2011年03月10日

サッカーは世界地理を学ぶ最適な教材!!かも? 【サッカー 欧州CL】 

  サッカーのヨーロッパクラブNo.1を決めるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第2戦8試合の内、4試合が8日、9日行われ、2大会ぶりの優勝を目指すバルセロナ(スペイン)を始め、日本代表で活躍する内田選手が所属するシャルケ04(ドイツ)、シャフタール・ドネツク(ウクライナ)、トッテナム(イングランド)がベスト8にコマを進めた。シャルケのベスト8進出はクラブ史上2回目。トッテナム、ドネツクは共に初のベスト8進出。

  今大会優勝候補の一角に挙げられているバルセロナは、攻めてはアルゼンチン代表のメッシ選手が2ゴールを挙げ、守ってはアーセナルをシュート0本に抑える等、完勝でイングランドの強豪を退けた。また、シャルケ04、シャフタール・ドネツク、トッテナムもそれぞれ強豪を下しベスト8に進出した。

  欧州CLの1回戦第2戦の残り4試合は、現地時間の15日、16日に行われる。


【欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦結果(8日、9日分)】
バルセロナ  3−1  アーセナル
    (2試合合計4−3)

シャフタル・ドネツク  3−0  ローマ
      (2試合合計6−2)    

トッテナム  0−0  ACミラン
  (2試合合計1−0)

シャルケ04  3−1 バレンシア
  (2試合合計4−2)

<コメント>
  ヨーロッパクラブNo.1を決めるサッカーの欧州チャンピオンズリーグ。ベスト8行きを懸けた戦いはホーム&アウエーの第2戦が始まり8つあるイスの内、4つがイスが埋まった。
  
  各国リーグの優勝クラブ、上位進出クラブが集うこの大会。勝負に絶対はあり得ないのだが、世界トップクラスの選手を多数擁するバルセロナは別として、残り3チームは格、実績という点においては敗れたチームの方が上であると思われ、大きくは無いがそれなりに波乱の結果だったといえるのかも知れない。この大会8強の仲間入りをしたのはシャルケ04が2回目、ドネツクとトッテナムは共に初めてとなり新鮮な顔触れとなった。

  この内、初のベスト8入りを果たしたシャフタール・ドネツク。ウクライナのドネツクと言う都市がホームタウンである。ウクライナのサッカークラブと聞いて真っ先に思いつくのが、ディナモ・キエフと言うクラブだが、シャフタール・ドネツクも2000年代に入って国内リーグで5回チャンピオンに輝き、2008年−2009年シーズンにはUEFAカップ(現在のヨーロッパリーグ)を制する等、急速に力を付けて来た。決勝トーナメント初戦となるイタリアの強豪、ローマ相手に敵地で勝利をモノにすると、第2戦となるこの試合でも退場者を出したローマを圧倒した。この後もビッククラブとの対戦が続くと思われるが、ジャイアントキリングを果たす事が出来るだろうか。
  
  ところで「ドネツク」と聞いて、学生の時に社会の地理で習った事を思い出した。旧ソ連について勉強した時の事だが、ドネツクと言えば炭鉱で栄えた工業都市。ドネツ炭田と言う炭鉱の名称を覚えている人もいるだろう。この辺りは工業地帯として有名で他にクリボイログ鉄山があり、また穀倉地帯で有名なチェルノーゼム(黒土地帯)を有する等、地理で習った用語が出て来る。
  工業地帯と言えば、内田選手が所属するシャルケ04のホームタウン、ゲルゼンキルヘンも石炭で栄えた都市であり、こちらも地理で習ったルール工業地帯の一角にある。ただルール地方の代表的都市として挙げられるのは、香川選手が所属するドルトムントであり産業の衰退によって人口が減り続けているゲルゼンキルヘンと言う都市が教科書に出てくる事は恐らく無いと思われる。小生もドイツワールドカップが行われた時に初めて聞いた都市だった。

  今回は話が完全に脱線してしまったが、洋楽から英語に興味を持った人もいるように、サッカーから各国の地理や文化に興味を持つと言うのもアリのような気がする。














人気ブログランキングへ
→ サッカーから世界を知ったり学んだりするのも一つの方法だ、と思う方ははクリックをお願い致します。


にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村
posted by スポーツ職人201X at 16:48| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月07日

連覇か?初か?返り咲きか? 王座を巡る争い2011 KICK OFF!!  【サッカー JリーグJ1】

 サッカーのJリーグが開幕しJ1では5日、6日に9試合が各地で行われた。
  
  この内ホームで横浜Fマリノスと対戦した、昨シーズンのJリーグチャンピオン名古屋グランパスは相手に先制される苦しい試合展開だったが、試合終了間際に得たP.Kをケネディ選手が決めて辛くもドローに持ち込んだ。
  この他、アジアチャンピオンズリーグ出場組同士の対戦となったG大阪×C大阪の「大阪ダービー」はG大阪に軍配が上がり、今年の元旦に行われた天皇杯を制した鹿島アントラーズは点の入れ合いとなり引き分け、J1に復帰した柏レイソルが3−0で清水エスパルスを下した。

  サッカーJリーグJ1はホーム&アウエーの2回戦総当り方式で12月初旬まで行われる。

【JリーグJ1第1節試合結果(左側がホーム)】
甲 府  0−1  磐 田
名古屋  1−1  横浜Fマリノス
G大阪  2−1  C大阪
広 島  0−0 仙 台
福 岡 0−3  新 潟
川崎F  2−0  山 形
柏   3−0  清 水
神 戸 1−0  浦 和
鹿 島  3−3 大 宮

<コメント>
  サッカーのシーズン幕開けを告げるJリーグの2011シーズンが開幕し各地で熱戦が繰り広げられた。
週末の土、日曜はスカパーが無料視聴だった事もあり、我が家のように契約していなくても全チャンネル見る事が出来た。J1の試合もほぼ全てカバーされていた為、どの試合を見るか迷ったが結局、NHKで放映されていた名古屋×横浜Fマリノスの試合を見る事に。
  ところで話は脱線するが、以前とある番組で現代の若者が結婚出来ない理由として、品物の多い店でどれを選べば良いか迷った挙げ句、どれも選べす帰ってしまう客が多い事に例えて、出会う機会が多く色んな人を見てしまうから、と唱えていた外国の学者がいたが、普段見る事が出来ないスカパーのチャンネル選びに迷った結果、いつも見る事が出来るNHKを選択してしまい、なるほどと思ってしまった。

 さて昨シーズンのJリーグチャンピオン名古屋と、伝説のフリキッカー木村和司監督率いる横浜Fマリノスの試合。名古屋はゼロックス杯、ACLと立て続けに試合をこなし日程がタイトな中で迎えた開幕戦。一方の横浜も元日本代表の中村選手が怪我の為、ベンチスタートとなった。
  試合は名古屋が何度か決定機は作るもののゴールを決める事が出来ず、逆にマリノスに先制点を許す苦しい試合展開だった。しかしこの窮地を救ったのが、後半途中から出場した注目のルーキー永井選手。先日のアジアチャンピオンズリーグでは目立った動きを見せる事が出来なかったが、この試合では再三縦への突破を図り、黒星が見えはじめた試合終了間際にP.Kを誘発すると、これをケネディ選手が決めて何とかドローに持ち込んだ。
  永井選手は何度か訪れたチャンスで決めきれない等、課題も見えた。しかしそこは名前に「佑」のつく文字を有する期待のルーキー。プロ野球界にもそんなルーキーがいるが、何かを持っていると言う事だろうか。

 この他、天皇杯王者の鹿島アントラーズは大宮アルディージャ相手に先手を許す苦しい試合を何とかドローに持ち込んだ。J1昇格組では、柏レイソルが清水エスパルス相手に3点を奪い復帰初戦を白星で飾った。たかが1/34。されど大事な開幕戦。いよいよ始まった2011年Jのシーズン。今年も混戦になるような予感がする。











人気ブログランキングへ
→ 今シーズンのJリーグもスリリングな展開になる事を期待したい、と言う方ははクリックをお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村
posted by スポーツ職人201X at 21:53| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(15) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月02日

長くて険しい道の先に見えるのはチャンピオンの座か?それとも敗走の姿か? 【サッカー ACLグループリーグ】

  アジアクラブチャンピオンを決めるサッカーのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグが開幕し日本から参戦している名古屋グランパスや鹿島アントラーズ等の試合が1日、2日行われた。
  この内、ホームで初戦を迎えたガンバ大阪とセレッソ大阪は共に勝利を収め好スタートを切った。一方、昨シーズンそれぞれJリーグ、天皇杯を制した名古屋グランパスと鹿島アントラーズはアウエーに乗り込んで初戦を迎えたが名古屋は杭州緑城に0−2で敗れ、上海申花と対戦した鹿島もスコアレスドローと勝ち点3を獲得する事は出来なかった。

  ACLグループリーグは5月のGW明けまでホーム&アウエー方式によるリーグ戦が行われ、各グループ上位2チームが決勝トーナメントに進出する。優勝したクラブには12月に日本で行われるFIFAクラブワールドカップの出場権が与えられる。

【ACLグループリーグ1日、2日の試合結果(日本関係分)】
◎グループE
G大阪   5−1  メルボルンV
(得点者)
前 2分  武 井
前 6分  アドリアーノ
前11分  イ・グノ
前22分  マスカット(メルボルン)
後18分  二川孝広
後45+1分 キム・スンヨン

◎グループF
杭州緑城   2−0  名古屋
(得点者)
後15分 ラミレス(杭州)
後41分 バ リ(杭州)

◎グループG
C大阪  2−1  アレマ・インドネシア
(得点者)
前14分 ピンパォン
後 5分 アラムシャー(アレマ)
後31分 ピンパォン

◎グループH
上海申花  0−0  鹿 島

左側がホームチーム

<コメント>
  アジアクラブNo.1を決めるアジアチャンピオンズリーグが開幕した。かつて浦和レッズやガンバ大阪がこの大会を制し、Jリーグがアジアで強さを誇示する時代がいよいよやって来たかと思われたがその後長続きせず、韓国や中東のクラブが盛り返した。昨年、一昨年と決勝は国立競技場で行われたが、決勝のピッチに日本のクラブチームがいない事に寂しさを感じたサポーターも多いだろう。
  代表レベルでは1月に行われたアジアカップで優勝しアジアチャンピオンの座に就いたが、クラブレベルでも復権しアジアの頂点に立つ事が出来るか。
  今回日本からこの大会に参加するのは昨シーズンのJリーグチャンピオンの名古屋グランパス、天皇杯を制して出場権を獲得した鹿島アントラーズ、そしてガンバ、セレッソの大阪勢の計4つクラブ。グループリーグ、決勝トーナメントと秋まで行われる長くて険しい道のりとなるアジアクラブチャンピオンの座を懸けた戦いに挑む。 

