験していない選手が殆どの他の3校は、成田が4試合中1試合、他の2校(東海大相模、報徳学園)は経験せずにベスト4にコマを進めた。単なる偶然かも知れないが、深紅の大優勝旗を手にする為には日程の運不運も関係すると言う事だろうか。

  さて、頂点まで残す山はあと2つ。踏破に挑む4校は、興南42年ぶり、成田58年ぶり、東海大相模40年ぶり、報徳学園29年ぶりと何れも久し振りのベスト4進出となり、オールドファンにとっては懐かしい顔触れが揃った。終わりに近付いている「筋書きのないドラマ2010夏」。果たしてフィナーレは、どのようなシナリオになるのだろうか。











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2010年08月17日

旋風再びか?まだまだ終わらない「雪国&南国の夏」!! 【高校野球 第92回全国高校野球選手権大会】 

   第92回全国高校野球選手県大会第11日は17日、3回戦残り4試合が行われた。
   この内、東京対決となった関東一×早稲田実の一戦は点の取り合いとなったが、関東一が早稲田実のエース、鈴木投手を打ち崩し、終盤追い上げを見せた早稲田実をかわして25年ぶりにベスト8にコマを進めた。
   この他、好投手中川投手擁する成田が北大津に逆転で勝って58年ぶり、地元報徳学園、春夏連覇を狙う興南も順当に勝ちベスト8に進出した。
   準々決勝は18日、19日に2試合ずつ行われる。

【大会第11日試合結果】
◎3回戦
成 田 000 000 501 | 6
北大津 102 000 020 | 5

早 実 000 200 103 | 6
関東一003 020 41X |10

報徳学 002 112 205 |13
佐賀学 010 001 030 | 5

仙育英 010 000 000 | 1
興 南 211 000 00X | 4

【準々決勝組合せ】
◎18日の試合
関東一(東東京)×成田(千葉)
興 南(沖縄)×聖光学院(福島)

◎19日の試合
九州学院(熊本)×東海大相模(神奈川)
報徳学園(兵庫)×新潟明訓(新潟)


<コメント>
   甲子園球場で15日間に渡り行われている夏の全国高校野球。大会も終盤に差し掛かりベスト8が出揃った。

   今大会前半は九州勢の活躍ぶりが目を引いたが、同じ九州勢同士の争い、いわゆる潰し合いの試合もあって残ったのは、興南と九州学院の2校となった。それ以上に目立つのが関東以北の高校の勝ち残り。特に昨年に続いて残った新潟勢(新潟明訓)や福島勢(聖光学院)と言った、かつて「雪国のハンデ」と言うレッテルを貼られ、高校野球で決して強くない地域の高校が大阪や福岡等、激戦区を勝ち上がって来た高校を接戦或いはソツのない野球をして下しベスト8にコマを進めて来た事が特徴として挙げられるだろう。
  新潟明訓の監督が試合後、「昔と違い交通網が発達して遠征しやすい環境となった今、雪等を言い訳にして負ける事が出来ない環境になった。」と語っていた新聞記事を見た。北海道の駒大苫小牧や公立の佐賀北が優勝してから、上に書いた「〜のハンデ」と言うようなフレーズは死語となりつつあると共に、今大会の新潟明訓等の躍進は、かつて存在した地域間の格差が無くなって来ている事を示している。それとシーズンオフの対外試合が禁じられている事も影響しているだろう。
  指導者の情熱、選手の努力、ライバルの存在があればどのチームでも深紅或いは紫紺の優勝旗を手にする事が出来うる時代になったと言えるのかも知れない。

  さて、深紅の大優勝旗を得る為に乗り越えなければならない山は後3つ。春夏連覇か。地域及び学校を含めた悲願の初優勝か。それとも好投手擁する伝統校の手に渡るのか。「筋書きのないドラマ2010夏 〜第2幕〜」は、いよいよクライマックスを迎えようとしている。











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2010年08月12日

勝利の女神の心は気紛れ?息詰まる熱戦に潜んでいた落とし穴!!  【高校野球 第92回全国高校野球選手権大会】

  第92回全国高校野球選手権6日は12日、2回戦4試合が行われ土岐商(岐阜)、聖光学院(福島)、履正社(大阪)、西日本短大付(福岡)が勝利を収め3回戦にコマを進めた。一方、八頭、広陵が敗れた事により中国勢が全チーム初戦で姿を消した。
  この内、第2試合の聖光学院(福島)×広陵(広島)の一戦は聖光の歳内、広陵の有原両投手の投げ合いとなったが、7回裏に振り逃げで得た1点を守り切った聖光学院が選抜ベスト4の広陵を破った。また関西勢同士の対戦となった第3試合は、ソツのない攻撃で得点を重ねた履正社(大阪)が強打を誇る天理高(奈良)を下した。
  大会第7日が行われる13日は2回戦4試合が行われる。第3試合で山形中央(山形)が登場し、参加49校が全て甲子園に姿を見せる事になる。


【大会第6日試合結果】
◎2回戦
 八 頭 0 0 0  0 0 1  0 1 0  2
土岐商 3 2 0  0 3 1  5 1 x  15

  広 陵 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
聖光学院 0 0 0  0 0 0  1 0 x  1

 天 理 0 0 1  0 0 0  0 0 0  1
履正社 1 1 0  0 2 0  0 0 x  4

    日  川 0 0 0  0 0 0  0 2 0  2
西日本短大付 0 1 0  0 2 0  0 4 x  7


【大会第5日試合結果】
◎1回戦
延岡学園 5―4 大分工
開  星 5―6 仙台育英
◎2回戦
東海大相模 10―5 水城


【大会7日目試合予定】
◎2回戦
京都外大西(京都)× 新潟明訓(新潟)
能代商(秋田)× 鹿児島実(鹿児島)
山形中央(山形)×九州学院(熊本)
成田(千葉)×八戸工大一(青森)

<コメント>
  連日熱戦が繰り広げられている夏の全国高校野球大会は2回戦に突入した。
  大会6日目の第2試合では選抜ベスト4、プロ注目の有原投手擁する広陵が登場した。相手は3年前のこの大会で広陵に敗れ、その時のリベンジに燃える聖光学院。
  試合はエース同士の投げ合いとなる、息詰まる熱戦となった。このような膠着状態の続く試合の時に限ってあっけない形で下馬評の低いチームに先制点が転がり込んで決着するものだが、この試合も振り逃げと言う、まさに意外な形で下馬評の低かった聖光学院に先制点が転がり込んで来た。2年生エース、歳内投手がその後の広陵打線の攻撃を抑えて聖光学院がリベンジを果たした。
  一方、広陵の有原投手は被安打4、無四球とほぼ完璧なピッチングだっただけに、先制点を許した「あの1球」が悔やまれる結果となった。

  5日目の開星(島根)×仙台育英(宮城)でも、9回2死までリードしていた開星がまさかの落球で勝利を手にする事が出来なかった。ゲームセットの声を聞くまで、どちらに微笑むか分からない甲子園に棲む「勝利の女神」。前回の記事でも書いたが最後のワンプレー、最後の1球を大事にする事の大切さを実感させられる試合が続いている「筋書きのないドラマ2010夏」なのである。














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2010年08月11日

ピンチの後に・・・1本のホームランが・・・1つのプレーが流れを変える、それが「筋書きのないドラマ」!! 【高校野球  第92回全国高校野球選手権】

  第92回全国高校野球選手権大会第4日が10日、甲子園球場で行われ、春夏連覇を目指す興南(沖縄)や報徳学園(兵庫)等が勝って2回戦にコマを進めた。

  今春行われた選抜大会を制し、今大会も優勝候補の一角である興南は先発の島袋投手が制球に苦しんだものの、鳴門打線を7回を無失点に抑えると打線も後半、相手投手陣を捕らえて9−0と連覇に向けて好スタートを切った。
   
  大会5日目は11日、延岡学園×大分工など3試合が行われ第3試合から2回戦に突入する。


【大会第4日試合結果】
◎1回戦
  砺波工 0 0 0  0 2 0  0 0 0   2
報徳学園 0 0 0  1 1 1  0 0 X  3

いなべ総合 0 0 0  0 0 0  0 0 0   0
福井商   0 0 0   0 6 0  0 0 X   6

 本庄一 0 0 0   0 0 2  0 0 0   2
明徳義塾0 0 0   0 0 1  3 2 X   6

鳴 門0 0 0   0 0 0  0 0 0   0
興 南0 3 0   0 0 4  2 0 X   9


【大会第5日試合予定】
◎1回戦
延岡学園(宮崎)× 大分工(大分)
開 星(島根)× 仙台育英(宮城)
◎2回戦
東海大相模(神奈川)× 水城(茨城)

<コメント>
  夏の全国高校野球選手権大会は大会4日目を迎え、早くも日程の3分の1を消化しようとしている。
  第4試合に春夏連覇を目指す沖縄の興南が登場した。ラジオで試合の模様を聞いていたが、春の選抜大会制覇の立役者の1人である島袋投手は制球に苦しんでいたようで、再三ランナーを背負っていた。それでも要所を締め相手にホームを踏ませないあたりはさすがである。打線も鳴門高校の守備のミスに乗じ9点を挙げ健在ぶりを見せた。島袋投手の出来が今後のカギとなりそうだが、まずは好スタートを切ったと言えるだろうか。

  その興南と2回戦で対戦する明徳義塾は2点を追う6回裏に、代打で登場した座覇選手のホームランで試合の流れを引き寄せると、7回裏に前田選手が相手のセンターが目測を誤るラッキーな2塁打を放ち逆転に成功した。四国勢は早くも4校中、3校が姿を消した。最後の砦となった明徳義塾が春の王者にどう立ち向かうのか注目したい。
  その前の第2試合では、5回の満塁のピンチを切り抜けた福井商がその裏の攻撃で一気に6点を挙げて試合を決めた。1つのプレーが試合の流れを変える。高校野球の面白さ、恐さを改めて実感した大会4日目だった。

  大会5日目。1回戦が終了し、いよいよ2回戦に突入する「筋書きのないドラマ2010夏」。この後、どんなドラマが生まれるのか楽しみである。


【私的2回戦の好カード】
  どの対戦カードも目が離せないが個人的には、前橋商×北大津早実×中京大中京を挙げたい。
  前者のポイントは、1回戦で好投した前橋商の野口投手が同じく1回戦で力強い打撃を見せた北大津の打線をどう抑えるか。後者は、2連覇を目指す中京大中京の森本投手と、1回戦で好投した早実の鈴木投手の投げ合いや伝統校を指揮する監督の采配振りに注目したい。








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2010年08月08日

明暗分かれたプロ注目の好投手!! 「筋書きのないドラマ2010夏 〜第2幕〜」いよいよ開幕!!  【高校野球 第92回全国高校野球選手権大会】

    第92回全国高校野球選手権大会が甲子園球場で開幕し7日に開会式が行われた後、3試合が行われた。
    第1試合の九州学院(熊本)×松本工(長野)は、プロ注目の柿田投手を打ち込んだ九州学院が14−1で勝利を収め2回戦にコマを進めた。
    第2試合は、中川投手が14奪三振の力投を見せた成田(千葉)が関西の強豪、智弁和歌山(和歌山)2−1で下した。
  第3試合は4−4で迎えた8回に集中打で突き放した八戸工大一(青森)が8−4で英明(香川)を下した。

