また既に柏レイソル、ヴァンフォーレ甲府が来シーズンJ1昇格を決めているJ2は、アビスパ福岡が23日の試合で勝ち、最後の枠を掴み取った。これでJ1に昇格する3つのクラブが全て出揃った。
【JリーグJ1第32節試合結果】
鹿 島 1−2 磐 田
横浜FM 1−4 浦 和
清 水 2−1 広 島
名古屋 0−1 FC東京
G大阪 2−1 湘 南
大 宮 2−2 神 戸
川 崎 1−2 C大阪
新 潟 1−1 仙 台
山 形 1−0 京 都
左側がホームチーム
【JリーグJ1順位表(第32節終了時点)】
1 名古屋 66
2 G大阪 59
3 鹿 島 56
4 C大阪 55
5 清 水 54
6 川 崎 52
(中 略)
13 仙 台 38(得失点差−5)
14 大 宮 38(得失点差−8)
15 FC東京35
16 神 戸 32
17 京 都 16(得失点差−31)
18 湘 南 16(得失点差−45)
赤字は既に来シーズンJ2降格が決定しているクラブ
中国の広州で行われているアジア大会男子サッカーでU21日本代表は準決勝でイランを2−1で下し、2年ぶり2度目の決勝進出を果たした。25日、初優勝を懸け、延長で韓国を下したUAEと対戦する。
【アジア大会準決勝試合結果】
日 本 2−1 イラン
(得点者)
前6分 アフシン
前38分 水 沼
後15分 永 井
<コメント>
まずはJリーグJ1から。前節、名古屋グランパスが優勝を決めた事もあり焦点は上位3クラブに与えられるアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権争いとJ1残留争いに移った。
J1に残るかJ2に落ちるかはクラブにとって死活問題である。J2から這い上がってくる3つのクラブも決まり、残された降格枠「1」をどこが引くのか。第32節で明暗が分かれた。
残留ギリギリの15位FC東京は凱旋試合をなった首位名古屋と対戦した。相手が凱旋ムードに包まれようと、「明日なき戦い」を強いられているFC東京にとっては関係ないと言わんばかりに随所で気迫あるプレーを見せた。相手GK楢崎選手の好セーブもあり得点を奪えない時間帯が続いたが前半も中盤に差し掛かった頃、元日本代表の大黒選手がその牙城を崩し先制点を上げると、その後は全員でその1点を守り切り大きな勝ち点3を獲得した。
一方、先に行われた試合でFC東京が勝った為、大宮戦で勝利を収め勝ち点差1のままで付いて行きたい神戸だったが、リードを守り切れず2−2のドロー。これで5試合連続負け無しとチーム状態が決して悪い訳ではないが、痛い引き分けとなった。
この後の試合はそれぞれFC東京が山形と京都。神戸は清水と浦和。勝ち点差が広がった事もあり神戸は苦しくなったと言えるだろうか。しかし、こんな時は意外と有利な方に最後に大きな落とし穴が潜んでいるものであるが、果たして結末やいかに・・・。
そして若き日本代表が奮闘しているアジア大会。昨今の様々な情勢でアウエー状態となっている中国でついに頂点の見える所まで上り詰めた。恐らく今回選ばれたメンバーの何人かがロンドン五輪予選でも戦う事になるだろう。この世代はU-20W杯を経験出来なかった「谷間の世代」と言われているが、タイトルの大きさに関わらず優勝する事で自信になるし、次に繋がると思う。決勝となるUAE戦でも結果を残して最大目標であるロンドン五輪予選、本戦に繋げて欲しい。

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