この内、スピードスケートの女子1500mでは、小平選手が1000mに続き5位入賞を果たした。
また、カーリング女子で2試合を行った日本(チーム青森)は、初戦のロシアには勝ったものの続くドイツ戦で敗れ通算成績を3勝3敗とした。
バンクーバーオリンピック11日目は、スキージャンプの団体やカーリング女子の日本×スイスなどの競技が行われる。
◎主な競技の結果
【スピードスケート女子1500m】
1位 イレイン・ブスト(オランダ) 1分56秒89
2位 クリスティナ・グローブス(カナダ) 1分57秒14
3位 マルティナ・サブリコバ (チェコ) 1分57秒96
5位 小平奈緒 (日 本) 1分58秒20
19位田畑真紀、23位高木美帆、26位吉井小百合
【女子カーリング1次予選】
日 本 12−9 ロシア
日 本 6−7 ドイツ
◆1次リーグ順位
1位 カナダ 5勝1敗
1位 スウェーデン 5勝1敗
3位 中 国 5勝2敗
4位 日 本 3勝3敗
4位 スイス 3勝3敗
6位 英 国 3勝4敗
6位 ドイツ 3勝4敗
8位 デンマーク 2勝5敗
8位 ロシア 2勝5敗
8位 米 国 2勝5敗
<コメント>
12日に開幕したバンクーバーオリンピックは後半戦に突入した。
野球で言うダブルヘッダーとなったカーリング女子の日本代表。最初の試合となるロシア戦では前半の6点差を布陣を変えた後半に跳ね返し劇的な勝利を収め勢いに乗るかと思われたが、2試合目のドイツ戦に敗れ痛い3敗目を喫し、準決勝進出に向けて後がなくなった。ドイツ戦も相手に先手を許す苦しい展開を強いられ1点差まで詰め寄ったが、イギリス戦やロシア戦で飛び出したミラクルショットは出なかった。
順位を見ると4つの枠の内、カナダ、スウェーデン、中国はほぼ決まりだろうか。3敗している日本、スイスとその後に続くイギリス、ドイツの間で最後のイスを争うと見られる。現在、準決勝進出圏内にはいるが、スイス、スウェーデンと強敵を残しており有利な状況とは言えない。とにかく次戦のスイス戦は絶対に落とせない戦いとなる。勝った試合のように逆境を跳ね返す事が出来るか。それともクリスタルは輝きを取り戻す事なくバンクーバーから消えてしまうのか。カー娘にとって最大の正念場を迎えようとしている。
<大会11日目の見所>
スキーのジャンプ団体は3大会ぶりのメダルを狙う。並み居るヨーロッパの強豪に割って入るには、個人ラージヒルの2本目に良いジャンプを見せた伊東選手、葛西選手が好調を維持する事が絶対の条件となる。この大会に入って精彩を欠いている竹内選手、栃本選手が2人に続くジャンプをすればメダルも見えてくるだろう。
カーリングは最大のヤマ場となるスイス戦を迎える。この大会相手に先手を許す試合が多い日本だが、自分達で試合をコントロールし格上のスイスの焦りを誘って勝機を見出したい所だ。

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