14節で勝利を挙げた鹿島アントラーズは27日行われた新潟戦で勝ち切れず2−2のドロー。一方、終盤に追い付いたアルビレックス新潟は9戦負けなしで暫定7位に浮上した。
鹿島を追う清水エスパルスは同じく27日行われたC大阪で3−2と勝利を収め、鹿島との勝ち点差を1とした。
この他ではJ2降格圏内と不振にあえぐ京都は加藤監督を解任し、元日本代表で現在コーチを務めている秋田豊氏を新監督とする事を発表した。28日の浦和戦(西京極)は秋田氏が代行として指揮を執る。試合後に監督就任の記者会見を行う。
サッカーのJリーグJ1は28日、15節の残り6試合が行われる。
【サッカーJリーグJ1第14節結果】
浦 和 0−1 広 島
磐 田 2−3 鹿 島
C大阪 3−0 山 形
仙 台 2−3 新 潟
横浜FM 1−0 G大阪
名古屋 3−3 清 水
湘 南 1−3 FC東京
神 戸 3−1 大 宮
川 崎 1−0 京 都
【同15節結果(27日分)】
仙 台 1−1 広 島
鹿 島 2−2 新 潟
清 水 3−2 C大阪
【JリーグJ1順位表(暫定)】
1 鹿 島 31
2 清 水 30
3 ☆名古屋 26
4 ☆川 崎 24
5 C大阪 23(得失点差+7)
6 広 島 23(得失点差−1)
(中 略)
15 仙 台 14
16☆湘 南 12
17☆大 宮 10(得失点差−8)
18☆京 都 10(得失点差−10)
チーム名右側の数字は勝ち点。☆印は27日現在15節未消化チーム。
<コメント>
スペインのパスサッカーが成就して幕を閉じた、世界中の人々が熱狂したW杯南アフリカ大会。ベスト16と言う成績を残した日本代表も1つの区切りを迎えた。国内ではJリーグが再開し4年後の檜舞台を目指す選手達の戦いが始まった。
W杯終了後、日本代表に名を連ねた選手の中で世界から注目を浴びる選手が出て、川島選手や長友選手らが実際に海外移籍を実現させた事は今後を考えると喜ばしい事ではあるが、やはりJリーグを活性化させる事も重要である。お隣り韓国代表のように、代表メンバーの殆どが海外で活躍する選手と言うのも悪くないのだが、心情的には国内の選手が海外で活躍する選手を脅かすぐらいの存在になって代表に名を連ねて欲しいと思う。次の代表にどんな選手が食い込むのか。今から楽しみである。
そして注目される次の指揮官。色々と名前が取り沙汰されているが、日本以外の国からもオファーが殺到していると噂されているチリ代表監督のビエルサ氏はそのまま続投の様子。「戦術マニア」と言われる同氏の心を掴む事は出来なかったようである。各国が新体制を発表している中、そしてジーコ氏、オシム氏監督就任の時と比べると少し時間が掛かり過ぎているような気がする日本代表監督の選考。9月4日に新生日本代表の親善試合であるパラグアイとの「リベンジマッチ」が予定されているが、それまでに間に合うのか少々心配である。
さてW杯期間中ストップしていたJリーグ。順位が頭の中からスッポリ抜け落ちてしまった為、おさらいしてみると、今シーズンは上位も下位も勝ち点がそれほど離れていない。まだ折り返し点も過ぎていない今の時点で順位云々語る段階ではないのかも知れないが、最終節までスリリングな展開になる事を期待したい。

→次の日本代表監督が誰になるのか興味がある、と言う方はクリックをお願い致します。