1勝1敗で迎えた第3戦。リンク栃木は第2Q終了時点で36−47と差をつけられたが、第3Qに入ると徐々に追い上げ、第4Q残り39秒で川村選手がシュートを決めて逆転し決勝進出を果たした。
JBLプレーオフ決勝は、3連覇を狙うアイシンと初優勝を狙うリンク栃木との間で行われる。
【JBLプレーオフ準決勝、パナソニック×栃木第3戦結果】
リンク栃木 81−80 パナソニック
(14−27、22−20、24−20、21−13)
【JBLプレーオフ決勝日程】
アイシン×リンク栃木
10日(土)15:00
11日(日)15:00
12日(月)19:15
14日(水)19:15
15日(木)19:15
会場は全て代々木第二体育館。3戦先勝方式で、結果によっては14日、15日の試合は行われない可能性がある。
<コメント>
協会の内紛で揺れた日本のバスケットボール界。その内紛もようやく収束し、今年度からbjリーグ所属の選手に対する日本代表への門戸が開かれたり、bjリーグとJBLの統合を目指す動きが見られる等、日本の男子バスケットボールは新たな局面を迎えようとしている。
さて、今シーズンのJBLもいよいよ大詰めを迎えた。プレーオフ決勝のカードは、アイシン×リンク栃木のレギュラーシーズン1、2位同士の対戦となった。
アイシンは、長年日本の男子バスケットボール界をリードして来たチームである。ベテランの佐古選手、日本代表の竹内選手等、経験豊富な選手を擁しJBL3連覇、1月に行われた全日本総合選手権に続くタイトル獲得を目指している。
一方、リンク栃木は創部3年目、JBL参戦2年目と言う新鋭のチームでありレギュラーシーズン2位でプレーオフに進んだ。「JBL参戦5年以内で日本一」がチームのスローガンであるが、準決勝で古豪パナソニックを破り初の決勝進出。早くもそのチャンスが巡って来た。
新鋭ではあるが、日本人初のNBAプレーヤーとなった田臥選手やレギュラーシーズン得点王に輝いた川村選手等、日本代表クラスの選手がチームの柱として活躍している。
レギュラーシーズンの戦績を見るとアイシンにやや分があると思われるが、果たしてアイシンが王者の貫禄を見せ付け3連覇を達成するのか。それとも地元の熱い声援を受けてリンク栃木がそれを阻止し、今シーズン限りでチームを去るウィスマンHC(この後、日本代表のHCに就任予定。)に最後の花道を飾る事が出来るのか。10日から始まる決勝の行方に注目が集まる。

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