  グループリーグ初戦となった1日、2日の試合ではホームで初戦を迎えた大阪勢は勝ち点3を獲得し幸先良いスタートを切ったが、敵地である中国に乗り込んだタイトルホルダーの鹿島と名古屋は
勝ち点3を獲得する事は出来なかった。
  4試合の内、BS朝日で放映されていた名古屋とC大阪の試合を見ていたが、両チームともアグレッシブな動きを見せる事が出来ず、やや精彩を欠いていた。Jリーグ開幕を控えこれからコンディションを徐々に上げていく段階の時期である事も影響したのだろう。
  初戦を落とした名古屋は杭州ディフェンスの出足鋭いチェックに手を焼き、思うようにパスを繋ぐ事が出来なかった。話題のルーキー永井選手が途中から出場したが、チームに合流してから間が無い事もあってかサポーターをうならせるようなプレーを見せる事は出来なかった。また、技ありとも言える2点目を奪われた事が後々得失点差が絡む争いになった時にどう出るか。杭州の他にもFCソウル、アルアインと強豪との対戦が待ち受けている。Jリーグと併せて厳しい日程が続くが、Jリーグチャンピオンここに有りと言う所を見せて欲しい。
  ACLデビューを果たしたC大阪も格下相手に得点を量産する事は出来なかったが、それても最初の試合で結果を残した事は今後に向けて自信になるだろう。今シーズンから加入したピンパォン選手が2得点を挙げ存在感を示した。果たしてJリーグでもゴールを量産する事が出来るか。本格的にサッカーを始めて3年と言う、異色の経歴を持つストライカーの今後に注目したい。

  浦和レッズ、ガンバ大阪が敷いて来たアジア盟主の道。消えかかっているその道を復活させるクラブが今年こそ現れて欲しいものである。









人気ブログランキングへ
→ 今年こそ日本のクラブチームがアジアチャンピオンの座に就く姿を見てみたい、と思う方ははクリックをお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村
posted by スポーツ職人201X at 23:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(4) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月27日

名古屋の壁の番人は今シーズンも健在か?Jリーグ連覇へ好スタート!!【サッカー ゼロックススーパー杯】

  昨シーズンのJリーグ王者と天皇杯王者が対戦するゼロックススーパー杯が26日、横浜の日産スタジアムで行われ、Jリーグ王者の名古屋グランパスがP.K戦の末、天皇杯王者の鹿島アントラーズを下し今シーズン最初のタイトルを獲得した。
  試合は互いにセットプレーから1点ずつを奪い1−1の同点で90分を終了し、勝負の行方はP.K戦に委ねられる事になった。P.K戦では元日本代表G.Kで昨シーズンJリーグMVPを獲得した楢崎選手が3本止める活躍を見せ、チームに最初のタイトルをもたらした。

  この後サッカーのJリーグが3月5日、また名古屋、鹿島などが参加するアジアチャンピオンズリーググループリーグが3月1日に開幕し、2011年シーズンがいよいよスタートする。


【ゼロックススーパー杯試合結果】
名古屋  1−1  鹿 島
   (P.K3−1)
(得点者)
後 9分  増 川(名古屋)
後21分  野 沢(鹿 島)
 
<コメント>
  Jリーグ王者と天皇杯王者が対戦する恒例のゼロックススーパー杯。今回のカードは、昨シーズン悲願のJリーグチャンピオンとなった名古屋グランパスと、天皇杯を制しギリギリの所でアジアチャンピオンへの挑戦権を獲得した鹿島アントラーズ。Jリーグ開幕を来週に控え、極力手の内は見せたくないところだが、両チームともほぼベストメンバーを揃えて来た。

  名古屋は先月行われたアジアカップで日本代表にも選ばれた藤本選手が清水から移籍し、早速スタメンに名を連ねた。一方の鹿島はマルキーニョス選手がベガルタ仙台に移籍し、ポルトガルリーグで活躍したカルロン選手が加入する等、互いにマイナーチェンジを図って今シーズンに挑む。恐らく今シーズンもJリーグを引っ張る存在となるだろう。

  さて王者同士が対戦したこの試合。互いにセットプレーから1点ずつを取りP.K戦の末、名古屋が勝利を収めた。増川選手の高さを生かした名古屋のゴールも、鹿島の野沢選手のF.Kも見事だった。名古屋はケネディ選手、闘利王選手、増川選手と高さを生かせる選手が多くおり、セットプレーで威力を発揮しそうだ。また鹿島は、ベンチに中田浩選手、本山選手など経験豊富な選手がベンチに控える程、層が厚い。Jリーグ、アジアチャンピオンズリーグと日程がタイトな中で選手層が厚いのは大きな武器である。キーマンとなりそうなのはFWの2人と新加入のカルロン選手だろうか。特に興梠、大迫選手がどれだけゴールを量産出来るか。後々代表入りも期待される選手だけに今シーズンの活躍ぶりに注目が集まる。
  注目が集まると言えば、W杯南アフリカ大会を最後に代表の舞台から降りる事を宣言した楢崎選手が鹿島のシュートを何本か止め、P.K戦でもシャットアウトする等、この試合で健在ぶりをアピールした。高さを誇る名古屋の壁であるがその番人が今シーズンもゴール前に立ちはだかる。

  ヨーロッパに渡って活躍する日本人選手がマスコミで多く取り上げられているが、来週からJリーグが開幕し日本でもいよいよサッカーの季節が始まる。ヨーロッパの選手の報道に負けないくらい盛り上がる事を期待したい。

















人気ブログランキングへ
→ ヨーロッパに渡って活躍している選手に負けないくらいにJリーガーにも頑張って欲しい、と思う方ははクリックをお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村
posted by スポーツ職人201X at 14:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(7) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月24日

世界最高峰の舞台デビューは持ち越し!! レギュラー獲りへ・・・これからが本当の戦い!!  【サッカー 欧州CL結果】

  サッカーの欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦の残り4試合が22日、23日(現時時間)行われた。
   長友選手が所属するインテル(インテル)はホームでバイエルンM(ドイツ)と対戦し試合終了間際に得点を許し0−1で敗れ、大会2連覇へ黄信号が灯った。長友選手はベンチ入りしたものの出場機会は無かった。
   この他、因縁の対戦となったリヨン(フランス)×Rマドリード(スペイン)は1−1、マルセイユ(フランス)×マンチェスターU(イングランド)は0−0でそれぞれドロー。チェルシー(イングランド)はFCコペンハーゲン(デンマーク)を2−0で下した。

  欧州チャンピオンズリーグ1回戦第2戦は3月8日、9日と15日、16日にそれぞれ4試合ずつ行われる。


【欧州CL決勝T1回戦第1戦結果(22日、23日結果分)】
リヨン(フランス)   1−1  R・マドリード(スペイン)

FCコペンハーゲン   0−2  チェルシー(イングランド)
  (デンマーク)  

インテル(イタリア)  0−1  バイエルンM(ドイツ)

マルセイユ(フランス) 0−0  マンチェスターU(イングランド)

左側がホームチーム

<コメント>
  ヨーロッパのクラブNo.1決定戦のチャンピオンズリーグ。あくまでヨーロッパのクラブチャンピオンを決める大会であるが、ご存知の通りヨーロッパ各国のクラブには4大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ)を中心に各国代表クラスの選手が多く在籍する事から世界最高峰の舞台と言っても過言ではなく、故に世界のサッカーフリークが注目する大会でもある。

  15日、16日に続き行われた決勝トーナメント1回戦第1戦の残り4試合。注目は日本代表の左サイドバックを務める長友選手がチャンピオンズリーグデビューを果たすかで注目されたインテル×バイエルンと、昨シーズンのこの大会決勝トーナメント初戦と同じカードとなったリヨン×Rマドリードだろう。

  R・マドリードと言えばかつてベッカム選手も在籍した事がある世界トップクラスのクラブである。昨年のこの大会でも優勝が期待されたがリヨンにまさかの敗退を喫し、国内リーグでもこのところ主役の座を譲っているバルセロナの後塵を拝する等、無冠に終わった。今シーズンは指揮官にインテルでこの大会を制し、時の人となったモウリーニョー氏を迎え、タイトル獲得を目指している。
  そしてリベンジマッチとなったリヨン戦。かつてリヨンに所属していたベンゼマ選手のゴールで先制したが逃げ切れず1−1のドローとなった。ただ昨年は敵地で取れなかったアウエーゴール1点を取ってのドロー。次の試合は最低でも相手に得点を許さなければ勝ち進む事になるが、リベンジを果たし次のステージに進出する事が出来るか。

  続いて長友選手が出場するかどうか注目されたインテルとバイエルンの一戦。先日、日本代表で右サイドバックを務める内田選手(シャルケ)がこの決勝トーナメント1回戦の試合に出場しただけに、JAPANの両サイド揃って出場と行きたかった所だが、長友選手の出番はなかった。左サイドは当面のライバルとなるであろうキブ選手がスタメンだった。ここまでは同選手が出場停止だったこともあってチャンスを与えられていた長友選手だったが、レオナルド監督の信頼を勝ち得たとまでは言えないのだろう。キブ選手の復帰によりもしかしたら、この後は我慢の日々が続く可能性もある。限られた時間でベストパフォーマンスを見せ続けなければならない、厳しいレギュラー獲り争いとなりそうだが、是非ポジションを奪い取って「世界一のサイドバック」と言う目標を達成して欲しいと思う。

















人気ブログランキングへ
→ 長友選手がチャンピオンズリーグの舞台で左サイドを駆け上がるシーンを見てみたい、と思う方ははクリックをお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村
posted by スポーツ職人201X at 22:34| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月17日

サッカーの聖地に「SAMURAI BLUE」の戦士は足を踏み入れられるか?【サッカー 欧州CL決勝トーナメント】

  サッカーのヨーロッパクラブNo.1を決めるチャンピオンズリーグは決勝トーナメントに突入し、1回戦第1戦8試合の内4試合が15日、16日(現時時間)に行われた。
 日本代表の内田選手が所属するシャルケ04(ドイツ)は敵地でバレンシア(スペイン)と対戦し1−1のドローとなった。またホームにバルセロナ(スペイン)を迎えたアーセナル(イングランド)は後半逆転し初戦をモノにした。

