年度代表馬にはジャパンカップなどGT3勝を挙げたウオッカ(牝5歳)が昨年度に続いて選ばれた。2年連続で年度代表馬に選ばれるのはディープインパクト以来で史上6頭目。牝馬では初めてとなる。
この他、天皇賞(秋)でウオッカを破り、その後のマイルチャンピオンシップを制したカンパニーには特別賞が与えられる事となった。競走馬の各賞は以下の通り。
◎年度代表馬…ウオッカ(牝5歳)
・主な勝ち鞍…ジャパンカップ、安田記念、ヴィクトリアマイル
◎最優秀2歳牡馬…ローズキングダム
・主な勝ち鞍…朝日杯FS
◎最優秀2歳牝馬…アパパネ
・主な勝ち鞍…阪神JF
◎最優秀3歳牡馬…ロジユニヴァース
・主な勝ち鞍…日本ダービー
◎最優秀3歳牝馬…ブエナビスタ
・主な勝ち鞍…桜花賞、オークス
◎最優秀4歳以上牡馬…ドリームジャーニー(5歳)
・主な勝ち鞍…宝塚記念、有馬記念
◎最優秀4歳以上牝馬…ウオッカ(5歳)
◎最優秀短距離馬…ローレルゲレイロ(牡5歳)
・主な勝ち鞍…高松宮記念、スプリンターズS
◎最優秀ダート馬…エスポワールシチー(牡4歳)
・主な勝ち鞍…ジャパンカップダート
◎最優秀障害馬…キングジョイ(牡7歳)
・主な勝ち鞍…中山大障害
◎特別賞…カンパニー(牡8歳)
・主な勝ち鞍…天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップ
<コメント>
2009年度のJRA賞が発表され、競走馬各部門の最優秀馬、そして年度代表馬が決定した。
年度代表馬については、昨年のダイワスカーレットとウオッカのような、どちらが選らばれてもおかしくない様な状況と違い、GT3勝を挙げたウオッカで異論はないだろう。個人的にはウオッカを破ったカンパニーや、春秋グランプリレースを制したドリームジャーニーも相応しいのではないかと思う所はあるが、勝ったGIレースでのインパクトも併せるとウオッカには及ばないだろうか。
ここ数年、牝馬の活躍が目立つ中央競馬であるが、2010年模糊の傾向が続くのか。それともローズキングダム他、クラシック世代の牡馬が盛り上げるのか。そして新旧女王、ブエナビスタとウオッカの最初で最後の直接対決が異国の地で実現するのか。今年の競馬界ではどんなドラマが展開されるのか楽しみである。

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