前回大会優勝のイラク、同準優勝サウジアラビア、同3位韓国と言った予選を免除されたシード国と予選を勝ち上がった12カ国に開催地カタールの計16カ国で争われるアジアNo.1決定戦。果たして勝負の行方は・・・。
そこで今回はグループリーグA〜Dについて紹介したいと思う。
◎グループA・・・カタール、中国、ウズベキスタン、クウェート
◎グループB・・・サウジアラビア、日本、シリア、ヨルダン
決勝トーナメントに進出できるのは各グループの上位2カ国。その決勝トーナメント初戦でグループA、Bのそれぞれ1、2位が襷掛けで準決勝進出を懸けて対戦する。
日本以外の国の情報があまり表に出ていないので、各国どんな選手がいるのか或いは特徴があるのか良く分からないが、決勝トーナメントを考えると、日本にとっては比較的恵まれた組み合わせと言えるだろうか。そう言えばW杯予選など、アジアの主要な大会で日本が厳しいグループ、いわゆる「死のグループ」に組み入れられたと言うのを余り見た事がないような気がする。
グループAは地元カタールがどんな戦いを見せるのか。2022年W杯開催も決まり、日本にとって今後無視出来ない存在となり得るだけに注目が集まる。W杯で指揮をとった経験を持つメツ監督の采配にも注目したい。これに続くのは高さとフィジカルの強さで日本も苦しめられた事があるウズベキスタン、W杯開催を目論む眠れる獅子中国か。
続いてはグループB。ザッケローニ監督の公式戦初采配となる日本代表。順当に行けば2位確保は困難なミッションではないと思うが、そこは何が起きるか分からない中東で行われる大会。しかも、因縁の地カタールである。侮ると痛い目に遭う可能性もある。出来ればヨルダン、シリアに連勝し決勝トーナメント進出を決めた状況でサウジアラビア戦を迎えたいところだが・・・。
中沢、闘莉王選手に代わる新しい壁は機能するのか。ザッケローニ監督のお目がねにかなった新しい選手がブレークするのか。そしてどんな布陣になるのか。今回は見所が多くありそうだ。
前回大会、日本を破ったサウジアラビア。1位でグループリーグを通過するには負ける事が出来ない相手である。日本を破った前回大会は準優勝したものの、その後行われたW杯予選を勝ち抜く事が出来ず、南アフリカの地に立つ事は出来なかった。それだけにこの大会に懸ける意気込みは、もしかしたら日本のそれより強いのかも知れない。果たして前回同様、日本の前に立ちはだかるのか。
◎グループC・・・韓国、オーストラリア、バーレーン、インド
◎グループD・・・イラク、イラン、北朝鮮、UAE
決勝トーナメントに進出出来るのは上と同じく各グループ上位2カ国。その決勝トーナメント初戦でグループC、Dのそれぞれ1、2位が襷掛けで準決勝進出を懸けて対戦する。
グループAや日本が入ったグループBとは反対にグループC、Dは強豪がひしめき合う激戦区となった。
恐らく4つのグループの中で最も厳しいのがグループCだろう。W杯南アフリカ大会にも出場した韓国とオーストラリア、そしてその予選でプレーオフに進出する等、進境著しいバーレーン。主力を怪我で欠く韓国、今回もベテランが浮沈のカギを握るオーストラリア。バーレーンにも突け入るスキはありそうだ。果たしてどこがグループリーグを突破するか予想するのは難しい。そしてアジアが誇る世界的プレーヤー、マンチェスターUの朴智星選手はこの大会を最後に代表を引退すると噂されている。果たして有終の美を飾れるか。
違った意味で何やらきな臭い匂いが漂うグループD。何の因果かイラン、イラク、北朝鮮とサッカー以外の所で世界から注目される国が集まった。
前回のこの大会を制したものの、その後は資格停止処分を受ける等、表舞台から遠のいた時期もあったイラク。W杯南アフリカ大会出場を逃す等、強豪ではあるものの、英雄アリ・ダエイ選手引退後は伸び悩んでいる感のあるイラン、最近ユース世代の活躍が目覚ましい北朝鮮と、W杯出場経験のあるUAE。一癖も二癖もありそうな国が揃ったグループDを勝ち上がるのはどこなのか。
さて日本代表に話を戻すと、Jリーグが終わって1ヶ月。その間、試合をしていない選手から、天皇杯での戦いを終えたばかりの選手まで、それぞれ過ごした時間が異なりコンディションの維持がポイントとなる。特にDF陣に怪我人が多く出ているのは、試合を行う意味からも、新戦力を見極めると言う意味からも気懸かりな点である。 しかも準備期間も短かった。それでも昨年、テストマッチとは言えアルゼンチンを破った事もありファンの期待は高まっている。それに応えるような成績を残す事が出来るか。ザック船長の舵取り、いや采配に注目したい。

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