2010年11月14日

追い越せそうで越せなかった女王の背中!!メダル獲得への道は険しいのか?【バレーボール 女子世界選手権】

  バレーボール女子の世界選手権準決勝が13日、東京の国立代々木競技場で行われ前回優勝のロシアと北京五輪チャンピオンのブラジルが勝ち進み14日に行われる決勝で対戦する事になった。一方、敗れたアメリカと日本は銅メダルを懸けて3位決定戦で対戦する。

  北京五輪チャンピオンのブラジルに挑んだ日本は幸先良く2セットを先取したが、第3、第4セットを立て続けて奪われるとファイナルセットも相手の高さの前に屈し力尽きた。

【女子世界選手権準決勝結果】
ロシア(7位)  3−1 アメリカ(2位) 
(25−16、13-25、25-19、25-21)
ブラジル(1位) 3−2 日 本(5位)
(22−25、33−35、25−22、25−22、15−11)

カッコ内の順位は世界ランク


【大会最終日日程】
◎9位決定戦(14:00)
ポーランド×中 国
◎3位決定戦(17:00)
日 本×アメリカ
◎決 勝(19:30
ブラジル×ロシア

◇11位決定戦(13:00)
オランダ×キューバ
◇7位決定戦(15:30)
セルビア×ドイツ
◇5位決定戦(18:00)
イタリア×トルコ

◎は代々木第一体育館、◇は東京体育館が試合会場

<コメント>
  バレーボールの女子世界選手権もいよいよ大詰めを迎えた。北京五輪後、最初の大きな大会となる今大会の顔触れを見ると、それまでの勢力図が少し変わってきている。(日本の上位進出は地の利が要因の1つにあるのかも知れないが・・・。)北京五輪1、2位のブラジル、アメリカは実力を発揮していると言えるが、銅メダルの中国、4位のキューバは今大会は上位に進出する事が出来なかった。特にキューバが11位、12位と順位が付くか付かないかギリギリの所で低迷しているのが意外ではある。

  さて、32年ぶりのメダル獲得へ向けて、今まで以上に高くそびえ立つ大きな壁に立ち向かわなければならない日本代表は、世界ランク1位のブラジルと決勝進出を懸けて対戦した。
  相手は世界ランク1位、北京五輪チャンピオンではあるが今年8月に行われたワールドグランプリでは破っている。勝てばメダルが確定する事もあって白熱した試合が展開される事が期待されたが、その通り手に汗握る好ゲームだった。

  第1、第2セットはサーブで相手を崩し、相手のスパイクもことごとく拾う等、選手の動きが良かった日本が連取し幸先よいスタートとなった。特にラリーの応酬となった第2セットを奪い取った事で一気に流れを掴んだかに見えた。誰もが久々のメダル獲得を信じて疑わなかった試合展開だった。しかし、世界チャンピオンはそう簡単にその座を明け渡す事はなかった。
  選手を入れ替え守備が安定しエンジンの掛かったブラジルが第3セットを取ると、続く第4セットも奪い取って試合の流れを引き寄せると、ファイナルセットは日本がサーブミス等で相手に点を献上したのに対しブラジルは決めるべき所できっちりポイントを重ね、接戦となったこの試合をモノにした。
  女王相手に善戦した日本だったが、最後は大きな大会で常にメダル争いをしているチームと、長きに渡りベスト8の壁を破れず、今大会久々にこの壁を乗り越えたチームとの地力の差が出たと言えるだろうか。

  先手を奪いながら勝ち切れなかった試合。惜しい所で大魚を逃した感があり後に尾を引く負け方ではあるが、全てが終わった訳ではない。この大会でメダルを獲得するチャンスはまだ残っているし、あくまで本番はロンドン五輪である。アメリカ戦も厳しい戦いになると思うが、気持ちを切り替えて次に繋がる試合をして欲しい。











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posted by スポーツ職人201X at 06:27| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(4) | スポーツ・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする