2010年07月06日

次の行き先はヨハネスブルグか?ポートエリザベスか?「W杯」を巡る戦いはいよいよクライマックスへ… 【サッカー W杯準決勝進出チームの横顔1】

  W杯南アフリカ大会も残すところ後4試合(準決勝2試合、3位決定戦、決勝戦)となった。日本代表はベスト16で姿を消し、準々決勝辺りから試合間隔が空いた事もあってか、マスコミ等の報道も一時期のフィーバーぶりから幾分熱が冷めてしまった感がある。活躍した選手がどこに移籍するのかに話題が移ってしまっているが、世界NO.1が決まる瞬間を見たいサッカーフリークにとってはこれからがクライマックスであり、試合が昼間行われようが夜中行われようが関係ないだろう。(ちなみに残り4試合は日本時間で未明に行われる。)

  さてベスト4に勝ち残ったのはオランダ、ドイツ、スペインの欧州勢に南米勢から唯一勝ち残った古豪ウルグアイ。果たしてファイナリストに名乗りを上げる国はどこになるのか。


【悲願の初優勝か?古豪復活か?オランダ×ウルグアイ】
◎ウルグアイこれまでの戦績 
(1)グループリーグ・・・グループA1位
・0−0フランス
・3−0南アフリカ
・1−0メキシコ
(2)決勝トーナメント
・1回戦   2−1 韓 国
・準々決勝 1−1 ガーナ
   (P.K4−2)

  最近のW杯を振り返ると、ベスト4の一角に前評判が決して高くなかった国が食い込む事がある。日韓大会のトルコ、韓国、フランス大会のクロアチア、アメリカ大会のブルガリア等。第1回大会優勝を含め、2度の優勝を誇る古豪ウルグアイが今回のそれに当て嵌まると言うのは失礼なのかも知れないが、プレーオフを行ったり来たりした末にW杯に出場している昨今の成績を考えると、今回のベスト4進出はある意味サプライズである。強力2トップが機能すればと言う条件付きでグループ2位で突破する、と大会前の記事で書いたが、ここまで勝ち進むとは思わなかった。
  チーム躍進の立役者は全7得点の内、3得点ずつ挙げているスアレス選手、フォルラン選手。元々、ディフェンスには定評があっただけに、後はいかにして得点を奪うかでこのチームの浮沈は決まるだろうと思っていたが、ここまでは歯車が上手く噛み合っている。グループA本命のフランスが自滅して大会を去った事でグループ1位の座が転がり込みヨーロッパ、南米の強国との対戦を避けて勝ち上がる運にも恵まれた。今大会初となる強敵との対戦。果たしてガーナ戦でスアレス選手が払った代償は大きかったと言う事になるのか。それともベスト8で勢いが止まった南米勢最後の砦を守れるか。


◎オランダこれまでの戦績
(1)グループリーグ・・・グループE1位
2−0 デンマーク
1−0 日 本
2−1 カメルーン
(2)決勝トーナメント
・1回戦   2−1 スロバキア
・準々決勝  2−1 ブラジル

  前にも書いたが、堅守速攻のスタイルが流行った今大会にあって、あくまで攻撃主体のサッカーを貫いているオランダ。今大会、得点王の可能性もあるスナイデル選手を筆頭に怪我から復帰したロッベン選手、ファンペルシー選手が繰り出す破壊力のある攻撃は前評判通り、その威力を十分発揮している。決勝トーナメント最初の関門だった優勝候補筆頭のブラジルを捩じ伏せた事で更に勢いを増すだろう。
    過去のW杯ではグループリーグで強さを見せる反面、一発勝負の決勝トーナメントで弱さを見せ、常に優勝「候補」で終わってしまっているが、強力な攻撃陣が好調な今大会は決勝戦或いはその先を狙えるチーム状態にあると言える。

  両チームとも出場停止や怪我等により先発メンバーが変わるが、ダメージが大きいのは攻撃の核であるスアレス選手が欠場するウルグアイの方だろう。それだけに形はどうあれ、是が非でも先制点が欲しい所である。ウルグアイが先制点を取れば面白い展開になると思われる。逆にオランダが先制点を奪うようだと、スアレス選手を欠くウルグアイ攻撃陣が、今大会意外とディフェンスも安定しているオランダのゴールをこじ開けるのは容易ではないだろう。














人気ブログランキングへ
→もう少し寝不足の日々が続きそうだ、と言う方はクリックをお願い致します。
posted by スポーツ職人201X at 23:39| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする