2010年10月03日

2011年、主役の座を目指して・・・【高校野球 秋季大会情報】

  興南高校の春夏連覇で幕を閉じた2010年の高校野球界。その一方で、来春行われる選抜大会の重要な資料となる秋季大会に向けた戦いが地区によっては夏の選手権大会開催期間中に始まっており、ブロック大会の代表校が決まった箇所もある。そこで何回かに分けて秋季大会の様子を紹介したいと思う。最初となる今回は関東地区。


【東 京】
  参加校が24のブロックに分かれて9月中旬から都大会への出場権を争う予選トーナメントが行われた。都大会に進出する各ブロック代表枠2校、合計48校が既に決まっており2日から本大会が行われている。例年、東京から選抜大会に出場できるのは1ないし2校。来春、甲子園の舞台を踏むには少なくともこの大会優勝する事が最低条件となる。
  今夏、東東京代表だった関東一、準優勝の修徳は順当に予選トーナメントを突破したが、西東京代表の早稲田実と決勝で代表の座を争った日大鶴ヶ丘は予選で姿を消し東西で明暗が分かれた。また、来年注目されるであろう伊藤投手擁する帝京も本大会初戦で国士舘に敗れ、夏のリベンジを果たす事が出来なかった。24日に予定される決勝の舞台に立つのは果たしてどの高校か。

【神奈川】
  2日準決勝が行われ、夏の選手権大会準優勝の東海大相模と名門横浜が決勝にコマを進めると共に関東大会への出場権を獲得した。2008年以来の選抜出場を目指す横浜は夏の大会でも投げた1年生の山内投手に注目したい。関東大会や更にその上の大会でどんなピッチングを見せるか。また、東海大相模は夏の大会でベンチ入りしたメンバーが多く残り新チームでは中心的な存在となっている。果たして3季続けて甲子園の舞台を踏む事が出来るか。

◎神奈川大会準決勝結果
東海大相模 8−2 藤嶺藤沢
横 浜   2−1 横浜商大

【埼 玉】
  秋季関東大会の開催地となっている為、出場枠が3つある埼玉県はベスト4が出揃っている。今夏代表の本庄一は県大会初戦で惜しくも敗れ姿を消しているが、甲子園常連の浦和学院、強豪私学がひしめく埼玉で甲子園の出場経験もある公立の鷲宮、ここ最近甲子園から遠ざかっている春日部共栄などが関東大会行きのキップを目指す。

◎埼玉大会準決勝組合せ
春日部共栄×浦和実
鷲 宮×浦和学院

【千 葉】
  国体が行われた為、一旦中断となった千葉大会。7日から準々決勝が行われる。好投手中川投手を擁し、夏の選手権大会でベスト4に進出した成田は2回戦で姿を消し、夏春連続出場の可能性はほぼなくなった。ベスト8に進出したのは、千葉経大付や木更津総合と言った甲子園出場経験のある高校等、8校中、7校を私学が占めた。チームが出来上がる夏と違い、これからチームが作られるこの時期に選手層が厚い私学が優位なのは致し方ないといった所か。

◎千葉大会準々決勝組合わせ
千葉経大付×千葉明徳
西武台千葉×東海大浦安
木更津総合×千葉英和
専大松戸×成田国際

【茨 城】
  茨城大会はベスト4が出揃い3日準決勝が行われる。準決勝に進出したのは2回戦で常総学院に完封勝ちした下妻二、夏の大会甲子園初出場を果たした水城、藤代、霞ヶ浦の何れも選抜或いは選手権大会に出場経験のある4校。

◎茨城大会準決勝組合せ 
下妻二×霞ヶ浦
藤 代×水 城

【栃 木】
  栃木大会は2、3日に準々決勝が行われベスト4が出揃う。2日に行われた試合では作新学院と文星芸大付が勝ち名乗りを上げた。残る2試合が今日(3日)行われる。組合せは今夏代表の佐野日大×国学院栃木、昨年の夏の代表白鴎大足利×大田原。

◎栃木大会準々決勝結果(2日分)
作新学院  6−0 宇都宮商
文星芸大付 5−2 小 山
 
◎準決勝組合せ 
作新学院×文星芸大付
(佐野日大×国学院栃木)の勝者×(大田原×白鴎大足利)の勝者

【群 馬】
  群馬大会は2日準決勝2試合が行われ、前橋育英と高崎商が勝利を収め関東大会出場を決めた。群馬県の代表は2008年、2009年の関東大会で前橋商、高崎商、前橋工が上位に進出し選抜大会出場を果たしているが今回はどうか。

◎群馬県大会準決勝結果
前橋育英 6−4 桐生一
高崎商  6−4 健大高崎

【山 梨】
  山梨大会は2日準決勝2試合が行われ、日本航空と甲府工業が決勝に進むと共に関東大会進出を決めた。上の群馬とは反対に山梨代表はここ数年、関東大会では目立った成績を残していないが777回大会の甲府工以来、関東代表に名を連ねる事が出来るか。(79回大会、21世紀枠で都留高が出場を果たしている。)

◎山梨大会準決勝結果
日本航空 3−0 東海大甲府
甲府工  7−6 帝京三








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posted by スポーツ職人201X at 08:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月01日

いざ、ライオン&タカ狩りへ・・・千葉のカモメに迷いなし!!か?そして迷えるトラの行く先は? 【プロ野球 レギュラーシーズン】   

  プロ野球レギュラーシーズンは1日、セ・パ合わせて2試合が行われ、パ・リーグでは千葉ロッテがオリックスを下し最終戦で単独3位に浮上。2007年以来となるクライマックスシリーズ進出を決めた。これにより昨シーズン、パ・リーグ覇者の北海道日本ハムが4位に転落し5年ぶりのBクラスが確定した。
  一方、セ・リーグは自力優勝の可能性が無くなった阪神が広島に完封負けを喫した。この結果、試合の無かった中日が4年ぶりのリーグ優勝を果たした。

  プロ野球レギュラーシーズンはパ・リーグが全日程を終了し、チーム順位及び個人タイトルが確定した。クライマックスシリーズは第1ステージが9日から西武ドームで西武×ロッテが行われ、先に2勝した方がソフトバンクへの挑戦権を獲得する。


【プロ野球レギュラーシーズン 1日の試合結果】
◎パ・リーグ
オリックス 2 0 0  0 0 0  1 0 1  4  
 ロッテ  3 0 0  1 0 0  1 0 X  5
【勝】 成瀬(13勝11敗0S)
【敗】 伊原(0勝3敗0S)
【S】 伊藤(1勝2敗1S)
  初回に2点を先制されたロッテはその裏、今江選手の2ランホームラン等で逆転するとその後も追加点を上げた。終盤追いすがるオリックスを継投で逃げ切りクライマックスシリーズ進出を最終戦で決めた。

◎セ・リーグ
阪神 0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
広島 1 0 0  4 0 0  0 0 X  5 
【勝】 ソリアーノ(1勝3敗0S)
【敗】 秋山(4勝2敗0S)
  広島は初回、梵選手の本塁打で先制すると4回裏には再び梵選手のの2点タイムリーヒットなどで4点を追加し阪神を引き離した。投げてはソリアーノ投手が9回4安打無失点の好投を見せ、来日初勝利を完封で飾った。
  阪神は先発秋山投手がが4回5失点と崩れると、前の試合のショックが癒えないのか打線も沈黙し優勝の可能性が消滅した。

◎パ・リーグ主な個人タイトル
・首位打者   西岡(ロッテ) 3割4分6厘
・本塁打王   T−岡田(オリックス)33本
・打点王    小谷野(日本ハム)109打点
・盗塁王    本多(ソフトバンク)、片岡(西武)59盗塁
・最多投手   和田(ソフトバンク)、金子(千)(オリックス)17勝
・最優秀防御率 ダルビッシュ(日本ハム) 1.78

<コメント>
  9月の3連休辺りから色々と多忙となりブログの更新が滞ってしまった。10月に入って心機一転、再び記事を書きたいと思う。

  更新が滞っている間にプロ野球はセ・パ両リーグ共優勝チームが決まる一方、戦力外通告を受ける選手が出始め、他にも球団の身売り話と秋風が吹き始めているチームも出て来ている。
  今年は9月に入っても真夏のような厳しい暑い日が続く異常気象だった。それに呼応した訳ではないとは思うが、この時期お決まりのフレーズとしてよく耳にする「優勝までのマジックナンバー」も奇妙な点灯の仕方だった。早々とマジックナンバーが点灯したものの、その後一向に減る気配を見せずに、ついにはマジックの対象チームに寝返ると言う演出を見せたパ・リーグのマジックナンバー。そして残り試合数の関係でトップを走るチームではなく2、3位を彷徨うチーム、しかも一度負けると消滅してしまう、まるで時限爆弾のようだったセ・リーグのマジックナンバー。もし、以前のようにレギュラーシーズンの結果で日本シリーズ進出チームが決まるようなルールだったらかなり盛り上がったと思う。ソフトバンク×西武戦でのソフトバンク3連勝、30日行われた阪神×横浜戦での最終回の村田選手の逆転ホームランはまさにドラマチックな展開だった。しかし、昔ほど盛り上がらないのはやはりシーズンの「クライマックス」はこの後訪れると言う事なのだろうか。(勿論、地元は盛り上がっていると思うのだが・・・。)

  優勝争いの一方で白熱した展開を見せたのが、パ・リーグの3位争い。千葉ロッテ、日本ハム、オリックスの三つ巴の争いが終盤まで続いたが、結局シーズン途中まで3位を守って来た千葉ロッテに勝利の女神は微笑んだ。昨年チャンピオンの日本ハムはシーズン後半追い上げたが、序盤の借金が大きく響きクライマックスシリーズに残る事は出来なかった。

  さて、セ・パ共クライマックスシリーズに進出するチームがほぼ出揃った。(セ・リーグは2〜4位が未決定の為、第1ステージの開催場所は未定。)セ・リーグの中日とパ・リーグのソフトバンクはホームグラウンドで強さを発揮する上に投打のバランスが整っている。おまけに1勝分のアドバンテージが付く等、有利な点が多く他のチームが牙城を崩すのは困難を極めると思われるが、レギュラーシーズン同様、何かが起きそうな気がする。誰もがビックリするようなドラマが果たして用意されているのか。2010年のプロ野球シーズンは、いよいよクライマックスを迎えようとしている。














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posted by スポーツ職人201X at 23:55| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(37) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする