2着にはスーパーホーネット、3着にはスマイルジャックが入り1番人気に支持されたリーチザクラウンは見せ場なく14着に終わった。
【第60回安田記念競走成績】
1着 ショウワモダン 後藤浩輝 1分31秒7
2着 スーパーホーネット 藤岡佑介
3着 スマイルジャック 三浦皇成
4着 トライアンフマーチ 内田博幸
5着 サイトウィナー ウィリアムズ
<コメント>
東京競馬場、春の5週連続GTシリーズの最後を飾る安田記念を制したのは、前走、前々走と連勝してこのレースに臨んだ上がり馬、ショウワモダンだった。
サクラユタカオーやテスコボーイと言った、まさに昭和の競馬界を支えた血統を持つ同馬の優勝。サンデーサイレンス系の血統がもてはやされる今の時代に、しかも3歳時にクラシックレースを出走した訳でもない、いわば「叩き上げ」の馬がGTタイトルを獲得するからこそ「Blood Sports」と言われる競馬の面白さがある。零細血統と言えば昨秋活躍したカンパニーがいるが、それを思い起こさせるようなレースだった。
春のマイル王となったショウワモダン。秋にはどんな走りを見せるのか楽しみだ。
高松宮記念から始まった今年春のGTレース。宝塚記念がまだ残されているが、東京競馬場での5週連続GTシリーズが終わり、1つの区切りを迎えた。間もなく来年のクラシックレースを目指す2歳馬の戦いも始まる。何といっても平成の名馬、ディープインパクトの仔がデビューする事が最大の注目である。果たしてディープインパクトと肩を並べる或いはそれを凌ぐ馬が現れるのか。秋の飛躍を目指す夏競馬の季節が訪れようとしている。

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