日本から参加している4つのクラブの内、既に決勝トーナメント進出を決めているグループF鹿島アントラーズは、興梠選手のゴールで1−0と長春亜泰(中国)を下し5連勝。グループFのG大阪も2−1で水原三星(韓国)を下しグループリーグ突破を果たした。
グループリーグ突破へ後が無いグループEの川崎フロンターレは、城南一和(韓国)を3−0で下し望みを繋いだ。また、グループHのサンフレッチェ広島も山東魯能を3−2で下したが、予選敗退が決まった。
ACL東ゾーンのグループリーグは、決勝トーナメント8つの枠の内7つが決まり残る1つの枠をグループEの北京国安と川崎フロンターレが争う。最終節は27日、28日に行われる。
【ACLグループリーグ第5節結果など】
◎グループE
川 崎 3−0 城南一和
メルボルン 0−0 北京国安
グループEは、城南一和が決勝トーナメント進出を決めている。2位北京国安の勝ち点7、3位の川崎の勝ち点6。川崎は勝てば決勝トーナメント進出決定。
◎グループF
長春亜泰 0−1 鹿 島
全北現代 8−0 ペルシプラ・ジャヤプラ
鹿島と全北現代が決勝トーナメント進出
◎グループG
G大阪 2−1 水原三星
アームド・フォーシーズ 2−1 河南建業
G大阪と水原三星が決勝トーナメント進出
◎グループH
山東魯能 2−3 広 島
浦 項 0−0 アデレード・ユナイテッド
浦項とアデレードが決勝トーナメント進出決定
各グループ左側がホームチーム
<コメント>
アジアクラブNo.1を決めるアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグも大詰め。続々と決勝トーナメント進出クラブが決まり、残された枠も僅かとなって来た。
日本から参戦している4つのクラブの内、鹿島とG大阪が最終戦を待たずに次のステージへとコマを進めた。また、ACL初参戦となった広島は残念ながら予選で姿を消す事になったが、勝利も収めて足跡を残した。
そして、グループリーグ最終戦に全てを託す事になった川崎F。韓国の城南一和や中国の北京国安と言った「骨っぽい」クラブが揃ったグループでタフな戦いを強いられて来たが、何とか勝ち点差1の3位に踏み止まり、決勝トーナメント進出を懸けて北京国安との直接対決に臨む事になった。
チームの点取り屋である鄭大世選手を出場停止で欠いてはいるが、怪我で戦列を離れていた中盤の要であるMF中村憲選手が復帰し、最終戦に向けて明るい材料が出て来た。城南一和戦で後半途中から出場し、何度か決定機を演出する等、まずまずの動きを見せていた。
勝ち点差1で追う北京国安は、雪の等々力で苦杯を舐めた相手。恐らく「完全アウエー」の雰囲気の中での試合となると思うが、ホームで味わった屈辱を敵地で晴らして欲しい。それが果たせた時、昨年に続いて決勝トーナメント行きのチケットを手にする事が出来るのである。

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