秋のGTシリーズ第2弾、秋華賞は17日に京都競馬場で行われる。
【第44回スプリンターズS競走成績】
1着 ウルトラファンタジー ライ 1分07秒4
2着 キンシャサノキセキ 四位洋文
3着 サンカルロ 吉田豊
4着 ダッシャーゴーゴー 川田将雅 (降着)
5着 ワンカラット 藤岡佑介
<コメント>
厳しい暑さの中、秋の飛躍を目指しレースを重ねてきた馬や秋に備えて鋭気を養った馬が集い始まった秋競馬。いよいよGTレースも熱戦の火蓋が切られた。この後、ほぼ毎週GTレースが行われ、ファンにとって楽しみな週末が訪れる事になる。本紙でも秋華賞から予想記事を掲載する予定である。
秋のG1レース弾は短距離王(女王)決定戦、スプリンターズS。春の高松宮記念を制したキンシャサノキセキや外国馬2頭が顔を揃えた今年のレースを制したのは、10番人気の香港馬ウルトラファンタジーだった。過去、先行馬が好成績を残す傾向にあるこのレース。ウルトラファンタジーもスタート良くゲートを飛び出して先頭に立つと最後の直線でもしぶとい脚を見せ追い上げる後続の馬をかわして波乱となったこのレースの立役者となった。
3着で入線したキンシャサノキセキは繰り上がりで2着となり、春のスプリント王の面目を保った。春秋連覇こそならなかったが、前走のセントウルステークスで出走取消しとなりぶっつけ本番で挑んだ事を考えると能力の高さを示す事は出来たと言えるだろうか。
そしてもう1頭「波乱の立役者」となってしまったダッシャーゴーゴー。パトロールビデオを見たが、対象馬となったサンカルロが内に入ろうとする所で進路を妨害しているように見えた。騎手が立ち上がる程ではなかったが降着は致し方ないだろうか。この馬を本命にした穴党にとっては喜びもつかの間だったのかも知れないが・・・。
この後も続くGTレース。果たしてどんなドラマが用意されているのか楽しみである。
【ナカヤマフェスタ惜しくも2着 第89回凱旋門賞結果】
第89回凱旋門賞が3日(現時時間)、ロンシャン競馬場芝2,400mで行われ、日本馬で今年の宝塚記念を制したナカヤマフェスタが接戦の末、優勝した英国のワークフォースに頭差及ばず2着となった。ナカヤマフェスタは最後の直線でワークフォースと激しい競り合いを繰り広げたが、わずかに及ばず、日本馬初の優勝はならなかった。
同レースにおけるこれまでの日本馬の最高成績は、エルコンドルパサーの2着。ナカヤマフェスタはこれに並んだ。
日本馬のもう1頭、ヴィクトワールピサは8位で入線した後、審議の末、順位が繰り上がり7着だった。

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