2011年03月08日

春に撒いた種を秋に実らせる球団は果たして・・・Vol9 【プロ野球2011 各球団紹介 〜埼玉西武〜】

  プロ野球12球団の今シーズンの戦力等を紹介するシリーズ。9回目となる今回は、レギュラーシーズン優勝に手が届きかけながら、最後の最後ですり抜けて行った昨シーズンの悔しさを晴らすべく今シーズンに挑む埼玉西武ライオンズを紹介したい。


【先発陣、打撃陣の質はパ・リーグでもトップクラス!!やはり今年もカギを握るのは中継ぎ、抑えの出来か?】
【2011年主な加入及び放出選手】
◎主な加入選手
・(坂元)弥太郎(横浜より)
・大石達也(ドラフト)

◎主な放出選手
・大沼幸二(横浜へ)
・松坂健太(日本ハムへ)

  昨シーズン、西武にとってはまさに天国から地獄に突き落とされたシーズンだったと言っても良いだろう。早々とマジックを点灯させながらなかなか減らす事が出来ず、9月下旬のソフトバンクとの天王山で3連敗。その後勢いを失って首位から陥落。調子を取り戻せないままクライマックスシリーズでも、後に日本一の座まで上り詰めた千葉ロッテに敗れ去ってシーズンを終えた。今シーズン、あの悔しさを晴らせるか。

今シーズン最大のポイントは、細川捕手が守り続けて来た扇の要であるキャッチャーのポジションを誰が奪い取るのか。 岸投手、涌井投手、帆足投手ら先発投手陣のコマは揃っているだけにそれを操るキャッチャーの存在がチームの命運を握るだろう。後継者と目される銀仁朗選手が、今シーズン正妻の座をがっちり掴み続ける事が出来るか。他には昨シーズン泣かされた中継ぎ、抑えがうまく機能するかどうか。特に昨シーズン後半は逆転負けが多かっただけに、試合の最後を任されるピッチャーが踏ん張れるかに懸かって来そうだ。そして、昨シーズン鳴り物入りで西武に入団したものの結果を残せなかった菊池投手がプロ2年目を迎えどれだけ投げれるか。期待のルーキー大石投手を先発で使うのか、それとも抑えか。見所の多い今シーズン。渡辺監督の采配に注目が集まる。

一方打線は大技、小技の両方が出来る片岡選手、栗山選手、中島選手の1〜3番と一発が魅力の中村選手が形成する上位打線が他チームにとって脅威なのは例年通り。ポイントは5番から下位に続く打線でどれだけチャンスを作れるかだろうか。昨シーズン、上位打線が固定されたのに比べ下位は選手の入れ替えが激しかった。上位打線と下位打線のギャップをどれだけ埋められるかがポイントとなりそうな気がする。

  2011年のチームスローガンは「勝利への執念」。昨シーズン、ゴール手前で手放したペナントを執念で獲得する事が出来るか。百獣の王の戦いがいよいよ始まろうとしている。










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2011年02月26日

春に撒いた種を秋に実らせる球団は果たして・・・Vol8 【プロ野球2011 各球団紹介 〜読売巨人〜】

  プロ野球12球団の今シーズンの戦力等を紹介するシリーズ。8回目となる今回は、昨シーズン前半戦は快調に首位を走っていたものの、後半戦失速しレギュラーシーズン3位と連覇を逃した。再び常勝軍団となる事を目指すべく覇権を目指すセ・リーグの読売巨人を紹介したい。


【覇権奪還へ・・・、カギを握る投手陣の飛躍と整備】
【2011年主な加入及び放出選手】
◎主な加入選手
・須永英輝(日本ハムより)
・紺田敏正(日本ハムより)
・澤村拓一(ドラフト)

◎主な放出選
・小林雅英(オリックスへ)
・イスンヨプ(オリックスへ)
・豊田清(広島へ)

  2007年〜2009年レギュラーシーズン3連覇、2008年、2009年はクライマックスシリーズも制する完全制覇と常勝軍団を築く勢いで迎えた昨シーズン。前半戦は快調に首位をひた走っていたものの、オールスターを後は投手陣が打ち込まれるケースが目立ちレギュラーシーズン3位に終わったジャイアンツ。これまでFAなどで各球団から獲得した主力選手を手放し覇権奪還へ挑む今シーズンは原監督の手腕が問われる1年ともなりそうだ。

  覇権奪還に向けて打撃陣の戦力は申し分ない。やはりカギを握るのは投手陣の出来次第、と言えるだろうか。昨シーズン2ケタの勝ち星を挙げた内海、東野の左右のエースが今年も先発投手陣の中心となる。特に数字は残したものの、内容的には今ひとつだった内海投手が今シーズンどれだけ奮起するか。数字もそうだが内容も求められるシーズンになるだろう。4点台の防御率をせめて3点台にしたい所である。昨シーズンは両投手とも後半崩れ、それがチームの失速の要因ともなった。シーズンを通してコンスタントに勝ち星を拾えるかがポイントとなるだろう。この他、先発3番手以下に誰が名乗りを挙げるのか。中堅の域に差し掛かる西村投手、そしてルーキーの澤村投手あたりに期待が懸かる。
  先発投手と共にチームの命運を左右しそうなのが中継ぎ陣、そして昨シーズン特に後半不安定さが目立った抑え投手の出来である。山口投手、越智投手と言った経験者に任せるのか。それとも未知数の外国人投手に託すのか。首脳陣、原監督はどんな決断を下すか。

  一方、攻撃陣は昨シーズンとほぼ同じ布陣。これまで行われたオープン戦を見ていると、昨年までトップバッターを務めた坂本選手を2番で起用しているが、果たしてシーズンでも2番を打つ事になるのか。もしそうだとすれば機能するかどうか。飛ばないと言われる統一球になり繋ぐ野球が出来るかどうかが焦点となっている今シーズンのプロ野球。ジャイアンツにとってはこの点がポイントとなりそうだ。他にもここ数シーズン怪我に泣かされて来た高橋選手が、シーズンを通して活躍出来るか。キャンプ入って今の所、調子が良さそうだが若手が育って来ている現状を考えると、大げさかもしれないが進退が懸かった1年と言えるような気がする。

  優勝してもおかしくない戦力を有しているジャイアンツ。果たしてペナントを奪還し、秋に銀座通りを紙ふぶきで覆いつくす事が出来るか。成績が良くても悪くても動向が注目される存在のジャイアンツ。今年の戦いぶりやいかに・・・。












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2011年02月22日

春に撒いた種を秋に実らせる球団は果たして・・・Vol7 【プロ野球2011 各球団紹介 〜千葉ロッテ〜】

  12球団の今シーズンの戦力等を紹介するシリーズ。7回目となる今回は、昨年はレギュラーシーズン3位からクライマックスシリーズを制し、そして日本一に輝いたパ・リーグの千葉ロッテマリーンズを紹介したい。


【真のチャンピオンを目指し、再び「和」で挑む2011年】
【2011年主な加入及び放出選手】
◎主な加入選手
・マクローリー(米・マイナーリーグから)
・光原 逸裕(オリックスから)

◎主な放出選手
・西岡剛(ツインズへ)
・小林宏之(阪神へ)

   昨年はレギュラーシーズン終盤で何とか3位に滑り込むと、その勢いで続くクライマックスシリーズ、日本シリーズを制し「史上最大の下克上」を成し遂げた千葉ロッテ。今シーズンは「真のチャンピオン」になるべく、日本一のチャンピオンフラッグの隣にはためいくはずの、もう1つのペナントを獲得し再び日本一になると言うのが最終目標と言えるだろうか。

    まず昨年と今年の最大の違いと言えば、これまで攻撃のリードオフマンを務めて来た西岡選手と、試合の最後を締めくくる小林宏之投手が抜けた事だろう。この2人が抜けた穴をどう埋めるかが焦点となる。

  西岡選手が守っていたショートには、昨年の序盤ルーキーながら活躍したものの、その後怪我で出場出来なかった荻野選手を外野からコンバートするようだ。打順としては足のある荻野選手がトップで、2番には荻野選手が怪我で欠場した後活躍した清田選手或いは、昨年の成績を見るとチームで最も犠打の多かった今江選手が入るのだろうか。ただ昨年の打率、打点を見ると今江選手は5番の方がチャンスをモノする確率が高まるだろうか。そう考えると清田選手2番が自然だろう。何れにしても繋ぐ野球がチームカラーであり、しぶといバッティングをする選手が多い事から相手にとっては例え西岡選手がいなくても嫌な打線である。
  ひとつ気懸かりなのは怪我の為、出遅れた今江選手の状態である。チームに欠かせない選手なだけに復帰の時期がいつになるのか、長く掛かるようであれば誰が代役になるのか。この辺りもポイントになりそうだ。
  
  一方、投手陣は昨年チームの勝ち頭でポストシーズンでも活躍した成瀬投手を中心にレギュラーシーズンは調子が出なかったものの、ポストシーズンで絶妙な投球術を披露した渡辺(俊)投手、他にも唐川投手、大嶺投手など先発を担う投手のコマはある程度揃っている。やはりポイントとなるのが小林投手の役を誰が担うのかだろう。新外国人選手か。それとも伊藤、内と言った昨シーズンセットアッパーとして活躍した選手か。こちらも内投手が怪我で出遅れているだけに1軍昇格がいつ頃になるのかが、チームにとって気懸かりな点である。逆に他の選手にとってはチャンスとも言え、投手ではないが昨年の清田選手のような存在の投手が現れれば、チームにとって心強いのだが・・・。 

  今シーズンも「和」で挑む西村監督率いる千葉ロッテ。昨年同様、ここ一番で勝負強さを発揮できるか。今シーズンの戦いぶりも目が離せない。











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2011年02月19日

いよいよ動き出した「ペナントを懸けた戦い2011」!!【プロ野球 オープン戦】

  プロ野球のオープン戦の開幕試合となる巨人×広島が19日サンマリン宮崎で行われ、広島が先発した2年目の今村投手の好投などで4−1と巨人を下し勝利を収めた。

  プロ野球のオープン戦はこの後3月21日まで120試合行われる予定となっている。公式戦はセ・リーグ、パ・リーグ共3月25日に開幕する。


【プロ野球 オープン戦結果(19日分)】
広 島 0 0 1  0 0 0  3 0 0  4
巨 人 0 0 0  0 1 0  0 0 0  1
【勝】 岩見 1勝 0敗 0S
【負】 小野 0勝 1敗 0S
【S】 青木 0勝 0敗 1S
 

<コメント>
  2月から沖縄・宮崎を中心に各球団のキャンプが行われているプロ野球の2011年シーズン。そのキャンプも後半に差し掛かり、3月25日の開幕に向けて各球団これから徐々に実戦を想定した練習に入る段階となる。
  
  今年のプロ野球公式戦の開幕は上に書いた通り3月25日。しかし多くの観客がスタンドを埋め、ユニフォームのデザインが異なる選手が投げ、打つ姿を見ると、オープン戦が開幕したこの日が本当の「開幕」ではないかと錯覚を起こす。そのオープン戦。若手選手及び一軍の当落線上にいる選手にとってはアピールの場、ベテラン選手及び開幕一軍がほぼ保証されている選手にとってはコンディションなど自身の調子を見極める場、そして首脳陣は戦力の仕分けを行う場と言えるだろうか。それぞれの立場で公式戦開幕までの約1ヶ月を過ごす事になる。

  今年のオープニングゲーム(オープン戦での)はチャンピオン奪還を目指す巨人と、悲願のAクラス入りを目指す広島との対戦。両チームにとって収穫はあったのか。
  収穫と言う意味で広島はやはり2年目の今村投手の好投は野村監督にとって思わず顔がほころぶ内容だったのではないだろうか。先発ローテーション入りを目指す若手有望株であり、首脳陣にとってはシーズン通して1軍のマウンドで投げて貰いたいと思っているであろう。昨シーズン後半活躍した阪神の秋山投手、そして2009年の選抜大会決勝で投げ合った西武の菊地投手ら同期に負ける訳にはいかないだろう。この後のピッチングに注目したい。
  一方の巨人はこの試合は広島の投手陣に抑えられた格好となったが、ノーヒットで1点取ったシーンは(スポーツニュースで見た限りではあるが)、今シーズン原監督が掲げる「繋ぎの野球」の一端が見えたと言えるであろうか。那覇で行われる2次キャンプでどこまで精度を高める事が出来るか。

  3月の公式戦開幕まで約1ヵ月。春の声と共にプロ野球の2011年シーズンがいよいよ動き出そうとしている。














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2011年02月16日

春に撒いた種を秋に実らせる球団は果たして・・・Vol6 【プロ野球2011 各球団紹介 〜東京ヤクルト〜】

  12球団の今シーズンの戦力等を紹介するシリーズ。6回目となる今回は昨シーズン、指揮官が小川監督代行(当時)に代わってからそれまでの不振がウソのような快進撃を見せ、Aクラスまで後一歩の所まで迫ったセ・リーグの東京ヤクルトスワローズを紹介したい。


【今度こそ成就するか?「メークミルミル」カギを握る投手陣の出来】
【2011年主な加入及び放出選手】
◎主な加入選手
・濱中治(オリックスから)
・宮出隆自(楽天から)

◎主な放出選手
・梶本勇介(オリックスへ)

  昨シーズン序盤で大量の借金を抱え、高田監督がシーズン途中で辞任し指揮官も小川監督代行(当時)にバトンタッチする等、非常事態となったスワローズ。ところが指揮官が変わった途端、息を吹き返し終わってみれば最大20近くあった借金を完済した。Aクラス入りはならなかったものの「メークミルミル」なる造語を生み出し蓄えを作ってシーズンを終えた。指揮官の肩書から「代行」の2文字が取れ、Aクラス入りそしてその先にあるチャンピオンの称号を獲得すべく2011年シーズンに臨む。

  投手陣は昨シーズン2ケタの勝ち星を挙げた石川、由規の左右両投手が先発投手の中心になる。特に自身初の2ケタ勝利を挙げた由規投手はその実力が本物かどうか、真価が問われる1年となる。他にも館山投手や、由規投手同様、初の2ケタ勝利を挙げて自信を付けた村中投手と先発陣のコマは揃っている。彼らが昨シーズンの様な働きを見せれば上位争いに食い込む可能性は十分ある。更に勝ち抜くには先発5、6番手投手が現れるか、そして中継ぎから抑えを担うであろう林投手への継投いわゆる「勝利の方程式」を確立させ継続する事が出来るか、と言う事だろうか。チームの浮沈のカギを握るであろう投手陣がどんなパフォーマンスを見せるか注目したい。

  一方の打撃陣であるが、昨シーズン首位打者を獲得した青木選手がどの打順を担う事になるのか。昨シーズンは序盤で3番を打っていたが、福地選手が怪我で戦列を離れてからはトップバッターを打つようになった。本塁打を量産出来るバッターがいない事から、後ろの打者への繋ぎ方がポイントとなりそうな打線であるが、そう考えるとやはり率を残せて足もある青木選手がトップに座るのが相手投手に神経を使わせると言う意味で適していると言えるのではないだろうか。
  そして塁上のランナーを返す役割であるクリーンアップは外国人選手と畠山選手或いは飯原選手と言う構成になるだろうか。特に飯原選手は足もあるだけに小川監督がどのように起用するのか。各チームのマークが厳しくなるであろう青木選手の出塁と併せてその事が繋ぎの野球が出来るかポイントになりそうな気がする。

  日本一となった2001年から10年。そろそろあの時の感動を味わいたいと思っているファンは多いだろう。スタートダッシュに失敗した昨シーズンの轍を踏まなければセ・リーグで台風の目となりそうなスワローズ。果たして今度こそ本当の意味で「メークミルミル」を成就させる事が出来るだろうか。











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2011年02月13日

春に撒いた種を秋に実らせる球団は果たして・・・Vol5 【プロ野球2011 各球団紹介 〜北海道日本ハム〜】

  12球団の今シーズンの戦力等を紹介するシリーズ。5回目の今回は、昨シーズン5年ぶりにBクラスに甘んじ、そしてドラフトで学生野球界で注目され続けた斎藤投手(早大)を引き当て何かと注目されているパ・リーグの北海道日本ハムファイターズを紹介したい。



【Aクラス&リーグチャンピオン奪回へ・・・注目される2人の「ドラ1」】
【2011年主な加入及び放出選手】
◎主な加入選手
・ウィルフィン・オビスポ(巨人から)
・マイカ ホフパワー(カブス・マイナーから)
・松坂健太(埼玉西武から)

◎主な放出選手
・森本稀哲(横浜へ)
・紺田敏正(巨人へ)
・須永英輝(巨人ヘ)

   2006年、2007年にリーグ2連覇、一昨年クライマックスシリーズを制し日本シリーズに進出する等ここ数年は好成績を残し、北海道移転前の「お荷物球団」的なイメージは完全に払拭されたファイターズ。だが、昨シーズンは序盤にもたつき、戦力が整った後半こそ上位球団に食らい付いたが惜しくも4位に終わった。その悔しさを晴らすべく始まった今シーズン。高校、大学と常に注目され続けている斎藤投手をドラフトで引き当て、連日キャンプの様子がメディアで報じられている。

