2011年02月04日

春に撒いた種を秋に実らせる球団は果たして・・・Vol1 【プロ野球 各球団紹介〜楽天〜】

  2月1日からキャンプが始まり、ペナントを争う戦いが始動したプロ野球の2011年シーズン。今回から何回かに分けて12球団の今シーズンの戦力等を紹介して行きたいと思う。1回目の今回は、「燃える男」星野氏が監督に就任し、再びAクラス入りを狙う東北楽天ゴールデンイーグルス。


【「燃える男」が監督就任&メジャー帰りの2選手が加わり戦力アップ!!「あの感動」を再び・・】

【2011年主な加入及び放出選手】
◎主な加入選手など
・岩村明憲(アスレチックスから)
・松井稼頭央(アストロズから)
・星野仙一(監督)

◎主な放出選手
・渡辺直人(横浜ベイスターズへ)


  2009年シーズンで球団創設以来初めてレギュラーシーズン2位に入り、クライマックスシリーズに進出しパ・リーグを盛り上げた楽天。しかし昨シーズンは他の5球団が熾烈なクライマックスシリーズ進出争い、優勝争いを繰り広げている中で、1チーム蚊帳の外に置かれてしまい最下位に終わった。再びAクラス入り、そしてリーグチャンピオンを目指すべく球団が白羽の矢を為立てたのが、北京五輪代表監督を退任してからグラウンドを現場を離れていた星野仙一氏だった。キャンプ前のインタビューで鉄拳制裁も辞さず、と言うような事を語っていたようだが、指揮官のイズムがどこまで選手に浸透するか。

  投手陣は、メジャー移籍を目指していた岩隈投手が残り、例年通り田中投手との2枚看板が形成出来るのはチームにとって朗報だった。これに永井投手を加えた「表の3本柱」がどれだけ勝ち星を積み上げられるかに懸かっている。
  問題はこの3人に続く先発投手が出て来るかと言う事と、試合をまとめる中継ぎと抑えが安定した働きを見せる事が出来るかと言う事だろうか。昨シーズン、岩隈、田中、永井の3投手が2ケタの勝ち星を挙げたのに対し、その他の投手はその半分の勝ち星を挙げるのがやっとだった。3投手との勝ち星の差を縮める或いは割って入るような投手が現れないと苦しいだろう。特に北京五輪アジア予選で当時、アマチュアからただ1人選ばれた長谷部投手の事を星野監督も気にかけているはずである。プロに入って伸び悩んでいるが運命の再会を果たし、ブレークする事が出来るか。また中継ぎ、抑えも「勝利の方程式」のような安定した投手リレーの構築が求められる。この辺りは指揮官がどう手腕を発揮するかによるだろうか。


   一方、打撃陣は星野監督が掲げる機動力野球をどれだけ実践出来るか。飛ばないボールと言われている統一球となる今シーズン。聖澤、鉄平選手ら足の速い選手が塁上を賑わし、引っ掻き回す事が出来れば得点シーンも増えるような気がする。そして何といっても日本球界に復帰した経験豊富な松井(稼)、岩村両選手を獲得出来た事は大きい。若い選手が多いチームに様々な面で刺激を与える事になると思われる。これに山崎選手の一発が加われば、他球団にとって怖い打線になるだろう。ただ、新たに加入した両ベテラン選手が怪我した際の代わりの選手の層が薄いのがウィークポイントであるのも事実。ラッキーボーイ的な選手の出現が待たれる所ではある。

  
  北京五輪では思うような成績を残せなかった星野監督。もしかしたら監督業最後の球団が楽天となる可能性もあるだけに期するものはあるだろう。スタートダッシュに成功し波に乗ってチームをAクラス、あわよくばリーグチャンピオンに導く事が出来るか。「燃える男」の手腕に注目したい。











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posted by スポーツ職人201X at 22:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする