さて、サッカーのヨーロッパ主要リーグの状況を紹介するシリーズ。4回目となる今回はスペインのリーガエスパニョーラの状況について紹介したいと思う。(一応、今回が最終回の予定。)
【リーガエスパニョーラ順位5月5日現在】
1 バルセロナ 93
2 レアル・マドリード 92
3 バレンシア 68
4 セビリア 60
5 マジョルカ 59
数字は勝ち点
2006年ドイツW杯以降、EURO2008での代表の優勝、そして2008年−2009年シーズンでのバルセロナのチャンピオンズリーグ制覇等、今やサッカーの世界で中心的存在となりつつあるスペイン。そして今シーズン、チャンピオンズリーグの決勝の舞台はレアル・マドリードの本拠地であるサンティアゴ・ベルナベウ。スペインの力を誇示するのにこれ以上ない舞台が整ったが、決勝トーナメントに進出した「2大巨頭」、レアル・マドリードとバルセロナは共にこの舞台を見ずして姿を消した。両チームとも世界トップクラスの選手を揃えながら最後の大舞台に残れない所に、サッカーの難しさや面白さがある。
さて、プリメーラ・ディビシオン(1部)の状況を見ると、ここ数シーズンと同様、レアル・マドリードとバルセロナの一騎打ちとなっており、3位のバレンシアにおよそ30ポイント近く差を付けている。他国のリーグでは信じられないような状況であるが、とにかくこの両チームが最終節まで優勝争いを演じる事になる。両チームとも残された獲得可能なタイトルがこの国内リーグのみとなっている為、残り2試合を必死に戦う事だろう。5月8日に行われるバルセロナと、次回チャンピオンズリーグ出場権を争うセビリアが対戦するが、ここが1つのヤマになるのではないだろうか。この試合を乗り切り、他の試合で取りこぼしが無ければそのままバルセロナが逃げ切るような気がするが果たして…。

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