    第2日目の8日は1回戦4試合が行われる。

【第1日の結果】
◎1回戦
九州学院  332 400 020 14
 松本工   000 010 000  1

智弁和歌山 000 001 000  1
  成 田  000 020 00×  2

英 明    000 004 000  4
八戸工大一 000 040 04×  8

【2日目の対戦カード】
◎1回戦
北大津(滋賀)× 常葉橘(静岡)
前橋商(群馬)× 宇和島東(愛媛)
一関学院(岩手)× 遊学館(石川)
佐野日大(栃木)× 関東一(東東京)

<コメント>
  各都道府県予選を勝ち抜いた49代表が甲子園球場に集い、深紅の大優勝旗を目指し熱戦を繰り広げる92回目の真夏の祭典が始まった。過去、幾多のドラマを生み出したこの大会。今年は果たしてどんな「筋書きのないドラマ」が生まれるのか。

  昨日(7日)、開会式の後に行われた1回戦3試合。第1試合と第2試合では、共に予選で注目を集めた好投手が登場した。

  まず第1試合に登場した松本工の柿田投手。県予選を1人で投げ抜きプロからも注目された投手だが、初めて経験する独特の雰囲気に飲み込まれたのか、本人もチームも初回から浮き足立ってミスが目立ち、勢いのついた九州学院の猛打の前にどうする事も出来なかった。開幕試合の難しさや、初の全国の舞台で序盤の入り方がいかに大事なのかを思い知らされる1戦となった。
  続く第2試合では、こちらも千葉県予選で注目を集めた成田の中川投手が登場。伸びのある直球と曲がり鋭いスライダーで関西の強豪、智弁和歌山から14個の三振を奪う好投を見せ付けた。
  かくして大会初日に登場した注目の好投手は明暗の分かれる結果となった。
  そして第3試合で登場した八戸工大一。高校野球ファンならお分かりの方もいると思うが、今大会の前に出場した12年前に現在ソフトバンクで活躍する、当時鹿児島実のエースだった杉内投手からノーヒットノーランを喫した高校である。その後青森山田、光星学院に甲子園への道を阻まれリベンジの機会を得る事が出来なかったがそれ以来となる出場を果たし、そして甲子園初勝利を収めた。2回戦の相手は、好投手中川投手擁する成田。好投手相手にどんな攻撃を見せるのか注目したい。

  いよいよ始まった「筋書きのないドラマ2010夏 〜第2幕〜」。ファンの心を打つようなプレーが多く出る事を期待したい。








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2010年08月02日

「筋書きのないドラマ 2010夏」は役者が揃い第2幕へ・・・  【高校野球 地方予選など】

  第92回全国高校野球選手権大会の地方予選は1日、最後に残った大阪大会で決勝が行われ、履正社が3−0で大体大浪商を下し13年ぶり2回目の選手権大会出場を決めた。
  
  これで各都道府県の予選が全て終了し代表49校が出揃った。本大会は組合せ抽選が4日行われ7日から21日までの15日間に渡って(雨天の場合は順延)、甲子園球場で行われる。


【夏の全国高校野球地方予選決勝結果(1日実施分)】
◎大 阪
 履正社   1 0 0  0 0 0  0 0 2  3
大体大浪商 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
(履正社は13年ぶり2回目の選手権出場)

