海外組は、W杯南アフリカ大会で活躍した本田選手(CSKAモスクワ)やブンデスリーガのドルトムントで活躍している香川選手を含めて8名が選出された。また北京五輪代表の李選手(サンフレッチェ広島)がA代表初選出となった。
2大会ぶりの優勝を目指す日本は1次リーググループBで1月9日にヨルダン、13日にシリア、17日にサウジアラビアと対戦する。グループ上位2チームが決勝トーナメントに進出し、決勝は1月29日に行われる。
【アジア杯日本代表メンバー】
◎G K
☆川島永嗣(リールス/ベルギー)
西川周作(サンフレッチェ広島)
権田修一(FC東京)
◎D F
☆岩政大樹(鹿島アントラーズ)
☆今野泰幸(FC東京)
伊野波雅彦(鹿島アントラーズ)
☆長友佑都(チェゼーナ/イタリア)
槙野智章(サンフレッチェ広島)
☆内田篤人(シャルケ04/ドイツ)
吉田麻也(VVV/オランダ)
酒井高徳(アルビレックス新潟)
◎M F
☆遠藤保仁(ガンバ大阪)
☆松井大輔(トム・トムスク/ロシア)
☆長谷部誠(ボルフスブルク/ドイツ)
藤本淳吾(清水エスパルス)
本田拓也(清水エスパルス)
細貝萌(浦和レッズ)
☆本田圭佑(CSKAモスクワ/ロシア)
柏木陽介(浦和レッズ)
香川真司(ドルトムント/ドイツ)
◎F W
前田遼一(ジュビロ磐田)
李忠成(サンフレッチェ広島)
☆岡崎慎司(清水エスパルス)
☆は2010年W杯南アフリカ大会日本代表メンバー
<コメント>
サッカー日本代表の2010年最大のトピックと言えば何といってもW杯南アフリカ大会の躍進である。そして指揮官は岡田監督からイタリアの名将、ザッケローニ監督にバトンタッチされた。年が明けて早々、ザックジャパン最初の公式戦、アジア杯が行われる。
前回のアジア杯では優勝を逃したばかりでなくシード権を失い、W杯南アフリカ大会に向けて代表を強化しなければならない期間に今大会の予選を強いられ、満足いく強化スケジュールが組めなかった事は記憶に新しい。だからこそ今大会では最低でもシード権の確保、更に2014年W杯ブラジル大会の前年に行われるコンフェデレーション杯に出場し経験を積む機会を増やして本番に挑む必要がある事を考えると、優勝してアジア代表の権利を獲得する事がミッションとなる。
今回選出されたメンバーの顔触れを見て印象的だったのは、長年日本の屋台骨を支えてきたセンターバック、中澤、闘莉王選手の両方が怪我などの理由により選手されていない事。逆に言えば、ポジション争いをする選手にとっては絶好のアピールの場となる。この大会が世代交代へのターニングポイントとなる大会となる可能性は十分ある。既にGKは世代交代が済んだ感があるが、その他のポジションも今後を見据えある程度の「血の入れ替え」は必要だと思う。
また、指揮を執るザッケローニ監督にとってもアジアの舞台は初めての事である。これまで精力的にJリーグの試合を視察する等、研究熱心な所を見せているがその成果が形となって表れるか。まずはアジア各国相手にどんな采配を振るうのか真価が問われる大会となる。
前回失ったアジアチャンピオンの称号を取り返す事が出来るか。2014年のW杯に向けて、いよいよザックジャパンの戦いが始まろうとしている。

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