前回のこの大会を制したイタリアのインテル、スペインの2強バルセロナ、レアル・マドリードを始め日本代表での活躍が期待される内田選手が所属するドイツのシャルケ等が勝ち残った。
決勝トーナメントの組合せ抽選は17日に行われ、2月に1回戦が行われ、5月にイングランドウェンブリー・スタジアムで決勝戦が行われる。
【決勝トーナメント実施方法】
準決勝まではホーム&アウエー方式で行われる。1回戦は、グループリーグ1位×同2位の対戦となる。但し、同一国同士及びグループリーグで対戦済みのチームが再び当たらないよう配慮される。
【グループリーグ結果】
各グループカッコ内の数字は勝ち点
◎グループA
1トッテナム(11)、2インテル(10)、3トゥエンテ(6)、4ブレーメン(5)
昨シーズン国内ビック4の一角を崩し、今シーズンもまずまずの位置に付けているチャンピオンズリーグ初登場のトットナムと連覇を目指すインテルがこのグループを突破したのは順当と言えるだろうか。インテルは最終戦でブレーメンに完敗したが、ベニテス監督にとっては、この時期クラブW杯の方が大事だったようで・・・。2位通過なので決勝トーナメントでいきなり強敵と当たる可能性もあるインテル。国内リーグで精彩を欠き、仮にクラブW杯を獲得出来ないと指揮官への風当たりは強くなるだろうか。失意のリヴァプールからミラノにやって来た指揮官は昨年に続き試練を迎えようとしている。
◎グループB
1シャルケ04(13)、2リヨン(10)、ベンフィカ(6)、ハポエル・テルアビブ(5)
国内リーグでは低迷しているシャルケがこのグループトップで決勝トーナメントにコマを進めた。日本代表での活躍が期待されている内田選手が属しているが、大舞台を経験出来るのは本人にとってもプラス。是非、存在をアピールして欲しい。もう一つのキップを獲得したのは、前回大会レアルマドリードを下してアッと言わせたリヨン。今回も大物食いをするのか。
◎グループC
1マンチェスターU(14)、2バレンシア(11)、3レンジャーズ(6)、4ブルサルスポル(1)
このグループも波乱なくマンチェスター・U、バレンシアがグループリーグ突破。20年超と言う世界的に見ても恐らく例が無いであろうファーガソン監督の長期政権が続くマンチェスターU。今シーズンもプレミアリーグでは中心的な存在となっている。かつて所属したC・ロナウド選手のような、一挙手一投足が注目されるような選手はいないが、各国の代表選手をずらりと揃える世界トップクラスのチーム。果たしてこの大会でも好成績を収める事が出来るか。
◎グループD
1バルセロナ(14)、2FCコペンハーゲン(10)、3ルビン・カザン(6)、4パナシナイコス(2)
バルセロナのグループリーグ突破は順当だが、コペンハーゲンのグループリーグ突破は少々驚きと言えるだろうか。デンマークと言えばW杯のグループリーグで日本と対戦した事は記憶に新しいが、主力の多くは海外で活躍する選手だった。お馴染みのチームが顔を揃えた16強の中に混じって決勝トーナメントで旋風を巻き起こす事が出来るだろうか。
◎グループE
1バイエルン(15)、2ローマ(10) 、3バーゼル(6)、4CFRエコマックス・クルイ(4)
今シーズンの国内リーグでは共に中位に位置し、これから上位争いに加わろうとしているドイツの名門とイタリアの名門がグループリーグ突破を果たしたグループE。バイエルンは前回大会の準優勝チーム。。今回は果たしてどこまで勝ち進む事が出来るか。
◎グループF
1チェルシー(15)、2マルセイユ(12) 、3スパルタク・モスクワ(9)、4MSKジリナ(0)
昨シーズンプレミアリーグを制したチェルシーが1位でグループリーグ突破。互いの対戦でアウエーで勝利を収めたスパルタク・モスクワとマルセイユは、モスクワで3得点取ったマルセイユが2位通過となった。
◎グループG
1レアル・マドリード(16) 、2ミラン(8)、3アヤックス(7)、4 オセール(3)
前回大会に続き同じグループに属したR・マドリードとミランが、その時と同じ順位でグループリーグ突破を果たした。R・マドリードは前回大会でホームが決勝の舞台となりながら、リヨンに足元をすくわれそこまで辿り着く事が出来なかった。今大会は果たしてどこまで勝ち進む事が出来るか。個人的には、国内リーグで今シーズンも激しい鍔迫り合いを演じているバルセロナと、サッカーの聖地で対戦するシーンを見てみたいものだが・・・。
◎グループH
1シャフタル・ドネツク(15) 、2アーセナル(12)、3スポルティング・ブラガ(9)、4パルチザン・ベオグラード(0)
このグループは引き分けが無く、全試合白黒ハッキリ付いたグループである。他にはグループFが同じ結果となった。ウクライナの強豪シャフタル・ドネツクが、プレミアリーグで常に上位争いをしているアーセナルを抑えてトップとなった。馴染みの薄いチームであるが、一昨年のUEFA杯(現在のヨーロッパリーグ)のチャンピオンである。ウクライナと言えばポーランドと共催でEURO2012が行われる。ホスト国として勢いを付ける結果をもたらす事が出来るか注目したい。
マンチェスターUのファーガソン監督同様、アーセナルのベンゲル監督も長期政権となっている。かつて日本が代表監督にと恋焦がれた時期もあったが、やはり振り向いてはくれないのだろうか。

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