欧州チャンピオンズリーグはこれでベスト8が出揃い、準々決勝以降の組合せ抽選が19日に行われた。CSKAモスクワはインテルと、バルセロナはアーセナルと対戦する事が決まった。準々決勝第1戦は3月30日、31日に行われる。
【決勝トーナメント1回戦第2戦結果(16日、17日実施分)】
チェルシー(1) 0−1 インテル(3)
セビージャ(2) 1−2 CSKAモスクワ(3)
バルセロナ(5) 4−0 シュツットガルト(1)
ボルドー(3) 2−1 オリンピアコス・ピラエウス(1)
左側がホームチーム。カッコ内の数字は2試合の合計得点で、太字のクラブがベスト8進出。
【準々決勝組合せ】
@バイエルン(ドイツ)×マンチェスターU(イングランド)
Aリヨン(フランス)×ボルドー(フランス)
Bインテル(イタリア)×CSKAモスクワ(ロシア)
Cアーセナル(イングランド)×バルセロナ(スペイン)
準決勝の組合せは、@の勝者×Aの勝者、Bの勝者×Cの勝者
<コメント>
サッカーのヨーロッパクラブNo.1を決めるチャンピオンズリーグはベスト8が出揃った。
ここ数年のチャンピオンズリーグは、イングランドプレミアリーグ勢が席巻しスペインのバルセロナが割って入る構図が続いていた。しかし、今大会勝ち上がったクラブの顔触れを見ると各国リーグの有力クラブが勝ち上がり「一党独裁」の色合いが薄れたのが特徴として挙げられる。決勝の舞台となるサンチャゴ・ベルナベウをホームグラウンドに持つレアル・マドリードの姿がないのは少々寂しい気がするが、その他は順当な結果と言えるだろうか。日本代表の本田選手がその中の一員として名を連ねているのは、日本代表にとってはW杯に向けて明るい材料である。
その本田選手。先日行われた対セビージャ戦で目の覚めるようなFKをゴールに捩込み、センセーショナルなチャンピオンズリーグデビューを果たした。動画サイトでそのシーンを見たが、GKのキャッチミスのようにも見えなくもないが、北京五輪予選で見せた変則的な動きをしてゴールに吸い込まれたFKを彷彿とさせる強烈なシュートだった。W杯を見据え、出場機会を求めて帰国する選手もおり、ヨーロッパで活躍する日本人選手が少なくなっている。今回のFKで(勿論、それだけではないと思うが)、今度のW杯の活躍次第では夏の移籍市場で目玉となる可能性も高い。次のインテル戦、それに勝つとバルセロナ或いはアーセナルとの対戦が待っており、ビッククラブ相手にどんなプレーをするか楽しみになって来た。
スペインのバレンシアやイングランドのチェルシーを始め世界のビッククラブが獲得を検討していると噂されている中で、更に活躍し世界に衝撃を与えるようなプレーヤーになってくれる事を期待したい。

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