この内、ホームで初戦を迎えたガンバ大阪とセレッソ大阪は共に勝利を収め好スタートを切った。一方、昨シーズンそれぞれJリーグ、天皇杯を制した名古屋グランパスと鹿島アントラーズはアウエーに乗り込んで初戦を迎えたが名古屋は杭州緑城に0−2で敗れ、上海申花と対戦した鹿島もスコアレスドローと勝ち点3を獲得する事は出来なかった。
ACLグループリーグは5月のGW明けまでホーム&アウエー方式によるリーグ戦が行われ、各グループ上位2チームが決勝トーナメントに進出する。優勝したクラブには12月に日本で行われるFIFAクラブワールドカップの出場権が与えられる。
【ACLグループリーグ1日、2日の試合結果(日本関係分)】
◎グループE
G大阪 5−1 メルボルンV
(得点者)
前 2分 武 井
前 6分 アドリアーノ
前11分 イ・グノ
前22分 マスカット(メルボルン)
後18分 二川孝広
後45+1分 キム・スンヨン
◎グループF
杭州緑城 2−0 名古屋
(得点者)
後15分 ラミレス(杭州)
後41分 バ リ(杭州)
◎グループG
C大阪 2−1 アレマ・インドネシア
(得点者)
前14分 ピンパォン
後 5分 アラムシャー(アレマ)
後31分 ピンパォン
◎グループH
上海申花 0−0 鹿 島
左側がホームチーム
<コメント>
アジアクラブNo.1を決めるアジアチャンピオンズリーグが開幕した。かつて浦和レッズやガンバ大阪がこの大会を制し、Jリーグがアジアで強さを誇示する時代がいよいよやって来たかと思われたがその後長続きせず、韓国や中東のクラブが盛り返した。昨年、一昨年と決勝は国立競技場で行われたが、決勝のピッチに日本のクラブチームがいない事に寂しさを感じたサポーターも多いだろう。
代表レベルでは1月に行われたアジアカップで優勝しアジアチャンピオンの座に就いたが、クラブレベルでも復権しアジアの頂点に立つ事が出来るか。
今回日本からこの大会に参加するのは昨シーズンのJリーグチャンピオンの名古屋グランパス、天皇杯を制して出場権を獲得した鹿島アントラーズ、そしてガンバ、セレッソの大阪勢の計4つクラブ。グループリーグ、決勝トーナメントと秋まで行われる長くて険しい道のりとなるアジアクラブチャンピオンの座を懸けた戦いに挑む。
グループリーグ初戦となった1日、2日の試合ではホームで初戦を迎えた大阪勢は勝ち点3を獲得し幸先良いスタートを切ったが、敵地である中国に乗り込んだタイトルホルダーの鹿島と名古屋は
勝ち点3を獲得する事は出来なかった。
4試合の内、BS朝日で放映されていた名古屋とC大阪の試合を見ていたが、両チームともアグレッシブな動きを見せる事が出来ず、やや精彩を欠いていた。Jリーグ開幕を控えこれからコンディションを徐々に上げていく段階の時期である事も影響したのだろう。
初戦を落とした名古屋は杭州ディフェンスの出足鋭いチェックに手を焼き、思うようにパスを繋ぐ事が出来なかった。話題のルーキー永井選手が途中から出場したが、チームに合流してから間が無い事もあってかサポーターをうならせるようなプレーを見せる事は出来なかった。また、技ありとも言える2点目を奪われた事が後々得失点差が絡む争いになった時にどう出るか。杭州の他にもFCソウル、アルアインと強豪との対戦が待ち受けている。Jリーグと併せて厳しい日程が続くが、Jリーグチャンピオンここに有りと言う所を見せて欲しい。
ACLデビューを果たしたC大阪も格下相手に得点を量産する事は出来なかったが、それても最初の試合で結果を残した事は今後に向けて自信になるだろう。今シーズンから加入したピンパォン選手が2得点を挙げ存在感を示した。果たしてJリーグでもゴールを量産する事が出来るか。本格的にサッカーを始めて3年と言う、異色の経歴を持つストライカーの今後に注目したい。
浦和レッズ、ガンバ大阪が敷いて来たアジア盟主の道。消えかかっているその道を復活させるクラブが今年こそ現れて欲しいものである。
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