【第92回全国高校野球選手権大会出場校】
◎北北海道・・・旭川実(11年ぶり3回目)
◎南北海道・・・北 照(19年ぶり2回目)
◎青  森・・・八戸工大一(12年ぶり5回目)
◎秋  田・・・能代商(25年ぶり2回目)
◎岩  手・・・一関学院(8年ぶり6回目)
◎宮  城・・・仙台育英(2年ぶり22回目)
◎山  形・・・山形中央(初出場)
◎福  島・・・聖光学院(4年連続7回目)
◎茨  城・・・水  城(初出場) 
◎栃  木・・・佐野日大(9年ぶり6回目)
◎群  馬・・・前橋商(3年ぶり5回目)
◎埼  玉・・・本庄一(2年ぶり2回目)
◎千  葉・・・成 田(20年ぶり7回目)
◎東東京・・・・関東一(2年ぶり5回目)
◎西東京・・・・早稲田実(4年ぶり28回目)
◎神奈川・・・・東海大相模(33年ぶり8回目)
◎山  梨・・・日 川(30年ぶり3回目)
◎新  潟・・・新潟明訓(3年ぶり6回目)
◎長  野・・・松本工(初出場)
◎富  山・・・砺波工(初出場)
◎石  川・・・遊学館(5年ぶり4回目)
◎福  井・・・福井商(2年ぶり20回目)
◎静  岡・・・常葉橘(2年連続2回目)
◎愛  知・・・中京大中京(2年連続26回目)
◎岐  阜・・・土岐商(5年ぶり3回目) 
◎三  重・・・いなべ総合学園(初出場)
◎滋  賀・・・北大津(6年ぶり2回目)
◎京  都・・・京都外大西(3年ぶり9回目)
◎大  阪・・・履正社(13年ぶり2回目)
◎兵  庫・・・報徳学園(2年ぶり14回目)
◎奈  良・・・天  理(2年連続25回目)
◎和歌山・・・・智弁和歌山(6年連続18回目)
◎鳥  取・・・八 頭(7年ぶり7回目)
◎岡  山・・・倉敷商(3年連続9回目)
◎広  島・・・広 陵(2年ぶり20回目)
◎島  根・・・開 星(2年ぶり7回目)
◎山  口・・・南陽工(4年ぶり3回目)
◎香  川・・・英 明(初出場)
◎徳  島・・・鳴 門(15年ぶり6回目)
◎愛  媛・・・宇和島東(11年ぶり8回目)
◎高  知・・・明徳義塾(6年ぶり12回)
◎福  岡・・・西日本短大付(6年ぶり5回目)
◎長  崎・・・長崎日大(2年連続9回目)
◎佐  賀・・・佐賀学園(6年ぶり6回目)
◎大  分・・・大分工(17年ぶり3回目) 
◎熊  本・・・九州学院(10年ぶり7回目)
◎宮  崎・・・延岡学園(4年ぶり6回目)
◎鹿児島・・・・鹿児島実(2年ぶり17回目)
◎沖  縄・・・興 南(2年連続9度目)
太字は春夏連続出場校

<コメント>
およそ4千校が参加して行われた第92回全国高校野球選手権大会の地方予選。1日に大阪代表が決定し約1ヶ月半に及ぶ、甲子園を目指す戦いは幕を閉じた。決戦の舞台は甲子園に移り、各都道府県代表49校が今度は深紅の大優勝旗獲得に挑む。
今回の地方予選の結果を見ると、いわゆる甲子園常連校が圧倒的な強さを発揮したと言う試合は少なく、どの大会も接戦の試合が多かったように思う。昨年13校だった初出場校は今年は6校と減ったが、長らく甲子園から遠ざかっていた高校の出場が甲子園に戻って来る事、春は21世紀枠で出場した山形中央が夏は実力で甲子園行きのキップをもぎ取った事も特徴として挙げられるだろうか。
  逆に連続出場やセンバツに続いて出場する高校は少なく、改めて続けて本大会に出場する事、夏にトップコンディションを持って来る事の難しさを実感させられる大会だった。今回、惜しくも代表の座を逃し涙した高校、チャンスが残されている選手は、来年こそ笑顔で聖地の土を踏めるよう精進して欲しいと思う。

  さて92回目の真夏の祭典に参加する事を許された49校。2連覇を目指す中京大中京及び春夏連覇を目指す興南を先頭に古豪、新鋭校とバラエティーに富んだ顔触れとなった。いわゆる「甲子園常連校」が評判通りの強さを見せ付けるのか。それとも、佐賀北や日本文理のように旋風を巻き起こす高校は現れるのか。「筋書のないドラマ2010夏 〜第2幕〜」が間もなく幕を開けようとしている。














