今月行われた東アジア選手権の主力組等の他、本田圭佑(CSKAモスクワ)、森本貴幸(カターニア)ら海外組5名が選ばれた。
【対バーレーン戦代表メンバー】
◎GK
楢崎正剛(名古屋)、川島永嗣(川崎)
◎DF
中澤佑二(横浜FM)、田中マルクス闘莉王(名古屋)、駒野友一(磐田)、今野泰幸(FC東京)、長友佑都(FC東京)、内田篤人(鹿島)
◎MF
中村俊輔(エスパニョル)、稲本潤一(川崎)、遠藤保仁(G大阪)、松井大輔(グルノーブル)、阿部勇樹(浦和)、長谷部誠(ボルフスブルク)、本田圭佑(CSKAモスクワ)
◎FW
玉田圭司(名古屋)、平山相太(FC東京)、岡崎慎司(清水)、興梠慎三(鹿島)、森本貴幸(カターニア)
<コメント>
今年行われるスポーツのビックイベントは現在開催されているバンクーバーオリンピックと6月に南アフリカで行われるサッカーW杯である。バンクーバーオリンピックは、明日(26日)、いよいよ日本にとって最大のハイライトと言える女子フィギュアスケートのフリー演技が行われ、女王対決が決着すると言う事でマスコミを中心にヒートアップしている。
一方、6月に大会を迎えると言うのに一向に熱が上がらないサッカーW杯の日本代表。難敵揃いのグループリーグに加え東アジア選手権での失態とサポーターがこぞって監督解任を叫んだにも関わらず岡田監督続投と、マイナス要素が重なっては仕方のない事か…。
互いにアジアカップ本大会出場が決まっている今回の一戦もこの後のテストマッチの日程を考えると、国内組の最終テストと位置付けても良いと思うのだが、それを前倒ししての海外組招集となった所に指揮官が窮地に立たされている現状が見え隠れする。
東アジア選手権の韓国戦の記事で、代表を活性化させる為に短期間で効果を上げるには、選手を代えるか或いは監督を代えるか、と言うような事を書いた。海外組が加わり東アジア選手権の時とはメンバーが代わる事で(と言ってもお馴染みのメンバーである事から「劇薬」とはならないと思うが…)、果たしてどんな化学反応を起こすのか。東アジア選手権でサポーターが感じたであろうモヤモヤ感を払拭する試合をして欲しい。
最後に余談だが、今回選ばれたメンバーを見て個人的に気になった事が1つ。アントラーズの興梠選手は、前回の合宿でも招集されたものの、「ワールドカップで戦うには、精神面での厳しさが足りない。」と言う判断を岡田監督が下しメンバーから外したような覚えがある。シーズン前でコンディションが上がっていないと言う判断だったならまだしも、メンタル面を指摘した選手をもう呼ぶ事は無いと思っていた。今回再び呼んだ意図は何だったのだろうか。
表面的には平静を装っている指揮官だが、ここに来て未だに采配に迷いがあるのか。それとも自ら発言した事を忘れる程、精神的に追い詰められているのか・・・。杞憂に終わると良いのだが…。
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本来、小笠原はボランチからの守備やゲームメイクが評価されるべきだが、東アジアでは1試合しかも攻撃的な位置での起用(彼の攻撃センスは素晴らしいものであるが)にとどまった。
また、Jリーグの選手で得点の匂いを最も感じさせる3選手にチャンスを与えずして得点力不足を嘆くのはどうにもおかしな話ではないだろうか。
これは監督への疑問の一部にすぎない。
このような議論がTV、インターネットなどのメディアを通じ、サッカーファンの間でもっとなされることを願う。