開幕戦で古豪帝京高校を破ったルーテル学院が1−0で日章学園(宮崎)との九州対決を制したのを始め、前回優勝の広島皆実を県予選で下した広島観音、2回戦で10得点を上げた神村学園(鹿児島)等がベスト8にコマを進めた。
準々決勝は5日、駒場スタジアムなどで行われ国立の舞台に進む4校が決まる。
【3回戦試合結果】
ルーテル学院(熊本) 1−0 日章学園(宮崎)
広島観音(広島) 1−0 尚 志(福島)
矢板中央(栃木) 1−1 作 陽(岡山)
(P.K5−4)
山梨学院大(山梨) 2−0 香川西(香川)
関大一(大阪) 2−1 八千代(千葉)
青森山田(青森) 2−1 高 知(高知)
神村学園(鹿児島) 2−0 境 (鳥取)
藤枝明誠(静岡) 1−0 岐阜工(岐阜)
【準々決勝組合せ】
広島観音×矢板中央
ルーテル学院×山梨学院大附
関大一×藤枝明誠
青森山田×神村学園
<コメント>
同じ時期に行われる箱根駅伝が戦国駅伝と言われ、毎年混戦が予想されているのと同様、ここ数年高校サッカーの冬の選手権も本命不在の混戦となっている。今大会でもインターハイ王者の前橋育英、国見や帝京と言ったこれまで高校のサッカー界を引っ張ってきた高校が早々と姿を消した。他の競技同様、もはや昔の名前で勝てる時代ではないのかも知れないし、どこが勝つのか分からないのが高校スポーツの面白い所でもあるのだが…。
そんな混戦を勝ち抜きサッカーの聖地、国立の舞台まであと1勝と迫った8校。
前回大会で市立船橋、今大会で前橋育英と言ったインターハイ王者を下した香川西を破った山梨学院大学附や2回戦の中京大中京戦で10得点と爆発的な攻撃力を見せ付けて勝ち上がった神村学園、今大会注目されている選手の1人、MF柴崎選手を擁する青森山田など…。果たして国立の舞台を踏むのは。そして最後に笑うのはどの高校か。大会はいよいよ佳境を迎えようとしている。

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