 まず投手陣は一時メジャー移籍も噂されたダルビッシュ投手が中心。単年契約と言う事で今シーズン終了後に再びメジャーへの移籍話が話題に上るであろう同投手。昨シーズン2ケタの勝ち星を挙げたとは言え、とっては満足の行く成績ではなかったはず。今シーズンに懸ける意気込みは並々ならぬものがあるだろう。これに続くのは成績の上ではダルビッシュ投手を上回った武田(勝)か。ただ武田投手含めダルビッシュ投手以外、完投型と言うイメージを抱かせるピッチャーがいないだけに宮西、榊原投手ら昨シーズン活躍した中継ぎ陣、抑えの武田(久)投手の働きぶりもポイントとなりそう。
  さて注目の斎藤投手。プロで通用するのかしないのか話題となっている。直球でグイグイ押すと言うよりはコンビネーションで打ち取るタイプのような気がする。以前、某スポーツ紙で生かすも殺すもキャッチャー次第、と野村克也氏が語った記事を見かけたがそれも一理あるような気がする。

  一方、攻撃陣は昨シーズントップ田中(賢)選手、4番小谷野選手、5番糸井選手が3割に到達した。今シーズンもこの3選手が打線の核を担う事になる。(小谷野選手の出遅れがやや気になる所ではあるが・・・。)繋ぎの野球がチームカラーなだけに統一球への対応もそう時間は掛からないだろう。田中選手、糸井選手は足もあるだけに他チームにとって神経を使う事になりそうである。課題は森本選手が担っていたトップの田中選手を塁に進める役割、2番バッターを誰が引き継ぐのか。色々と名前は取り沙汰されているがオープン戦での結果次第、と言う事になるだろうか。
  そしてピッチャーでは昨年のドラ1が注目の的となっているが、バッターの方でも「元ドラ1」の男、中田選手がキャンプで好調を維持しており首脳陣の評価も高いようである。勝負の年となる4シーズン目。スタメンでとなると恐らく最初は下位を打つ事になると思うが、今の調子を維持し続ける事が出来れば打線に厚みが増すだろう。

  シーズン前、12球団の中で最も注目されていると言っても過言ではないファイターズ。果たしてシーズンに入ってもこのまま注目を浴び続け、北の大地にペナントを掲げる事が出来るだろうか。











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2011年02月11日

春に撒いた種を秋に実らせる球団は果たして・・・Vol4 【プロ野球2011 各球団紹介 〜広 島〜】

  12球団の今シーズンの戦力等を紹介するシリーズ。4回目の今回は、すっかりBクラスが板に付いてしまい、1980年代の黄金時代を知るファンにとっては歯がゆい思いをし続けているあろうセ・リーグの広島東洋カープを紹介したい。


【悲願のAクラス入りへ・・・。出るか?マエケンに続くイキのいい若鯉】
【2011年主な加入及び放出選手】
◎主な加入選手
・豊田清(巨人から)
・菊地原毅(オリックスから)

◎主な放出選手
・長谷川昌幸(2010年シーズン途中オリックスへ)

   
  「ミスター赤ヘル」山本浩二、「鉄人」衣笠、投手では北別府、大野と言ったそうそうたるメンバーがチームを引っ張りリーグ優勝、日本一にも輝いた1980年代。しかし、その栄光もすっかり霞んでしまったように思えるここ数年の成績。しかし、昨シーズンは最多勝投手、盗塁王のタイトルを獲得する選手が出る等、僅かではあるが明るい兆しも見える。そして迎えた2011年シーズン。他の下位球団に比べるとドラフト以外の選手の出入りが少ないように思えるが(生え抜き選手を育てるイメージのある球団ではあるが)、果たして悲願のAクラス入りはなるか。

  以前から書いている通り、今シーズンから飛ばないと噂されている「統一球」が導入される。噂通りボールが飛ばず、ホームランが減少するとなるとポイントとなるのは盗塁など、機動力を生かす野球が出来るかどうかと言う事になる。そういう点を考えると昨シーズンはリーグ最多の盗塁数だった広島カープ。梵、赤松、天谷と言った走れる選手がいるのはプラス材料である。これに出塁率の高い東出選手が加わり、いやらしい野球が出来れば上位進出も決して不可能ではないだろう。後は塁上を賑わす選手をホームに返す選手、が活躍出来るかどうかである。主砲の栗原選手は昨シーズン怪我で戦線を離脱した時期があったが、本塁打が15本にとどまり20本に届かなかった。本人も物足りなさを感じていると思うが、やはりもう少し本塁打を本数を増やしたい所である。

  一方、投手陣は最多勝を獲得した前田投手に続くピッチャーが出てくるかどうか。前田投手に負担が掛かるようだと苦戦は免れないだろう。野村監督はこのキャンプでドラフトに指名した投手の多くを一軍メンバーに帯同させている。戦力の見極めと共に競争心を煽る事が目的のように思える。先発ローテーションとして計算出来る選手がどのくらい出てくるか。大竹、篠田と言った投手に期待が懸かる。抑えは永川投手或いは今シーズン、巨人から移籍したベテランの豊田投手が務める事になるだろうか。実績のある豊田投手の加入は安定感に欠ける永川投手の負担が軽減されると言う意味ではプラスに働くような気がする。先発投手が試合を作れるような展開に持ち込めれば今まで以上に勝ち星を拾える可能性も高くなるような気がする。

  「万年Bクラス」と言う有難くない看板を今年こそ返上出来るか。赤ヘル軍団の復活を広島ファンは今や遅しと待っている。











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2011年02月09日

春に撒いた種を秋に実らせる球団は果たして・・・Vol3 【プロ野球2011 各球団紹介 〜オリックス〜】

  12球団の今シーズンの戦力等を紹介するシリーズ。3回目の今回は、岡田監督が就任して2シーズン目の今年。2008年以来のAクラス入りを目指すパ・リーグのオリックスバファローズを紹介したい。


【真価が問われる「岡田バファローズ」Season2!! 待たれる若手の台頭!!】

【2011年主な加入及び放出選手】
◎主な加入選手
・寺原隼人(横浜から)
・李スンヨプ(巨人から)
・小林雅英(巨人から)
・朴賛浩(パイレーツから)
・坪井智哉(日本ハムから)

◎主な放出選手
・山本省吾(横浜へ)
・浜中治(東京ヤクルトへ)

  2008年にクライマックスシリーズへの出場を果たしたオリックス。昨シーズンも交流戦を制しAクラス入りが見えた時期があったものの、結局5位に終わった。阪神でリーグ優勝の経験がある岡田監督を迎えて2年目となる今シーズン。下位球団が上位に食い込む為にテコ入れをするのは当然だが、ベテラン選手を積極的に獲得し巻き返しを図る。


投手陣は、昨シーズン最多勝に輝いた金子投手が今シーズンも中心になると思われていたが先日怪我の為、戦列を離れた。どうやらシーズン前半戦は出場が難しいようで、チームにとってはかなり大きな痛手であり、投手陣の再編成が急務の課題と言えそうだ。生え抜きの近藤投手や巨人から移籍した昨シーズン2ケタの勝ち星を挙げた木佐貫投手、メジャーで活躍した朴投手、横浜から獲得した寺原投手等で何とか前半戦をしのぎたい所。逆にこの窮地を救うような若手が出て来れば後半戦は面白い存在になるかも知れない。抑えは岸田投手か巨人から移籍した小林雅投手が務める事になるのだろうか。

 一方、昨シーズンホームラン王を獲得したT−岡田選手が控える打線。一発が期待でき、昨シーズン打率が良かったカブレラ選手が抜けただけに岡田選手にかかる期待は大きい。他に巨人で燻っていた李選手が復活すれば、一発で勝負を決める試合が多く見られるだろう。反面、昨シーズンのチーム最多盗塁が坂口選手の12である事が示す通り起動力が使えるかどうかが第一の課題である。今シーズンは飛ばないと言われている統一球の採用により、盗塁などの機動力をポイントに挙げる首脳陣が多い。開幕とは言わないが、ドラフト1巡目で指名した駿太選手辺りが一軍で通用するような力を早く付けて欲しいと岡田監督は願っているはずだ。
  第二の課題は主力にベテラン選手が多い事だろうか。経験と言う意味ではプラスに働くがシーズン後半の怪我、疲労がネックになる可能性もある。若手の台頭が待たれる所である。

  積極的に補強を図り上位進出を狙う「岡田バファローズ」。果たして功を奏し上位に食い込む事は出来るだろうか。











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2011年02月05日

春に撒いた種を秋に実らせる球団は果たして・・・Vol2 【プロ野球2011 各球団紹介 〜横浜〜】

   12球団の今シーズンの戦力等を紹介するシリーズ。2回目の今回は、3連連続最下位の不振に喘いでいる上にシーズンオフには身売り騒動も起きたセ・リーグの横浜ベイスターズを紹介したい。


【北海道からやって来た「ムードメーカー」がハマスタを明るくするか?】
【2011年主な加入及び放出選手】
◎主な加入選手
・森本稀哲(日本ハムから)
・山本省吾(オリックスから)
・大沼幸二(埼玉西武から)
・渡辺直人(東北楽天から)

◎主な放出選手
・内川聖一(福岡ソフトバンクへ)
・佐伯貴弘(中日へ)
・寺原隼人(オリックスへ)
・坂元弥太郎(埼玉西武へ)
  
  1998年、大魔神とマシンガンと言う強力な武器を携えセ・リーグを制するとその勢いで日本一まで上りつめた横浜ベイスターズ。だがここ数年の成績を見ると、その栄光はすっかり色褪せてしまった感がある。徐々に観客は減り身売り話も出るなど明るい話題が何ひとつ無く、幕を閉じた2010年シーズン。
  そして身売り騒動がひとまず落ち着いた2011年シーズン。日本ハムからFA権を行使した森本選手を獲得した他、トレード等で積極的に補強策を図ったが果たして功を奏するか。

  まず投手陣。昨シーズンの成績を見るとチームの勝ち頭が千葉ロッテから移籍した清水投手の10勝で2ケタ勝利も同投手のみ。上位に浮上する為には2ケタ勝てるピッチャーがあと2、3人出てくる事が求められる。とするとやはり生え抜きである「あの投手」の活躍が浮沈を握ると言っても下過言ではないだろう。「ハマの番長」三浦大輔投手である。一昨年は2ケタ勝利を挙げたものの昨シーズンは不振に陥り3勝に終わった。本人にとっても不本意なシーズンだったと思われるだけに今シーズンは期するものがあるだろう。ここ数年は一年おきに2ケタの勝ち星を挙げている三浦投手。順番だと今シーズンは2ケタの勝ち星を挙げる年となるが果たしてどうか。それと山口投手が抑えとして控えるだけにそこまでの中継ぎの整備もポイントになりそうだが、計算出来る先発ピッチャーと併せて上のベテラン以外に見えて来ないのが実情。果たしてチームを救う投手の出現はあるだろうか。投手コーチとして実績のある尾花監督の腕の見せ所ではあるのだが・・・。

  心もとない投手陣に比べると攻撃陣にはやや明るい兆しが見えると言えるだろうか。日本ハムで優勝の経験がある森本選手が加入しいろんな意味でチームが活性化すると思われる。尾花監督がどう言うオーダーを組むのかにもよるが、機動力があり昨シーズン打率3割に後一歩だった石川選手が出塁し森本選手が進塁させて一発の期待できるクリーンアップに繋げると言うパターンが確立出来れば、得点の入るシーンは増えるのではないだろうか。そしてファンが最も期待しているであろう2年目の筒香選手がどれだけやれるのかにも注目が集まる。
  課題は内川選手の穴を誰が埋めるのかと言う事と扇の要、キャッチャーを誰が守るのかと言う事だろう。ベテランの橋本捕手か。それとも若手選手に任せるのか。投手陣を支える大事なポジションだけに昨シーズンのように試合毎に代わる様だと苦しいと思われる。

  森本選手の加入で1998年の優勝時のような明るさがチームに戻れば面白い存在となりそうなベイスターズ。果たして定位置から抜け出す事は出来るだろうか。 










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2011年02月04日

春に撒いた種を秋に実らせる球団は果たして・・・Vol1 【プロ野球 各球団紹介〜楽天〜】

  2月1日からキャンプが始まり、ペナントを争う戦いが始動したプロ野球の2011年シーズン。今回から何回かに分けて12球団の今シーズンの戦力等を紹介して行きたいと思う。1回目の今回は、「燃える男」星野氏が監督に就任し、再びAクラス入りを狙う東北楽天ゴールデンイーグルス。


【「燃える男」が監督就任&メジャー帰りの2選手が加わり戦力アップ!!「あの感動」を再び・・】

【2011年主な加入及び放出選手】
◎主な加入選手など
・岩村明憲(アスレチックスから)
・松井稼頭央(アストロズから)
・星野仙一(監督)

◎主な放出選手
・渡辺直人(横浜ベイスターズへ)


  2009年シーズンで球団創設以来初めてレギュラーシーズン2位に入り、クライマックスシリーズに進出しパ・リーグを盛り上げた楽天。しかし昨シーズンは他の5球団が熾烈なクライマックスシリーズ進出争い、優勝争いを繰り広げている中で、1チーム蚊帳の外に置かれてしまい最下位に終わった。再びAクラス入り、そしてリーグチャンピオンを目指すべく球団が白羽の矢を為立てたのが、北京五輪代表監督を退任してからグラウンドを現場を離れていた星野仙一氏だった。キャンプ前のインタビューで鉄拳制裁も辞さず、と言うような事を語っていたようだが、指揮官のイズムがどこまで選手に浸透するか。

  投手陣は、メジャー移籍を目指していた岩隈投手が残り、例年通り田中投手との2枚看板が形成出来るのはチームにとって朗報だった。これに永井投手を加えた「表の3本柱」がどれだけ勝ち星を積み上げられるかに懸かっている。
  問題はこの3人に続く先発投手が出て来るかと言う事と、試合をまとめる中継ぎと抑えが安定した働きを見せる事が出来るかと言う事だろうか。昨シーズン、岩隈、田中、永井の3投手が2ケタの勝ち星を挙げたのに対し、その他の投手はその半分の勝ち星を挙げるのがやっとだった。3投手との勝ち星の差を縮める或いは割って入るような投手が現れないと苦しいだろう。特に北京五輪アジア予選で当時、アマチュアからただ1人選ばれた長谷部投手の事を星野監督も気にかけているはずである。プロに入って伸び悩んでいるが運命の再会を果たし、ブレークする事が出来るか。また中継ぎ、抑えも「勝利の方程式」のような安定した投手リレーの構築が求められる。この辺りは指揮官がどう手腕を発揮するかによるだろうか。


   一方、打撃陣は星野監督が掲げる機動力野球をどれだけ実践出来るか。飛ばないボールと言われている統一球となる今シーズン。聖澤、鉄平選手ら足の速い選手が塁上を賑わし、引っ掻き回す事が出来れば得点シーンも増えるような気がする。そして何といっても日本球界に復帰した経験豊富な松井(稼)、岩村両選手を獲得出来た事は大きい。若い選手が多いチームに様々な面で刺激を与える事になると思われる。これに山崎選手の一発が加われば、他球団にとって怖い打線になるだろう。ただ、新たに加入した両ベテラン選手が怪我した際の代わりの選手の層が薄いのがウィークポイントであるのも事実。ラッキーボーイ的な選手の出現が待たれる所ではある。

  
  北京五輪では思うような成績を残せなかった星野監督。もしかしたら監督業最後の球団が楽天となる可能性もあるだけに期するものはあるだろう。スタートダッシュに成功し波に乗ってチームをAクラス、あわよくばリーグチャンピオンに導く事が出来るか。「燃える男」の手腕に注目したい。











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2011年02月01日

開幕一軍目指して&実りある秋を迎えるべく、「心・技・体」を鍛える日々の始まり!!   【プロ野球 キャンプイン】 

 プロ野球の12球団が1日、沖縄、宮崎両県の各地で3月25日の公式戦開幕へ向けてキャンプインした。
 この内、日本ハムがキャンプを張る沖縄県の名護市営球場には注目の新人斎藤投手を一目見ようと大勢の報道陣やファンが訪れた。また星野監督が就任した楽天は久米島町、昨シーズン日本一の千葉ロッテは石垣市、セ・リーグチャンピオンの中日は北谷町でそれぞれ始動した。

   各球団は約1ヶ月間、沖縄や宮崎などでキャンプを行い3月25日の開幕戦に備える。また、オープン戦は2月19日から始まる。


【各球団キャンプ地】
◎パ・リーグ
・福岡ソフトバンク・・・宮崎県・生目の杜総合運動公園(2月1日〜23日)
・埼玉西武ライオンズ・・宮崎県・南郷町中央公園(2月1日〜24日)
・千葉ロッテマリーンズ・・・沖縄県・石垣市中央運動公園(2月1日〜24日)
・北海道日本ハム・・・ 沖縄県・名護市営球場(2月1日〜25日)
・オリックスバファローズ・・沖縄県・宮古島市民球場(2月1日〜17日)
                (19日〜22日は那覇で練習試合など)
                高知市東部球場(2月24日〜3月3日)
・東北楽天ゴールデンイーグルス・・・沖縄県・久米島野球場(2月1日〜19日)

◎セ・リーグ
・中日ドラゴンズ・・・沖縄県・北谷公園野球場(2月1日〜27日)
・阪神タイガース・・・沖縄県・宜野座村野球場(2月1日〜17日)
             高知県・安芸市営球場(2月19日〜25日)
・読売ジャイアンツ・・宮崎県総合運動公園(2月1日〜19日)
             沖縄県・セルラースタジアム那覇(2月20日〜27日)
・東京ヤクルトスワローズ・・・沖縄県・浦添市民球場(2月1日〜25日)
・広島東洋カープ・・・沖縄県・沖縄市営球場(2月1日〜13日)
             宮崎県・日南市営天福球場(2月15日〜27日)
・横浜ベイスターズ・・沖縄県・宜野湾市立野球場(2月1日〜28日)

<コメント>
  プロ野球選手にとって2月1日は特別な日である。元旦或いは仕事始めの日とも言えるだろうか。その2月1日が今年もやって来た。プロ野球キャンプインの日である。昨シーズン納得行く成績を残す事が出来た選手も、そうでなかった選手も、気持ちを新たにしてこの1年を乗り切る為の「心・技・体」を鍛える約1ヵ月の始まりである。
  
  かつてバブルを謳歌した時代にはグアム等、海外でキャンプを行った球団も存在したが、経済情勢が様変わりした昨今、時代態錯誤とも言える行動を取る球団はなくなり、気候の温暖な沖縄等がメインとなった。
 さて、ここ数年のプロ野球はパ・リーグが話題を提供し注目される傾向にあるが、その流れは今年も変わらないだろう。早稲田大学がら鳴り物入りで日本ハムに入団した斎藤投手や久々にグラウンドに戻って来た、パ・リーグで初めて采配を振るう星野監督、昨年のレギュラーシーズン3位から日本一を勝ち取った千葉ロッテなどその動向に注目が集まる要素が多い。そして楽天の田中投手と斎藤投手がいつ投げ合うのか。2006年の夏の甲子園の再現を願う多くのファンがその日が来るのを待っている。個人的には有望な選手が多くいるこの世代で、先にプロの門を叩き荒波に揉まれている選手(楽天・田中投手、広島・前田投手、巨人・坂本選手など)と、今シーズンプロの門を叩く選手(日ハム斎藤投手、西武大石投手など)がどんな活躍を見せるのか注目したい。それと我が故郷仙台を本拠地とする楽天の活躍も・・・。

  また、今シーズンから従来より飛ばないとされる統一球が導入される。本塁打が減りいわゆる「スモールベースボール」が重要視されるような野球に変わるのか。キャンプやオープン戦を経て2011年のプロ野球がいよいよ始まろうとしている。


「田中世代」か?それとも「斎藤世代」か?









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2011年01月28日

100年待った学校から1年生だけでキップを掴んだ学校まで・・・ 一足先に「サクラサク」の吉報届いた32校!!  【野球 選抜高校野球出場校決定】

 3月23日から甲子園球場で行われる第83回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が28日行われ、昨年秋に行われた明治神宮大会優勝校の日大三(東京)、夏の選手権大会準優勝の東海大相模(神奈川)や創部1年目でキップを掴んだ創志学園(岡山)など32校が選出された。この他21世紀枠で佐渡(新潟)、城南(徳島)、大館鳳鳴(秋田)が選ばれた。3校は何れも春夏通じて初めて甲子園に乗り込む。
  
  大会の組合せ抽選は3月15日行われ、12日間の日程で熱戦が繰り広げられる。


【第83回選抜高校野球大会出場校】
◎東北・北海道
・北 海(北海道) 16年ぶり12度目
・東 北(宮 城)  3年ぶり19度目
・光星学院(青 森) 2年ぶり5度目
◎関東・東京
・浦和学院(埼 玉)  6年ぶり7度目
・東海大相模(神奈川) 2年連続9度目
・横 浜(神奈川)   3年ぶり13度目
・水 城(茨 城)   初出場
・前橋育英(群 馬)  初出場
・日大三(東 京)   2年連続18度目
・国学院久我山(東京) 26年ぶり3度目
◎東 海
・大垣日大(岐 阜)  2年連続3度目
・静 清(静 岡)   初出場
◎北信越
・金 沢(石 川)   7年ぶり9度目
・日本文理(新潟)   2年ぶり4度目
◎近 畿
・天 理(奈 良)   4年連続21度目
・履正社(大 阪)   3年ぶり3度目
・智弁和歌山(和歌山) 2年連続10度目
・報徳学園(兵 庫)  2年ぶり18度目
・京都成章(京 都)  13年ぶり2度目
・加古川北(兵 庫)  初出場
◎中国・四国
・関 西(岡 山)   2年連続11度目
・創志学園(岡山)   初出場
・総合技術(広島)   初出場
・明徳義塾(高知)   3年ぶり14度目
・香川西(香 川)   初出場
◎九 州
・鹿児島実(鹿児島)  15年ぶり8度目
・九州国際大付(福岡) 29年ぶり2度目
・九州学院(熊 本)  9年ぶり4度目
・波佐見(長 崎)   初出場
◎21世紀枠
・佐 渡(新 潟)   初出場
・城 南(徳 島)   初出場
・大館鳳鳴(秋田)   初出場

青字は秋季大会地区優勝校

<コメント>
  全国的に寒い日が続いている今日この頃。「春」と言う言葉を耳にしても余りピンと来ないのであるが、2月に入るとプロ野球のキャンプが始まる等、球春はすぐにやって来る。それにしても今年の寒さは体に突き刺すようだ。本当に春はやって来るのだろうか。

   さて、春の到来を告げると言えば甲子園球場で行われる選抜高校野球。その出場校32校が決まった。
  どの地区も昨年の秋に行われた各地区の秋季大会の結果が反映される格好となった。関東・東京からは明治神宮大会を制した日大三、昨夏一二三投手(現阪神)を擁し準優勝を成し遂げた東海大相模、活躍次第では今後注目の的になるであろう山内投手擁する横浜等が名乗りを上げた。

  関東・東京地区以外で注目したいのが、創部1年目つまり1年生だけで出場権を勝ち取った岡山の創志学園。鹿児島の神村学園で甲子園出場経験のある長沢氏を監督に迎え早くも結果を出しての甲子園出場。反対に21世紀枠で選出された秋田の大館鳳鳴は学校創立113年目で嬉しい初出場となった。果たして春風と共に旋風を巻き起こすのか。
  
  昨年は沖縄の興南が春を制し、そのまま夏も他校の追随を許さなかった。間もなく始まる「筋書きの無いドラマ2011」。一冬越して桜の咲く季節に主役の座に躍り出るのは果たしてどの高校なのだろうか。その戦いが始まるのを聖地、甲子園球場は待っている。











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2010年11月10日

激闘の1週間が幕を閉じ、次のステージを目指す戦いの幕が開いたプロの世界!!【プロ野球 日本シリーズなど】

  10月30日から始まった日本シリーズは第7戦となる7日、千葉ロッテが8−7で中日を下しで5年ぶりに日本一の栄冠に輝き幕を閉じた。
  今年の日程をほぼ終えたプロ野球は、選手の移籍話等のストーブリーグへと話題が移り、FAやポスティングシステムを利用して次のステップへと進む選手も出始めている。そんな中、今日(10日)西武ドームでは12球団合同トライアウト(入団テスト)が行われ、巨人を戦力外となった小林雅英投手や日本ハムを退団した多田野数人投手、ロッテの堀幸一選手など各球団で戦力外となった33選手が参加して行われた。この中から果たして再び檜舞台に立つ事の出来る選手は現れるのか。


【日本シリーズ第7戦試合結果(7日)】
ロッテ 2 0 0  1 3 0  1 0 0  0 0 1  8
中 日 3 1 2  0 0 0  0 0 1  0 0 0  7
【勝】 伊藤 1勝1敗
【負】 浅尾 0勝1敗
(千葉ロッテは5年ぶり4回目の日本一)

<コメント>
  まずは先日終了した日本シリーズから。第7戦終了後、すぐに更新するつもりだったがパソコンの不調で出来なかった。地上波中継がない試合がある等、異例な形で行われた今年の日本シリーズだったが、短期決戦の特徴である流れが目まぐるしく変わる7試合で、近年の中では最も見応えのあるシリーズだったと思う。熱い戦いを見せてくれた両チームの選手、関係者に感謝したい。(個人的には、野村克也氏が解説予定だった第8戦も見てみたかったのだが・・・。)

  戦前の予想では投手力に一日の長がある中日が有利ではないかと言われていたが、結果的にはシリーズを通して機能した千葉ロッテの繋ぎの打線がそれを上回った。前の記事でシリーズ男が見えにくいと書いたが上位から下位まで万遍なく打ち、誰をMVPにしたら良いか困るくらい各々が仕事をしたと言う印象がある。その中でも今江選手は、各試合要所でタイムリーを放ちシリーズに強いと言う事を見せ付けた。MVPを獲得するに相応しい活躍だった。
  川崎を本拠地としていた頃の、弱かったオリオンズの面影はもうない。千葉に本拠地を移し名称もマリーンズとなっておよそ20年。今やすっかりAクラスで戦える集団へと変貌した。西岡選手や小林宏投手がメジャー挑戦を表明する等、顔触れが変わる可能性がある来シーズンも今シーズン同様、「和」の力で混戦のパ・リーグを勝ち抜けるか注目したい。

 さて、日本シリーズも終わりストーブリーグに突入したプロ野球。今年はポスティングやFAで例年になく活発な動きになりそうだが、それは今までの活躍によって選手が得た権利である。その一方で不本意ながらチームから戦力外を通告された者が集い、トライアウトが今日行われた。こちらは第一線で活躍した選手から日の目を見る事が無かった選手まで、プロ野球への道を絶たれるか生き残るかの戦い。1人でも多くの選手がスカウトの目に留まる事を願うばかりだ。














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2010年11月07日

「何かを持っている」のは誰だ? 見えないエピローグのシナリオ!! 主人公を演じるのは果たして・・・?  【プロ野球 日本シリーズ】

  プロ野球日本シリーズ、中日×千葉ロッテの第6戦が6日、ナゴヤドームで行われ延長15回で決着がつかず2−2の引き分けとなった。
  試合は1−1で迎えた6回裏、中日がブランコ選手のタイムリー2塁打で勝ち越したが、8回表に千葉ロッテがサブロー選手が中日の浅尾投手からタイムリーヒットを放ち同点に追い付いた。その後は互いにランナーを出すもののバント失敗等で走者を進める事が出来ず、結局2−2の引き分けとなった。
  試合時間5時間43分は日本シリーズ最長。対戦成績は千葉ロッテの3勝2敗1分。第7戦もナゴヤドームで行われ中日が勝った場合、第8戦がナゴヤドームで8日に行われる。


【日本シリーズ第6戦試合結果】
ロッテ 1 0 0  0 0 0  0 1 0  0 0 0  0 0 0  2
中 日 1 0 0  0 0 1  0 0 0  0 0 0  0 0 0  2 

<コメント>
  千葉ロッテが王手をかけて迎えた第6戦は延長15回でも決着がつかない、壮絶な戦いとなり、試合が終わったのは日をまたぐ寸前だった。両チームとも延長戦に入り、チャンスを作りながらあと1点が奪えない、もどかしい展開が続き疲れる試合だったと言えばそれまでだが、流れの見えにくい今シリーズ。そんな拙攻が続いたとは思えない手に汗握る熱戦だった。

  中日側から見ると第5戦で当たりの出始めたブランコ選手が、一時は勝ち越しとなるタイムリーを放った。負けた中から見えた僅かな光が大きな光となり、第7戦へ向けて良い流れを掴んだかに見えたが、これですんなり終わらないのが今年の日本シリーズ。レギュラーシーズンでチームを支えた中継ぎ陣で逃げ切りを図ったものの、崖っぷちの3位からここまで躍進を遂げた千葉の鴎の驚異的な粘りに遭い終盤追い付かれた。延長に入ってからも走者を進められず、荒木選手のヒット性の当たりが野手の正面を突く等、ツキもなかった。
  対戦成績を五分に戻せなかった事で数字の上で不利な状況に変わりはないが、ナゴヤドームで後2試合行える事や井端選手に待望のヒットが生まれる事、岩瀬投手の後を継いだネルソン投手が千葉ロッテ打線を抑える等、逆転する素地はあると言えるだろう。

  一方の千葉ロッテは成瀬投手で一気に決めたかった所だったが、中日のチェン投手を攻め切れず8回に同点に追い付いたものの中日同様、その後はバント失敗などでチャンスを潰し、第5戦で得た流れを引き寄せ切れなかった。
  対戦成績ではまだ有利だが、投手陣のコマを考えると第8戦まで縺れ込むのは有利とは言えないだけに先発が予想される渡辺(俊)投手には少なからずプレッシャーが掛かるだろう。ここまで無欲で勝ち上がって来た下克上の黒い軍団。最後までそれを貫く事が出来るか。
  
  今年の日本シリーズもいよいよ大詰め。痺れる試合が続く一方で、「シリーズ男」と言われる主人公の姿がこれまでの所、今ひとつ見えて来ないが、果たして「何かを持っている」選手は誰なのか。ベールに包まれたエピローグのシナリオがいよいよお目見えしようとしている。














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2010年11月05日

先が読めない日本一決定戦!!エピローグのシナリオは果たして・・・?  【プロ野球 日本シリーズ】

  プロ野球の日本シリーズ、千葉ロッテ×中日の第5戦が4日、千葉マリンスタジアムで行われ千葉ロッテが10−4で中日を下し対戦成績を3勝2敗とした。
  試合は中日が初回に和田選手の犠牲フライで先制点を上げた。しかしその裏千葉ロッテが中日先発の中田(賢)投手に集中打を浴びせ4点を奪い逆転に成功すると、中盤の4回、5回にもホームランや連打等で計5得点を追加し試合を決めた。投げてはペン投手が1失点と好投したのが光った。
 
  千葉ロッテが2005年以来となる日本一に王手を掛けた日本シリーズは、第6戦(6日)から舞台を再びナゴヤドームに移して行われる。 
  

【日本シリーズ第5戦試合結果】
中 日 1 0 0  0 0 1  0 2 0  4
ロッテ 4 0 0  2 3 0  1 0 x  10
【勝】 ペン 1勝 0敗 0S
【負】 中田賢 0勝 1敗 0S

<コメント>
   日本シリーズのような短期決戦では、緩慢なプレーや1つのエラー、得点チャンスを逸する事が、シリーズ全体の流れを決めてしまう事がある。今回のシリーズではロッテが終盤、勝ち越すチャンスを何度も掴みながらモノに出来ず逆に中日に勝ち越しを許し敗れた第4戦が、まさにその最たる例である。落合監督が、下手な野球を選手にやらせてしまいつつもこの試合をモノにした事でうまく流れに乗れるだろう、と試合後のインタビューで語っていたのも分かる気がする。他に第2戦で打ちまくった中日の勝ち方もきっかけの1つになるだろう。

  ところが複数の野球解説者が語るように、今回のシリーズはその日その日の試合で一旦リセットされる、流れが見えない展開となっている。
  一昨日(3日)の試合は4時間超に及ぶ長丁場となったが、その試合を制した中日が、上に書いた通りシリーズの流れを掴んだかに見えた。しかし、それは第5戦の1回表で途切れる結果となった。勢いのつく勝ち方をした中日だったが、先発の中田(賢)投手が早々ととロッテ打線に捕まり主導権を保持する事は出来なかった。
  一方、勝ち試合とも言える第4戦を落としたロッテだったが、気落ちすることなく第5戦も得意の集中打であっさり逆転すると、中盤にも本塁打や連打で得点を重ね「この試合での流れ」を掴んで勝利を手にした。また、ペン投手がどこまで放るかも焦点の1つだったが、適度に荒れていたのと中日との対戦が初めてだったのが功を奏し、初回の1失点だけで中継ぎにバトンを渡したのは大きかった。

  この結果、先に王手を掛けたのは千葉ロッテ。打線が繋がり、残り2戦はポストシーズン負け知らずの成瀬、渡辺(俊)投手が控える。流れは千葉ロッテに傾いていると言えるが、上に書いた通り、一旦流れがリセットされる傾向にある今シリーズ。中日も不振だったブランコ選手に当たりが戻り、中継ぎ陣のリフレッシュも出来、しかも地元名古屋での試合と、まだ何か起きそうな要素が多くある。  
   流れの読めない今年の日本シリーズ。最後にどんなシナリオが用意されているのだろうか。











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2010年11月03日

「遅球」此レ即チ魔術ナリ!! サブマリンに見た「緩急」と言う投球術!!  【プロ野球 日本シリーズ】

  プロ野球の日本シリーズ第3戦が2日、千葉マリンスタジアムで行われ千葉ロッテが7−1で中日を下し通算成績を2勝1敗とした。
  3回表に先制点を許した千葉ロッテはその裏すぐさま同点に追い付くと4回裏、満塁のチャンスに清田選手が走者一掃の3塁打を放つ等、一挙4点を追加し勝ち越しに成功した。先発の渡辺(俊)投手は、持ち前の緩急をつけた投球で中日打線に突け入るスキを与えず完投した。
  一方、中日は先発の山井投手が4回に捕まり降板。第2戦で爆発した打線も渡辺(俊)投手の投球術にはまり1点取るのが精一杯だった。
  日本シリーズ第4戦は3日千葉マリンスタジアムで行われる。
  

【2010年日本シリーズ第3戦結果】
中 日 0 0 1  0 0 0  0 0 0  1
ロッテ 0 0 1  4 0 0  2 0 x  7
【勝】 渡辺俊 1勝 0敗
【負】 山 井 0勝 1敗
 
<コメント>
  プロ野球の投手と言えば、140〜150kmの直球でぐいぐい押すイメージがあり、打者もそれを意識してバッターボックスに入るケースが多いだろう。
  しかし、そのスピードに慣れた事を逆手に取り100kmに満たない変化球と120km程度のストレート或いはシンカーで打者の視覚を幻惑させ、タイミングを外して打ち取る方法もある。高校生でも出せる球速でプロの打者が打ち取られる。それはまるでマジックのようである。渡辺(俊)投手がプロで生き抜く為に鍛えたであろう投球術。それが随所に表れた一戦だった。
  速い球と思えば遅い球。遅い球と思えば速い球(それでも120kmぐらいの球であるが・・・。)同点に追い付こうと打ち気にはやる中日の各打者を嘲笑うかように、渡辺(俊)投手が投げたボールはことごとくバットの芯を外れ、凡打の山を築いていった。100kmに満たないボールの次に来る120kmぐらいの球は、打者にとっては感覚的に140kmよりも速く感じるのではないだろうか。追い込まれれば、球の見極めがますます難しくなるので待ち切れずについ手を出してしまう。97球と言う投球数が、中日打線がいかに早打ちだったのかを物語っている。この後どのような場面で投げるか分からないが、中日の各選手に嫌なイメージを植え付けた事だけは間違いない。

  日本シリーズは3戦を終えて千葉ロッテが先行した。今日(3日)の先発が予想されている中日の山本(昌)投手も相手打者との駆け引きで勝負するタイプのピッチャーだと思う。クライマックスシリーズから続く千葉の鴎の勢いを止めるピッチングを見せる事が出来るか。勝てば王手の千葉ロッテ。そして地元に戻る為には是が非でも千葉で1つは勝ちたい中日。第4戦がこのシリーズの行方を決める大きな分岐点となるような気がする。








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http://umayado.blog.so-net.ne.jp/2010-11-02
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2010年11月01日

強いから勝つのか?それとも勝った者が強いのか? ビックイベント盛り沢山、週末のスポーツ!! その1【プロ野球 日本シリーズ等】

   先週に引き続き、週末の一昨日、昨日は家の用事で更新できず。なので、週末行われた主なスポーツの結果を2本立てでまとめて・・・。まずは野球ネタから。

【竜と鴎、互いに譲らず舞台は千葉マリンへ・・・プロ野球日本シリーズ】
◎日本シリーズ第1戦(30日ナゴヤドーム)
ロッテ 0 1 2  0 0 1  1 0 0  5
中 日 0 2 0  0 0 0  0 0 0  2
【勝】 成瀬1勝0敗
【負】 吉見0勝1敗
【S】 小林宏1S

◎日本シリーズ第2戦(31日ナゴヤドーム)
ロッテ 0 0 0  1 0 0  0 0 0  1
中 日 4 3 3  0 0 2  0 0 x  12
【勝】 チェン 1勝0敗
【負】 マーフィー  0勝1敗

<コメント>
  2010年のチャンピオンを決めるプロ野球の日本シリーズがナゴヤドームで開幕した。第1戦で千葉ロッテが、苦手としていたナゴヤドームで貴重な勝ち星を上げて迎えた第2戦。この日敗れると崖っぷちに立たされると言っても良いであろう中日が12−1の大差で勝利を収め、星を五分に戻した。
  第1戦で千葉ロッテの成瀬投手に抑えられた打線が序盤から爆発し3回を終わった時点で10得点を重ね試合を決めた。投げてはチェン投手が千葉ロッテ打線を6回1失点に抑える好投を見せた。2枚看板の内の1枚で星を落としはしたが、打線を組み替えた落合監督の采配もズバリ当たった第2戦では、クライマックスシリーズで当たりの止まっていた和田選手ら主軸に当たりが戻る等、明るい材料も見え始めた名古屋の竜。大差勝ちで気分良く千葉に乗り込めるだろう。本拠地で強さを見せる反面、敵地では勝てない「内弁慶」と言う欠点を克服した時に頂点が見えてくるが、再び名古屋に戻った時にはどんな状況になっているのだろうか。
  一方、敵地でしかも苦手意識のあるナゴヤドームで貴重な白星を上げた千葉ロッテ。この日は立ち上がりに不安を抱えるマーフィー投手が先発だったが、その不安が的中する結果となってしまった。クライマックスシリーズファーストステージの西武戦でも同じような展開だった事があるが、さすがに序盤に10点を取られては後半追い上げると言う雰囲気にはならないだろうか。大事な所でエラーも出てしまった。まずは敵地で1勝した事を良しとし、約1ヶ月ぶりに戻る我が家で仕切り直し、一気にに決めたいと言った所か。第3戦から舞台を千葉マリンに移す日本シリーズ。地上波全国ネット初中継となる日本一決定戦はこの後、どんな展開になるのか注目したい。



   
【春王者の意地か?注目の3投手を打ち崩し、決着は優勝決定戦へ・・・東京六大学秋季リーグ戦】
◎早慶戦第1戦(31日 神宮球場)
慶 大 1 0 0  0 0 1  0 0 0  2
早 大 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0

◎同第2戦(11月1日 神宮球場)
早 大 0 1 0  0 0 0  0 0 0  1
慶 大 1 0 3  2 0 0  1 0 x  7

<コメント>
  早大の3投手がドラフト1巡目に指名されてから最初の試合と言う事で注目を集めた秋の早慶戦は、優勝する為には1つも負けられない慶應が連勝し勝ち点を上げ、3日に行われる優勝決定戦で雌雄を決する事になった。
 ドラフト1巡目で指名された早大の3投手ばかりががクローズアップされるが、春の6大学を制したのは慶應である。春の王者の意地を見せて早大の優勝に待ったを掛け、春秋連覇へ向けて優勝決定戦に持ち込んだ。
  高校で甲子園出場経験もある技巧派の竹内投手(中京大中京)と、高校の時は全く無名の存在だった速球派の福谷投手(愛知県立横須賀)と言う、春のリーグ戦でも活躍した愛知県出身の2年生コンビが早大打線を抑え込むと、打線もドラフトに指名された3投手を1、2戦でで打ち崩し援護した。「伝説の6連戦」以来、50年ぶりとなる早慶によるプレーオフ。勢いで慶應に分があるか。それともドラ1トリオが6大学最後の試合を飾るに相応しい投球を披露し早大が締めるのか。注目の大一番が行われる神宮の森は、静かにその時が来るのを待っている。











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posted by スポーツ職人201X at 22:14| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(13) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月29日

明日のスターの座を目指す戦い、スタート!!  【プロ野球 2010年ドラフト会議】

   プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が28日、都内のホテルで行われ、12球団68選手(育成選手は除く)がプロの門を叩く権利を獲得した。
   将来有望視される選手が揃った大学生投手の中でも特に注目を集めた早稲田大学の斎藤投手は4球団(ヤクルト、千葉ロッテ、北海道日本ハム、ソフトバンク)、大石投手は6球団(阪神、埼玉西武、広島、オリックス、横浜、東北楽天)から指名を受けた。抽選の結果、斎藤投手の交渉権は北海道日本ハム、大石投手の交渉権は埼玉西武がそれぞれ獲得した。


【2010年ドラフト主な指名選手(1巡目、2巡目)】
◎中 日
1 大野雄大 投手 佛教大
2 吉川大幾 内野手 PL学園

◎阪 神
1 榎田大樹 投手 東京ガス
2 一二三慎太 投手 東海大相模

◎読売ジャイアンツ
1 沢村拓一 投手 中央大
2 宮国椋丞 投手 糸満

◎東京ヤクルト
1 山田哲人 内野手 履正社
2 七条祐樹 投手 伯和ビクトリーズ

◎広 島
1 福井優也 投手 早大
2 中村恭平 投手 富士大

◎横 浜
1 須田幸太 投手 JFE東日本
2 加賀美希昇 投手 法大

◎福岡ソフトバンク
1 山下斐紹 捕手 習志野
2 柳田悠岐 外野手 広島経大

◎埼玉西武
1 大石達也 投手 早大
2 牧田和久 投手 日本通運

◎千葉ロッテ
1 伊志嶺翔大 外野手 東海大
2 南昌輝 投手 立正大

◎北海道日本ハム
1 斎藤佑樹 投手 早大
2 西川遥輝 外野手 智弁和歌山

◎オリックス
1 後藤駿太 外野手 前橋商
2 三ツ俣大樹 内野手 修徳

◎東北楽天
1 塩見貴洋 投手 八戸大
2 美馬学 投手 東京ガス

<コメント>
   昨日(28日)行われたドラフト会議。高校生、大学生でプロを志す者は事前に届け出なければならず志望者の氏名が公表される為、ドラフト当日に、指名された本人もビックリするようなサプライズ色が薄れた今のドラフト会議は個人的には少々物足りない気もするのだが、これまでプロの舞台に立つ事を夢見て日々努力を積み重ね、そしてその門を叩く権利を得た選手にはひとまずおめでとうの言葉を送りたい。

   さて、今回は大学生投手に有望な人材が多く、特に早稲田大の3投手と中央大の沢村投手に注目が集まった。それを反映して1巡目指名は中日を除く11球団が4投手の内、3投手に集中した。プロでどれだけ活躍出来るかは別として、どこの球団も即戦力投手を欲していた事がうかがえる現象だと思う。(宣伝効果を期待した球団もあるだろうか。)
   沢村投手の交渉権は単独指名で巨人が、斎藤投手と大石投手の交渉権は抽選の結果、それぞれ日ハムと西武が獲得した。また福井投手は地元が近い広島の指名を受けた。既にプロの舞台で活躍している同期には田中投手(楽天)、前田投手(広島)、坂本選手(巨人)などがいる。彼等に追い付き、「松坂世代」のようなムーブメントをプロ野球界に巻き起こす事が出来るだろうか。       
   今に始まった話しではないがやはり今年も投手、それも即戦力が期待される大学生、社会人を多く採る球団が目立った。また独立リーグ出身の選手が何選手か指名された。プロを目指す者の受け皿になると言う役割はある程度果たされていると言えるのではないだろうか。

   一方、今年は小粒と言われた高校生の上位指名は限定的だった。契約形態が複雑になり、更にFA制度が出来て選手と球団の関係が昔よりもドライになったような気がするが、選手をじっくり育てる余裕がどの球団も無くなって来ていると言う事か。それとも、そのような選手は育成枠から見い出そうとしていると言う事なのか。

   68人の選手と育成枠で選ばれた選手の殆どが来シーズンそれぞれのチームのユニフォームを身につけスタートラインに立つ。選ばれてからは指名順など関係ないのがプロの世界である。スペースの関係で2巡目までの選手しか紹介しなかったが、勿論これ以外の選手がスターの座を射止める可能性が十分あるのは、過去の歴史を見ても明白である。果たして球界を代表する選手がこの中からどのくらい現れるのか。その答えが出るのを楽しみに待ちたい。














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posted by スポーツ職人201X at 22:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(33) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月22日

奇跡への序章か? ようやく目覚めた「逆襲のウサギ」!! 【プロ野球  セ・リーグCSファイナルステージ】

  プロ野球のセ・リーグクライマックスシリーズファイナルステージ第3戦が22日、ナゴヤドームで行われ、巨人が3−2で中日に競り勝ちこのステージ初勝利を上げた。
  中日先発の山井投手、巨人先発の朝井投手が互いに好投し4回まで0−0。投手戦となった試合の均衡が破れたのは5回表。巨人がこのステージ好調の脇谷選手のタイムリー二塁打で先制すると続く6回にも追加点を上げ試合を優位に進めた。8回裏に同点に追い付かれたが、9回表阿部選手が、中日抑えの岩瀬投手からホームランを放ちすぐさま勝ち越し、そのまま逃げ切った。これで対戦成績は中日の3勝1敗となった。

  セ・リーグのクライマックスシリーズ第4戦は23日もナゴヤドームで18時から行われる。

【セ・リーグCSファイナルステージ第3戦試合結果】
巨 人 0 0 0  0 1 1  0 0 1  3
中 日 0 0 0  0 0 0  0 2 0  2

<コメント>
  クライマックスシリーズのファイナルステージは日本シリーズ同様、先に4勝した方が優勝となる。しかし、両者には大きな違いが主に3つある。1つはレギュラーシーズン1位のチームに1勝分のアドバンテージが付く事、2つ目は試合を行う球場が全試合同じ(レギュラーシーズン1位の本拠地)である事、そして3つ目は休養日がない事である。「流れ」が重要な要素の1つである短期決戦。インターバルがない事で、劣勢に立たされているチームが相手に傾いた流れを引き戻すのは容易な事ではない。

  このステージは第3戦が始まる前までは、流れが中日に大きく傾いていた。得点欠乏症に陥ってしまった巨人打線や、中日が本拠地ではめっぽう強い事を考慮するとこの試合で決着が付いてもおかしくない状況となっていた。そして迎えた第3戦。崖っぷちに立たされた巨人が勝って一矢を報いる結果となった。
  日本シリーズに進む為には4連勝するしかない巨人は朝井投手が中日打線を1安打に抑える好投を見せこの試合の流れを作った。昨日まで沈黙していた打線も、爆発するまでには至らなかったが、ようやくチャンスに1本が出るようになった。1番に入っている脇谷選手が好調なだけに後に続くバッターがどれだけ奮起するか。長らくナゴヤドームでは勝てなかったがようやく呪縛から解き放たれた。明日なき戦いを続けるジャイアンツ。不利な状況に変わりはないがこの勝利でほんの少しだけ希望が見えて来たと言えるだろうか。

  一方の中日先発の山井投手も2失点では責められないだろう。この試合は打線が援護出来なかった。その中でも代打でホームランを放った野本選手など収穫もあった。先発投手のコマはまだ残っており、連投の中継ぎ陣を休ませる事も出来た。負けはしたが有利な状況に変わりはない。敢えて気になる点を挙げるとすれば、抑えの岩瀬投手がホームランを打たれて負けた事だろうか。同点の場面で抑えのエースをマウンドに送り込んだ落合監督の真意は分からないが、2−2となった事で仮にこの試合で一気に決めると言うメッセージを選手に送るつもりで登板させたのだとしたら・・・。クライマックスシリーズではセ・リーグ、パ・リーグ共に投手起用が、流れが変わる1つの要素となっているが第4戦以降、中日に傾いているステージの「流れ」にどんな影響が出るか。中日有利な状況の中で、あくまで「敢えて気になる点」なのではあるが・・・。












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posted by スポーツ職人201X at 23:44| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(18) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月21日

電光石火の快勝劇!! まさに昇竜の如き勢いで頂点まで駆け上がるか?  【プロ野球 セ・リーグCSファイナルステージ】

   20日からナゴヤドームで始まったプロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージ。中日が初戦をモノにし、アドバンテージ1勝分を含めて2勝で迎えた21日の第2戦。この試合も中日が、先発投手の吉見選手がタイムリーヒットを放つなど3回までに2点を上げ試合を優位に進めると、投手陣も第1戦に続き巨人打線に得点を許さず、2−0で勝利を収めた。これで対戦成績は中日の3勝。早ければ第3戦の行われる明日(22日)にも中日の日本シリーズ進出が決まる。


【セ・リーグCSファイナルステージ第2戦結果】
巨人 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
中日 0 1 1  0 0 0  0 0 X  2
(対戦成績:中日3勝)

<コメント>
  最終戦まで縺れ込む熱戦となったパ・リーグのクライマックスシリーズは、レギュラーシーズン3位の千葉ロッテが制し日本シリーズ進出を決めた。パリーグ同様、シーズン1位と3位の対戦となったセ・リーグのクライマックスシリーズは、中日ドラゴンズが攻守に渡り巨人を圧倒。3連勝(アドバンテージ1勝分含む。)で日本シリーズ進出に王手をかけた。
   
  ファーストステージ連勝でライバル阪神を下した巨人相手に、一度登録選手を全員抹消する等、大胆な対策を施しこのステージに臨んだ中日がどのような戦いをするかに注目が集まったが、ここまでは投打の歯車が噛み合い文句の付けようがない戦いぶりである。試合の序盤に先制し、中継ぎ、抑えに継投する理想的な戦いが出来ている。また、強力な巨人打線に対し、得点を許していない投手陣の頑張りが印象的である。そして、無類の強さを発揮して来た「我が庭」で試合が出来る事は何よりも心強いだろう。
  第3戦以降も山井投手、山本(昌)投手、中田(賢)投手等、先発投手のコマが豊富に残っているドラゴンズ。日本シリーズ進出が大きく近付いたと言えるだろうか。

  一方の巨人は初戦の先発に中3日で東野投手を起用した。ファーストステージ第2戦に続く奇襲とも言える投手起用だったが、初回の4失点で出鼻をくじかれた格好となった。2回以降、中日打線を抑えているだけに悔やまれる立ち上がりであり、今の所、この4失点が中日に流れが大きく傾いている大きな要因となっているように思える。第2戦の内海投手も決して悪い出来ではないように見えたが、打たれてはいけないバッテリーの1人にタイムリーを打たれたのは痛かった。
  打線も決して手も足も出ない訳ではないが、チャンスに1本が出ない。特に中軸の不振は深刻である。明日(22日)の試合で一発が飛び出す等爆発すれば、活路を見出せるような気もするのだが・・・。また、中日とは正反対にこちらは投手のコマが不足しているように思える。果たしてどのように投手を起用して行くのだろうか。

  早ければ明日にも中日の優勝が決まってしまう可能性があるセ・リーグのクライマックスシリーズ。このまま中日が無傷のまま頂点に立つのか。それとも昨年の覇者である巨人が逆襲し奇跡を起こすのか。その答えがもうすぐ出ようとしている。














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