今大会優勝候補の一角に挙げられているバルセロナは、攻めてはアルゼンチン代表のメッシ選手が2ゴールを挙げ、守ってはアーセナルをシュート0本に抑える等、完勝でイングランドの強豪を退けた。また、シャルケ04、シャフタール・ドネツク、トッテナムもそれぞれ強豪を下しベスト8に進出した。
欧州CLの1回戦第2戦の残り4試合は、現地時間の15日、16日に行われる。
【欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦結果(8日、9日分)】
バルセロナ 3−1 アーセナル
(2試合合計4−3)
シャフタル・ドネツク 3−0 ローマ
(2試合合計6−2)
トッテナム 0−0 ACミラン
(2試合合計1−0)
シャルケ04 3−1 バレンシア
(2試合合計4−2)
<コメント>
ヨーロッパクラブNo.1を決めるサッカーの欧州チャンピオンズリーグ。ベスト8行きを懸けた戦いはホーム&アウエーの第2戦が始まり8つあるイスの内、4つがイスが埋まった。
各国リーグの優勝クラブ、上位進出クラブが集うこの大会。勝負に絶対はあり得ないのだが、世界トップクラスの選手を多数擁するバルセロナは別として、残り3チームは格、実績という点においては敗れたチームの方が上であると思われ、大きくは無いがそれなりに波乱の結果だったといえるのかも知れない。この大会8強の仲間入りをしたのはシャルケ04が2回目、ドネツクとトッテナムは共に初めてとなり新鮮な顔触れとなった。
この内、初のベスト8入りを果たしたシャフタール・ドネツク。ウクライナのドネツクと言う都市がホームタウンである。ウクライナのサッカークラブと聞いて真っ先に思いつくのが、ディナモ・キエフと言うクラブだが、シャフタール・ドネツクも2000年代に入って国内リーグで5回チャンピオンに輝き、2008年−2009年シーズンにはUEFAカップ(現在のヨーロッパリーグ)を制する等、急速に力を付けて来た。決勝トーナメント初戦となるイタリアの強豪、ローマ相手に敵地で勝利をモノにすると、第2戦となるこの試合でも退場者を出したローマを圧倒した。この後もビッククラブとの対戦が続くと思われるが、ジャイアントキリングを果たす事が出来るだろうか。
ところで「ドネツク」と聞いて、学生の時に社会の地理で習った事を思い出した。旧ソ連について勉強した時の事だが、ドネツクと言えば炭鉱で栄えた工業都市。ドネツ炭田と言う炭鉱の名称を覚えている人もいるだろう。この辺りは工業地帯として有名で他にクリボイログ鉄山があり、また穀倉地帯で有名なチェルノーゼム(黒土地帯)を有する等、地理で習った用語が出て来る。
工業地帯と言えば、内田選手が所属するシャルケ04のホームタウン、ゲルゼンキルヘンも石炭で栄えた都市であり、こちらも地理で習ったルール工業地帯の一角にある。ただルール地方の代表的都市として挙げられるのは、香川選手が所属するドルトムントであり産業の衰退によって人口が減り続けているゲルゼンキルヘンと言う都市が教科書に出てくる事は恐らく無いと思われる。小生もドイツワールドカップが行われた時に初めて聞いた都市だった。
今回は話が完全に脱線してしまったが、洋楽から英語に興味を持った人もいるように、サッカーから各国の地理や文化に興味を持つと言うのもアリのような気がする。
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