試合は初回にロッテの清田選手が先制ホームランを放ったが、ソフトバンクが相手エラーをきっかけに2回、3回に得点し逆転に成功した。先発和田投手は初回にホームランを打たれたものの3回以降は1人のランナーも許さない完璧なピッチングを披露し完投した。
パ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージ第3戦は16日に福岡ドームで13時から行われる。
【パ・リーグCSファイナルステージ第2戦結果】
ロッテ 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1
ソフトバンク 0 2 1 0 0 0 0 0 X 3
【第3戦先発投手】
千葉ロッテ マーフィー(12勝6敗 3.75)
ソフトバンク ホールトン(8勝 6敗 5.70)
カッコ内はレギュラーシーズンの成績
<コメント>
第1戦で相手のエースに完投勝利を許したソフトバンク。第2戦は2枚看板の和田投手が勢いに乗る千葉ロッテの前に立ちはだかる完投勝利を収めた。
試合時間は2時間30分。投手と打者、走者間の駆け引きや選手交代などで試合時間が長くなりがちなクライマックスシリーズ(ファーストステージは2戦とも4時間を超える熱戦だった。)にしては異例の短さだった。両チームの投手がいかに走者を許さなかったのかを物語っている。
この試合で敗れると勢いを更に増すであろう千葉ロッテの前にずるずる引き下がる可能性もあったソフトバンク。しかし2枚看板のもう1枚、和田投手がロッテ打線の前に立ちはだかった。初回にホームランを打たれたものの3回以降、1人の走者も許さなかった。2安打13奪三振と第1戦で完投した成瀬投手以上の成績を残す完璧なピッチングでチームの窮地を救った。
一方、千葉ロッテは中継ぎがソフトバンク打線を抑えた事が、良い所がなかった第2戦では唯一の光明か。短期決戦では不用意な四死球、エラーが命取りになりかねないだけに序盤の失点が全てエラー絡みだったのは惜しまれる。
2勝1敗でソフトバンクがやや優位となったパ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージ。第3戦は千葉ロッテがソフトバンクとの相性が良いマーフィー投手。ソフトバンクがホールトン投手。共に安定感に欠けるだけに継投のタイミングが試合のカギを握る。どちらが先に先発投手を打ち崩し、試合の主導権を握るか。第3戦がその後を占う上で重要な1戦になりそうだ。

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