【竜と鴎、互いに譲らず舞台は千葉マリンへ・・・プロ野球日本シリーズ】
◎日本シリーズ第1戦(30日ナゴヤドーム)
ロッテ 0 1 2 0 0 1 1 0 0 5
中 日 0 2 0 0 0 0 0 0 0 2
【勝】 成瀬1勝0敗
【負】 吉見0勝1敗
【S】 小林宏1S
◎日本シリーズ第2戦(31日ナゴヤドーム)
ロッテ 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
中 日 4 3 3 0 0 2 0 0 x 12
【勝】 チェン 1勝0敗
【負】 マーフィー 0勝1敗
<コメント>
2010年のチャンピオンを決めるプロ野球の日本シリーズがナゴヤドームで開幕した。第1戦で千葉ロッテが、苦手としていたナゴヤドームで貴重な勝ち星を上げて迎えた第2戦。この日敗れると崖っぷちに立たされると言っても良いであろう中日が12−1の大差で勝利を収め、星を五分に戻した。
第1戦で千葉ロッテの成瀬投手に抑えられた打線が序盤から爆発し3回を終わった時点で10得点を重ね試合を決めた。投げてはチェン投手が千葉ロッテ打線を6回1失点に抑える好投を見せた。2枚看板の内の1枚で星を落としはしたが、打線を組み替えた落合監督の采配もズバリ当たった第2戦では、クライマックスシリーズで当たりの止まっていた和田選手ら主軸に当たりが戻る等、明るい材料も見え始めた名古屋の竜。大差勝ちで気分良く千葉に乗り込めるだろう。本拠地で強さを見せる反面、敵地では勝てない「内弁慶」と言う欠点を克服した時に頂点が見えてくるが、再び名古屋に戻った時にはどんな状況になっているのだろうか。
一方、敵地でしかも苦手意識のあるナゴヤドームで貴重な白星を上げた千葉ロッテ。この日は立ち上がりに不安を抱えるマーフィー投手が先発だったが、その不安が的中する結果となってしまった。クライマックスシリーズファーストステージの西武戦でも同じような展開だった事があるが、さすがに序盤に10点を取られては後半追い上げると言う雰囲気にはならないだろうか。大事な所でエラーも出てしまった。まずは敵地で1勝した事を良しとし、約1ヶ月ぶりに戻る我が家で仕切り直し、一気にに決めたいと言った所か。第3戦から舞台を千葉マリンに移す日本シリーズ。地上波全国ネット初中継となる日本一決定戦はこの後、どんな展開になるのか注目したい。
【春王者の意地か?注目の3投手を打ち崩し、決着は優勝決定戦へ・・・東京六大学秋季リーグ戦】
◎早慶戦第1戦(31日 神宮球場)
慶 大 1 0 0 0 0 1 0 0 0 2
早 大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
◎同第2戦(11月1日 神宮球場)
早 大 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
慶 大 1 0 3 2 0 0 1 0 x 7
<コメント>
早大の3投手がドラフト1巡目に指名されてから最初の試合と言う事で注目を集めた秋の早慶戦は、優勝する為には1つも負けられない慶應が連勝し勝ち点を上げ、3日に行われる優勝決定戦で雌雄を決する事になった。
ドラフト1巡目で指名された早大の3投手ばかりががクローズアップされるが、春の6大学を制したのは慶應である。春の王者の意地を見せて早大の優勝に待ったを掛け、春秋連覇へ向けて優勝決定戦に持ち込んだ。
高校で甲子園出場経験もある技巧派の竹内投手(中京大中京)と、高校の時は全く無名の存在だった速球派の福谷投手(愛知県立横須賀)と言う、春のリーグ戦でも活躍した愛知県出身の2年生コンビが早大打線を抑え込むと、打線もドラフトに指名された3投手を1、2戦でで打ち崩し援護した。「伝説の6連戦」以来、50年ぶりとなる早慶によるプレーオフ。勢いで慶應に分があるか。それともドラ1トリオが6大学最後の試合を飾るに相応しい投球を披露し早大が締めるのか。注目の大一番が行われる神宮の森は、静かにその時が来るのを待っている。

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