【最後の「春高バレー」】
20日から東京代々木第一体育館で「第41回全国高等学校バレーボール選抜優勝大会(春高バレー)」が開催される。来年度から、開催時期が1月に、会場は東京体育館へ変更されることが決まっており、いわゆる「新人戦」の全国チャンピオンを決める大会としては今回が最後となる。果たして最後を飾る高校はどこか。
男子は混戦模様。東亜学園や東洋と言った東京勢に九州の強豪、大村工(長崎)や福岡大大濠(福岡)、鎮西(熊本)等、どこが勝ち上がるのか予想するのは難しい。また、1回戦で激突する東北(宮城)×深谷(埼玉)の名門同士の対決も見ものだ。他にはかつて岡谷工で一時代を築いた壬生監督率いる創造学園大附(長野)にも注目したい。
女子は、東九州龍谷(大分)が大会3連覇を果たすか。それとも偉業に待ったを掛ける高校が現れるかに注目が集まる。古川学園(宮城)や共栄学園、かつて日本代表だったた大竹秀之氏を父に持つ大竹里歩選手擁する下北沢成徳と言った東京勢が有力校として挙げられる。
大会は一発勝負のトーナメント戦。大会期間中に勢いに乗れるか乗れないかで勝敗の行方はがらりと変わるだろう。
【「春」はセンバツから…】
第82回選抜高校野球大会が21日から甲子園球場で行われる。プロ注目の好投手、一二三投手を擁する東海大相模(神奈川)、島袋投手を擁する興南(沖縄)を始め、夏春連覇を狙う中京大中京(愛知)、投手層の厚い帝京(東京)等が有力校として挙げられている。その帝京は初戦で近畿大会覇者の神戸国際大付(兵庫)と対戦する事になった。1回戦屈指の好カードと言えるだろうか。
この他、九州大会を制した嘉手納(沖縄)や神宮大会を制した大垣日大がどこまで迫るか。また、前回大会旋風を巻き起こした東北勢や21位世紀枠で出場する高校にも注目したい。
【プロ野球も開幕!!秋に笑うのはどのチームか?】
プロ野球パ・リーグも20日に開幕し、既に開幕投手が以下の通り発表となっている。
西武(涌井)×ロッテ(成瀬)
日本ハム(ダルビッシュ)×ソフトバンク(杉内)
オリックス(金子)×楽天(岩隈)
昨年、パ・リーグを制した日本ハムが今シーズンもリーグを引っ張る存在になると予想する。エース、ダルビッシュ投手は今年も健在で、どこまで勝ち星を重ねるか。打線もベテラン稲葉選手を中心にスモールベースで相手投手を崩すスタイルは変わらないだろう。ウィークポイントと言えば、長いシーズンエースがアクシデントを起こした時の2番手投手の層が薄い事、スレッジ選手が抜けて一発で局面を変えられる選手がいない事ぐらいだろうか。3年目で初めて開幕を1軍で迎える中田選手にも注目が集まる。
昨シーズン躍進を遂げた楽天は監督が変わり、どんな野球を見せるか。投手は岩隈投手、田中投手の2枚看板、打線ではベテランの山崎選手が今年もチームを引っ張る形になるだろうか。今シーズン、上位進出のカギを握るのは、昨シーズン克服できなかった中継ぎ、抑え投手の整備がどこまで出来ているかだろうか。新外国人のモリーヨ投手がどこまで使えるかがポイントとなるだろう。
王者奪回を目指す西武は中島選手、片岡選手、中村選手と攻撃陣はコマが揃っている。ポイントとなるのはやはり先発投手に続く中継ぎ、抑えの働きだろうか。久々に古巣に帰ってきた工藤投手がどんなピッチングを見せるか。また、鳴り物入りで入団した菊地投手はどの段階で1軍に上がってくるのか。
この他、監督が代わったロッテ、オリックス。中堅、ベテラン選手の活躍がカギを握りそうなソフトバンクがどこまで食い込むのか。今年も最後までもつれる争いとなるような気がする。
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