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2010年07月31日

呪縛から解き放たれ、久々に夏の聖地へ帰って来る名門!! 「筋書きのないドラマ2010夏 〜第1幕〜」はいよいよフィナーレへ…  【高校野球 地方予選】

  第92回全国高校野球選手権大会の地方予選は残っている5つの地区の内、4地区で決勝が行われ、昨年の優勝校である中京大中京や東海大相模、報徳学園等が甲子園行きのキップを掴んだ。
  第92回全国高校野球選手権大会の地方予選。残る大阪代表が8月1日に代表が決定する予定で、晴れの舞台にコマを進める都道府県代表49校が出揃う。


【夏の全国高校野球地方予選決勝結果(30日実施分)】
◎神奈川
東海大相模 1 0 1  3 2 0  0 2 0  9
 横 浜   1 0 0  0 0 2  0 0 0  3
(東海大相模は33年ぶり8回目の選手権出場)

◎愛 知
中京大中京 1 1 3  1 0 0  1 0 0  7
 愛知啓成 0 0 0  0 0 2  0 0 0  2
(中京大中京は2年連続26回目の選手権出場)

◎兵 庫
 市  川 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
報徳学園 1 0 0  1 0 1  1 0 X  4
(報徳学園は2年ぶり14回目の選手権出場)

◎宮 崎
延岡学園 1 0 1  0 0 0  2 0 2  6
宮崎第一 0 0 0  1 1 0  0 0 0  2
(延岡学園は4年ぶり6回目の選手権出場)

【これまでに決まった代表校、決勝カード】
◎北北海道・・・旭川実(11年ぶり3回目)
◎南北海道・・・北 照(19年ぶり2回目)
◎青  森・・・八戸工大一(12年ぶり5回目)
◎秋  田・・・能代商(25年ぶり2回目)
◎岩  手・・・一関学院(8年ぶり6回目)
◎宮  城・・・仙台育英(2年ぶり22回目)
◎福  島・・・聖光学院(4年連続7回目)
◎茨  城・・・水  城(初出場) 
◎栃  木・・・佐野日大(9年ぶり6回目)
◎千  葉・・・成 田(20年ぶり7回目)
◎東東京・・・・関東一(2年ぶり5回目)
◎西東京・・・・早稲田実(4年ぶり28回目)
◎神奈川・・・・東海大相模(33年ぶり8回目)
◎山  梨・・・日 川(30年ぶり3回目)
◎新  潟・・・新潟明訓(3年ぶり6回目)
◎長  野・・・松本工(初出場)
◎富  山・・・砺波工(初出場)
◎石  川・・・遊学館(5年ぶり4回目)
◎福  井・・・福井商(2年ぶり20回目)
◎静  岡・・・常葉橘(2年連続2回目)
◎愛  知・・・中京大中京(2年連続26回目)
◎岐  阜・・・土岐商(5年ぶり3回目) 
◎三  重・・・いなべ総合学園(初出場)
◎滋  賀・・・北大津(6年ぶり2回目)
◎京  都・・・京都外大西(3年ぶり9回目)
◎大  阪・・・<準決勝組合せ 履正社×近大付 金光大阪×大体大浪商>
◎兵  庫・・・報徳学園(2年ぶり14回目)
◎奈  良・・・天  理(2年連続25回目)
◎和歌山・・・・智弁和歌山(6年連続18回目)
◎鳥  取・・・八 頭(7年ぶり7回目)
◎岡  山・・・倉敷商(3年連続9回目)
◎広  島・・・広 陵(2年ぶり20回目)
◎島  根・・・開 星(2年ぶり7回目)
◎山  口・・・南陽工(4年ぶり3回目)
◎香  川・・・英 明(初出場)
◎徳  島・・・鳴 門(15年ぶり6回目)
◎愛  媛・・・宇和島東(11年ぶり8回目)
◎高  知・・・明徳義塾(6年ぶり12回)
◎福  岡・・・西日本短大付(6年ぶり5回目)
◎長  崎・・・長崎日大(2年連続9回目)
◎佐  賀・・・佐賀学園(6年ぶり6回目)
◎大  分・・・大分工(17年ぶり3回目) 
◎熊  本・・・九州学院(10年ぶり7回目)
◎宮  崎・・・延岡学園(4年ぶり6回目)
◎鹿児島・・・・鹿児島実(2年ぶり17回目)
◎沖  縄・・・興 南(2年連続9度目)

<コメント>
  聖地、甲子園を目指し各地で熱戦が繰り広げられて来た夏の全国高校野球大会地方予選もいよいよ残すは大阪大会のみとなり、いよいよフィナーレを迎えようとしている。既に代表に決まった高校は来るべき決戦に向けて準備に余念がないだろし、また惜しくも甲子園行きのキップに手が届かなかった多くの高校が来年に向けてスタートしているだろう。

  さて30日の神奈川大会決勝で宿敵横浜高校を下し、33年ぶりに甲子園に戻って来る東海大相模。これまで全国優勝を経験し、現巨人監督の原氏を輩出するなど、全国的にも名の知れた名門校である。しかし、信じられないのだが選手権大会出場は1977年に出場して以来、実に33年ぶりなのである。もう少し甲子園大会に出場しているイメージがあったが夏に甲子園に姿を現すのは久々である。
  この間、春の選抜大会に何度も出場し優勝、準優勝した経験もある事から決して実力がなかった訳ではない。しかし、そこは参加校が全国1、2位の多さである上に横浜、桐蔭学園、慶応、桐光学園等、全国大会で優勝或いは上位争いをしてきた強豪がひしめく激戦区、神奈川県。ここ数年はあと一歩の所で涙を飲み続け、記念大会で枠が2つ与えられた年でも出場が叶う事はなかった。何年か前の決勝で敗れた後に門馬監督が発した「甲子園は遠いなあ。」と言うフレーズが今も頭に残っている。それだけに選手は勿論、門馬監督始め学校関係者、OBは感慨ひとしおと言った所だろう。
  
  今春のセンバツ大会は優勝候補と言われながら1回戦で姿を消した。エースでプロからも注目されている一二三投手はサイドスローに投球フォームを変えて夏の聖地に戻って来る。果たして春の忘れ物を取り戻す事が出来るのか注目したい。














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2010年07月25日

30年ぶり、25年ぶり、20年ぶり・・・ 復活の代表校!! これがまさに「筋書きのないドラマ2010夏 〜第1幕〜」!!   【高校野球  地方予選】

  第92回全国高校野球選手権大会地方予選は25日、各地で行われ新たに6代表が決まった。
  長野の松本工は甲子園常連校の松商学園を下し春夏通じて初の甲子園出場。高知の明徳義塾は6年ぶりの出場を決めた。日川(山梨)は30年ぶり、成田(千葉)は20年ぶり、佐野日大(栃木)は9年ぶり、八頭(鳥取)は7年ぶりに甲子園に戻って来る。
  この他では、岐阜の準決勝では昨夏の甲子園4強の県岐阜商が、今春の選抜4強の大垣日大を下した。また、神奈川では2年ぶりの選手権出場を目指す今予選ノーシードの横浜がベスト4にコマを進め、昨夏代表の横浜隼人と対戦する。
  一方で昨夏代表宮城の東北、栃木の作新学院、大阪のPL学園が敗れ姿を消した。
    
  第92回全国高校野球地方予選は26日、南北海道、岩手など11の地区で決勝が行われる予定となっている。

【夏の全国高校野球地方予選決勝結果(25日実施分)】
◎栃 木
作新学院 0 1 0  0 1 0  0 0 1  3
佐野日大 1 0 4  1 0 0  0 0 X  6
佐野日大は9年ぶり6回目の選手権出場

◎千 葉
東海大望洋 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
 成  田  0 0 0  0 0 1  0 0 X  1
成田は20年ぶり7回目の選手権出場


◎山 梨
日  川  0 3 0  0 0 1  0 0 0  4
富士学苑 0 0 0  1 0 0  2 0 0  3
日川は30年ぶり3回目の選手権出場

◎長 野
 松本工 0 0 2  0 0 0  0 1 2  1  6
松商学園 0 0 1  1 0 1  2 0 0  0  5
松本工は初の選手権出場

◎鳥 取
八 頭 2 0 0  0 0 0  1 1 0  4
米子北 0 0 1  0 0 0  0 0 0  1
八頭は7年ぶり7回目の選手権出場

◎高 知
明徳義塾 0 0 0  1 1 1  1 1 0  5
 高知商 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
明徳義塾は6年ぶり12回目の選手権出場

【これまでに決まった代表校、決勝カード】
◎北北海道・・・旭川実(11年ぶり3回目)
◎南北海道・・・<26日決勝 北照×函館大有斗>
◎青  森・・・八戸工大一(12年ぶり5回目)
◎秋  田・・・能代商(25年ぶり2回目)
◎岩  手・・・<26日決勝  一関学院×盛岡大付>
◎宮  城・・・<26日決勝  仙台育英×気仙沼向洋>
◎福  島・・・聖光学院(4年連続7回目)
◎栃  木・・・佐野日大(9年ぶり6回目)
◎千  葉・・・成 田(20年ぶり7回目)
◎東東京・・・・<27日決勝 修 徳×関東一>
◎西東京・・・・<26日決勝 日大鶴ヶ丘×早実>
◎山  梨・・・日 川(30年ぶり3回目)
◎長  野・・・松本工(初出場)
◎静  岡・・・<27日決勝 常葉橘×常葉菊川>
◎岐  阜・・・<26日決勝 県立岐阜商×土岐商> 
◎福  井・・・<26日決勝 福井商×福井工大福井>
◎京  都・・・<26日決勝 京都外大西×京都翔英>
◎鳥  取・・・八 頭(7年ぶり7回目)
◎岡  山・・・<26日決勝 倉敷商×玉野光南>
◎島  根・・・<26日決勝 大 田×開 星>
◎山  口・・・<27日決勝 南陽工×防 府>
◎高  知・・・明徳義塾(6年ぶり12回)
◎福  岡・・・西日本短大付(6年ぶり5回目)
◎佐  賀・・・<26日決勝 佐賀商×佐賀学園>
◎熊  本・・・<26日決勝 八代東×九州学院>
◎鹿児島・・・・鹿児島実(2年ぶり17回目)
◎沖  縄・・・興 南(2年連続9度目)
       
<コメント>
  6月に沖縄で始まった夏の全国高校野球全国大会地方予選は続々と代表が決まり、今週中にはほぼ出揃う。これまでに決まった顔触れを見ると選抜大会で優勝した興南等が連続出場を決めているが、目立つのが久々に甲子園に戻って来る高校が多い事である。日川の30年ぶりを始め、能代商の25年ぶり、成田の20年ぶりなど・・・。
  一方でこれまで地方大会で無類の強さを誇っていた青森山田や常総学院を始め、今春行われた選抜に出場した高校のおよそ半分が甲子園に帰って来る事が出来なかった。それと全国的に知られている高校が苦戦の末、勝ち進んでいるケースも例年以上に目に付くような気もする。
  代替わりする高校スポーツにとって強豪校と言えども、その強さを長年誇示する事の難しさを改めて示しており、またこの夏を目標に練習に明け暮れ一冬越し或いは大会に入って1試合毎に成長する高校生の成長度の飛躍ぶりが窺える。それと特待生制度の制限も影響しているのだろうか。
  「筋書きのないドラマ2010夏 〜第1幕〜」である地方予選はこの後も続々と代表校が決まり、「第2幕」の舞台に立つ49校出揃う。果たして92回目の真夏の祭典はどんな顔触れになるのだろうか。











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posted by スポーツ職人201X at 23:47| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする