2010年07月08日

百発百中、恐るべしタコのお告げ!!タコに踊らされ、ラテンの血が騒いだか?「無敵艦隊」!!  【サッカー W杯準決勝】

  サッカーのW杯南アフリカ大会は準決勝2試合が6日、7日(現地時間)行われ、オランダとスペインが勝利を収め、共にW杯初優勝を懸けて11日(現地時間)の決勝戦で対戦する事になった。

  南米の古豪、ウルグアイと対戦したオランダは前半18分、DFのファン・ブロンクホルスト選手の強烈なロングシュートで先制した。前半終了間際に追い付かれたが、後半25分にスナイデル選手、28分にロッベン選手が立て続けにゴールを決めると粘るウルグアイを振り切った。
  また7日行われたスペイン×ドイツは、持ち味のパスサッカーでドイツのディフェンス陣を翻弄したスペインが後半28分、CKからDFのプジョル選手が頭で合わせて先制点を奪い、そのまま逃げ切った。

  この結果、欧州以外の大陸で行われるW杯で史上初めてヨーロッパからチャンピオンが、また8カ国目の新しい優勝国が誕生する事になった。

【W杯準決勝試合結果】
オランダ  3−2  ウルグアイ
(得点者)
前18分 ファン・ブロンクホルスト(オランダ)
前41分 フォルラン(ウルグアイ)  
後25分 スナイデル(オランダ)
後28分 ロッベン(オランダ)
後47分 M・ペレイラ(ウルグアイ)


スペイン 1−0  ドイツ
(得点者)    
後28分 プジョル(スペイン)

【今後の試合予定】
◎3位決定戦
ドイツ×ウルグアイ(10日20時30分 ポートエリザベス)

◎決勝戦
オランダ×スペイン(11日20時30分 ヨハネスブルグ)

※日時は現地時間。日本との時差はおよそ−7時間

<コメント>
  大会が始まって、勝利チームを次々と当てる事で話題になっているタコの「パウル君」。対戦国の国旗が立てられた2つの箱のどちらの箱のふたを開けるかで勝利チームを予想するのだとか…。で、スペインとドイツのどちらの箱を開けたかと言うと「スペイン」の箱だったとの事。
  ところで、この「パウル君」。住み家はドイツの水族館と言うから、予想通り敗者となってしまったドイツサポーターは心中穏やかではないだろう。大会終了後、サラダにされてしまうのでは、と言う噂も飛び交っている。
 
 さて試合の事に話しを戻して・・・。この試合のポイントとして、スペインは不調のF・トーレス選手の起用法、ドイツはミュラー選手の穴埋めと言うような事を前回の記事で書いたが、それが勝負の行方を左右する大きな要因となった。
  スペインのデルボスケ監督は、我慢して先発で使い続けて来たF・トーレス選手に見切りをつけ、ペドロ選手をスタメンに起用し、中盤を厚くした布陣が見事に当たった。それまで影を潜めていた華麗なパスワークが甦り、ここまで堅固なディフェンスを見せていたドイツを特に後半に入ってから翻弄した。得点こそ、セットプレーからプジョル選手の相手の嘘を突く飛び込みヘッドによる1点だけだったが、随所に「らしさ」が見えた会心のゲーム運びだったのではないだろうか。今大会は苦しみながらも勝ち進み、ようやくエンジン全開となった無敵艦隊。ヨーロッパNo1に続くビックタイトルが見えて来た。
 一方、決勝トーナメントに入り調子を上げてきたドイツは、前半こそ相手の攻撃の芽を摘み取り機をうかがったがチャンスを作る事が出来ず、試合後クローゼ選手が語っていたように、後半は威力を増したスペインの素早いパス回しの前に守備に追われる時間が多くなり、それまで猛威を奮った「高速カウンター」を繰り出す事が出来なかった。結果は1点差だったが、攻守のバランスを崩した試合運びとなり、点差以上に敗北感を味わう内容だったと言えるだろう。
  前回大会に続き3位決定戦に回る事になったが、充実感一杯のウルグアイ相手にゲルマンの魂は折れる事なく戦いの場に立てるだろうか。
     
  さて決勝の組合せはオランダ×スペインとなり、アルゼンチン、イタリア、イングランド、ウルグアイ、ドイツ、ブラジル、フランスに続くW杯8カ国目の優勝国が誕生する事になった。果たしてどちらの国がその座に就くのか。共に攻撃的なサッカーが持ち味なだけに面白い試合になりそうだ。
  それと併せて注目されるのが得点王争い。ベスト4に進出した4カ国の対象者全てに獲得の可能性があるだけに(ドイツのクローゼ選手は欠場すると言う噂もあるようだが…。)、誰が得点王になるのか注目したい。














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posted by スポーツ職人201X at 23:37| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(19) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする