開幕戦となったグループAの南アフリカ×メキシコは、1点を追うメキシコが後半34分CKからマルケス選手が同点ゴールを決めて1−1の引き分けとした。
またグループAのもう1試合、フランス×ウルグアイも0−0の引き分けに終わった。
W杯南アフリカ大会2日目は12日、グループBの韓国×ギリシャ等3試合が行われる。
【W杯グループリーグ結果(11日分)】
◎グループA
南アフリカ(1) 1−1 メキシコ(1)
フランス(1) 0−0 ウルグアイ(1)
カッコ内の数字は勝ち点
【2日目試合予定】
◎グループB
韓 国×ギリシャ
アルゼンチン×ナイジェリア
◎グループC
イングランド×アメリカ
<コメント>
4年に一度行われるサッカーの祭典、W杯が開幕した。これから約1か月間、世界中の人々が熱狂しその視線が南アフリカに注がれる事になる。
開幕戦を中継したNHK。スタジオには宮本選手(神戸)。そして試合の解説が福西氏、ゲストに中田氏。4年前、空中分解を起こした日本代表チームの渦中にいた3人が顔を揃えた。分裂したチームをまとめるのに苦労したキャプテン宮本選手と、大会前の合宿で激論を交わした中田氏と福西氏。その3人が笑顔で語り合っているのを見ると4年の月日が流れたんだな、と言う事を感じさせる。
さて、開幕戦の南アフリカとメキシコの試合。南アフリカの民族楽器であるブブゼラが終始鳴り続ける、アフリカ独特の雰囲気の中で試合は行われた。
前半はメキシコが主導権を握り、持ち前のパスワークで南アフリカを翻弄した。ここで先制点を決めていればワンサイドの試合になった可能性があった。
しかし、相手の攻撃を耐えた南アフリカは、徐々にリズムを掴むと、カウンター攻撃でメキシコ陣内に攻め込むシーンが増え始めた。そして南アフリカが、後半10分と相手を焦られるには理想的な時間帯で先制点を奪い、見る側としては面白い展開となった。
一方、メキシコは攻め手を失い、得点を挙げるきっかけを掴めないまま時間が過ぎていった。CKから同点としたが何とか追い付いたと言う試合内容だった。ここ数試合の強化試合で南アフリカは負けていないが、チーム状態の良さを印象付けた。戦前の予想では4番手だった南アフリカ。開催国という利点を生かし、この後ウルグアイ、フランスも撃破し旋風を巻き起こす事が出来るだろうか。
もう1試合フランス×ウルグアイも引き分け、4チーム揃って勝ち点1でスタートしたグループA。最後まで目が離せないグループとなりそうだ。

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