まず、グループBでは日本のライバル韓国が、チームの柱である朴智星選手がゴールを挙げる等、終始攻撃の手を緩めず2−0でギリシャを下した。また、マラドーナ監督率いるアルゼンチンも1−0でナイジェリアを下し初戦を白星で飾った。
一方、グループCでは優勝候補に名を連ねるイングランドはアメリカと1−1のドロー、スロベニアは1−0でアルジェリアを下しW杯初勝利を挙げた。
W杯南アフリカ大会は13日、14日にグループD、グループEの第1戦が行われ、グループEの日本はカメルーンと対戦する。
【グループリーグ結果(12日、13日分)】
◎グループB
韓 国(3) 2−0 ギリシャ(0)
アルゼンチン(3) 1−0 ナイジェリア(0)
◎グループC
イングランド(1) 1−1 アメリカ(1)
スロベニア(3) 1−0 アルジェリア(0)
<コメント>
開幕戦の南アフリカ×メキシコ戦では試合中、ずっと鳴り続けた南アフリカの民族楽器「ブブゼラ」。アフリカ勢が登場する試合のみ鳴るのかと思っていたが、その後行われた試合でも鳴り響き、今大会の応援スタイルとしてすっかり定着した。イングランド×アメリカの試合をテレビで見たが、イングランドサポーターの定番ソングである大脱走マーチを奏でるトランペットの音が僅かに聞こえる程度で、ハチが群がって飛ぶ音のように聞こえるブブゼラの音にすっかりかき消されていた。選手、スタッフは大会期間中もう1つの敵と戦わなければならない。(今後、禁止になる可能性もあるようだが・・・。)
さて大会2、3日目。アルゼンチン、イングランドと言った強豪国が登場し、いよいよ決勝トーナメント行きのチケットを争う戦いが本格的に始まった。
グループBで度肝を抜いたのが韓国の快勝劇だろう。ディフェンスに定評のあるギリシャ相手に臆する事なく攻め続けた。持ち前のスピーディーな攻撃で相手の高い壁を粉砕し上々のスタートを切った。相手のミスを見逃さずボールを奪い相手を振り切ってゴールを決めたチームの柱、朴智星選手に象徴されるようにチーム状態は最高潮と思われ、難敵のアルゼンチン、ナイジェリアに対しても何かやってくれそうな予感がする。
そしてブブゼラと並んで選手、特にGKを悩ませているのが今大会の公式球であるジャブラニ。イングランドの失点もアルジェリアの失点も不規則な動きをするボールが失点の一因となったような気がする。枠内にシュートを打つと何かが起きるような気がする。
ブブゼラとジャブラニ。世界トップクラスの選手をも悩ませる2つの要素。この後、スタジアムで或いはピッチでどんな悪戯をするのだろうか。

→日本も積極的にシュートを打って欲しい、と思う方はクリックをお願い致します。 サッカーW杯グループD、ガーナ×セルビア、ドイツ×オーストラリアは、ガーナとドイツが勝利を収め勝ち点3を獲得した。
【グループD試合結果(13日分)】
ガーナ(3) 1−0 セルビア(0)
ドイツ(3) 4−0 オーストラリア(0)