インテルは前半13分にエトー選手のパスを受けたパンデフ選手が相手ゴールに蹴り込み先制すると、直後の17分にエトー選手が追加点を上げ、後半40分にもビアビアニー選手が試合を決める3点目を上げて粘るマゼンベを突き放した。
また3位決定戦は南米王者のインテルナシオナル(ブラジル)がアジア代表の城南一和(韓国)に4−2で快勝。アジア勢の3位は昨年までの3大会連続で止まった。
クラブW杯は来年と再来年は日本で開催される。
【クラブW杯決勝結果】
インテル・ミラノ(イタリア) 3−0 マゼンベ(コンゴ)
【同3位決定戦】
インテルナシオナル(ブラジル) 4−2 城南一和(韓 国)
<コメント>
定説となっていた世界一決定戦=「南米王者」×「欧王王者」の構図。その構図が崩れ、史上初めてアフリカからクラブ世界一が輩出される可能性もあった今年のクラブW杯。しかし、やはり欧州王者の壁は高かった。
日本時間の夜中に行われた決勝戦。さすがにLiveで見るのは辛いので録画しておいて、今朝起きてから見た。マゼンベも決定機を作った時間帯もあったが、、結果的にはインテルの貫録勝ちと言える試合内容だった。
今シーズンは当初から主力選手に怪我人が出た事もあり国内リーグで苦戦が続いているインテル。ミラノの地で復権を目指すベニテス監督にとって、国内で燻り続けている解任論を鎮める為には、是が非でもこのタイトルを獲りたかったはずであり、それが達成出来てまずはホッと一息と言った所だろう。
徐々に怪我人が戻り、ほぼベストメンバーが揃って臨んだこの大会だったが準決勝の城南戦で負傷した攻撃の中心選手、スナイデル選手を欠いた決勝戦。しかしこの試合ではエトー選手が先制点で攻撃の起点になり2点目は自ら決める等、存在感を示した。後半に入るとマゼンベに決定機を許すシーンもあったが、GKジュリオ・セザル選手を中心としたディフェンス陣が踏ん張りゴールネットを揺らす事を許さなかった。
アフリカ代表が決勝までコマを進め、クラブレベルでも徐々に大陸間の格差が縮まりつつある事を感じさせられた今大会。しかし振り返ってみると、2試合しかしていないものの6得点を上げ無失点だったヨーロッパ王者、インテルの強さが際立った大会だったと共に、やはりサッカー界の中心はヨーロッパにある事を改めて実感した大会だった。とは言え、アフリカ王者のマゼンベと言うクラブチーム、そしてコンゴと言う国名がこの大会の歴史に名を刻んだのも事実である。コンゴは、Wは出場経験はないがW杯ブラジル大会のアフリカ予選で台風の目となるのか。今後に注目したい。
2年間UAEで行われた大会は来年再び日本に戻って来る。次回大会はどんなクラブが来日するのか。そしてJリーグのクラブが世界を相手にどんな戦いをするのか。その時が来るのを楽しみに待ちたい。

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