この結果、オランダの決勝トーナメント進出とカメルーンのグループリーグ敗退が決定した。残る1枠を第3戦で対戦する日本とデンマークで争う事となった。日本は勝つか引き分けで決勝トーナメント進出が決まる。
また同じ19日に行われたグループDのガーナ×オーストラリアは1−1のドロー。この結果、グループDは4チーム全てに決勝トーナメント進出の可能性が出て来た。
【W杯グループリーグ結果(19日分)】
◎グループD
ガーナ(4) 1−1 オーストラリア(1)
◎グループE
オランダ(6) 1−0 日 本(3)
デンマーク(3) 2−1 カメルーン(0)
カッコ内の数字は勝ち点。太字は決勝トーナメント進出決定国。
【グループD順位表】
1ガーナ 4 (得失点差+1 総得点2)
2ドイツ 3 (得失点差+3 総得点4)
3セルビア 3 (得失点差 0 総得点1)
4オーストラリア 1 (得失点差−4 総得点−4)
グループDは数字の上では4チーム全てに決勝トーナメント進出の可能性があるが、得失点差を考えるとオーストラリアを除く3チームの間で争われる事になるだろう。
ガーナは引き分け以上で決勝トーナメント進出が決定。ガーナ×ドイツが引き分けた場合、セルビアが決勝トーナメントに進むにはオーストラリアに3点差以上の差を付けて勝つ事が必要。ドイツは勝でばO.K。敗れた場合はセルビア×オーストラリアの結果次第。
<コメント>
初戦のカメルーン戦で勝利を収めた日本代表の第2戦は優勝候補にも挙げられているサッカー強国オランダ。今大会は「ポット1」のいわゆるシード国の苦戦が目立っているが、その波に乗ってジャイアントキリングを成し遂げられるか注目された。
結果は1−0。敗れはしたものの2位の座を確保した事や相手との力関係を考えると、岡田監督は悔しがっていたが想定の範囲内の結果と言えるだろう。
この日も第1戦同様、ディフェンスは機能していた。スナイデル選手などオランダの強力な攻撃陣を複数の人数でケアしチャンスを摘み取った。試合の終盤に迎えたピンチもGK川島選手がゴールを許さずにしのいだシーンを見て、次々と追加点を奪わひ弱さを露呈した4年前からチームが成長したと感じた。だた、得点を挙げられたシーンは足が止まり誰もチェックに行く事が出来なかった。一瞬のチャンスを見逃さなかったオランダのスナイデル選手はシュートの内容を含めてさすがである。このレベルのチームとの対戦では一瞬たりとも相手を見失ってはいけないと言う事だろう。
ある程度通用したディフェンスに対して、やはり攻撃はまだまだと言わざるを得ない。確かにオランダ以上にチャンスを作り、あわやと言うシーンもあったがそこで決められない所に、チャンスを作る事が出来なくても巡って来たワンチャンスを逃さない世界との差があると言える。攻撃する姿勢が見えても決めるべき所で決めなければ勝つ事は出来ない。
先制点を挙げた後のオランダの時間の使い方も上手かった。追加点を取られる事を恐れてか、プレッシャーは掛けるがボールを取りに出る事が出来ない日本を見越して上手くボールを回していた。実力が上のチームに先制点を取られるとやはり苦しい。オランダにとっては決して満足の行く内容ではなかったと思うがそれでも結果を残し、予選に続いて最初にグループリーグ突破を決めた。
さて、日本代表の命運は最終戦のデンマーク戦に託される事になった。数字の上では引き分けでも決勝トーナメント進出が決まるが、これまでの2チームに比べるとディフェンスが良いチームなだけに(カメルーン戦では時折集中力を欠くようなシーンも見られたが)、そう簡単に事は運ばず1つのミスが試合の結果を大きく左右する痺れる戦いになるだろう。まず先制点を許す事は絶対に禁物である。デンマークはカメルーン戦でエースのベントナー選手が得点を挙げる等、チームの状態も上り調子になりつつある。オランダ戦で逃したチャンスを今度こそモノにしないと結果はついて来ないだろう。これまで経験した事がないであろうプレッシャーが選手にのしかかると思われるが、それに打ち克ってチャンスをモノにする事が出来るか。オランダ戦を意味ある敗戦とする為にも結果を残して欲しい。
ドイツ大会で惨敗してから4年。日本のサッカーがこの先、世界と渡り合う事を許されるのか。それとも4年前に続きやり直しを命ぜられるのか。日本サッカー界の運命を決める日が近づいている。

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