一方、セ・リーグは自力優勝の可能性が無くなった阪神が広島に完封負けを喫した。この結果、試合の無かった中日が4年ぶりのリーグ優勝を果たした。
プロ野球レギュラーシーズンはパ・リーグが全日程を終了し、チーム順位及び個人タイトルが確定した。クライマックスシリーズは第1ステージが9日から西武ドームで西武×ロッテが行われ、先に2勝した方がソフトバンクへの挑戦権を獲得する。
【プロ野球レギュラーシーズン 1日の試合結果】
◎パ・リーグ
オリックス 2 0 0 0 0 0 1 0 1 4
ロッテ 3 0 0 1 0 0 1 0 X 5
【勝】 成瀬(13勝11敗0S)
【敗】 伊原(0勝3敗0S)
【S】 伊藤(1勝2敗1S)
初回に2点を先制されたロッテはその裏、今江選手の2ランホームラン等で逆転するとその後も追加点を上げた。終盤追いすがるオリックスを継投で逃げ切りクライマックスシリーズ進出を最終戦で決めた。
◎セ・リーグ
阪神 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
広島 1 0 0 4 0 0 0 0 X 5
【勝】 ソリアーノ(1勝3敗0S)
【敗】 秋山(4勝2敗0S)
広島は初回、梵選手の本塁打で先制すると4回裏には再び梵選手のの2点タイムリーヒットなどで4点を追加し阪神を引き離した。投げてはソリアーノ投手が9回4安打無失点の好投を見せ、来日初勝利を完封で飾った。
阪神は先発秋山投手がが4回5失点と崩れると、前の試合のショックが癒えないのか打線も沈黙し優勝の可能性が消滅した。
◎パ・リーグ主な個人タイトル
・首位打者 西岡(ロッテ) 3割4分6厘
・本塁打王 T−岡田(オリックス)33本
・打点王 小谷野(日本ハム)109打点
・盗塁王 本多(ソフトバンク)、片岡(西武)59盗塁
・最多投手 和田(ソフトバンク)、金子(千)(オリックス)17勝
・最優秀防御率 ダルビッシュ(日本ハム) 1.78
<コメント>
9月の3連休辺りから色々と多忙となりブログの更新が滞ってしまった。10月に入って心機一転、再び記事を書きたいと思う。
更新が滞っている間にプロ野球はセ・パ両リーグ共優勝チームが決まる一方、戦力外通告を受ける選手が出始め、他にも球団の身売り話と秋風が吹き始めているチームも出て来ている。
今年は9月に入っても真夏のような厳しい暑い日が続く異常気象だった。それに呼応した訳ではないとは思うが、この時期お決まりのフレーズとしてよく耳にする「優勝までのマジックナンバー」も奇妙な点灯の仕方だった。早々とマジックナンバーが点灯したものの、その後一向に減る気配を見せずに、ついにはマジックの対象チームに寝返ると言う演出を見せたパ・リーグのマジックナンバー。そして残り試合数の関係でトップを走るチームではなく2、3位を彷徨うチーム、しかも一度負けると消滅してしまう、まるで時限爆弾のようだったセ・リーグのマジックナンバー。もし、以前のようにレギュラーシーズンの結果で日本シリーズ進出チームが決まるようなルールだったらかなり盛り上がったと思う。ソフトバンク×西武戦でのソフトバンク3連勝、30日行われた阪神×横浜戦での最終回の村田選手の逆転ホームランはまさにドラマチックな展開だった。しかし、昔ほど盛り上がらないのはやはりシーズンの「クライマックス」はこの後訪れると言う事なのだろうか。(勿論、地元は盛り上がっていると思うのだが・・・。)
優勝争いの一方で白熱した展開を見せたのが、パ・リーグの3位争い。千葉ロッテ、日本ハム、オリックスの三つ巴の争いが終盤まで続いたが、結局シーズン途中まで3位を守って来た千葉ロッテに勝利の女神は微笑んだ。昨年チャンピオンの日本ハムはシーズン後半追い上げたが、序盤の借金が大きく響きクライマックスシリーズに残る事は出来なかった。
さて、セ・パ共クライマックスシリーズに進出するチームがほぼ出揃った。(セ・リーグは2〜4位が未決定の為、第1ステージの開催場所は未定。)セ・リーグの中日とパ・リーグのソフトバンクはホームグラウンドで強さを発揮する上に投打のバランスが整っている。おまけに1勝分のアドバンテージが付く等、有利な点が多く他のチームが牙城を崩すのは困難を極めると思われるが、レギュラーシーズン同様、何かが起きそうな気がする。誰もがビックリするようなドラマが果たして用意されているのか。2010年のプロ野球シーズンは、いよいよクライマックスを迎えようとしている。

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