2010年10月18日

主役の座を渡さなかった「春の女王」!!  秋の淀の舞台を独り占め!!   【競馬 第15回秋華賞結果】

  牝馬3冠最後のレースとなる競馬の第15回秋華賞が17日、京都競馬場芝2,000mで行われ、春のクラシックレース(桜花賞、オークス)を制し、牝馬3冠の期待が懸かった単勝1番人気のアパパネが最後の直線で外から豪快に差し切って優勝。メジロラモーヌ、スティルインラブに続き史上3頭目の牝馬3冠を達成した。また同馬は2歳時に阪神JFも制しており、史上初めてこの世代の牝馬GTレース完全制覇を成し遂げた。2着は内から鋭く伸びたアニメオトバイオ、3着にはアプリコットフィズが入り、オークスで同着優勝だったサンテミリオンはスタートで出遅れ18着に終わった。

    秋のGTシリーズ第3弾は3歳クラシックレースの最後を飾る第71回菊花賞が24日京都競馬場で行われる。

【第15回秋華賞競走成績】
1着 ◎アパパネ       蛯名正義   1分58秒4
2着 △アニメイトバイオ   後藤浩輝
3着 ○ アプリコットフィズ   武 豊
4着  ワイルドラズベリー  池添謙一
5着  レディアルバローザ  幸英明

<コメント>
   スティルインラブ以来となる3冠牝馬誕生のシーンを一目見ようと多くの人が淀の舞台に訪れた今年の秋華賞。ファンの期待を一心に背負ってその偉業に挑戦したアパパネが見事その期待に応え、史上3頭目の3冠牝馬に輝いた。
   過去、展開の紛れが多く有力馬が涙を飲むケースが多かったこのレース。道中の位置取りがポイントとなったが、アパパネは最後の直線でのチャンスを窺うべく中団で待機すると、その最後の直線で外から力強い末脚を見せて、まとめて差し切る横綱相撲で他馬を寄せつけなかった。馬の力を信じ、コースロスを承知で外に持ち出した蛯名騎手の騎乗も見事だった。
   末脚と言う意味では2着に入ったアニメイトバイオは終始アパパネをマークしローズSの再現
とばかりに出走メンバー中、最速の上がり3Fのタイムを叩き出し女王に迫る伸び脚を見せた。しかし、女王の脚がもたついた前回のようには行かず及ばなかった。

   3歳牝馬のGTタイトルを独占したアパパネ。2歳時のGTタイトルである阪神JFも獲得しており、この世代の牝馬で倒す相手はいなくなったと言っても良いだろう。次は古馬牝馬、その先には牡馬との戦いが待っている。ウオッカ、ダイワスカーレット、ブエナビスタとここ数年、牝馬が主役を担っている中央競馬界。アパパネが彼女らに続く事が果たして出来るのか。今後の活躍が楽しみである。


 











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posted by スポーツ職人201X at 22:44| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(18) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする