2010年12月19日

「サッカーの中心はヨーロッパにあり!!」 貫禄示した欧州王者!! 【サッカー  クラブW杯決勝】

  サッカーのクラブ世界一を決める大会、FIFAクラブW杯決勝が18日、UAEのアブダビで行われ、ヨーロッパ代表のインテル・ミラノ(イタリア)がアフリカ代表のマゼンベ(コンゴ)を3−0で下しこの大会初優勝を成し遂げた。ヨーロッパ代表の優勝は4大会連続。
  インテルは前半13分にエトー選手のパスを受けたパンデフ選手が相手ゴールに蹴り込み先制すると、直後の17分にエトー選手が追加点を上げ、後半40分にもビアビアニー選手が試合を決める3点目を上げて粘るマゼンベを突き放した。
 
  また3位決定戦は南米王者のインテルナシオナル(ブラジル)がアジア代表の城南一和(韓国)に4−2で快勝。アジア勢の3位は昨年までの3大会連続で止まった。
  クラブW杯は来年と再来年は日本で開催される。


【クラブW杯決勝結果】
インテル・ミラノ(イタリア)  3−0  マゼンベ(コンゴ)

【同3位決定戦】
インテルナシオナル(ブラジル) 4−2  城南一和(韓 国)

<コメント>
  定説となっていた世界一決定戦=「南米王者」×「欧王王者」の構図。その構図が崩れ、史上初めてアフリカからクラブ世界一が輩出される可能性もあった今年のクラブW杯。しかし、やはり欧州王者の壁は高かった。
  日本時間の夜中に行われた決勝戦。さすがにLiveで見るのは辛いので録画しておいて、今朝起きてから見た。マゼンベも決定機を作った時間帯もあったが、、結果的にはインテルの貫録勝ちと言える試合内容だった。
  今シーズンは当初から主力選手に怪我人が出た事もあり国内リーグで苦戦が続いているインテル。ミラノの地で復権を目指すベニテス監督にとって、国内で燻り続けている解任論を鎮める為には、是が非でもこのタイトルを獲りたかったはずであり、それが達成出来てまずはホッと一息と言った所だろう。
  徐々に怪我人が戻り、ほぼベストメンバーが揃って臨んだこの大会だったが準決勝の城南戦で負傷した攻撃の中心選手、スナイデル選手を欠いた決勝戦。しかしこの試合ではエトー選手が先制点で攻撃の起点になり2点目は自ら決める等、存在感を示した。後半に入るとマゼンベに決定機を許すシーンもあったが、GKジュリオ・セザル選手を中心としたディフェンス陣が踏ん張りゴールネットを揺らす事を許さなかった。

  アフリカ代表が決勝までコマを進め、クラブレベルでも徐々に大陸間の格差が縮まりつつある事を感じさせられた今大会。しかし振り返ってみると、2試合しかしていないものの6得点を上げ無失点だったヨーロッパ王者、インテルの強さが際立った大会だったと共に、やはりサッカー界の中心はヨーロッパにある事を改めて実感した大会だった。とは言え、アフリカ王者のマゼンベと言うクラブチーム、そしてコンゴと言う国名がこの大会の歴史に名を刻んだのも事実である。コンゴは、Wは出場経験はないがW杯ブラジル大会のアフリカ予選で台風の目となるのか。今後に注目したい。

  2年間UAEで行われた大会は来年再び日本に戻って来る。次回大会はどんなクラブが来日するのか。そしてJリーグのクラブが世界を相手にどんな戦いをするのか。その時が来るのを楽しみに待ちたい。














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2010年12月17日

前回の決勝カードが初戦で実現!! 聖地で「ビッグイヤー」を掲げるクラブは果たして・・・?  【サッカー 欧州CL決勝T1回戦組合せ】

サッカーの欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦の組合せ抽選会が17日、スイスのニヨンで行われた。
  内田選手が所属するシャルケ04(ドイツ)はバレンシア(スペイン)と、連覇を目指すインテル(イタリア)は、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)とそれぞれ対戦する事になった。インテル×Bミュンヘンは前回大会の決勝カード。いきなり1回戦で顔を合わせる事となった。
  この他、昨シーズンそのインテルで指揮を執ったモウリーニョ監督率いるレアル・マドリード(スペイン)は、前回大会の決勝トーナメント1回戦で敗れたリヨン(フランス)とのリターンマッチとなった。
 
  欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ホーム&アウエーで行われ第1戦が2011年2月15、16、22、23日、第2戦が3月8日、9日、15日、16日に行われる。


【欧州CL決勝トーナメント1回戦組合せ】
ローマ(イタリア)− シャフタル・ドネツク(ウクライナ)
ミラン(イタリア)− トッテナム(イングランド)
バレンシア(スペイン)− シャルケ04(ドイツ)
インテル(イタリア) − バイエルン(ドイツ)
リヨン(フランス)  − レアル・マドリード(スペイン)
アーセナル(イングランド) − バルセロナ(スペイン)
マルセイユ(フランス)   − マンチェスター・U(イングランド)
FCコペンハーゲン(デンマーク) − チェルシー(イングランド)

<コメント>
  2010-2011シーズンのヨーロッパクラブNo.1を決める欧州チャンピオンズリーグ。先日決勝トーナメントにコマを進めた16チームが出揃い、その1回戦の対戦カードが決まった。

  前回のチャンピオンで現在UAEで行われているクラブW杯に参戦中のインテルは、その前回大会決勝で対戦したバイエルンといきなり初戦で顔を合わせる事になった。昨シーズン共に国内リーグを制覇、特にインテルは4連覇中と無類の強さを見せたが、今シーズンは今の所5〜7番手に位置している両チーム。果たして浮上のきっかけを掴む事が出来るか。
  またスペインの2強、バルセロナとR・マドリードはそれぞれアーセナル、リヨンとの対戦。R・マドリードは前回、同じ決勝トーナメント1回戦でリヨンに足元をすくわれているだけにリベンジを果たして上位進出の足掛かりにしたい所。昨シーズン、インテルをヨーロッパチャンピオンに導き、守備重視の戦術がその後行われたW杯南アフリカ大会に出場した各国の戦術に影響を及ぼしたとされているモウリーニョ監督が、今シーズンはどんな采配を見せるのか。

  今大会の決勝の舞台は「サッカー聖地」と呼ばれているウェンブリースタジアム。サッカーの聖地の中央で高々と「ビックイヤー(優勝トロフィー)」を掲げるチームはどこなのか。世界が注目する16チームによる戦いが、いよいよ幕を開けようとしている。











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2010年12月16日

石油の国でジャイアントキリング発生!!塗り替わるか?世界の勢力地図  【サッカー クラブW杯】

   UAEで行われている2010年のクラブ世界一決定戦、サッカーのFIFAクラブW杯は14、15日に準決勝2試合が行われ、アフリカ代表マゼンベとヨーロッパ代表インテルが18日に行われれる決勝戦にコマを進めた。アフリカのクラブが決勝に進出するのは初めて。尚、決勝の主審を
W杯南アフリカ大会でも笛を吹いた日本の西村雄一氏が務める事となった。

 14日に行われたマゼンベ×インテルナシオナルの試合は前半、相手の猛攻をしのいだマゼンベが後半2ゴールを上げて勝利を収めると共に南米チャンピオンを下す快挙を成し遂げた。
   準決勝のもう1試合、インテル×城南一和は、インテルが貫禄を見せ付け3−0で勝ち星を上げた。敗れたインテルナシオナルと城南一和は3位決定戦で対戦する。


【クラブW杯準決勝試合結果】
マゼンベ(アフリカ代表・コンゴ)   2−0  インテルナシオナル(南米代表・ブラジル)

インテル(ヨーロッパ代表・イタリア) 3−0  城南一和(アジア代表・韓国)

<コメント>
   かつて日本で行われていた南米王者とヨーロッパ王者が雌雄を決するトヨタカップから、各大陸の王者が世界一を争う大会に衣更えし、名称もクラブW杯となって6回目の今年。クラブ世界一決定戦に参加するクラブが増えても、南米王者×ヨーロッパ王者と言う構図は変わらず、それが当たり前と思われていた。
  しかし、その構図が崩れる時がついに訪れた。日本で開催されていない大会なだけに、あまり話題にはなっていない今年のクラブW杯だがこれまでの勢力図を考えるとちょっとした、いや、かなりセンセーショナルな出来事である。
  既に国代表レベルでは、誰もが知っているアフリカの脅威。何れクラブレベルでも起きるとは思っていたが・・・。
 
   試合を始めから最後まで見ていないので詳細は分からないが、一方のチームがシュートの雨、あられを浴びせながらゴールネットを揺らす事が出来ず、耐え忍んだもう一方のチームが少ないチャンスを生かすと言う、サッカーでは良くあるパターンの試合内容だったようだ。マゼンベが取った2点は何れも個人技によるもの。改めてアフリカの選手の身体能力の高さを示したと言える。メンバーの多くが国内出身の選手で占められているマゼンベ。そしてその「国内」とは、アフリカ大陸の真ん中に位置するコンゴ。W杯への出場経験はないが4年後、果たして表舞台に登場するのか。頭の片隅に入れておきたい。

   そしてヨーロッパ王者としてこの大会に臨んでいるインテルは順当に決勝にコマを進めた。指揮官が代わった今シーズン。国内リーグ、チャンピオンズリーグ(CL)共、怪我人を多く出し悪くはないがサポーターのお腹を満たすような成績を残している訳でもない。CLグループリーグ最終戦のブレーメン戦後、「直近の目標はクラブW杯を獲得する事」と語っていたベニテス監督。果たして、タイトルを獲得し燻り続けている解任論を消し去る事が出来るか。

  アフリカ王者の勢いとヨーロッパ王者のプライドがぶつかる決勝戦。どんな戦いになるのか注目したい。












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2010年12月11日

風薫る季節に、聖地ウェンブリーの地に立つのは果たして・・・ 【サッカー 欧州CL】

   2010-2011シーズンの欧州クラブNo.1を決めるサッカーの欧州チャンピオンズリーググループリーグが8日終了し、決勝トーナメントに進出する16チームが決まった。
  前回のこの大会を制したイタリアのインテル、スペインの2強バルセロナ、レアル・マドリードを始め日本代表での活躍が期待される内田選手が所属するドイツのシャルケ等が勝ち残った。

  決勝トーナメントの組合せ抽選は17日に行われ、2月に1回戦が行われ、5月にイングランドウェンブリー・スタジアムで決勝戦が行われる。



【決勝トーナメント実施方法】
  準決勝まではホーム&アウエー方式で行われる。1回戦は、グループリーグ1位×同2位の対戦となる。但し、同一国同士及びグループリーグで対戦済みのチームが再び当たらないよう配慮される。


【グループリーグ結果】
各グループカッコ内の数字は勝ち点

◎グループA
1トッテナム(11)2インテル(10)、3トゥエンテ(6)、4ブレーメン(5)
  昨シーズン国内ビック4の一角を崩し、今シーズンもまずまずの位置に付けているチャンピオンズリーグ初登場のトットナムと連覇を目指すインテルがこのグループを突破したのは順当と言えるだろうか。インテルは最終戦でブレーメンに完敗したが、ベニテス監督にとっては、この時期クラブW杯の方が大事だったようで・・・。2位通過なので決勝トーナメントでいきなり強敵と当たる可能性もあるインテル。国内リーグで精彩を欠き、仮にクラブW杯を獲得出来ないと指揮官への風当たりは強くなるだろうか。失意のリヴァプールからミラノにやって来た指揮官は昨年に続き試練を迎えようとしている。

◎グループB
1シャルケ04(13)2リヨン(10)、ベンフィカ(6)、ハポエル・テルアビブ(5)
   国内リーグでは低迷しているシャルケがこのグループトップで決勝トーナメントにコマを進めた。日本代表での活躍が期待されている内田選手が属しているが、大舞台を経験出来るのは本人にとってもプラス。是非、存在をアピールして欲しい。もう一つのキップを獲得したのは、前回大会レアルマドリードを下してアッと言わせたリヨン。今回も大物食いをするのか。

◎グループC
1マンチェスターU(14)2バレンシア(11)、3レンジャーズ(6)、4ブルサルスポル(1)
  このグループも波乱なくマンチェスター・U、バレンシアがグループリーグ突破。20年超と言う世界的に見ても恐らく例が無いであろうファーガソン監督の長期政権が続くマンチェスターU。今シーズンもプレミアリーグでは中心的な存在となっている。かつて所属したC・ロナウド選手のような、一挙手一投足が注目されるような選手はいないが、各国の代表選手をずらりと揃える世界トップクラスのチーム。果たしてこの大会でも好成績を収める事が出来るか。
 
◎グループD
1バルセロナ(14)2FCコペンハーゲン(10)、3ルビン・カザン(6)、4パナシナイコス(2)
  バルセロナのグループリーグ突破は順当だが、コペンハーゲンのグループリーグ突破は少々驚きと言えるだろうか。デンマークと言えばW杯のグループリーグで日本と対戦した事は記憶に新しいが、主力の多くは海外で活躍する選手だった。お馴染みのチームが顔を揃えた16強の中に混じって決勝トーナメントで旋風を巻き起こす事が出来るだろうか。




◎グループE
1バイエルン(15)2ローマ(10) 、3バーゼル(6)、4CFRエコマックス・クルイ(4)
  今シーズンの国内リーグでは共に中位に位置し、これから上位争いに加わろうとしているドイツの名門とイタリアの名門がグループリーグ突破を果たしたグループE。バイエルンは前回大会の準優勝チーム。。今回は果たしてどこまで勝ち進む事が出来るか。

◎グループF
1チェルシー(15)2マルセイユ(12) 、3スパルタク・モスクワ(9)、4MSKジリナ(0)
  昨シーズンプレミアリーグを制したチェルシーが1位でグループリーグ突破。互いの対戦でアウエーで勝利を収めたスパルタク・モスクワとマルセイユは、モスクワで3得点取ったマルセイユが2位通過となった。

◎グループG
1レアル・マドリード(16)2ミラン(8)、3アヤックス(7)、4 オセール(3)
  前回大会に続き同じグループに属したR・マドリードとミランが、その時と同じ順位でグループリーグ突破を果たした。R・マドリードは前回大会でホームが決勝の舞台となりながら、リヨンに足元をすくわれそこまで辿り着く事が出来なかった。今大会は果たしてどこまで勝ち進む事が出来るか。個人的には、国内リーグで今シーズンも激しい鍔迫り合いを演じているバルセロナと、サッカーの聖地で対戦するシーンを見てみたいものだが・・・。

◎グループH
1シャフタル・ドネツク(15)2アーセナル(12)、3スポルティング・ブラガ(9)、4パルチザン・ベオグラード(0)
  このグループは引き分けが無く、全試合白黒ハッキリ付いたグループである。他にはグループFが同じ結果となった。ウクライナの強豪シャフタル・ドネツクが、プレミアリーグで常に上位争いをしているアーセナルを抑えてトップとなった。馴染みの薄いチームであるが、一昨年のUEFA杯(現在のヨーロッパリーグ)のチャンピオンである。ウクライナと言えばポーランドと共催でEURO2012が行われる。ホスト国として勢いを付ける結果をもたらす事が出来るか注目したい。
  マンチェスターUのファーガソン監督同様、アーセナルのベンゲル監督も長期政権となっている。かつて日本が代表監督にと恋焦がれた時期もあったが、やはり振り向いてはくれないのだろうか。









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2010年12月07日

来シーズンのアジアクラブNo.1の座を目指して・・・【サッカー  ACL2011グループリーグ組合せ】

  2011年のアジアクラブNo.1を決めるサッカーのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグの組合せが7日行われた。
  
  JリーグJ1を制した名古屋グランパスはグループFに入りKリーグチャンピオンのFCソウル等と、同2位のG大阪はグループEで済州ユナイテッド(韓国)等と、ACL初登場のC大阪はグループGで全北現代(韓国)等とそれぞれ対戦する。

  ACLのグループリーグは32チームが参加して2011年3月に開幕する。アジア東地区、西地区それぞれ4チーム4組に分かれてホーム&アウエーのリーグ戦を行い各組上位2チームが決勝トーナメントに進出する。決勝トーナメントで優勝したチームには、2011年12月に日本で開催されるFIFAクラブワールドカップ2011の出場権が与えられる。

【ACL2011東地区グループリーグ組合せ】
◎グループE
済州ユナイテッド(韓国)
メルボルン・ビクトリー(豪州)
ガンバ大阪(日本)
天津泰達(中国)

◎グループF
杭州緑城(中国)
FCソウル(韓国)
プレーオフ・東地区勝者
名古屋グランパス(日本)

◎グループG
セレッソ大阪(日本)
山東魯能(中国)
全北現代モータース(韓国)
アレマFC(インドネシア)

◎グループH
シドニーFC(豪州)
天皇杯優勝チームもしくは鹿島アントラーズ(日本)
上海申花(中国)
水原三星ブルーウイングス(韓国)

<コメント>
  2007年に浦和レッズ、2008年にG大阪がこの大会を制した時、いよいよJリーグのクラブがアジアの頂点に君臨する時代が到来しそれが続くものと思っていた。しかし2009年、2010年と日本で決勝が行われながら日本のクラブがその場に立つ事が出来ず、韓国のクラブチームにチャンピオンの座を奪われている。ちなみに今年のACLを制した城南一和は、Kリーグプレーオフで敗れ、2011年大会の出場権を獲得する事が出来なかったようである。
  
  2011年のACLに日本から参加するのは名古屋、G大阪、C大阪の3チーム+天皇杯王者か鹿島アントラーズ。果たしてこの中からアジアチャンピオンの座に就くチームが出て来るのか。

  ところで名古屋が属するグループFの「プレーオフ東地区勝者」について、AFCのサイトを調べた所、プレーオフに進出するのは、どう言う事情かは分からないが西地区から東地区に移って来た2003年のACL覇者アルアイン(UAE)、ムアントン・ユナイテッド(タイ)、スリウィジャヤ(インドネシア)で、この勝者がグループFに入るようである。ムアントン・ユナイテッドには、かつてJリーグのベガルタ仙台やモンテディオ山形に所属していた財前宣之選手がいる。プレーオフを勝ち上がって日本でプレーする姿を見てみたいものだが、順当に行けばアルアインが勝ち上がるのだろうか。そうなると名古屋にとっては「長距離移動」と言う、もう1つの敵とも戦わなければならなくなる。Jリーグチャンピオンとしてどんな戦いを見せてくれるのか注目したい。










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2010年12月04日

ブーイングと歓声と激励のエールと・・・ 悲喜交々の2010Jラストゲーム!!【サッカー JリーグJ1第34節】

   サッカーJリーグJ1は今シーズン最終節となる第34節が行われ、注目のJ1残留争いは降格圏内となる16位のヴィッセル神戸が浦和レッズを4−0で下し勝ち点を38に伸ばしたのに対し、残留圏内ギリギリの15位FC東京は既にJ2降格が決まっている京都サンガに0−2で敗れ勝ち点36のままとなった。この結果、最終節で神戸がFC東京を逆転しJ1残留を決めた。一方、2000年にJ1に昇格して以来、一度もJ2降格が無かったFC東京は来シーズン戦いの場をJ2に移す事となった。
   またもう1つ注目されたACL出場権争いは、残り2つのチケットをG大阪とC大阪の関西勢が獲得した。前節終了時点で2位だった鹿島アントラーズはモンテディオ山形と引き分け4位に転落しJリーグでのACL出場権を逃した。


【JリーグJ1第34節試合結果】
C大阪  6−2 磐 田
京 都  2−0 FC東京
山 形  1−1 鹿 島
横浜FM 0−2 大 宮
名古屋  2−1 広 島
清 水  0−3 G大阪
仙 台  1−1 川 崎
浦 和  0−4 神 戸
新 潟  3−1 湘 南
左側がホーム

【JリーグJ12010年シーズン最終順位】
 1名古屋  72
 2G大阪  62
 3C大阪   61
 
 4鹿 島   60
 5川 崎   54(得失点差+14)
 6清 水   54(得失点差+11)
 7広 島   51(得失点差+7)
 8横浜FM  51(得失点差+4)
 9新 潟    49
10浦 和   48
11磐 田   44
12大 宮   42(得失点差−6)
13山 形   42(得失点差−13)
14仙 台   39
15神 戸   38
16FC東京  36
17京 都   19
18湘 南   16

太字はACL出場権獲得クラブ。赤字はJ2に降格するクラブ

<コメント>
第34節が行われる前の11月30日。今シーズンの戦いがまだ残っている中で、Jリーガーとして1つの節目を迎えた選手が今年も数多くいる。来シーズンの年俸0円、つまり戦力外通告を受けた選手の事である。チームの主力であり代表経験もある松田選手、山瀬選手を始め大量の選手に戦力外通告した横浜Fマリノスが大きく取り上げられた。そんな状況で迎えた最終節。山瀬選手も松田選手もピッチに立った。非情ではあるのだが、明日どうなるか分からない状況でも戦わなければならないプロの世界。選手の心中、いかばかりか。
  試合終了後に行われたチーム関係者の挨拶では、大量解雇に反発する横浜Fマリノスのサポーターからブーイングが起こったようだ。またJ1残留を目指す神戸に良い所無く敗れた、フィンケ監督が退任する浦和レッズでも同様の現象が起きた。毎年の事ではあるが、悲喜交々の最終節を象徴するシーンである。

  さて、第34節が行われたJリーグJ1は今シーズンの全日程を終了した。上位陣は名古屋、G大阪、C大阪と西日本のクラブが占めた。4連覇の夢破れた鹿島はリーグでのACL出場権を逃し、天皇杯で最後の1枠を目指す事となった。この他、一時は優勝争いを演じた清水や川崎は終盤に失速しACL出場権が獲得できるベスト3に食い込む事は出来なかった。2010年シーズンは西高東低の勢力図となった。

  そして、残れば天国落ちれば地獄のJ1残留争い。降格圏である16位の位置ながら、28節からしぶとく勝ち点を拾い続け調子を上げて来た神戸が、最後の浦和戦でも勢いの差を見せつけ4−0と圧勝。最後に逆転しJ1残留を決めた。
  一方、J1残留圏内をキープしながら、最終節で引っくり返されたFC東京。権田選手、今野選手と言った代表クラスの選手を多く抱え本来ならこの位置で戦うクラブではないと思うのだが・・・。言い訳にしてはいけないのだろうが主力選手に怪我人が出た事、それと監督交代もあって歯車が狂ったままシーズンを終えてしまったと言えるだろうか。クラブの主力選手が残るのか。それともJ1の他のクラブに移籍するのか。1年でJ1に戻る事を願うであろうサポーターにとっては、勝ち残っている天皇杯の結果と共に気を揉む日々が続きそうだ。
  
  これで来シーズンのJ1は首都である東京をホームタウンとするクラブが存在しない事となった。その代わりJ1の灯火が消えていた九州に再びそれが点く事になる。首都をホームタウンとするクラブがトップリーグに存在しない国は珍しいとの事。主要なリーグでは、ヘルタ・ベルリンが今シーズン2部に降格したドイツ・ブンデスリーガぐらいだろうか。
  最後に劇的なシナリオが用意されていた2010年のJリーグJ1。2011年は果たしてどんなドラマが生まれるのだろうか。











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2010年12月03日

オイルマネーに屈した3D映像技術!! W杯開催への道険し!!【サッカー W杯2018年、2022年大会開催地決定】

  国際サッカー連盟(FIFA)は2日、スイスのチューリヒで2018年及び2022年のW杯開催地を決める投票を行った。その結果2018年はロシア、2022年がカタールでそれぞれ開催される事が決まった。
  投票はFIFAの理事22人が投票を行った。投票数が過半数となる候補国が出て来るまで最下位の候補国を除外して投票を続ける方式で行われた。ロシアでの開催は東欧初、カタールでの開催は中東初となる。初の単独開催を目指し2022年の開催地として立候補した日本だったが、得票数が伸びず2回目の投票で落選する結果となった。それぞれの投票結果は下記の通り。


【2018年】
  ロシア、スペイン・ポルトガル(共催)、オランダ・ベルギー(共催)、イングランドが立候補した。1回目の投票で過半数に達した候補国は出ず、最下位のイングランドが落選。2回目の投票でロシアが13票を獲得し過半数に達した為、開催地に選ばれた。

【2022年】
  カタール、アメリカ、韓国、日本、オーストラリアが立候補した。3回目の投票まで過半数に達した候補国は出ず、1回目から順にオーストラリア、日本、韓国が脱落。最後に残ったカタールとアメリカとの間で決選投票が行われ14票を獲得したカタールが開催地として選出された。

<コメント>
  2018年と2022年に行われるサッカーW杯の開催地がそれぞれロシアとカタールに決まった。初の単独開催を目指し、2022年の開催地として立候補していた日本は落選した。
  ロシアとカタール共にW杯が行われるのはこれが初めて。マーケット拡大を目論むFIFAの方針が反映された結果と言えるだろう。

  一方、初の単独開催を目指したもののあえなく落選した日本。前の開催から期間がそれほど経っていなかった事や招致の為の委員会の設立が遅れた事、招致活動が短期間だった等、原因は色々考えられるが、それよりも世論の動向が開催の方向に向いていなかったのが特筆すべき事として挙げられる。是が非でもと願った2002年の時よりも盛り上がりに欠け「是が非でも」と言うよりは、「開催されれば・・・」と言う空気が漂っていた。W杯が何者かその全体像が分からず、そこに出場する事が悲願だった2002年とは違い、多くの人がW杯と言うビックイベントを目にするようになりそこに日本代表がいるのが当たり前と言う風潮になっている事も盛り上がりに欠ける要因になっていると思う。また他の候補国を凌ぐような、心を揺さぶるアピールポイントがなかった。映像技術を駆使した次世代の・・・、では心を動かす要因にはならないだろう。
  最後のプレゼンに各国が著名人を擁し熱を入れたたのに対しそれがなかった日本。結局招致に熱を入れていたのはサッカー協会だけだったような気がする。残念な事ではあるが落選は想定内だったと言える。

 会議終了後、日本サッカー協会の小倉会長は条件が整えば挑戦を続けると明言したが、アジアにはFIFAも注目するマーケット未開の地、中国が存在し開催に意欲を見せている事もあって見通しが明るいとは言えない。現行のルールだと次に立候補出来るのは2034年大会。本気で狙うのであれば、各国への根回しも含めた周到な準備が求められる。そして何と言っても国内世論の盛り上がりが必要不可欠なのは言うまでもない。
  2018年の開催地として立候補したサッカーの母国イングランド。有力な候補国だったが、蓋を開けてみれば、不正疑惑の影響はあったにせよ最初の投票で落選した。2度目の開催がいかに難しいのかを物語っている。  

   ところで過去のW杯開催国は、それまでにこの大会の出場経験がある。それが無いカタールが選ばれた事は異例であるが、大会が行われる2022年までに果たして出場する事が出来るか。同じアジア地区に属する日本にとって今まで以上に無視できない存在になるかも知れない。











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2010年11月25日

ロンドン五輪へ向けて小さくも確かな一歩!!  【サッカー アジア大会】

  広州アジア大会の男子サッカー決勝が25日行われ、日本代表(U−21)がUAEを1−0で下しこの大会初優勝を成し遂げ、女子に続いて金メダルを獲得した。
  UAEが主導権を握る展開だったこの試合。前半を0−0で折り返した日本代表は後半29分、CKからゴール前に入ったクロスを受けたDF実藤が放った強烈なシュートが逆サイドのネットに突き刺さり貴重な先制点を上げた。その後のUAEの攻撃をしのぎ切った。


【アジア大会男子サッカー決勝試合結果】
日 本  1−0  UAE
(得点者)
後29分 実藤

<コメント>
  来年行われるロンドン五輪予選へ向けて良い形でこの大会を締めくくりたい関塚監督率いるU21−日本代表。前評判は決して高くなかったが、快進撃を続けついに決勝の舞台にコマを進めた。相手は、この大会優勝候補の一角に挙げられていた北朝鮮や韓国を下したUAE。
  試合はUAEが主導権を握る形となった。日本代表は、中盤でボールを支配する事が出来ず苦しい試合展開となったが、相手にゴールを割らせる事なく前半を終えた。
  後半に入っても主導権を握られる苦しい試合展開となったが、CKから得たチャンスををモノにして先制すると、その後の相手の攻撃を凌ぎ初の頂点に立った。

  この大会での失点は準決勝でのイラン戦の1点のみ。相手との力関係もあるだろうが、準決勝のイラン戦の終了間際、そして決勝のUAE戦に象徴されるようにディフェンスが良かった事がうかがえる。
  一方、攻撃の方で存在感を示したのが大会5得点で大会得点王に輝いたFWの永井選手。W杯南アフリカ大会でもサポートメンバーとして帯同した選手だが、この大会でも相手を抜き去るスピードには目を見張る物があった。
  
  この世代の最大目標であるロンドン五輪。その予選も恐らく険しい道のりとなるだろう。目標に向かって小さいながらも確かな一歩を踏み出した「関塚JAPAN」。今大会のメンバーからどの選手が予選や本大会の舞台に立てるのかは分からないが今回の経験を生かし、各選手がクラブ、大学に戻って更なるレベルアップを図り、来年行われる五輪予選、そして再来年行われる大舞台で青いユニフォームに袖を通しピッチで躍動する姿を見たいものである。 











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2010年11月24日

頂点まで1つ&残る枠(入りたくない枠)もあと1つ!!   【サッカー JリーグJ1&アジア大会】 

   サッカーのJリーグJ1第32節が23日各地で行われ、J1残留圏内ギリギリの15位FC東京は、既に優勝を決めている名古屋グランパスから貴重な勝ち星を上げ勝ち点を35に伸ばした。一方のJ2降格圏内の16位ヴィッセル神戸は大宮アルディージャと対戦したが引き分けに終わり勝ち点を32に伸ばすに留まった。この結果、次節の結果次第で神戸のJ2降格が決まる可能性が出て来た。
  また既に柏レイソル、ヴァンフォーレ甲府が来シーズンJ1昇格を決めているJ2は、アビスパ福岡が23日の試合で勝ち、最後の枠を掴み取った。これでJ1に昇格する3つのクラブが全て出揃った。

【JリーグJ1第32節試合結果】
鹿 島  1−2 磐 田
横浜FM 1−4 浦 和
清 水  2−1 広 島
名古屋  0−1 FC東京
G大阪  2−1 湘 南
大 宮  2−2 神 戸
川 崎  1−2 C大阪 
新 潟  1−1 仙 台
山 形  1−0 京 都
左側がホームチーム

【JリーグJ1順位表(第32節終了時点)】
 1 名古屋 66
 2 G大阪 59
 3 鹿 島 56
 4 C大阪 55
 5 清 水 54
 6 川 崎 52
(中 略)
13 仙 台 38(得失点差−5)
14 大 宮 38(得失点差−8)
15 FC東京35
16 神 戸 32
17 京 都 16(得失点差−31)
18 湘 南 16(得失点差−45)

赤字は既に来シーズンJ2降格が決定しているクラブ

  
  中国の広州で行われているアジア大会男子サッカーでU21日本代表は準決勝でイランを2−1で下し、2年ぶり2度目の決勝進出を果たした。25日、初優勝を懸け、延長で韓国を下したUAEと対戦する。

【アジア大会準決勝試合結果】
日 本  2−1  イラン
(得点者)
前6分   アフシン
前38分  水 沼
後15分  永 井


<コメント>  
  まずはJリーグJ1から。前節、名古屋グランパスが優勝を決めた事もあり焦点は上位3クラブに与えられるアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権争いとJ1残留争いに移った。
  
  J1に残るかJ2に落ちるかはクラブにとって死活問題である。J2から這い上がってくる3つのクラブも決まり、残された降格枠「1」をどこが引くのか。第32節で明暗が分かれた。
  残留ギリギリの15位FC東京は凱旋試合をなった首位名古屋と対戦した。相手が凱旋ムードに包まれようと、「明日なき戦い」を強いられているFC東京にとっては関係ないと言わんばかりに随所で気迫あるプレーを見せた。相手GK楢崎選手の好セーブもあり得点を奪えない時間帯が続いたが前半も中盤に差し掛かった頃、元日本代表の大黒選手がその牙城を崩し先制点を上げると、その後は全員でその1点を守り切り大きな勝ち点3を獲得した。
  一方、先に行われた試合でFC東京が勝った為、大宮戦で勝利を収め勝ち点差1のままで付いて行きたい神戸だったが、リードを守り切れず2−2のドロー。これで5試合連続負け無しとチーム状態が決して悪い訳ではないが、痛い引き分けとなった。
  この後の試合はそれぞれFC東京が山形と京都。神戸は清水と浦和。勝ち点差が広がった事もあり神戸は苦しくなったと言えるだろうか。しかし、こんな時は意外と有利な方に最後に大きな落とし穴が潜んでいるものであるが、果たして結末やいかに・・・。

  そして若き日本代表が奮闘しているアジア大会。昨今の様々な情勢でアウエー状態となっている中国でついに頂点の見える所まで上り詰めた。恐らく今回選ばれたメンバーの何人かがロンドン五輪予選でも戦う事になるだろう。この世代はU-20W杯を経験出来なかった「谷間の世代」と言われているが、タイトルの大きさに関わらず優勝する事で自信になるし、次に繋がると思う。決勝となるUAE戦でも結果を残して最大目標であるロンドン五輪予選、本戦に繋げて欲しい。














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2010年11月21日

「万年優勝候補」の看板が外れた日  苦節18年悲願のJ1初優勝!!【サッカー JリーグJ1第31節】

  サッカーのJリーグJ1第31節の9試合が20日各地で行われ、優勝に王手が掛かっていた名古屋グランパスが玉田選手のゴールで湘南ベルマーレを1−0で下した。2位で追っていた鹿島アントラーズがヴィッセル神戸と引き分けた為、名古屋のJリーグ初優勝が決まった。
  一方のJ1残留争いは11位のジュビロ磐田までは残留が決まった。現在15位のFC東京は川崎フロンターレに敗れ、鹿島と引き分けた16位神戸との勝ち点差は1に縮まった。
  JリーグJ1第32節は23日に行われる。

【JリーグJ1第31節結果】
仙 台 1−3 清 水
浦 和 0−2 G大阪
FC東京1−2 川 崎
湘 南 0−1 名古屋
神 戸 0−0 鹿 島
磐 田 0−0 山 形
C大阪 2−0 横浜FM
広 島 4−0 新 潟
京 都 0−2 大 宮
左側がホーム

【JリーグJ1順位表(第31節終了時点)】
1 名古屋  66
2 鹿 島  56(得失点差+20)
3 G大阪  56(得失点差+19)
4 C大阪  52(得失点差+17)
5 川 崎  52(得失点差+15)
(中 略)
12 仙  台  37(得失点差−5)
13 大  宮  37(得失点差−8)
14 山  形  37(得失点差−14)
15 FC東京 32
16 神 戸  31
17 京 都  16(得失点差−30)
18 湘 南 16(得失点差−44) 

<コメント>
  JリーグJ1が1シーズン制になった2005年から昨年まで優勝争いは最終節までもつれ込んでいたが、今シーズンは夏場にトップに立った名古屋が、その後1度もその座を明け渡すことなく最終節を待たずして優勝を決めた。
  Jリーグ創設時あった10クラブの内の1つ。J2降格は一度もないが、毎年優勝候補に挙げられながら優勝する事が出来ない「万年中位」の状態が長く続いた。そして、監督としてはJリーグが始まってクラブ最長となる3シーズン目を迎えたストイコビッチ氏がクラブ初となるJ1優勝へ導いた。2位に勝ち点差で大きく水を開けての優勝となったが、各試合他クラブを圧倒するような勝ち方をした訳ではなく、とにかく着実に勝ち点を積み上げた結果がこうなったと言う印象がある。現役時にもグランパスで活躍した選手が指揮官としてクラブを率いてのタイトル獲得なだけに関係者、サポーターも感慨深い一日となっただろう。

  優勝を決めた湘南戦は決して良い出来ではなかったと思う。既にJ2降格が決まっている湘南に押し込まれる時間帯が続いたが、それでも少ないチャンスをモノにするのが優勝するに値するクラブ
であると言う事を示した試合でもあった。
  一方4連覇を狙った鹿島は今シーズン、一時トップに立ったものの夏場に勝ち切れない試合が続いた。チームの中心は30代のベテラン選手。来シーズン以降、再び覇権を奪回する為に世代交代が必要な時期に差し掛かっているのかも知れない。その前に天皇杯準々決勝で対戦するJリーグチャンピオンに一矢報いたい所である。

  現在、イングランドプレミアリーグのアーセナルで指揮を執るベンゲル氏や、今や日本代表の中心的存在となった本田選手も所属した名古屋グランパス。W杯南アフリカ大会の日本代表として名を連ねた楢崎選手や闘莉王選手、昨シーズン途中から加入し得点を量産しているケネディ選手等、戦力が充実した2010年。ついに悲願のJ1タイトルを獲得した。この後行われる天皇杯、そして次期ACLでの戦いが楽しみだ。














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2010年10月26日

色褪せる「過去の栄光」!! 名門クラブの行く先は果たして・・・?  【サッカー 欧州各国リーグ】

  欧州各国で熱戦が繰り広げられている国内リーグ戦。前評判通りの力を発揮し上位に位置しているクラブ、実力以上の力を発揮しどこまで上位に食らい付くのかこの後の戦いぶりが楽しみなクラブ等、様々である。そんな中これまで数々のタイトルを獲得し、国を代表する2つの名門クラブが期待通りの成績を残せず不振に喘いでいる。


【屈辱の0−10・・・フェイエノールト(エールディビジ)】
    かつてPSV、アヤックスと並び国内リーグ3強の一角を占めていたフェイエノールト。元日本代表の小野選手(清水エスパルス)在籍時にはUEFA杯を制した名門である。しかし、財政難に陥ったここ数年は目立った成績を残せず、今シーズンも下位に低迷(15位)。2部降格の可能性すらある。先日行われた対PSV戦。国内のファンが注目した一戦で0−10と言う記録的大敗を喫する等、国内、ヨーロッパを席巻した姿は今はどこにもない。(これはフェイエノールトに限らず、残りの2強にも言える事かも知れないが)。新しい者が頭角を表せば古い者が退くのはサッカーに限った話ではないのだが、オランダのサッカーを支えた名門。せめて2部降格だけは免れて欲しいのだが・・・。
   余談だが、オランダと言えばW杯南アフリカ大会での準優勝が記憶に新しいが、主力選手の殆どは国外でプレーしている。代表チームの栄華とは裏腹に、資金面では国外のビッククラブにはかなわず、トッププレーヤーとして成長した選手を引き止める事が出来ない国内リーグの衰退も一方で見え隠れしている気がする。





【名門がまさかプレミアから消える事はないと思うが・・・リバプール(プレミアリーグ)】
   リバプールと言えばマンチェスターUやチェルシー等とイングランドプレミアリーグで4強を形成し、チャンピオンズリーグを何度も制するなど言わずと知れた名門として君臨してきたビッククラブである。ところが昨シーズンは不振に喘ぎ、チャンピオンズリーグの出場権を失うと、今シーズンもプレミアリーグでこれまでの所、上位に上がる事が出来ず降格圏内を彷徨っており、買収問題などサッカー以外の事で話題となっている。シーズンかは始まったばかりであり、上位との勝ち点差はさほど開いていない。ジェラード(イングランド代表)やトーレス(スペイン代表)と言った各国代表プレーヤーが揃っているだけに、奮起を期待したい所である。




   この他にもセリエAのローマ、ブンデスリーガのバイエルンと言った国内リーグを代表するクラブが上位に顔を出せずにいる。近年、上位の顔触れがほぼ固定化しつつあった欧州各国リーグ。来年の春を迎える頃には、お馴染みの顔触れが上位を賑わすのか。それとも勢力図がガラっと変わるのか。各国のリーグ戦は中盤戦に差し掛かろうとしている。











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2010年10月13日

「掴みはO.K」のザックジャパン!! アジア杯制覇に向けて次なる一手は?  【サッカー 日韓戦】

8日のアルゼンチン戦で勝利を収めたサッカー日本代表は12日、敵地で韓国との国際親善試合に臨んだ。
  試合は終始、攻守の切り替えが早い激しい展開となり日韓双方とも何度か得点を奪うチャンスがあったが、ゴールネットを揺らす事は出来ず0−0のスコアレスドローとなった。
  W杯南アフリカ大会で16強に入る躍進を見せた日本代表の2010年の戦いはこの韓国戦が最後となった。日本代表は2011年1月にザッケローニ監督就任後、初の国際大会となるアジアカップに臨む。

【試合結果】
韓 国  0−0 日 本

<コメント>
  2014年のW杯ブラジル大会に向けて始動したザックジャパン。初戦でアルゼンチンを下し幸先良いスタートを切った。2戦目の相手は永遠のライバル韓国と敵地の乗り込んでの対戦。W杯南アフリカ大会では共にグループリーグを突破した好敵手である。日本は今年に入ってこのライバルから勝ち星を上げる事が出来ない上に弟分のU−19代表が苦汁を舐める結果となった。兄貴分としては例え親善試合でも威厳を示す結果を残し、スッキリして来年に繋げたい所である。

  仕事の関係でデレビ中継を見る事が出来ず帰りの電車で文字速報を追った。スタメンにDF登録の選手が3人しかおらず、ライバル相手にザッケローニお得意の3−4−3のお披露目かと思ったが、家に帰ってから見たVTRでは4バック。MF登録の今野選手がCBと言う事で納得しつつ続きを見た。
  日韓両国とも得点を奪う事が出来ずスコアレスドローに終わったが親善試合とは思えない程、両国選手が終始アグレッシブに動きなかなか見応えのある内容だったと思う。なかなか親善試合で真剣勝負が出来にくい環境にある日本代表にとって、真剣に相対してくれるライバルが近くにいるのは有難い事である。
  
  攻撃の方はアルゼンチン戦同様、本田選手を始め前線の選手に、縦への突破を試みてシュートを打つ姿勢が見られ、後半3トップになってからはボランチの長谷部選手も鋭いドリブルで相手ディフェンスを切り裂くシーンが見られた。この2戦、縦へボールを運ぼうとする、今まで余り見られなかった姿は新鮮に感じた。後は突破した後のシュートの精度とフォローに入る選手がどれだけいるか、それと試合後、ザッケローニ監督が言っていたように試合の流れによって緩急ある攻撃が出来るかが課題だろうか。これまでとは違った面が見られた事で今後に期待の持てると、多くのサポーターが感じた事だろう。
  
  一方、ディフェンスはこれまで最後の砦を守ってきた闘莉王選手や中澤選手等の怪我もあって、センターバックとゴールキーパーに新しい選手が起用された。相手に攻め込まれるシーンがあったのも確かだが、2戦とも無失点で乗り切ったのは今後に向けて自信になるだろう。中盤でプレッシャーを掛けてボールを奪う組織的なディフェンスも効いていた。W杯で得た自信がそのまま生きている事を証明した2試合だったのではないだろうか。

  年が明けると早速アジア杯が行われる。W杯ブラジル大会へ繋がる重要な大会である。まずは予選が免除されるシード権、いや先の話になるのだがW杯大会前に行われるコンフェデレーションズ杯出場権を得る為にも是非ともアジアの頂点の座を奪い返して欲しい。














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2010年10月09日

鮮烈なデビューを飾った「ザックジャパン」!! 真価が問われる次の日韓戦  【サッカー 国際親善試合】

   サッカーの国際親善試合、キリン・チャレンジカップの日本×アルゼンチンが8日、埼玉スタジアムで行われ日本が1−0でアルゼンチンを下し、対アルゼンチン戦7戦目で初勝利を挙げた。
  日本は前半19分に長谷部選手(ウォルフスブルク)のシュートをGKがはじき、こぼれたボールに走り込んだ岡崎(清水)選手が決めて先制すると、その後のアルゼンチンの攻撃を凌いだ。

  ザッケローニ監督が初采配を振るうと言う事で注目を集めた試合で勝利を収めた日本代表は12日、韓国とソウルで国際親善試合を行う。


【試合結果】

日 本 1−0  アルゼンチン
(得点者)
前19分  岡 崎

<コメント>
  ザッケローニ監督が日本代表監督に就任して初めてベンチで指揮を執ると言う事、その相手が世界の強豪アルゼンチンと言う事で注目を集めたこの試合で、「ザックジャパン」が勝利を収め好スタートを切った。
  世界最高峰のプレーヤーであるメッシ選手を筆頭にテベス、ミリート、イグアイン等ヨーロッパのトップリーグで活躍する選手が多く来日したアルゼンチン。日本で行われた親善試合でこれだけの選手を揃えて来日した国がかつてあっただろうか。まずはこれだけの選手を揃え怪我の影響の為、当初顔見せ程度と言われていたメッシ選手を最後まで出場させてくれたアルゼンチンの関係者に敬意を表したい。
  ザッケローニ監督率いる新生日本代表にとってこれ以上ない相手。そのザックジャパンのスタメンの顔触れを見ると11人の内、7人が海外組。W杯南アフリカ大会では、お隣韓国のスタメンの殆どが海外組だったが、日本もいよいよそんな時代に突入したかと思いながら試合を見ていた。その大会での躍進がなければW杯後、海外に渡る選手がこれほど多くはならなかったのだろうが・・・。

  さて試合の方は、日本が全体を通してアグレッシブなプレーを見せた。ザッケローニ監督は合宿中、縦への突破を意識付けさせたようだが、ブンデスリーガで目覚しい活躍を見せている香川選手を始め、これまでの代表戦でありがちだった意味のない横パスではなく縦にボールを運びシュートまで持って行く意識が見られた事は評価して良いと思う。
  一方のディフェンスは、中盤でのプレスが効きアルゼンチンのミスを誘った。W杯で見せた守備力をそのまま発揮した。試合の終盤はアルゼンチンのパスワークに翻弄されながらもゴールを割らせなかったのは、チームとしてW杯での経験が活きたと言えるだろうか。
  
  試合終了後、メディアや各新聞は「歴史的な勝利」と称えていた。確かにこれまで勝てなかったアルゼンチンを下した事は今後の自信に繋がると思う。一方で昨日のアルゼンチンは本来のアルゼンチンではなかったと言う事も忘れてはならない。香川選手が試合後のインタビューで「相手は本気ではなかった。」と語っていたが、アルゼンチンの動きが鈍かったのも確かだ。それでもメッシ選手は、日本のディフェンスを切り裂き決定的なパスを繰り出し見ている者を唸らせた。恐らく来年日本が招待を受けている来年のコパ・アメリカ(南米選手権)では今回のようには行かないだろう。逆に今回と同じような結果を残せば、本当の意味で世界を驚かす事になると思うが・・・。
  今回の勝利を「勝っちゃった」ではなく「勝った」と印象付ける為には、12日に行われる韓国戦が重要になる。今年最後となる代表戦で来年以降に繋がるような結果、内容を残す事を期待したい。














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2010年10月07日

世界への扉をこじ開け、輝くか?「プラチナ世代」!!【サッカー U−19アジア選手権】

  10月3日から中国で行われているサッカーのU−20W杯予選を兼ねたU−19アジア選手権。グループCのU-19日本代表は初戦となる4日、前回大会の覇者UAEと対戦し、ロスタイムに指宿選手が勝ち越しゴールを上げて2−1で勝利を収めると、続く第2戦(6日)のベトナム戦では宇佐美選手のハットトリックの活躍で4−0と圧勝。1試合(対ヨルダン戦)残してグループトップで決勝トーナメント進出を決めた。決勝トーナメント初戦はグループDの2位の国と(韓国かオーストラリア)とU−20W杯行きのキップを懸けて対戦する。
   
  この大会は参加16カ国が4つのグループに分かれて1回戦総当りのリーグ戦を行い各グループ上位2カ国が決勝トーナメント進出。準決勝に進出した上位4カ国が2011年コロンビアで行われるU−20W杯のアジア代表として出場する。


【グループC試合結果(日本関係分のみ)】

日 本  2−1 UAE
(得点者)
後 8分  オウンゴール(日 本)
後45分  A・ハリル(UAE)
後46分  指 宿(日 本)


日 本  4−0  ベトナム
(得点者)
前 8分  六 平
前46分  宇佐美
後32分  宇佐美
後45分  宇佐美

<コメント>
  8日に初陣となるアルゼンチン戦を控え、ザッケローニ監督がどんな戦術を採り采配を振るうのか注目が集まっているサッカーの日本(A)代表。そしてロンドンオリンピック、その後のW杯ブラジル大会でブレークする人材が出て来る事が期待されている2つ下のカテゴリーのU-19日本代表は世界への扉をこじ開けるべく、尖閣諸島の問題で反日感情が高まっている隣国の中国で奮闘している。
  
  この世代、特に92年生まれの世代は「プラチナ世代」と呼ばれ、今回のチームの中心的な存在であるG大阪の宇佐美選手を始め、将来を有望視されている選手が多く存在する世代である。彼らの中からどれだけの選手がオリンピック代表、そしてW杯ブラジル代表に選ばれるのか。その為には、やはりこの大会を勝ち抜き、世界の舞台に立つ事が次のステップに進む為の最低条件となるであろう。

  U−20W杯出場権が懸かる決勝トーナメント初戦の相手は、前回大会で完膚なきまでに打ちのめされW−20エジプト大会出場権を奪われた韓国か。それともA代表でも凌ぎを削っているオーストラリアか。どちらも前回大会のアジア代表であり、今大会最も難しい相手だと思う。おまけに戦いの場は「完全アウエー」の中国。ここ数年各世代で世界大会を経験している日本代表だが、ポッカリ穴の開いてしまったこの世代で再び世界の舞台に立つ事を期待したい。








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2010年09月18日

ザックも動いた「ダービーデー」!! 代表選手発掘の手応えは・・・?【サッカー JリーグJ1第23節】

  サッカーのJリーグJ1第23節9試合の内、7試合が各地で行われた。
  ザッケローニ日本代表監督が視察に訪れた首位、名古屋グランパス×横浜Fマリノスは先制された名古屋が後半3分、日本代表入りを目指す金崎選手のゴールで追い付き1−1のドロー。勝ち点を48に伸ばした。
  また、名古屋を追う鹿島アントラーズはマルキーニョス選手のハットトリックの活躍で3−0と大宮アルディージャを圧倒し2位に浮上した。大阪ダービー、セレッソ大阪×ガンバ大阪は3−2でガンバ大阪が勝って4位。敗れたセレッソ大阪は3位となった。

  JリーグJ1第23節の残り2試合、東北ダービーのベガルタ仙台×モンテディオ山形、アルビレックス新潟×京都サンガが行われる。


【Jリーグ第23節結果(18日分)】
広 島 1−1 神 戸
磐 田 2−1 FC東京
名古屋 1−1 横浜FM
鹿 島 3−0 大 宮
浦 和 1−1 清 水
湘 南 1−6 川 崎
G大阪 3−2 C大阪
左側がホーム

【JリーグJ1順位表(暫定)】
1 名古屋   48
2 鹿 島   43
3 C大阪   40(得失点差+16)
4 G大阪   40(得失点差+12)
5 清 水   40(得失点差+10)
(中 略)
15 FC東京   21(得失点差−6)
16 仙 台   21(得失点差−8)
17 京 都   14(得失点差−19)
18 湘 南    14(得失点差−27)  
チーム名右側の数字は勝ち点。太字は23節未消化クラブ 

<コメント>
  JリーグJ1も残す所、各クラブ約10試合となりチーム関係者、サポーターにとっては優勝争いやJ1残留争い等、順位が気になり出す時期となった。
  まず優勝争いの方は名古屋グランパスがリーグ初制覇へ向け一歩抜け出した格好となっている。それを追うのがリーグ4連覇を狙う鹿島、大阪勢など。優勝争いと共に次回、アジアチャンピオンズリーグ出場権も懸かる位置だけに最終節まで気の抜けない戦いが続きそうだ。
  そして、優勝争い以上に悲喜交々な残留争い。京都と湘南がやや引き離されたが、残る入ってはいけない1枠は熾烈である。今節勝ち星を落としたFC東京がベガルタ仙台と勝ち点で並んだまま。19日の結果次第では、昨シーズンは一時優勝争いを演じたFC東京が降格圏内に落ちる可能性も出て来た。神戸などその上のクラブも勝ち点差はそれほどなく、こちらもチーム関係者にとっては胃の痛くなる日々が続きそうだ。

  第23節は「神奈川」、「大阪」、「みちのく」と近隣クラブ同士の戦い、いわゆるダービーマッチが組まれた。また、10月の親善試合で初采配を振るうザッケローニ監督も再来日して早速、J1の試合を視察した。協会関係者のプランなのか、ザッケローニ監督が見たい選手が出場する試合を選んだのかは不明だが、今節は昼間の名古屋×横浜FM、そして大阪に移動してC大阪×G大阪の2試合を視察した。19日は新潟×京都戦を視察するようである。
  その代表指揮官が目を光らす中、名古屋の金崎選手、G大阪の宇佐美選手、C大阪の乾選手と言った代表入りを目指す若手選手がゴールを決めアピールした。
  
  そんな若手選手がアピールする中で個人的に目を引いたのが、南アフリカ大会で悔しい思いをし代表からの引退を既に表明している横浜FMの中村選手。W杯後は、ほぼ全試合でフル出場し2ゴールを決める等、動きに精彩を欠いたW杯直前とは見違えるような動きを見せており、コンディションはかなり良いように見える。テレビ中継されていた名古屋戦を見たが、この試合でも先制点を演出し、他にも決定機を作り出す等、精力的な動きを見せていた。
  
  W杯後の中村選手の言動から、例え代表レベルの動きを取り戻しても「JAPAN BLUE」のユニフォームに袖を通す事は二度とないと思われるが、彼が海外デビューを果たしたイタリアからやって来た代表指揮官の目にはどう映ったのだろうか。








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2010年09月16日

1年の計は秋にあり!? いよいよ始まった「Road To Wembley」!!【サッカー 欧州チャンピオンズリーグ】

  今シーズンのヨーロッパクラブチャンピオンを決めるサッカーのヨーロッパチャンピオンズリーグが14日(現地時間)開幕し、グループリーグ16試合(14日、15日で8試合ずつ)が行われた。

  昨シーズンのチャンピオン、インテル(イタリア)はアウエーでトウェンテ(オランダ)と対戦しW杯南アフリカ大会でも活躍したスナイデル選手のゴールで先制したものの、オウンゴールを献上するなど守備が乱れ2−2のドローに終わった。一方、昨シーズンの同大会決勝でインテルに敗れ準優勝だったバイエルンM(ドイツ)はローマをホームに迎え2−0で勝ち、白星スタートとなった。
  この他スペインの2強、バルセロナとレアル・マドリードは共に勝利を収め、好スタートを切った。また、プレミアリーグ勢ではチェルシーは圧勝したものの、マンチェスターUはレンジャーズ(スコットランド)相手にスコアレスドローに終わった。
  
  ヨーロッパチャンピオンズリーグ2010-2011は、グループリーグはホームアンドアウエー方式で行われ、各グループ上位2クラブまでが決勝トーナメントに進出する。5月にウェンブリー・スタジアムで決勝が行われる。


【ヨーロッパチャンピオンズリーグ グループリーグ14日、15日の試合結果】
◎9月14日結果分
・グループA
トゥエンテ(オランダ)   2−2  インテル(イタリア)
ブレーメン(ドイツ)    2−2  トッテナム(イングランド)
・グループB
ベンフィカ(ポルトガル)  2−0  ハポエル・テルアビブ(イスラエル)
リヨン(フランス)      1−0  シャルケ04(ドイツ)
・グループC
マンチェスター・U(イングランド) 0−0  レンジャーズ(スコットランド)
ブルサルスポル(トルコ)  0−4  バレンシア(スペイン)
・グループD
バルセロナ(スペイン)    5−1  パナシナイコス(ギリシャ)
コペンハーゲン(デンマーク)1−0  ルビン・カザン(ロシア)

◎9月15日結果分
・グループE
バイエルン(ドイツ)     2−0 ローマ(イタリア)
CFRエコマックス・クルイ(ルーマニア)2−1 FCバーゼル(スイス)
・グループF
MSKジリナ(スロバキア)  1−4 チェルシー(イングランド)
マルセイユ (フランス)  0−1 スパルタク・モスクワ(ロシア)
・グループG
R・マドリード(スペイン) 2−0 アヤックス(オランダ)
ACミラン(イタリア)   2−0 オセール(フランス)
・グループH
アーセナル(イングランド) 6−0 ブラガ(ポルトガル)
シャフタル・ドネツク(ウクライナ) 1−0 パルチザン・ベオグラード(セルビア)

<コメント>
  日本のJリーグと異なり、秋に始まり春に終わるヨーロッパのサッカーシーズン。春秋制だったロシアも2012年から秋春制に移行するようで、Jリーグでもこの問題が再び議論される事態になるのか注目される。

  さて、ヨーロッパ各国リーグは既に開幕しており各地で熱戦が繰り広げられているが、その各国リーグから選りすぐられた32のクラブの間で争われるヨーロッパクラブNo.1決定戦、チャンピオンズリーグも14日開幕した。この後各国リーグ、代表戦の合間を縫って来年の5月まで長い戦いが行われる。果たして最後に優勝カップを頭上に掲げるのはどのクラブになるのか。

  グループリーグ注目のグループであるグループGは、レアル・マドリードとACミランが順当に初戦をモノにした。特にACミランはバルセロナから移籍(レンタル)したイブラヒモビッチ選手が2ゴールを決める活躍を見せた。またグループDのバルセロナはメッシ選手の活躍でパナシナイコスを寄せつけず圧勝。こちらも好スタートを切った。
  一方、前回大会チャンピオンのインテルはドロー発進。今シーズンから指揮官がモウリーニョ氏から前リバプール監督のベニテス氏にバトンタッチしているが、昨シーズン味わったリバプールでの悪夢を払拭し、イタリアの地で結果を残す事が出来るか。

  W杯南アフリカ大会で活躍した選手、そうでなかった選手。そして、その舞台に立つ事すら出来なかった有力選手。今シーズン、ヨーロッパのサッカー界を賑わすのは果たして誰になるのか。そしてヨーロッパチャンピオンに導く指揮官は誰なのか。秋の訪れと共に熱気をを帯び始めるヨーロッパのサッカーに注目したい。














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2010年09月14日

いよいよ始まる「サッカーの聖地」を目指す戦い!! 【サッカー 欧州CL】

  サッカーのヨーロッパクラブNo.1を決める大会として世界中から注目されているヨーロッパチャンピオンズリーグのグループリーグが14日(現時時間)、ヨーロッパ各地で開幕する。

  前回大会優勝のインテル(イタリア)を始め、昨シーズンの各国リーグ優勝クラブやプレーオフを勝ち上がって来たクラブ等、32のクラブが8つのグループに分かれ、ホーム&アウエー方式で行われるグループリーグ。各グループ上位2クラブまでが決勝トーナメントに進出する。
  
  その組合せ抽選会は8月26日に行われ、以下の通りとなっている。注目は前回大会に続き同じグループとなったレアル・マドリード(スペイン)とACミラン(イタリア)が属するグループGだろうか。
  昨シーズン、インテルをヨーロッパチャンピオンに導き、堅守速攻の戦術がその後行われたW杯南アフリカ大会にも少なからず影響を与えたモウリーニョ氏が、今シーズンはレアル・マドリードを率いる。果たしてどんな采配を振るうのか。一方のACミランはブラジル代表ロビーニョ選手、スウェーデン代表イブラヒモビッチ選手を獲得し充実を図った攻撃力を発揮できるか。このグループには他にオランダの強豪アヤックスやプレーオフでロシアの強豪ゼニトを下したオセール(フランス)が入った。目が離せない戦いが続く事が予想される。

  この他、インテルはグループAに入り昨シーズンのプレミアリーグ4位のトットナム(イングランド)、ブレーメン(ドイツ)等と、バルセロナ(スペイン)は今シーズンロシアリーグで上位争いをしているルビン・カザン(ロシア)等とグループDに入っている。

  今大会のファイナルの会場はサッカーの聖地、ウェンブリー・スタジアム。果たして長い戦いの末にその舞台に上がるのはどのクラブなのか。

【欧州チャンピオンズリーグ2010-2011 グループリーグ組合せ】
◎グループA
インテル・ミラノ(イタリア)
ブレーメン(ドイツ)
トットナム(イングランド)
トウェンテ(オランダ)

◎グループB
リヨン(フランス)
ベンフィカ(ポルトガル)
シャルケ(ドイツ)
Hテルアビブ(イスラエル)

◎グループC
マンチェスターU(イングランド)
バレンシア(スペイン)
レンジャーズ(スコットランド)
ブルサスポル(トルコ)

◎グループD
バルセロナ(スペイン)
パナシナイコス(ギリシャ)
コペンハーゲン(デンマーク)
ルビン(ロシア)

◎グループE
Bミュンヘン(ドイツ)
ローマ(イタリア)
バーゼル(スイス)
クルージュ(ルーマニア)

◎グループF
チェルシー(イングランド)
マルセイユ(フランス)
Sモスクワ(ロシア)
ジリナ(スロバキア)

◎グループG
ACミラン(イタリア)
Rマドリード(スペイン)
アヤックス(オランダ)
オセール(フランス)

◎グループH
アーセナル(イングランド)
シャフタル・ドネツク(ウクライナ)
ブラガ(ポルトガル)
パルチザン(セルビア)

太字は昨シーズンのチャンピオンズリーグでグループリーグ突破を果たしたクラブ。











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2010年09月09日

永遠のライバル、それぞれの道!! 【サッカー ナビスコ杯など】

サッカーのナビスコ杯準々決勝第2戦が8日行われ、川崎、磐田、清水、広島の4チームが勝ち進み、29日と10月10日に行われる準決勝に進出した。
   前回準優勝の川崎フロンターレは中村選手のゴール等で3−1と鹿島アントラーズを下し2戦合計4−3で準決勝にコマを進めた。
   この他、清水エスパルスとサンフレッチェ広島はアウエーゴールの差で、ジュビロ磐田は7年ぶりに準決勝に進出した。前回チャンピオンのFC東京は敗退した。
   ナビスコ杯準決勝は磐田×川崎F、清水×広島の組合せで行われる。

  また日本代表GK楢崎正剛選手が7日に行われたグアテマラ戦の後、代表からの引退を表明した。

【ナビスコ杯準々決勝第2戦結果】
川 崎 3−1 鹿 島
 (2戦合計4−3)

清 水 0−0 FC東京
 (2戦合計1−1)
アウエーゴール数の差で清水の勝ち

仙 台 0−0 磐 田
 (2戦合計2−1)

G大阪 1−2 広 島
 (2戦合計2−2)
アウエーゴール数の差で広島の勝ち
  
<コメント>
  Jリーグにナビスコ杯に天皇杯、そして代表戦と残暑厳しい中、過密日程となった9月上旬。春から始まった今シーズンも後半に差し掛かりタイトル獲得を目指して戦っている選手、特に南アフリカで厳しい戦いを続けてきた選手にとっては、疲労が出始める或いはピークに達する頃だろう。

  さてナビスコ杯も大詰め。ベスト4が出揃った。我が地元のベガルタ仙台が敗れたのは残念だが、サッカー王国と言われた静岡の2チームが勝ち残る等、面白い組み合わせとなった。果たして国立で「静岡ダービー」が見られるのか。

  話しは変わるが、先日行われたグアテマラ戦終了後、長きに渡り日本のゴールを守り続けて来た名古屋グランパスの楢崎選手が代表から退く事を表明した。第一線で戦って来たサッカー選手として年齢的にはそろそろセカンドキャリアを考える時期だが、他のポジションに比べて息の長い選手が多いGK、しかも衰えが目立つならまだしも、Jリーグトップをひた走るクラブの守護神の代表引退と言う事もあり驚いた。しかしこれは本人の決断した事であり尊重されるべき事である。W杯終了後から引き際を考えていたようだが、やはり名古屋時代の後輩である川島選手が一本立ちした事が大きな要因となったのかも知れない。これからは名古屋グランパスを日本一、アジアNo.1に導くよう頑張って欲しいと思う。(ザッケローニ監督に口説かれて翻意する可能性もあるような気がするが・・・)

  一方楢崎選手と代表で長年凌ぎを削ってきたジュビロ磐田の川口選手は引き続き代表入りを目指すと言う。その川口選手が所属するジュビロ磐田は久々にカップ戦ベスト4にコマを進めた。今シーズンはJリーグでなかなか上位に進出出来ないでいるが、カップ戦でアビールする事が出来るか。

  2人はフランス、ドイツW杯で川口選手、W杯日韓大会で楢崎選手と、偶然のサイクルなのかW杯で交互に日本のゴールマウスを守ってきた。南アフリカ大会では当初、楢崎選手が守るものと思われた。しかし、大会直前の合宿での川島選手の急成長により、2人とも代表メンバーには選ばれたものの一度もピッチに立つ事はなかった。

 片や代表から退きクラブに貢献する道を選び、片やその座を追い求める道を選んだ。凌ぎを削ったライバルは今後、別な道を歩もうとしている。








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2010年09月08日

これで見納め「原ジャパン」!!指揮権はいよいよザックの手に・・・  【サッカー  日本×グアテマラ(親善試合)】

  サッカーのキリン・チャレンジカップ、日本×グアテマラが7日、大阪・長居陸上競技場で行われ、森本選手が2得点を上げる活躍を見せた日本が2−1で競り勝った。
  序盤から試合を優位に進めた日本は前半12分に長友選手からのクロスを森本選手が頭で合わせて先制すると、続く20分に本田選手からのスルーパスを受けた香川選手が放ったシュートのこぼれ球に反応した森本選手が2点目を上げた。直後にミスから失点し2−1となったが、そのまま逃げ切った。
  原強化担当技術委員長が監督代行を務めるのはこの試合が最後。10月8日に埼玉スタジアムで行われる国際親善試合(アルゼンチン戦の予定)からザッケローニ監督が指揮する。

【試合結果】
日 本 2−1 グアテマラ
(得点者)
前12分 森 本
前20分 森 本
前22分 ロドリゲス  

<コメント>
  8月中に新しい指揮官が決まった事で2試合限定となった「原ジャパン」。最後の相手は北中米のグアテマラ。サッカーが強いと言う印象がない国相手にどんな試合をして、次の「ザックジャパン」に繋ぐのか注目された。

  ここ最近、Jリーグにナビスコ杯など日程が厳しくなっているせいか、怪我等で戦列を離脱する選手が多くいた事やスタンドで目を光らす新指揮官に多くの選手を見てもらいたいと言う事もあったのだろう。先日のパラグアイ戦からスタメンがかなり入れ替わり試合は始まった。

  そのイタリア人指揮官が目を光らす中で得点を上げたのが、イタリア1部リーグセリエAでプレーしている森本選手だった。特に長友選手のピンポイントクロスを相手ディフェンダーのマークを振り切って頭で合わせて挙げた1点目は精度が高かった。また、得点を演出したのも長友選手も今シーズンから戦いの場所をセリエAに移した選手。これから選手選考と共に攻撃の形を模索するであろう指揮官にとって、自身と同じくイタリアと縁のある選手の活躍は心強いだろう。

  その一方で試合内容として見るべきものがあったのは2点を取る所までであった。2点目を取った直後に気の緩みが出たのか、不用意なミスから1点を奪われて楽勝ムードは一気に吹き飛んだ。その後も何度かあったチャンスを逃し、代表経験の少ないメンバーだったとは言えディフェンスも安定さを欠くシーンが見られた。そう言う意味で勝つには勝ったがこの勝利を手放しで喜ぶ事は出来ないような気もする。
  ザッケローニ監督がディフェンスの柱に誰を据えるのか分からないが、日本相手に引いてカウンターを狙うパターンが多いアジア各国の戦術を考えると、失点した時のように中央付近でボールを奪われる事は致命傷となりかねない。今後、繰り返さないよう注意しなくてはいけない。

  W杯のメンバーに新たな血を加えて得られた収穫とクリアすべき課題を見せつつも取り敢えず結果を残して原ジャパンは、ザックジャパンにバトンを渡す事が出来た。最初の公式戦となるアジア杯までに組まれているテストマッチは2試合。そこでどの程度課題が修正されるのか。サッカーの本場イタリアで揉まれたザッケローニ監督の手腕が発揮される時が近付いている。











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2010年09月05日

ピッチにもペンチにもいなかった「10番」!! 「ザックジャパン」で10番を身にまとうのは誰? 【サッカー 日本×パラグアイ(国際親善試合)】

   サッカーの国際親善試合、キリン・チャレンジカップの日本×パラグアイが4日行われ、W杯南アフリカ大会決勝トーナメントでP.K戦の末、敗れたパラグアイと対戦した日本代表は後半19分、今シーズンからブンデスリーガのドルトムントに移籍した香川選手がが得点し1−0で競り勝った。
  日本は7日、大阪・長居陸上競技場でグアテマラと対戦する。


【試合結果】
日 本  1−0  パラグアイ
(得点者)
後19分 香 川

<コメント>
  W杯決勝トーナメントの激闘から約2ヶ月。すったもんだの末に新しい指揮官も決まり、いよいよ新生日本代表が動き出した。

  W杯後、香川選手、内田選手、矢野選手など日本代表を経験したJリーガーの多くが海外に渡った。これもW杯で日本が躍進した影響がもたらしたものだろう。他にも既に海外で活躍している本田選手、松井選手、森本選手・・・。4年後のW杯では、今大会の韓国のように海外組の多くがスタメンを占める事になるかも知れない。現状を考えると、逆にそうならないと4年後の上位進出は難しいような気がする。海外に渡った選手は出来るだけ長い期間、そこで活躍して欲しいものである。

  さて最初の公式戦の相手はW杯で敗れたパラグアイ。マスコミが試合前からやたらと「リベンジマッチ」と持ち上げた試合である。結果は今シーズンからブンデスリーガのドルトムントに移籍した香川選手が得点し1−0で日本代表が勝利を収めた。本気度も違えば、出場していた選手も違い、おまけに日本は代行監督と、やはりW杯の借りはW杯で返してこそ本当にリベンジを果たしたと言えると思う。しかし、取り敢えず新生日本代表の最初の試合で結果を残した事で無事に船出したのもまた事実である。

  試合は、次のステージを意識して慎重な姿勢だったW杯南アフリカ大会の時とは違って攻撃的な姿勢が随所に見られた。(親善試合だったからかも知れないが)その中で存在感を示したのがゴールを決めた香川選手。それ以外にも積極的に仕掛ける等、アグレッシブなプレーを見せた。W杯南アフリカ大会でメンバーに選ばれなかった悔しさもあるだろうが、やはりブンデスリーガと言う厳しい環境に身を置いている事が大きいのだろう。この後順調に成長すれば4年後、日本のエースとなり得る選手である事は間違いない。

  この試合を見ていて、もう1つ気づいた事がある。選手それぞれに背番号に対するこだわりがあると思うし、別に背番号でサッカーをする訳ではないと思うのだが、11番と共にこれまで代表の試合で華を飾っていた「10番」を身に付けた選手が今回はピッチにもベンチにもいなかった事である。既存のメンバーはW杯と同じ番号だったし、新メンバーに10番は荷が重いと言う配慮もあったと思うが、それにしても日本代表の公式戦でエースナンバー不在と言うのは珍しい現象ではないだろうか。
  これまで日本の10番と言えば木村(和)選手、ラモス選手、名波選手、中村(俊)選手等、歴代の代表で中心的な存在だった選手が付けていた番号。果たしてザッケローニ・ジャパンでは誰がエースナンバーを付ける事になるのか。そちらにも注目したい。
















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