昨年夏の優勝校、中京大中京(愛知)や常連校の帝京(東京)を始め沖縄からは史上初めて2校が選出された。初出場校は九州大会を制した嘉手納高(沖縄)など6校。21世紀枠で選ばれた向陽高(和歌山)は36年ぶりの出場となった。
選抜高校野球大会は3月13日に組合せ抽選会が行われ、21日から熱戦の火蓋が切られる。
【第82回選抜高校野球大会出場校】
◎21位世紀枠
山形中央(山形) 初出場
川 島(徳島) 初出場
向 陽(和歌山) 36年ぶり15回目
◎北海道・東北地区
北 照(北海道) 10年ぶり3回目
秋田商(秋田) 4年ぶり6回目
盛岡大付(岩手) 7年ぶり2回目
◎関東・東京地区
東海大相模(神奈川) 4年ぶり8回目
花咲徳栄(埼玉) 7年ぶり2回目
前橋工(群馬) 15年ぶり4回目
東海大望洋(千葉) 初出場
帝 京(東京) 3年ぶり14回目
日大三(東京) 8年ぶり17回目
◎東海地区
大垣日大(岐阜) 3年ぶり2回目
中京大中京(愛知) 3年連続30回目
三 重(三重) 15年ぶり10回目
◎北信越地区
高岡商(富山) 4年ぶり4回目
敦賀気比(福井) 2年ぶり3回目
◎近畿地区
神戸国際大付(兵庫) 5年ぶり3回目
大阪桐蔭(大阪) 3年ぶり4回目
立命館宇治(京都) 6年ぶり2回目
神港学園(兵庫) 4年ぶり5回目
天 理(奈良) 3年連続20回目
智弁和歌山(和歌山) 2年ぶり9回目
◎中国・四国地区
開 星(島根) 2年連続2回目
関 西(岡山) 3年ぶり10回目
広 陵(広島) 3年ぶり22回目
今治西(愛媛) 4年連続12回目
高 知(高知) 3年ぶり15回目
◎九州地区
嘉手納(沖縄) 初出場
宮崎工(宮崎) 初出場
興 南(沖縄) 2年連続4回目
自由ケ丘(福岡) 初出場
太字は地区大会優勝校
<コメント>
春の到来を告げる選抜高校野球に出場する32校が決まった。昨秋行われた地区大会の上位校がほぼ選ばれ、成績が反映された選考結果となったと言って良いだろう。
昨年夏の選手権大会決勝で大熱戦の末、真紅の大優勝旗を手にし、夏春連覇を目指す中京大中京やプロが注目する好投手、一二三投手を擁する東海大相模などが甲子園の舞台に立つ。
その他、近年進境著しい沖縄からは史上初めて2校が出場する事になった。甲子園で好投しながら勝ち運に恵まれない興南の島袋投手は悲願の1勝をチームにもたらす事が出来るか。また中学の軟式野球全国大会で優勝した嘉手納中学のメンバーの多くを擁し、昨秋の九州大会を制した嘉手納高校が、どんな試合運びを見せるのか。
昨年猛威を振るった新型インフルエンザの影響で、コンディション維持が難しい中、選出された32校。各大会筋書きの無いドラマが展開される高校野球。果たして今年はどんなドラマが生まれるのか。勝ち負けも大事だが、高校野球のモットーである全力プレーを見せて欲しいものである。
→センバツ大会が始まるのが今から楽しみだ、と言う方はクリックをお願い致します。