2010年06月08日

ドイツでの借りを返す為の南アフリカへの旅!! 旅の終着駅はどこになるのか?   【サッカー W杯南アフリカ大会グループリーグ展望】

   サッカーW杯南アフリカ大会開幕グループリーグ展望も残り2回となった。7回目は覇権奪還を目指すサッカー王国ブラジル、前回大会ベスト4のポルトガル、高い身体能力や爆発的な攻撃力を武器にアフリカ勢初優勝を目指すコートジボワール等が属するグループGについて書きたいと思う。


【グループG】
ブラジル、北朝鮮、コートジボワール、ポルトガル


【グループリーグ日程】
15日16:00 コートジボワール ×ポルトガル(ポートエリザベス)
15日20:30 ブラジル ×北朝鮮  (ヨハネスブルク)
20日20:30 ブラジル×コートジボワール (ヨハネスブルク)
21日13:30 ポルトガル×北朝鮮  (ケープタウン)
25日16:00 北朝鮮×コートジボワール (ネルスプレイト)
25日16:00 ポルトガル×ブラジル  (ダーバン)

<優勝候補最有力ブラジルの敵は、「己の慢心」と「日程」か?>
  
  ブラジル、ポルトガル、コートジボワールの3カ国はどこが決勝トーナメントに進出してもおかしくない。8つあるグループの中では最も厳しい「死のグループ」と言えるだろう。それでも実力的にはやはりブラジルが頭抜けている。不気味なのは久々に国際舞台に登場する北朝鮮の存在だが・・・。


  前回のドイツ大会はロナウジーニョ選手(ACミラン)や、カカ選手(R・マドリード)等、世界屈指のスター選手を擁しながらベスト8と言う結果に終わったサッカー王国ブラジル。失った威厳を取り戻す為にも今大会はフィナーレでW杯を掲げる事が至上命題となる。
  自身も1994年のアメリカ大会でW杯を頭上に掲げた経験を持つドゥンガ氏が監督に就任してからの4年間。それまで華麗な個人技に頼りがちだったチームカラーを一掃し、規律と組織で戦う意識を植え付けた。つまらないサッカーと国民から批判されても、その信念を曲げる事なくコンフェデレーションズカップや南米予選で結果を残してきた。
  グループリーグの対戦国はどこも簡単な相手ではない。毎回決勝トーナメントにピークを持って行くイメージのあるブラジルだが、今回ばかりはそうも言ってはいられないような気がする。万が一2位での通過となれば、スペインとの「事実上の決勝戦」が決勝トーナメント1回戦で組まれる可能性が高い。最初からエンジンをフル回転させる必要があるが、それでも初戦の相手が格が落ちる北朝鮮と言うのは幸いか。
  それと決勝トーナメントで日程的に厳しくなるこのグループ。コンディション維持も優勝を占う上でポイントとなりそうだ。規律を重んじるドゥンガ監督の手腕に注目したい。


  前回大会はベスト4に入り古豪復活を印象付けたポルトガル。欧州予選ではチームの大黒柱、C・ロナウド選手(R・マドリード)が無得点とチームに貢献する事が出来ず他の攻撃陣も決定力不足に陥り、苦しんだ末に南アフリカ行きの切符を手にした。
  チームの勝敗のカギを握るのは、やはりC・ロナウド選手やデコ選手(マンチェスターU)を始めとする攻撃陣の出来、と言う事になるだろうか。ブラジルのグループリーグ突破が「確約」されるとなると(勿論、何が起こるか分からないが)、残る1枠を争うであろうコートジボアールとの初戦が非常に重要な試合となる。

  先日行われた日本との強化試合を見てもコートジボワール各選手の身体能力はある意味人間離れしている。世界最高峰のストライカー、ドログバ選手(チェルシー)の復帰時期がチーム関係者の最も気になる所だろうが、攻撃陣については他の選手でも十分カバー出来そうなくらい層が厚い。チームがまとまらない事が難点でアフリカ選手権でもそれが敗因の1つだったようだが、アフリカ選手権終了後に就任した、かつてイングランド代表を指揮しW杯出場経験があるエリクソン監督がチームをどこまでまとめきれるか。(これまでの内紛の原因はドログバ選手にあったようだが、彼が怪我で欠場すれば逆にチームが結束する可能性はある。)
  初戦のポルトガル戦が重要になるが、そこで勝ち点3が取れれば勢いに乗ってグループリーグを突破する可能性が高い。前回のドイツ大会同様、「死のグループ」に組み入れられたコートジボワールだが、今度はグループリーグを突破する事が出来るだろうか。

  約半世紀ぶりに国際舞台に顔を出す北朝鮮。どんなサッカーをするのか、Jリーグのクラブに所属する鄭大世選手(川崎F)や安英学選手(大宮)以外の選手はどんなキャラクターなのか今ひとつ分からない。ただ、少なくともW杯経験国が揃ったアジア最終予選を潜り抜けて来たのだから決して弱くはないだろう。忘れてはいけないのは地元開催だった日韓大会を除くと、この国が過去のW杯アジア勢最高成績を収めていると言う事である。
  自陣ゴール前を徹底的に固めて、少ないチャンスをモノにすると言うのがチームカラーのようで、恐らくグループリーグの3試合もそのような戦い方になると思うが、予選を勝ち抜いた強い精神力でどこまで耐える事が出来るか。グループFのニュージーランド同様、勝ち点1或いは3を取ればサプライズ。逆に他の3カ国が取りこぼせば決勝トーナメント進出に赤ランプが灯る事になるだろう。

【グループG本紙予想】
1ブラジル  2コートジボワール 3ポルトガル  4北朝鮮
  
 「死のグループ」だが、それでもブラジルの優位は動かないだろう。
2位には決定力に欠けるポルトガルではなく、攻撃力のあるコートジボワールを選んだ。

















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posted by スポーツ職人201X at 02:14| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする