2011年01月23日

中東勢のいないベスト4  いつまで続く?「東高西低」  【サッカー アジア杯決勝トーナメント】

  カタールで行われているサッカーのアジア杯は準々決勝残り2試合が22日行われ、W杯南アフリカ大会のアジア代表だったオーストラリアと韓国が共に延長までもつれ込む接戦を制し、ベスト4進出を決めた。
  これで準決勝の組合せは日本×韓国、ウズベキスタン×オーストラリアと決まり25日(現地時間)に決勝進出を懸けて争う。


【アジアカップ準々決勝試合結果(22日分)】
韓 国  1−0  イラン

オーストラリア  1−0  イラク

<コメント>
  正月気分の抜け切らない1月7日に開幕したサッカーのアジアカップもいよいよ準々決勝まで終了し大詰めを迎えようとしている。
   ベスト4に勝ち残ったのは、日本、韓国、オーストラリア、ウズベキスタンの4カ国。ウズベキスタンを除く3カ国は何れの昨年南アフリカで行われたW杯のアジア代表国であり、ウズベキスタンも最終予選まで進出している実力国である。あれから1年も経っていないので、アジアの勢力図が急激に塗り替えられる事は考えにくく順当な顔触れとも言えるが、やはりこれまでアジアのサッカーを牽引する一端を担って来た西アジア勢がベスト4に残らなかったのは、今大会が中東で行われている事も併せて考えると少々寂しいような気がする。

  アジアカップの歴史を紐解くと、中東勢がベスト4を前にして姿を消したのは大会が始まって最初の頃以来のようだ。特に強さを誇示した1980年代以降では初めての事のようである。今大会もベスト8に4カ国残り、準々決勝の組合せは全て「中東勢×それ以外の国」だった。その準々決勝。どの国も展開ひとつで結果が変わる可能性があっただけに、結果だけを見て「凋落ぶりが目立つ」と言うのは早計であると思うが、地元勢が消えた準決勝以降の大会の盛り上がりが気になる所ではある。アウエーの雰囲気が和らぐと言う意味では、頂点を目指すザックジャパンにとっては好都合だとは思うが・・・。

  今日未明に行われたイラン×韓国。ちょうど韓国が先制点を上げた所で居眠りから目が覚めたのだが、映像が動画サイトにアップされていないか先程検索した所、1996年のアジアカップ準々決勝で対戦した両国の試合の模様がヒットした。後半だけでP.Kを含む4得点を稼いだダエイ選手を中心にイランが韓国を完膚なきまでに打ちのめしたシーンが映し出された。その時韓国がベストメンバーだったのかどうかは分からないが、今では信じられない光景である。文字、実況がハングル語だったので韓国の映像だと思うが、アナウンサー及び解説者の落胆ぶりが印象的だった。

  オーストラリアがAFCに加盟し昨年、今年と「東高西低」の状況が続いているアジアの勢力図。2014年のW杯に向けて今後、中東勢の逆襲はあるのか。それともこのまま凋落の一途を辿る事になってしまうのだろうか。中東勢が姿を消したAFCアジアカップカタール大会は間もなくフィナーレを迎えようとしている。











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posted by スポーツ職人201X at 14:24| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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