   ヨーロッパチャンピオンズリーグは1回戦から準決勝まではホーム&アウエー方式で行われ、決勝は5月にサッカーの聖地、ウェンブリーで行われる。1回戦第1戦の残り4試合は22日、23日に行われる。また、1回戦第2戦は3月8日、9日及び15日、16日に行われる。


【欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦結果(15日、16日分)】
ACミラン(イタリア)   0−1  トッテナム(イングランド)
バレンシア(スペイン)   1−1  シャルケ04(ドイツ)
アーセナル(イングランド) 2−1  バルセロナ(スペイン)
ローマ(イタリア)     2−3  シャフタル・ドネツク(ウクライナ)

【決勝トーナメント1回戦第1戦残り4試合の日程】
◎22日
リヨン(フランス)×R・マドリード(スペイン)
FCコペンハーゲン(デンマーク)×チェルシー(イングランド)

◎23日
インテル(イタリア)×バイエルン(ドイツ)
マルセイユ(フランス)×マンチェスターU(イングランド)

<コメント>
   Jリーグの各クラブは3月の開幕に向けて各地でキャンプを張っている所であるが、世界のサッカー界の中心であるヨーロッパのほとんどの国は今がシーズン真っ盛りである。活況を呈した冬の移籍市場も1月に閉まり、戦力補強で更にバワーアップしたクラブ、ウィークポイントを補えたクラブ等布陣を変えてシーズン残りの試合を戦うクラブもある。

   そんな中、前シーズン各国リーグ戦で優勝或いは上位に進出したクラブで争われるヨーロッパクラブNo.1決定戦、ヨーロッパチャンピオンズリーグの決勝トーナメントが始まった。
  現在、ヨーロッパでプレーしている日本人選手はおよそ30人。過去、中村俊輔選手(横浜Fマリノス)らが歴史のあるこの大会の決勝トーナメントの舞台を経験したが、今大会でもブンデスリーガのシャルケ04に所属する日本代表でもお馴染みの内田選手がこの舞台に足を踏み入れた。気が早いが、この後勝ち続ければサッカーの聖地ウェンブリーに「SAMURAI BLUE」の戦士が足を踏み入れる事となり、優勝すれば暮れに日本で行われるクラブW杯に凱旋帰国となる。決勝トーナメントで戦う相手は、どれも各国を代表するビッククラブばかりで険しい道のりではあるが、是非存在感を示して欲しい。

   話は逸れるが、チャンピオンズリーグに出場するクラブに次いで各国リーグの上位に入ったクラブが集う大会としてヨーロッパリーグがある。チャンピオンズリーグと比べるとやや格が落ちるが、過去には小野伸二選手擁するフェイエノールトが優勝した事がある。そのヨーロッパリーグも決勝トーナメントが始まり、昨シーズンまで横浜Fマリノスに所属し今冬、ギリシャのアリス・サロニカと言うクラブチームに移籍した坂田選手が出場していた。海外の様々な舞台で日本人選手が活躍している姿を見ると海外でプレーする選手が増えた事を改めて実感する。現在の評価が変わらない限り、今後も海を渡る選手は出て来るだろう。日本代表にとってプラスになるのは間違いないのだが、Jリーグの事を考えると手放しでは喜べない、複雑な心境にもなってしまう。

  チャンピオンズリーグに出場する日本人選手に話を戻すと日本代表の右のサイドバック内田選手が出場したとなると、左サイドバックを担う長友選手の動向が気になる。チャンピオンズリーグのメンバーリストに入っているようだが、果たしてバイエルン戦で出場するのか。この後行われる試合が楽しみである。








人気ブログランキングへ
→ 日本人選手が海外で活躍するのは喜ばしい一方で今後有望な選手がどんどん海外に行ってしまってJリーグが空洞化してしまう可能性もあり複雑な心境だ、と言う方ははクリックをお願い致します。
にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村
posted by スポーツ職人201X at 22:39| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月07日

「世界一のサイドバック」目指し、いよいよ最大級の荒波へ・・・【サッカー 海外移籍組情報】

   サッカーのイタリア一部リーグ(セリエA)で6連覇を狙うインテルに移籍した日本代表の長友選手が6日行われたホームでの対ローマ戦に途中出場し、ビッククラブで活躍すべく第一歩を踏み出した。
  4−1とインテルリードで迎えた後半30分、オランダ代表のスナイデル選手に代わって出場した長友選手は、得点にこそ絡まなかったが左サイドを何度も駆け上がりクロスを上げるなど存在感を示した。試合は5−3でインテルが勝利を収めた。 
  この他、オランダではイングランドプレミアリーグのアーセナルからフェイエノールトに期限付きで移籍した宮市選手が安田選手(元G大阪)が所属するフィテッセとの試合で先発出場。ヨーロッパデビューを飾った。また、スペインのマジョルカに移籍した家長選手もリーグ戦初出場を果たす等、日本人選手がヨーロッパ各国のリーグで躍動する週末となった。

【試合結果】
◎セリエA
インテル(3位)  5−3  ローマ(7位)

◎エールディビジ
フィテッセ(14位)  1−1  フェイエノールト(15位)

◎リーガエスパニョーラ
オサスナ(14位)   1−1  マジョルカ(11位)

順位はそれぞれ試合終了時点でのもの
  

<コメント>
   W杯南アフリカ大会でベスト16に入り世界から注目を集めた事もあり、それ以降日本人選手の海外移籍が続いている。更に夏場に移籍した選手が活躍している事もあり今冬の移籍市場でもその状態が続き、主に次の日本代表を狙う若手選手がヨーロッパへと旅立って行った。そしてこの週末、何人かの選手がヨーロッパデビュー&ビッククラブデビューを果たした。

 まずは何と言っても1日未明に日本のファンを驚かせるニュースを提供した長友選手が、途中出場ながら6日行われた対ローマ戦でついに「インテルデビュー」を果たした。今夏にビッククラブへ移籍する可能性があると噂されていたが、まさかこの冬に早くもそれが実現しようとは・・・。期限最終日の模様をネットで放映されているイタリアのスポーツ番組とツイッター(イタリア語が分からない為)で見ていたが移籍証明書がない為、破談になる可能性もあった今回の移籍話。締切3分前に話がまとまり、「アジア人として初めてインテルでプレーする選手」の誕生となった。
  お馴染みの青を基調とし「PIRELLI」(イタリアのタイヤメーカー)のロゴは入ったユニフォームに袖を通し、エトー、スナイデルと言った各国の代表選手と同じピッチに立つシーンを見るだけでワクワクさせられる。
  今回はギブー選手(ルーマニア代表)の出場停止によってチャンスが巡って来た。裏を返せば、その間に存在感を示さないと、ベンチを温める日が増える事になる。このポジションには他にサネッティ選手もおり激しいポジション争いは今後も続く。これに勝って「世界一のサイドバック」 に近づく事が出来るか。今後の活躍期待したい。

  この他、スペインでは家長選手。オランダでは宮市選手がそれぞれデビューを果たした。特にJリーグのクラブを経ずに日本の高校(中京大中京)から直接海外のクラブに渡った宮市選手には将来の日本代表のエースとしての期待が懸かる。労働ビザの基準の関係でアーセナルでのプレーは暫く先になりそう。しかし、15位と2部降格の可能性すらある名門を救う活躍をすれば、ヨーロッパの他のクラブから注目される事もあるだろう。こちらも今後が楽しみである。














人気ブログランキングへ
→ 日本人選手が海外で活躍するのは喜ばしい事だが、今後有望な選手がどんどん海外に行ってしまってJリーグが空洞化してしまう可能性もあり複雑な心境だ、と言う方ははクリックをお願い致します。
にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村
posted by スポーツ職人201X at 23:09| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(8) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月31日

ズバズバ的中「Captain  Zac」の采配!! アジアを制圧し世界へ針路を取る「Zac号」!! 【サッカー アジアカップ決勝戦】 

   カタールで行われているサッカーのアジアカップは29日(現地時間)、決勝が行われれ日本が延長戦にもつれ込む接戦の末、オーストラリアを下し2大会ぶり4回目の優勝を果たした。

  前半から高さとフィジカルの強さを前面に押し出すオーストラリアのパワープレーに苦しんだ日本だったがこれを何とかしのいで延長戦に。そして相手に疲れが見えた延長後半、長友選手が上げたクロスから途中出場の李選手が強烈なボレーシュートを叩き込み先制すると、その後のオーストラリアの攻撃をかわした。
   一方、終始試合の主導権を握っていたオーストラリアだったが、日本のゴールネットを揺らす事は出来ず、一瞬の判断ミスから失点し初のアジアチャンピオンのタイトルを獲得する事は出来なかった。
  アジアチャンピオンの座を奪還した日本代表は、3月の親善試合を経て7月に行わる南米選手権に招待国として挑む。

【アジアカップ決勝試合結果】
日 本  1−0  オーストラリア
(得点者)
延後3分 李


<コメント>
 苦しみながらも決勝まで勝ち進み、アジアチャンピオンの座が大きく見えて来たザックジャパン。アジアカップ最後の相手は、今大会参加した国の中では最も世界の匂いを漂わせているオーストラリア。この試合も、シンプルではあるが高さを駆使した破壊力ある相手の攻撃に苦しみ、何度もピンチを迎えた。しかしGK川島選手が好セーブを連発してこれをしのぐと、2試合続けてP.K戦かと誰もが思った延長後半に待望の先制ゴールが生まれた。
 この試合のポイントは、諸氏が語っている通り高さのあるDF岩政選手を投入し長友選手のポジションを上げた事だろう。韓国戦の試合終了直前にディフェンスの最終ラインが下がってしまった反省からか、4バックは維持したままディフェンスの壁を高くして、運動量のある長友選手を攻撃的なポジションに上げた事で、オーストラリアはより正確なフィードを供給する事とそれまで以上に左サイドをケアする必要に迫られた。疲れがピークに達するであろう時間帯にこれらをこなすのは、いかにヨーロッパで揉まれた選手が多いと言えども厳しい。事実、李選手がゴールを決めたシーンでオーストラリアのディフェンス陣は人数は揃っていたが、長友選手を気にするあまり彼の側に寄ってしまった。李選手のボレーは素晴らしかったが、一瞬の判断ミスで有利に進めていた試合を失ってしまう事をオーストラリアが教えてくれた、とも言える。

  この大会を通じて登録選手23人の内、ピッチに立ったのは21人。過去の公式戦と比べても多い部類に入ると思うが、特筆すべきは途中出場した選手の多くがゴールを決めた事である。ザッケローニ監督は就任後、縦へボールを運ぶ意識付けは徹底させたがそれ以外は今まで日本がやって来たサッカーをベースにチーム作りを進めて来た。戦術面より目立ったのが頻繁にJリーグの試合を視察する等、選手を探り、そして自ら足を運んで選んだ選手を知り、気遣いを見せるシーンや言動が垣間見えた事。今後はどうか分からないが、今回は控えの選手にもチャンスを与えた。その期待に応えた選手との信頼関係はかなり深まったと思われる。イタリアでは既に過去の人と評された中で就任した日本代表監督。そんな評価を下した人々を見返しもうひと花咲かそうと言う心を持っているであろう同監督の就任は日本にとって、これまでの所は吉と出ているような気がする。

   準備が十分とは言えない中で、開催国とアジアのライバルを撃破しての優勝は価値があると思うが、同時に今大会では守備面を中心に課題も見えた。決勝は無失点だったが、その他の試合では意思疎通の不足から失点するシーンが多々見えた事も忘れてはならない。世界と戦う上ではまだまだ足りない、とコメントしている選手が多くいる事から、アジアを制圧した余韻に浸っている選手はいないだろう。7月には招待されている南米選手権が控えている。現時点で日本が世界のどの位置にいるのかを測るには、そして今回浮き彫りとなった課題がどれだけクリアされているのかを見るにはまたとない機会である。
   世界を見据える選手と目の肥えた地元イタリアの人々を見返す心を持つ指揮官。この後、航路図にどんな足跡を残すのか。世界に針路を取りはじめたザックジャパンに注目して行きたい。














人気ブログランキングへ
→ ピッチに立つ選手、ベンチにいる選手&スタッフ一丸となって勝ち取った優勝だったと思う方ははクリックをお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村

http://blog.goo.ne.jp/hhh1010/e/efcbc183c7768f99fd4588dc82fd6230
posted by スポーツ職人201X at 12:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(40) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月27日

3人に1人が見た「伝説の一夜」  宿敵撃破し、アジアの頂点目指してLet’s 豪!!     【サッカー アジアカップ日韓戦】  

   カタールで行われているサッカーのアジアカップは25日、準決勝行われれ、日本とオーストラリアが勝ち29日に行われる決勝にコマを進めた。

  この内、宿敵韓国と対戦した日本1−1で迎えた延長前半に本田選手が蹴ったP.Kのこぼれ球を細貝選手が決めて勝ち越した。しかし延長後半、攻勢に出た韓国の攻撃に耐え切れず、ファールで与えたFKから失点し同点に追いつかれた。激闘の戦いはP.K戦にもつれ込み、川島選手の再三に渡るファインセーブで韓国を下した。
  一方のオーストラリアは試合開始早々、キューウェル選手がゴールを決めて先制すると、その後も攻撃の手を緩めず、6得点を奪いウズベキスタンを圧倒した。

  この結果、決勝に勝ち進んだ日本とオーストラリアが2015年にオーストラリアで行われるアジアカップの出場権(予選免除)を獲得した。
 
【アジアカップ準決勝試合結果】
日 本  2−2  韓 国
    (P.K3−0)
(得点者)
前23分 キ・ソンヨン
前36分 前 田
延前7分 細 貝 
延後7分 ファン・ジェウォン

オーストラリア 6−0 ウズベキスタン


◎アジアカップ今後の日程
・3位決定戦  韓 国×ウズベキスタン (28日24時試合開始)
・決 勝    日 本×オーストラリア (29日24時試合開始)

試合開始時間は日本時間

<コメント> 
   昨晩更新しようと思ったら繋りにくい状態が続いたので、今日更新する事にしました。尚、細部の修正及び詳細なコメントの記載は今晩行います。試合から少し日が経ってしまいましたたが、ご容赦願います。と言う訳で昨日(26日書こうと思っていた記事です。


    過去、幾多の名勝負を繰り広げて来た日韓戦。木村和司現横浜Fマリノス監督の「伝説のFK」が飛び出した85年。ドーハの悲劇の序章となった93年。フランスW杯出場へ苦闘の始まりとなり岡田監督誕生のきっかけとなった97年。そして守備重視へ方針変更を余儀なくされた昨年の壮行試合など、日本サッカーの歴史を語る上で忘れてはいけないターニングポイントが幾つもあった。

  26日行われた日韓戦はアジアカップ準決勝として行われた。大事な一戦ではあるが、W杯出場が懸かった雌雄を決する試合でもなければ、優勝が懸かった試合でもない。しかし、マスコミに躍らされているのだろうか。試合が始まる前から高揚感が体全体を覆った。今風に言うと高まった。そんな感情を抱きながら戦況を見つめた。テレビ中継の視聴率が30%を超えた事から単純に考えるとおよそ3人に1人が見ていた事になる。その多くが同じような思いを抱いて見ていたのではないだろうか。

  試合の前半は日本ペース。相手にP.Kを許し(これも微妙な判定だったが、延長前半に日本が貰ったP.Kと併せて考えれば、試合後に長谷部選手が語っていたように「おあいこ」と言う事になるだろうか。)先制点は奪われたが、前線が頻繁にポジションを変えて動きの重い韓国のディフェンス陣を撹乱した。また、ウィークポイントと言われたサイドでも長友選手が試合を通して駆け回る活躍を見せる等、主導権を握り同点ゴールもそこから生まれた。更に得点を奪うチャンスを作ったが追加点は奪えなかった。これが死闘の始まりを引き起こす要因となり後半を迎えた。

   後半に入り韓国が日本のサイド攻撃をケアする布陣に変えると、次第にボールを支配されるようになりゴールを脅かされるシーンが増え始めた。この日の韓国は全体的に押し上げるような攻撃もなければ、ガツガツ削りに来るような出足の鋭いチェックも殆どなかった。ロングボールを放り込む単調な攻撃、個人の突破力に頼る攻撃が目立ったが、それでも相手に圧力を掛ける事が出来るのはさすが「アジアの虎」である。

  結局、日本も韓国も最後まで諦める事なくゴールを目指し、死闘を繰り広げた71回目の日韓戦はP.K戦にもつれ込んだ。最後は日本の守護神が「アジアの若虎」を萎縮させたと言えるだろうか。それぐらい川島選手には気合がみなぎっており読みも当たっていた。

   この試合はまたしてもディフェンスの不安定さが浮き彫りとなった。外に蹴り出すのか、戻すのか、戻さず繋ぐのか、ファールを犯してでも止めるのか、或いは複数で挟んで止めるのか。試合終了間際に守りに入る布陣を敷き結果的に同点に追いつかれた事からそれも含めて、今後クリアすべき課題は沢山あるような気がした。

 これで日本は次回大会のシード権獲得と言う、最低限のミッションはクリアした。2014年のW杯本番に向けて安心して強化策に取り組めるだろう(出場が決まればの話だが・・)。次はその前の2013年に行われる世界の強国への挑戦権を懸けてオーストラリアと戦うザックジャパン。スピードある攻撃への対応に難があるオーストラリアの事を考えると、1対1で局面を打開できる香川選手の負傷欠場は大きな痛手である。しかし試合をこなす毎に高まっているように見えるチームの士気、まとまりで対応する事は可能だと思う。今大会様々の経験をし成長して来た選手を信じて応援したい。そして是非、キャプテンの長谷部選手がトロフィーを高々と掲げる姿を見たいものである。











人気ブログランキングへ
→ ピッチに立つ選手、ベンチにいる選手&スタッフ一丸となってアジアの頂点を獲りに行って欲しい、と思う方ははクリックをお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村

http://blog.goo.ne.jp/hhh1010/e/5c3140dd411f3e94613c2fe3ad8cf9ef
posted by スポーツ職人201X at 13:04| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(42) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月23日

中東勢のいないベスト4  いつまで続く?「東高西低」  【サッカー アジア杯決勝トーナメント】

  カタールで行われているサッカーのアジア杯は準々決勝残り2試合が22日行われ、W杯南アフリカ大会のアジア代表だったオーストラリアと韓国が共に延長までもつれ込む接戦を制し、ベスト4進出を決めた。
  これで準決勝の組合せは日本×韓国、ウズベキスタン×オーストラリアと決まり25日(現地時間)に決勝進出を懸けて争う。


【アジアカップ準々決勝試合結果(22日分)】
韓 国  1−0  イラン

オーストラリア  1−0  イラク

<コメント>
  正月気分の抜け切らない1月7日に開幕したサッカーのアジアカップもいよいよ準々決勝まで終了し大詰めを迎えようとしている。
   ベスト4に勝ち残ったのは、日本、韓国、オーストラリア、ウズベキスタンの4カ国。ウズベキスタンを除く3カ国は何れの昨年南アフリカで行われたW杯のアジア代表国であり、ウズベキスタンも最終予選まで進出している実力国である。あれから1年も経っていないので、アジアの勢力図が急激に塗り替えられる事は考えにくく順当な顔触れとも言えるが、やはりこれまでアジアのサッカーを牽引する一端を担って来た西アジア勢がベスト4に残らなかったのは、今大会が中東で行われている事も併せて考えると少々寂しいような気がする。

  アジアカップの歴史を紐解くと、中東勢がベスト4を前にして姿を消したのは大会が始まって最初の頃以来のようだ。特に強さを誇示した1980年代以降では初めての事のようである。今大会もベスト8に4カ国残り、準々決勝の組合せは全て「中東勢×それ以外の国」だった。その準々決勝。どの国も展開ひとつで結果が変わる可能性があっただけに、結果だけを見て「凋落ぶりが目立つ」と言うのは早計であると思うが、地元勢が消えた準決勝以降の大会の盛り上がりが気になる所ではある。アウエーの雰囲気が和らぐと言う意味では、頂点を目指すザックジャパンにとっては好都合だとは思うが・・・。

  今日未明に行われたイラン×韓国。ちょうど韓国が先制点を上げた所で居眠りから目が覚めたのだが、映像が動画サイトにアップされていないか先程検索した所、1996年のアジアカップ準々決勝で対戦した両国の試合の模様がヒットした。後半だけでP.Kを含む4得点を稼いだダエイ選手を中心にイランが韓国を完膚なきまでに打ちのめしたシーンが映し出された。その時韓国がベストメンバーだったのかどうかは分からないが、今では信じられない光景である。文字、実況がハングル語だったので韓国の映像だと思うが、アナウンサー及び解説者の落胆ぶりが印象的だった。

  オーストラリアがAFCに加盟し昨年、今年と「東高西低」の状況が続いているアジアの勢力図。2014年のW杯に向けて今後、中東勢の逆襲はあるのか。それともこのまま凋落の一途を辿る事になってしまうのだろうか。中東勢が姿を消したAFCアジアカップカタール大会は間もなくフィナーレを迎えようとしている。











人気ブログランキングへ
→ 中東勢がいないのは日本にとって好都合だと思うが大会を盛り上げるという意味ではどこか残って欲しかった、と思う方ははクリックをお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村
  
posted by スポーツ職人201X at 14:24| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月22日

「ザックポーズ」も出た!! 死闘、「アジアチャンピオン奪還への道」!!  【サッカー アジアカップ 対カタール戦】  

   カタールで行われているサッカーのアジアカップ第14日は現地時間の21日、準々決勝2試合が行われ、日本とウズベキスタンが勝利を収めベスト4にコマを進めた。

  この内、地元カタールと対戦した日本は相手に先手を取られる苦しい展開を強いられた。後半1人退場者を出した直後にFKを決められ2−1となったが、香川選手のゴールで追いつくと試合終了直前に伊野波選手が勝ち越しゴールを決めて3−2で逆転勝利を収めた。

  ベスト4にコマを進めた日本は25日、韓国×イランの勝者と決勝進出を懸けて戦う。


【アジアカップ準々決勝試合結果(21日分)】
日 本  3−2  カタール
(得点者)
前12分 セバスチャン
前28分 香 川
後18分 モンテシン
後25分 香 川
後44分 伊野波

ウズベキスタン 2−1 ヨルダン

<コメント> 
  アジアカップは一発勝負、負けたら終わりの決勝トーナメントに突入した。ここからが本当の「アジア杯」の始まりと言える残り3試合。

  日本の初戦の対戦はホスト国、カタール。ウルグアイ出身のセバスチャン選手を始め帰化した選手を多数擁する「多国籍軍団」である。そして指揮を執るのは2002年W杯日韓大会でセネガル代表を率いて旋風を巻き起こしたブルーノ・メツ監督。2022年W杯開催も決まり勢いに乗る同国を叩いて前進したい所である。
 
  「日本はアジアのバルサである。」と試合前の会見でメツ監督が持ち上げたように格では日本の方が上である。しかし格や実績だけでは勝ち上がれないのがアジア杯。この試合もそれを象徴するような試合となった。カタールは序盤から飛ばし、日本のゴールに迫った。足の長いパス、そしてセバスチャン選手を中心とするスピード感のある前線の攻撃に対応しきれずに先制点を許す苦しい展開となった。それでも最後は地力の差を見せ付けて勝ち切った。完全アウエーの雰囲気、ひとり少ない状況からの逆転勝利。「チームの成長」をポイントに掲げたザッケローニ監督だが、チームが成長しひとつにまとまるきっかけになる試合だった。しかも勝利をもぎ取り「自信」と言う産物も付いて来た。この後の戦いに向けて大きな経験値を得たと言えるだろう。

  攻撃陣では、ここまで期待されながらなかなか活躍出来ずに悶々としていたであろう、香川の全得点に絡む活躍は今後の戦いに大きなプラスとなる。相手が嫌がっていたと思われるディフェンスの裏に執拗にパスを通す攻撃も、足が止まった前半終了間際から効き始めた。そしてひとり少なくなってから下がり目のポジションに位置し「黒子」に徹した本田選手も良い働きを見せた。
  これまでの日本代表は攻撃陣に難ありと言う印象がどうしても拭えなかったが、ザックジャパンになってからボールを前に運ぶ意識が見えるのは良い事だろうか。この大会では仕掛けが遅い、ボール捌きに時間が掛かると言う課題が出ているのも確かだが・・・。

  逆にかつての日本代表では余り心配されてなかったディフェンス陣の不安定さが目立つのは気懸かりだ。人が入れ替わっている事もあるが、ここまで戦意を失っていたサウジアラビアとの試合は別として他の3試合では何れも得点を許している。このメンバーで連携を磨くにはもう少し時間が必要と言う事だろうか。

地元カタールを退け、ひとつのヤマを乗り越えたザックジャパン。しかし、次はもっと大きなヤマが待ち受けている。容易ではない「アジアチャンピオン奪還」の戦いがまだ続く。
















人気ブログランキングへ
→ ザックジャパンがアジアチャンピオンの座を奪還する事を期待したい、と言う方ははクリックをお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村
posted by スポーツ職人201X at 13:27| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(34) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月18日

「飛べないハヤブサ」相手に怒涛のゴールラッシュ!!砂塵を蹴散らし歩を進めるザックジャパン!!  【サッカー アジア杯グループリーグ】

  カタールで行われているサッカーのアジアカップは17日(現地時間)、グループBの2試合が行われ、日本がサウジアラビアをヨルダンがシリアをそれぞれ下した。
この結果、日本がグループ1位、ヨルダンが2位で決勝トーナメントにコマを進める事になった。
サウジアラビアと対戦した日本は序盤、岡崎選手が絶妙なループシュートを放ち先制すると、その後も次々とゴールを決め、3−0とした前半で試合を決めた。後半も前田、岡崎両選手がゴールを決め5−0でサウジアラビアを圧倒した。

グループBをトップで通過した日本代表は、決勝トーナメント初戦で地元カタールと対戦する。


【アジア杯グループB試合結果(17日分)】

日 本(7)  5−0  サウジアラビア(0)
(得点者)
前 8分 岡 崎
前13分 岡 崎
前19分 前 田
後 6分 前 田
後35分 岡 崎

ヨルダン(7) 2−1  シリア(3)

グループB最終順位 1日 本(7)  2ヨルダン(7) 3シリア(3) 4サウジアラビア(0)
カッコ内の数字は勝ち点。1、2位は得失点差による。

【アジアカップ準々決勝組合せ】
◎1月21日
ウズベキスタン(A1位)×ヨルダン(B2位)
日 本(B1位)×カタール(A2位)   
◎1月22日
C1位×D2位
D1位×C2位

<コメント>
  グループリーグここまでの2試合際どい内容で勝ち点を拾って来た日本代表。そのグループリーグ最終戦の相手はサウジアラビア。今大会はこれまでの強さがウソのような戦いぶりで既にグループリーグ敗退が決まってはいるが、日本と共にアジアのサッカー界を牽引して来た国である。有利な状況とは言え、難しい試合になるだろうと思われた。しかし蓋を開けて見れば、やはりグリーンファルコンズ(サウジアラビア代表の愛称)は飛べないハヤブサだった。

 モチベーションの低下したサウジアラビア相手に日本は岡崎選手のハットトリックを始め、ここまでスタメンで起用されながら、なかなか結果を残す事が出来なかった前田選手にも待望のゴールが生まれ計5得点でサウジアラビアを粉砕した。
  やはり試合が始まってすぐに奪った先制点がモノを言った。松井、本田両選手を怪我で欠いた中で代わりに先発出場した岡崎選手が技ありのゴールをねじ込み早速起用に応え、サウジアラビアの戦意を完全に喪失させた。また、後半になると落ちる傾向にある運動量も、今回のサウジアラビアがくみし易かったとは言え最後まで衰えなかった。
  前半で試合を決めた事もあり、交代枠を有効に使う事も出来た。特に次戦は出場停止となる内田選手の代わりに出場する事になると思われる伊野波選手を使えた事は大きい。噛み合わなかったチームの歯車が試合をこなす毎に徐々に噛み合って来ているような気がする。
 敢えて気になった点と言えば3点取った後、相手のペースに合わせるような試合運びをした時間帯があった事だろうか。

 一方、敗れたサウジアラビア。一体何があったのだろうか。直前に行われたガルフカップで燃え尽きてしまったのだろうか。監督、協会幹部解任と言うゴタゴタを起こし、らしさを見せないまま大会を後にする西アジアの盟主。このまま凋落しその地位をカタール等、後ろから追って来る他国に譲り渡す事になってしまうのだろうか。

 さて、気分良く決勝トーナメントを迎える事が出来た日本代表。次の相手はホスト国のカタール。完全アウエーの状態になるのは明らかである。厳しさがなかったサウジアラビア戦のような速いパス回しは恐らく封殺され、再びアジア独特の焦れる展開が予想される。苦しみながらもグループリーグトップで通過し、アジアチャンピオン奪還へ向けて一歩前進したザックジャパンが更に歩みを進める事を期待したい。














人気ブログランキングへ
→ ザックジャパンがアジアチャンピオンの座を奪還する事を期待したい、と言う方ははクリックをお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村
posted by スポーツ職人201X at 20:55| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(26) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月14日

中東の洗礼はねのけ、片目入ったザックジャパン!! もう片方の目を入れる事は出来るのか?【サッカー アジア杯グループリーグ】

     サッカーのアジア杯グループリーグは13日、グループBの日本×シリア等が行われた。
    グループリーグ突破の為には是が非でも勝ち点3が欲しい日本代表は2‐1でシリアを辛くも下し勝ち点3を獲得し、グループリーグトップに踊り出た。第3戦のサウジアラビア戦に引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる。
     また、初戦の日本戦で引き分け、勝ち点1を獲得したヨルダンはサウジアラビアを下し勝ち点を4に伸ばした。一方、前回大会準優勝だったサウジアラビアはグループリーグ敗退が決まった。 

【アジアカップグループB試合結果】
日 本(4)  2‐1  シリア(3)
(得点者)
前35分 長谷部
後31分 アルハティプ
後37分 本 田 

ヨルダン(4)  1‐0  サウジアラビア(0)
カッコ内の数字は勝ち点

<コメント>
  ヨルダンがサウジアラビアを下した為、シリアに敗れるとグループリーグ突破が厳しくなるザックジャパン。そのシリアはスピードある攻撃でサウジアラビアを翻弄した。あまりサッカーで強いと言うイメージはないもののヨルダン同様、侮れない相手である。

   それにしても戦前の予想では格下と見られていたヨルダン、シリアの健闘が目を引くグループB。それに押し出される形で、これまで西アジアのサッカー界を引っ張って来たサウジアラビアがグループリーグで姿を消し大会を後にした。今大会は「ホーム」である中東勢のチーム状態で明暗が分かれている。直前に行われた中東で最も権威のある大会、ガルフカップが終わって間もなくこの大会が始まった事で各国コンディションの維持に苦労しているようだ。それともカタール、バーレーンに続く「第3勢力」の躍進が、西アジアの勢力図が塗り変わる序章となるのだろうか。

  そんな中で行われたシリア戦。首を傾げたくなるような判定で失点し、人数が少ない状態での戦いを強いられはしたが、勝たなければいけない試合で結果を残した事は評価しても良いと思う。試合中継の直前に睡魔が襲ってきた為、録画したものをさっきまで見ていたが前線での連動性が殆ど見られなかったヨルダン戦と比べると動き自体は良くなっていた。ただ後半、先に点を取られ反転攻勢に出たシリアに対して受け身になってしまった事や、疑惑の判定があったとは言え、意思疎通不足から不用意なバックパスで失点のきっかけを作ってしまった事など課題が多いのも事実である。特にゴールキーパーの途中交代はフィールドプレーヤーの交代と違って、それまでのリズムを大きく変えてしまう可能性がある。今後連携を深めてひとつひとつクリアすれば、もっと良くなるとは思うが・・・。

  長谷部選手が語っていたように、今のままだと決勝トーナメントに進出したとしても、アジアの頂点に立つのは厳しいような気がするし、世界トップクラスのプレーを見続けて来た指揮官の表情が緩む事はないだろう。次のサウジアラビア戦、そしてその先にある決勝トーナメントでチームがどのように進化していくのか。公式戦初勝利と言う事で片目が入ったザックジャパン。もう片方の目も入れる事が果たして出来るのか。指揮官にとって、キリキリするような胃の痛みから解放される日はもう少し先になりそうだ。














人気ブログランキングへ
→ ザックジャパンがアジアチャンピオンの座を奪還する事を期待したい、と言う方ははクリックをお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村
posted by スポーツ職人201X at 22:53| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(19) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月11日

諦めない姿勢に、高校スポーツの原点を見た「国立劇場」!!【サッカー 第89回全国高校サッカー選手権大会決勝】

   第89回全国高校サッカー選手権大会最終日となる10日、東京・国立競技場で決勝戦、滝川第二(兵庫)×久御山(京都)が行われ、滝川第二が5−3で久御山を下し16回目の選手権出場で初優勝を飾った。兵庫県勢の優勝は、1938年の第20回大会で優勝した旧制神戸一中(現神戸)以来73年ぶり。また6大会連続で初優勝校が誕生した。
 
  試合は前半で2−0とリードした滝川第二が後半も追加点を上げ4−1とリードした。後半終了間際に久御山の猛攻に遭い、1点差まで詰め寄られたが何とか逃げ切った。
  一方、最後まで諦めなかった久御山は1点差まで追い上げたがその直後、5点目を奪われ力尽き初優勝を逃した。

【第89回全国高校サッカー決勝結果】
滝川第二(兵庫)  5−3   久御山(京都)
(得点者)
前24分  浜 口(滝二)
前40分  樋 口(滝二)
後 9分  本 城(滝二)
後12分   林(久御山)
後14分  浜 口(滝二)
後39分  安 川(久御山)
後41分  坂 本(久御山)
後45分+5分 樋 口(滝二)

<コメント> 
  過去、幾多の名勝負が繰り広げられ、また幾多の名選手を輩出して来た高校サッカー。89回目となる「冬の風物詩」の覇権は、かつて主会場として開催されていた事もある近畿の高校によって争われた。最近でこそ優勝から遠ざかっている近畿勢だが、旧制中学から続く歴史の流れを汲む高校サッカー。その礎を築いた地域である。

  滝川第二は2人の強力フォワードを中心とした攻撃サッカー。久御山はパスを繋いで相手ゴールに迫るサッカー。互いの持ち味が出た見応えのある決勝戦だった。
  特に印象的だったのが、今大会チームが上げた得点の半分以上を稼いだ滝川第二の2トップの破壊力。フォワードと言うポジションの存在意義を示し、こういう風に仕事をするのだ、と言うのを存分に見せ付けた。

  そして3点差を付けられても最後まで諦めなかった久御山イレブンのひたむきな姿も印象的だった。試合を見てて「諦めたらそこで終わりである。」と言う、ある漫画のセリフが頭を過ぎった。「諦めない」と言う高校スポーツ、部活動の原点のような物を見た。

他の高校のスポーツもそうだが、最近は高校サッカーでも勝負に徹する傾向がありそれが良いのかどうか賛否が分かれる所だが、今回決勝に進んだ両校は点を取っても取られても、とにかく貪欲にゴールを狙った。勝負も大事だと思うが、それよりも大事なもの・・・。「仲間を信じ、自分らしさを失わない事」。そんな事を教えてくれたような気がする。

  近年、この世代はJクラブユースがクローズアップされ、秋に行われる全日本ユースを見ても、チームとしてのピークが違うとは言え高校のチームが勝つ事が難しくなっている。確かにJリーグのユースクラブに所属する選手の方が高いスキルを有しているのかも知れない。しかし高校サッカーには高校サッカーの良さがあると言う事を改めて実感した89回目の冬の風物詩。今回出場した選手の、次のステージでの活躍に期待したい。














人気ブログランキングへ
→ 何かに熱中していた「あの頃」に戻ってみたい、と思う方ははクリックをお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村
posted by スポーツ職人201X at 22:48| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(3) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月10日

これがアジアの厳しい戦いなのか? そしてこれからも続くのか?「胃の痛くなるような試合」 by ザッケローニ  【サッカー アジアカップ】

    サッカーのアジアカップ第3日は9日、カタール・ドーハで行われ、グループBの日本はヨルダンと対戦した。先制された日本は試合終了直前に吉田選手が同点ゴールを決め1−1の引き分けに持ち込んだ。
  またサウジアラビア×シリアは2−1でシリアが初戦をモノにし勝ち点3を獲得。グループトップに立った。

  グループBは日本、サウジアラビア、シリア、ヨルダンが入り、総当り1回戦のリーグ戦を行って上位2カ国が決勝トーナメントに進出する。


【アジアカップグループB試合結果】
日 本(1)  2−1  ヨルダン(1)
(得点者)
前45分 ハサン(ヨルダン)
後45分+2分 吉田(日本)

シリア(3)  2−1  サウジアラビア(0)

カッコ内の数字は勝ち点

<コメント>
  ヨルダン戦が終わった後、ザッケローニ監督が上のタイトルのような思いを抱いたかどうかは分からないが、反則スレスレの出足鋭いチェック、そしてアジア独特の焦れるような試合展開を体感したのは、イタリアで腕を鳴らした名将と言えども恐らく初めてだったのではないのだろうか。分析の為に取り寄せたビデオからは分からない独特の雰囲気・・・。それでも、自らスタジアムに足を運んで選んだ選手達なのだからもっとやれる筈だった、と言う思いは持っただろう。試合中そして試合が終わった後のインタビューで見せた苦々しい表情、もどかしさがそれを物語っている。

  アジアチャンピオンの座を奪還する戦いがいよいよ始まった日本代表。準備期間が短く、そしてDFを中心に怪我人が続出する中でどんな戦いを見せるか注目された初戦のヨルダン戦は引き分けに終わった。それも追い付いたのは敗色濃厚だった後半ロスタイム。まさに薄氷を踏む思いで獲得した勝ち点1だった。
  試合は日本が攻め相手が引いて守る、アジアではお馴染みの試合展開となり、引いた相手をどうやって崩すかが問われる事となった。ほとんどの時間帯でボールを支配した日本は香川選手を中心に何度もチャンスを作ったが、ヨルダンのGKを中心とした堅い守りと出足鋭いチェックに手を焼き、相手の動きが止まった試合終了直前にようやくゴールネットを揺らすにとどまった。対するヨルダンは時折、鋭いカウンター攻撃は見せたものの印象に残ったのは得点を奪ったシーンとその前のヘディングシュートがゴールを僅かに逸れたシーンぐらいである。
  確かにボールは支配しチャンスも作ったザックジャパン。しかしルーズボールに次々と人が群がるような組織的な動きは少なく個人技に頼った攻撃に終始した点。そして相手選手に対するマークが一瞬ずれて点を奪われたシーン。どちらも意思疎通が上手く行かない事から露呈した課題だと思うのだが、大会前の合宿でメンバー全員が揃わず準備期間も短かった事から出た課題とも言えるだろう。決勝まで進めば3週間寝食を共にする今大会。互いの連携を深めるには逆に良い機会なのかも知れない。
  
  ボールを支配しても点が入るとは限らないのがサッカー。ボールを支配しなくてもワンチャンスで点が入るのもまたサッカー。日本がアジア各国と対戦する時には何度となく見ているシーンなのだが、改めてサッカーの恐さを知る試合だった。グループBのもう1試合はシリアがサウジアラビアを下した。下馬評では格下と見られていた2カ国が勝ち点を拾い混戦の様相を呈してきたグループB。果たしてザッケローニ監督の表情が晴れる日は訪れるのだろうか。














人気ブログランキングへ
→ ザックジャパンがアジアチャンピオンの座を奪還する事を期待したい、と言う方ははクリックをお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村
posted by スポーツ職人201X at 10:03| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(24) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月07日

ザック船長の航海日誌  最初に刻まれる二文字は「制覇」か?それとも「試練」か? 【サッカー アジア杯グループリーグ】

  アジアNo.1を決めるサッカーのAFCアジアカップ2011が7日(現地時間)からカタールで行われる。

  前回大会優勝のイラク、同準優勝サウジアラビア、同3位韓国と言った予選を免除されたシード国と予選を勝ち上がった12カ国に開催地カタールの計16カ国で争われるアジアNo.1決定戦。果たして勝負の行方は・・・。

  そこで今回はグループリーグA〜Dについて紹介したいと思う。

◎グループA・・・カタール、中国、ウズベキスタン、クウェート
◎グループB・・・サウジアラビア、日本、シリア、ヨルダン
  決勝トーナメントに進出できるのは各グループの上位2カ国。その決勝トーナメント初戦でグループA、Bのそれぞれ1、2位が襷掛けで準決勝進出を懸けて対戦する。

  日本以外の国の情報があまり表に出ていないので、各国どんな選手がいるのか或いは特徴があるのか良く分からないが、決勝トーナメントを考えると、日本にとっては比較的恵まれた組み合わせと言えるだろうか。そう言えばW杯予選など、アジアの主要な大会で日本が厳しいグループ、いわゆる「死のグループ」に組み入れられたと言うのを余り見た事がないような気がする。

 グループAは地元カタールがどんな戦いを見せるのか。2022年W杯開催も決まり、日本にとって今後無視出来ない存在となり得るだけに注目が集まる。W杯で指揮をとった経験を持つメツ監督の采配にも注目したい。これに続くのは高さとフィジカルの強さで日本も苦しめられた事があるウズベキスタン、W杯開催を目論む眠れる獅子中国か。
  
   続いてはグループB。ザッケローニ監督の公式戦初采配となる日本代表。順当に行けば2位確保は困難なミッションではないと思うが、そこは何が起きるか分からない中東で行われる大会。しかも、因縁の地カタールである。侮ると痛い目に遭う可能性もある。出来ればヨルダン、シリアに連勝し決勝トーナメント進出を決めた状況でサウジアラビア戦を迎えたいところだが・・・。
   中沢、闘莉王選手に代わる新しい壁は機能するのか。ザッケローニ監督のお目がねにかなった新しい選手がブレークするのか。そしてどんな布陣になるのか。今回は見所が多くありそうだ。
  前回大会、日本を破ったサウジアラビア。1位でグループリーグを通過するには負ける事が出来ない相手である。日本を破った前回大会は準優勝したものの、その後行われたW杯予選を勝ち抜く事が出来ず、南アフリカの地に立つ事は出来なかった。それだけにこの大会に懸ける意気込みは、もしかしたら日本のそれより強いのかも知れない。果たして前回同様、日本の前に立ちはだかるのか。


◎グループC・・・韓国、オーストラリア、バーレーン、インド
◎グループD・・・イラク、イラン、北朝鮮、UAE   
  決勝トーナメントに進出出来るのは上と同じく各グループ上位2カ国。その決勝トーナメント初戦でグループC、Dのそれぞれ1、2位が襷掛けで準決勝進出を懸けて対戦する。

  グループAや日本が入ったグループBとは反対にグループC、Dは強豪がひしめき合う激戦区となった。
  
  恐らく4つのグループの中で最も厳しいのがグループCだろう。W杯南アフリカ大会にも出場した韓国とオーストラリア、そしてその予選でプレーオフに進出する等、進境著しいバーレーン。主力を怪我で欠く韓国、今回もベテランが浮沈のカギを握るオーストラリア。バーレーンにも突け入るスキはありそうだ。果たしてどこがグループリーグを突破するか予想するのは難しい。そしてアジアが誇る世界的プレーヤー、マンチェスターUの朴智星選手はこの大会を最後に代表を引退すると噂されている。果たして有終の美を飾れるか。

 違った意味で何やらきな臭い匂いが漂うグループD。何の因果かイラン、イラク、北朝鮮とサッカー以外の所で世界から注目される国が集まった。
  前回のこの大会を制したものの、その後は資格停止処分を受ける等、表舞台から遠のいた時期もあったイラク。W杯南アフリカ大会出場を逃す等、強豪ではあるものの、英雄アリ・ダエイ選手引退後は伸び悩んでいる感のあるイラン、最近ユース世代の活躍が目覚ましい北朝鮮と、W杯出場経験のあるUAE。一癖も二癖もありそうな国が揃ったグループDを勝ち上がるのはどこなのか。

   さて日本代表に話を戻すと、Jリーグが終わって1ヶ月。その間、試合をしていない選手から、天皇杯での戦いを終えたばかりの選手まで、それぞれ過ごした時間が異なりコンディションの維持がポイントとなる。特にDF陣に怪我人が多く出ているのは、試合を行う意味からも、新戦力を見極めると言う意味からも気懸かりな点である。 しかも準備期間も短かった。それでも昨年、テストマッチとは言えアルゼンチンを破った事もありファンの期待は高まっている。それに応えるような成績を残す事が出来るか。ザック船長の舵取り、いや采配に注目したい。











人気ブログランキングへ
→ ザックジャパンがアジアチャンピオンの座を奪還する事を期待したい、と言う方ははクリックをお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村

  
posted by スポーツ職人201X at 23:16| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月05日

憧れの舞台「国立」の地に立つ4校!!そこは更なる飛躍の場か?それとも試練の場か?【サッカー 第89回全国高校サッカー選手権大会準々決勝】

  12月30日から首都圏各地で行われている第89回全国高等学校サッカー選手権大会は5日、ニッパツ三ツ沢球技場等で準々決勝4試合が行われ、ベスト4が出揃った。

  昨年のこの大会優勝校の山梨学院大付属(山梨)と86回大会優勝校の流通経大柏(千葉)の一戦は流通経大柏が逆転で勝利を収め、2回目の優勝に一歩近付いた。
  この他、立正大淞南(島根)、久御山(京都)、滝川二(兵庫)が勝利を収め、8日、国立競技場で行われる準決勝にコマを進めた。

  第89回全国高校サッカー選手権大会は8日に準決勝、10日に決勝が何れも国立競技場で行われる。

【第89回全国高校サッカー選手権大会準々決勝結果】
流通経大柏(千葉)  2−1  山梨学院大付(山梨) 

立正大淞南(島根)  2−2  西武台(埼玉)
            (P.K5−4)

久御山(京都)     1−1  関大一(大阪)
            (P.K4−3)

滝川二(兵庫)    3−0  日章学園(宮崎)

【準決勝(8日)組合せ】
流通経大柏×久御山
滝川二×立正大淞南

<コメント>
  年末から年始にかけて様々な学生スポーツが行われている。箱根駅伝、高校ラグビー、高校サッカー等など。それらに加えて今年から、従来春に行われていた高校バレーが3年生が出場出来るようにと、この時期に移行して来た。まさに正月の風物詩である学生スポーツ。今年も各地で熱戦が繰り広げられている。

  そんな中、首都圏各地で行われている全国高校サッカー選手権大会は準々決勝までが終わり、いよいよ高校でサッカーを志す者にとって「聖地」である国立競技場の舞台に立つ4校が決まった。この中に将来を嘱望され、イングランドの名門アーセナルへの入団が決まっている宮市選手擁する中京大中京や同じく有望株の柴崎岳選手擁する青森山田が勝ち残っていない所が一発勝負の高校サッカーらしいと言えるだろうか。
  前回大会の記事でも書いた記憶があるが、Jリーグが創設され各地にクラブチームが設立された事もあり、それまであった地域間格差は完全に無くなった。今大会も確かに有力校は残っているが、一方で、過去目立つような成績を残していない山陰の高校が初めて国立の地を踏む事や、ここ数年の優勝校は初めての優勝である事ががそれを物語っている。山陰勢のベスト8進出は71回大会の米子東(鳥取)以来だろうか。その時の監督さんが「うちがベスト8に進んで良いのか。」とインタビューで恐縮しきっていたような覚えがある。

  逆にかつて「サッカー王国」、「サッカーどころ」と言われた地域の代表校が勝ち上がる事は格差が無くなった事により難しくなった。サッカーでは象徴的な存在である静岡勢の優勝は74回大会の静岡学園を最後にそれ以来、決勝に進む事もままならない状況である。恐らくこの傾向は今後も続くと思われる。指導者、選手の力量そして両者のサッカーにかける情熱があればどの地域、高校でも全国大会出場、そして聖地である国立の舞台を踏む事は可能なのかも知れない。(勿論、それらが例えあっても叶わない可能性もあるのだが・・・)

  さて、今大会ベスト4にコマを進めた4校。流通経大柏以外は頂点に立てば初めての事となる。今大会も初優勝校が出るのか。それとも激戦区千葉を勝ち抜いた流通済大柏が2回目のチャンピオンとなるのか。大会はクライマックスを迎えようとしている。













人気ブログランキングへ
→ ひたむきな高校生プレーヤーの姿に惹かれてしまう、と言う方ははクリックをお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村
posted by スポーツ職人201X at 23:32| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(4) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月02日

元旦恒例「国立決戦」!! シーズン最後を締めた「前Jリーグ王者」!!【サッカー 天皇杯決勝結果】

   サッカーの第90回天皇杯全日本選手権決勝が1日、東京・国立競技場で行われ鹿島アントラーズが2−1で清水エスパルスを下し、この大会3大会ぶり4度目の優勝を果たすと共に3月から行われるアジアチャンピオンズリーグの出場権を獲得した。
   試合は鹿島が前半26分、CKからフェリペ・ガブリエル選手が頭で合わせて先制点を上げると追いつかれた後の後半32分に野沢選手がFKを直接相手ゴールに決めて2−1とリードし追いすがる清水を振り切った。

【天皇杯第90回全日本選手権決勝結果】
鹿 島  2−1  清 水
(得点者)
前26分 フェリペ・ガブリエル(鹿 島)
後 4分 ヨンセン(清 水)
後32分 野 沢(鹿 島)

<コメント>
  年が明けて2011年。正月気分が漂う世の中であるが、サッカーの聖地、国立競技場のピッチは、そんな「おとそ気分」とは無縁の世界である。  
  元旦恒例のサッカー天皇杯決勝。90回目となる今大会、このステージに立ったのはJリーグ4連覇を逃した鹿島アントラーズと、長谷川監督の他にも、これまでチームを支えて来た数名の主力選手が退団し、来シーズンはチームカラーが大きく変わる可能性がある清水エスパルス。そしてこの試合を裁くが、鹿島にとっては因縁の家本SR。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場権も懸かる両チームにとって大事な一戦は、両チームのサポーター、多くのサッカーファンが見守る中で行われた。

  試合の前半は鹿島が試合の主導権を握り清水に決定的な場面を作らせず、先に点を取って終了した。後半は清水が徐々にペースを掴み同点に追い付いた。しかし、是が非でもACL出場権を獲得したいと言う鹿島の執念が実ったのだろうか。本山選手を投入しリズムを取り戻した後半32分、野沢選手がFKを相手ゴールにねじ込みタイムアップ。4度目の天皇杯を掲げた鹿島がACL出場権を獲得した。

  Jリーグでは後半失速し、残念な結果に終わった鹿島アントラーズ。ベストメンバーではなかった天皇杯決勝を制し層の厚さを示したが、大岩選手、マルキーニョス選手と言った主力選手がチームを離れる来シーズン。タイトな日程の中で優勝争いをするには、やはり世代交代が求められるシーズンとなるのだろうか。大迫選手など期待の若手がどこまで伸びるか。2007年から指揮を執るオリヴェイイラ監督が来シーズンはどのような采配を見せるのか興味を持って見てみたい。

  一方、長谷川監督が今シーズン限りで退任する清水エスパルス。決勝の相手は奇しくも天皇杯を制した10年前と同じ鹿島アントラーズだったが、返り討ちとは行かなかった。試合後、「2位は過酷だ」と語った長谷川監督の無念さが滲み出たコメントが印象的だった。優勝こそ逃したが晴れの舞台までサポーターを導いた。目を覆う試合内容であれば別だろうが、この成績を批判するサポーターは少ないと思う。しかし、やはり優勝チームが壇上でカップを掲げるシーンを見る事ほど悔しい事はないだろう。長谷川監督の他に日本代表でも活躍する岡崎選手や長年チームを支えた伊東選手等、多くの選手がチームを離れる。指揮官が代わりどんなチームカラーになるのか分からないが、この悔しさをバネに来シーズンこそタイトルを獲得し、Jリーグを盛り上げて欲しい。

  これで2010シーズンの全日程を終えた日本のサッカー。W杯での躍進、選手の海外移籍ラッシュ等、今後に期待を抱かせるシーズンだったが、2011年は果たしてどんな事が起きるのか。まずはおとそ気分も抜けきらない内に始まるアジア杯に注目したい。














人気ブログランキングへ
→ 来シーズン(2011年)も各チーム及び選手の活躍に期待したい、と言う方はクリックをお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログ Jリーグへ
にほんブログ村
にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村
  
posted by スポーツ職人201X at 04:42| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(8) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月31日

世界に羽ばたけ「SAMURAI戦士」!!  【サッカー  海外移籍組情報】 

   6月に行われたサッカーのW杯南アフリカ大会でベスト16の成績を残し一定の成果を収めた日本代表。その事で代表戦士が世界から注目され、今年は例年に無く海外移籍ラッシュとなっており、移籍して早速チームの中心として活躍する選手も出ている。そこでW杯南アフリカ大会後、海外のクラブに移籍した主な選手をポジション毎に紹介していきたい。


◎G K
  W杯南アフリカ大会前のスイス遠征でのイングランドとのテストマッチで好セーブを見せレギュラーの座を奪い取った川島選手(川崎F−ベルギー・リールセSK)。W杯でも日本のピンチを何度も救う活躍を見せた。この大会でブレークした1人と言えるだろう。その後、ベルギーリーグのリールセSKに移籍した。チームがトップリーグに昇格したばかりとあって苦戦が続いているが、ここをきっかけにステップアップ出来るか。コミュニケーションの取り方が難しいポジションであるが、是非頑張って欲しい。


◎D F
  このポジションでは両サイドバックが海外移籍を果たした。まずは、すっかり代表の左サイドバックに定着した長友選手(FC東京−チェゼーナ)。豊富な運動量とスピードが評価されセリエAのチェゼーナに移籍した。イタリアでも国内リーグフル出場を果たし、チームが下位に低迷している中奮闘している。
  一方、右サイドバックの内田選手(鹿島−シャルケ04)はブンデスリーガのシャルケ04に移籍した。長友選手同様、W杯の代表メンバーには選ばれたが試合出場は叶わなかった。その悔しさを胸にドイツに渡りチャンピオンズリーグ出場も果たした。アジア杯の代表メンバーにも選出され今後の活躍に期待がかかる。
  このポジションではこの他に日本代表に名を連ねた事もある安田選手(G大阪-フィテッセ)がオランダ一部リーグのフィテッセへ、W杯のメンバーからは漏れたが槙野選手(サンフレッチェ広島-1.FCケルン)が、ブンデスリーガの1.FCケルンへ移籍する事で合意したと発表されている。槙野選手については屈強な選手が多いポジションであり、テスト終了後はドイツメディアから厳しい評価をされていたが、レギュラーを取る事が出来るか注目したい。


◎M F
  日本代表の心臓部と言っても過言ではないポジション。既に活躍している本田選手(CSKAモスクワ)は世界に知れ渡っているがW杯終了後、周囲を驚かせるような活躍を見せているのが香川選手(C大阪-ドルトムント)。ブンデスリーガのドルトムントに移籍すると、いきなりチーム最多得点の8点を取り、リーグ戦首位を走るチームに貢献している。まさにセンセーショナルな活躍と言えるだろう。冬の移籍市場で何人かの日本人選手がヨーロッパに渡るが、香川選手の活躍が好影響をもたらしているのかも知れない。ザックジャパンでは「10番」を付ける事になり2014年W杯ブラジル大会では中心的存在になる事は間違いなさそうだ。W杯南アフリカ大会の日本代表選手では阿部選手(浦和−レスター)がイングランドプレミアリーグの下部リーグに所属するレスター・シティFCに移籍した。レスターの指揮官はかつてイングランド代表の監督も務めたエリクソン氏である。
  この他、細貝選手(浦和−レバークーゼン)がブンデスリーガのレバークレーゼンへ活躍の場を移す。(2012年までは2部リーグのチームにレンタル移籍する予定。)また、家長選手(G大阪−マジョルカ)がリーガエスパニョーラのマジョルカへ移籍する事が決まっており、先日スペインで入団会見を行った。


◎F W
  他のポジションに比べて手薄な印象があるポジションであり、海外に移籍する選手が出ないと思っていたが、W杯南アフリカ大会にも出場した矢野選手(新潟−フライブルク)が8月にブンデスリーガのフライブルグに移籍したのに続き、岡崎選手(清水)がブンデスリーガのシュトゥットガルトへの移籍が決定的であると現地メディアが報じている。チームが天皇杯の決勝を控えているだけに、移籍が事実だとすれば正式発表はその後になるだろうか。今後の動向に注目したい。

  いつになく海外に移籍する選手が続出している「海外移籍バブル」状態のJリーガ。代表に選出され定着する為にも、そして代表のレベルアップの為にも海外での経験は貴重なものとなる。どの選手も出来るだけ長くサッカー界の中心であるヨーロッパで活躍する事を期待したい。











人気ブログランキングへ
→ 海外で頑張っている選手には勿論注目するが国内の選手にも頑張って欲しい、と思っている方はクリックをお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村
  
posted by スポーツ職人201X at 10:57| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月24日

全ては2014年の躍進の為に・・・アジアトップの座を奪い返す戦いの始まり!!  【サッカー アジア杯日本代表メンバー発表】

  日本サッカー協会は24日、来年1月にカタールで行われるアジア杯に臨む日本代表のメンバー23名を発表した。
  海外組は、W杯南アフリカ大会で活躍した本田選手(CSKAモスクワ)やブンデスリーガのドルトムントで活躍している香川選手を含めて8名が選出された。また北京五輪代表の李選手(サンフレッチェ広島)がA代表初選出となった。

  2大会ぶりの優勝を目指す日本は1次リーググループBで1月9日にヨルダン、13日にシリア、17日にサウジアラビアと対戦する。グループ上位2チームが決勝トーナメントに進出し、決勝は1月29日に行われる。

【アジア杯日本代表メンバー】
◎G K
☆川島永嗣(リールス/ベルギー)
 西川周作(サンフレッチェ広島)
 権田修一(FC東京)

◎D F
☆岩政大樹(鹿島アントラーズ)
☆今野泰幸(FC東京)
 伊野波雅彦(鹿島アントラーズ)
☆長友佑都(チェゼーナ/イタリア)
 槙野智章(サンフレッチェ広島)
☆内田篤人(シャルケ04/ドイツ)
 吉田麻也(VVV/オランダ)
 酒井高徳(アルビレックス新潟)

◎M F
☆遠藤保仁(ガンバ大阪)
☆松井大輔(トム・トムスク/ロシア)
☆長谷部誠(ボルフスブルク/ドイツ)
 藤本淳吾(清水エスパルス)
 本田拓也(清水エスパルス)
 細貝萌(浦和レッズ)
☆本田圭佑(CSKAモスクワ/ロシア)
 柏木陽介(浦和レッズ)
 香川真司(ドルトムント/ドイツ)

◎F W
 前田遼一(ジュビロ磐田)
 李忠成(サンフレッチェ広島)
☆岡崎慎司(清水エスパルス)

☆は2010年W杯南アフリカ大会日本代表メンバー

<コメント>
  サッカー日本代表の2010年最大のトピックと言えば何といってもW杯南アフリカ大会の躍進である。そして指揮官は岡田監督からイタリアの名将、ザッケローニ監督にバトンタッチされた。年が明けて早々、ザックジャパン最初の公式戦、アジア杯が行われる。
  
  前回のアジア杯では優勝を逃したばかりでなくシード権を失い、W杯南アフリカ大会に向けて代表を強化しなければならない期間に今大会の予選を強いられ、満足いく強化スケジュールが組めなかった事は記憶に新しい。だからこそ今大会では最低でもシード権の確保、更に2014年W杯ブラジル大会の前年に行われるコンフェデレーション杯に出場し経験を積む機会を増やして本番に挑む必要がある事を考えると、優勝してアジア代表の権利を獲得する事がミッションとなる。

  今回選出されたメンバーの顔触れを見て印象的だったのは、長年日本の屋台骨を支えてきたセンターバック、中澤、闘莉王選手の両方が怪我などの理由により選手されていない事。逆に言えば、ポジション争いをする選手にとっては絶好のアピールの場となる。この大会が世代交代へのターニングポイントとなる大会となる可能性は十分ある。既にGKは世代交代が済んだ感があるが、その他のポジションも今後を見据えある程度の「血の入れ替え」は必要だと思う。
  また、指揮を執るザッケローニ監督にとってもアジアの舞台は初めての事である。これまで精力的にJリーグの試合を視察する等、研究熱心な所を見せているがその成果が形となって表れるか。まずはアジア各国相手にどんな采配を振るうのか真価が問われる大会となる。

  前回失ったアジアチャンピオンの称号を取り返す事が出来るか。2014年のW杯に向けて、いよいよザックジャパンの戦いが始まろうとしている。














人気ブログランキングへ
→ 今後の為にもアジア杯で優勝する事を期待したい、と言う方はクリックをお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ大会へ
にほんブログ村
posted by スポーツ職人201X at 23:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(4) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする