【11月23日】
◆10年ぶりの勝利!!そして復活の狼煙を上げた東の雄&全国の舞台を踏めない西の雄
伝統のラグビー早慶戦が23日行われ、慶應大が10−8で追いすがる早稲田大を下し、10年ぶりに早慶戦勝利を収めた。この結果対抗戦は全勝の明治、1敗の早稲田、慶應の3校が優勝を争う事となった。4日に慶應が帝京と対戦。そして5日に早稲田と明治の直接対決が国立競技場で行われ優勝が決まる。
各地区の大学ラグビーは終盤戦を迎え、今月から行われる大学選手権の出場校も出揃う。関東の対抗戦は明治がここまで無傷で快進撃を続け、久々の対抗戦制覇が見えて来た。かつて無類の強さを誇っていた明治だが、低迷が続き大学選手権出場を逃す年もあった。栄光の時代を知る吉田監督が就任して2年目。果たしてこの冬、紫のジャージが大学ラグビー界の頂点に上り詰める事は出来るだろうか。
明治の復活とは対照的に関西の雄、同志社大が大学選手権出場を逃し2部降格の可能性もある、と言うニュースも飛び込んできた。平尾、大八木、林選手等がいた強い時代は昔の話。それで勝てる時代ではなくなったと言う事だろう。明治のような復活劇を来シーズン以降見せて欲しい。
【11月27日】
◆収穫と課題と・・・中韓に大きく水を開けられたアジア大会
11月半ばから中国の広州で行われたアジア大会が27日閉を閉じた。各種目の取り組み方に温度差があったとは言え、日本は金メダルの数で前回のドーハ大会を下回り、中国や韓国に大きく水を開けられる結果となった。
世界選手権では振るわなかった男子バレー、長年を高い壁となって立ちはだかった韓国を下した女子ハンドボール等、明るい材料も多く見受けられたが、 柔道や水泳と言った金メダルが期待された種目で伸び悩む結果となった。また囲碁等、スポーツとは結び付かない競技があったのも興味深かった。後一歩で金メダルと言う競技もあり、2年後に行われるロンドン五輪までにどこまで足りなかっものを埋める事が出来るか。
それよりもオリンピックが終わる度に話題になる、スポーツに対する国の支援が結局の所、どこまで行き届くのか。スポーツに関する予算が事業仕分けの対象となってしまっている現状を考えると、国以外からの支援があるごく一部の競技を除き、先行きは決して明るくないような気がする。
◎アジア大会メダル獲得数
金 銀 銅
中 国 199 119 98
韓 国 76 65 91
日 本 48 74 94
【11月28日】
◆連勝記録は途絶えたけれど、磐石の相撲で5連覇達成!!いつまで続く?「横綱1強時代」
一年納めの九州場所。白鵬の連勝記録は途絶えてしまったが、終わってみれば横綱の強さを改めて印象付ける場所だった。豊ノ島も健闘したが、高くそびえる横綱の牙城を崩すまでには至らなかった。
今年は朝青龍の引退に始まり賭博問題と揺れに揺れた相撲界。人気の低下を象徴するように今場所も空席が目立った。横綱が横綱らしい相撲をとって最後を締めた事、ご当地力士の魁皇が活躍した事が救いだろうか。
来年は土俵の上で多くの話題が提供される事、そして新横綱誕生を予感させるような力士が出て来る事を期待したい。

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