2010年06月28日

スーパーゴールあり、幻のゴールあり…いよいよ始まった「本当の戦い」!!【サッカー W杯決勝トーナメントなど】

  サッカーのW杯南アフリカ大会は決勝トーナメントに入り、ウルグアイ、アルゼンチン、ドイツ、ガーナがベスト8にコマを進めている。現時時間の28日、29日に1回戦の残り4試合が行われベスト8が出揃う事になる。韓国が敗れ、アジア勢で唯一残っている日本の運命は果たして・・・・。

  グループリーグがクライマックスを迎えた先週後半から、仕事やら子供の学校行事やらで多忙になり、ブログの更新は勿論の事、W杯をLiveでテレビ観戦する事も出来なかった。昨日(27日)、日本×デンマーク戦含めて録画しておいた数試合を一気に見た後、夜にドイツ×イングランドを見た次第である。

  まず日本代表の話から。決勝トーナメント進出を懸けて迎えた大一番、デンマーク戦。結果は既に報道されている通り3−1で日本が勝利を収め、国外で行われるW杯で初めてグループリーグを突破した。
  引き分けでも良かったこの試合だが、勝ちに行く姿勢が随所に見えた事、そして勝ち点3を獲得した事は評価して良いだろう。特に本田選手と遠藤選手が決めた得点は、今大会FKでの得点が少ない事を考えると価値あるゴールを言える。3点全てが流れの中から取れたら更に良かったが、それは贅沢な注文だろうか。
  内容が良くても結果を残す事が出来なければ、「強烈な印象を残して…」と言うフレーズで少しの間は人々の記憶に残っても、いつしか忘れ去れてしまうのがW杯である。
  今回、岡田監督が、W杯を勝つ事を目的に方針転換した「守備重視」と言う戦法がW杯終了後、世界と対峙する時の日本のサッカーのスタイルとして妥当なものなのかどうかと言う議論が、いつかなされなければならないと思うが、日本は「美しいサッカー」を追い求めるレベルにまだ達していない。まずは結果を残さなければ世界に認めて貰えない段階である。ここまで来たらのパラグアイ戦で勝利を収めて、スペイン或いはポルトガルと言った世界トップクラスのチームと同じ土俵に立った時、どんな戦いをするのか、是非見たいものである。

  
【南米強し!!決勝トーナメント】
  出場5カ国全てがグループリーグ突破を果たした南米勢。アルゼンチン、ウルグアイがまずベスト8に勝ち進み、もう1チームベスト8のイスが保証されている。(ブラジルとチリが対戦する為。)

  ウルグアイ×韓国の試合で印象に残ったのが、ウルグアイの全得点を叩き出したスアレス選手。1点目の相手ディフェンス陣の死角から抜け出す動き、2点目の針を穴を通すようなシュートと技術の高さを見せ付けた。韓国は、ウルグアイ攻撃陣から崩されるシーンが少なく何度か得点のチャンスもあったが、結果的にスアレス選手1人にやられた格好となった。

  そして因縁の対決、ドイツ×イングランドである。2点を先制されたイングランドが1点を返し、攻勢に出ようとした所で44年前の「疑惑ゴール」を思い起こさせるようなシーンがあった。ランパード選手の放ったシュートは入ったと思われた(実際に入っていた)が、ノーゴールの判定。「幻のゴール」となり、試合の流れは一気にドイツに傾いた。勝負事に「タラ」、「レバ」は禁句だが、あのゴールが入っていれば、もっとスリリングな展開になっていた可能性もあるだけに、試合後の会見でカペッロ監督が怒る気持ちも分かる。プレーするのも人間。裁くのも人間。そこにドラマが生まれるのだが、今回の件を「ドラマ」と言うフレーズで片付けてしまうのは、悲劇の主人公となったイングランドの関係者にとっては酷な気もする。一方、44年前に悲劇の主人公だったドイツ関係者(当時は西ドイツ)にとっては「お互い様」と言う事になるだろうか。

  勝ったドイツの次の対戦相手は、こちらも「疑惑の判定」があったアルゼンチン。果たして今度はどんなドラマが生まれるのか。アルゼンチンのベンチには、現役時代に数々のドラマを生み、今大会一挙手一投足に注目が集まっているマラドーナ監督がいるだけに、何か起こりそうな気がする。


【決勝トーナメント1回戦結果】
ウルグアイ  2−1  韓 国 
ガーナ    2−1  アメリカ
ドイツ    4−1  イングランド
アルゼンチン 3−1  メキシコ
オランダ 2−1  スロバキア

(2)ブラジル(28日)チ リ
(3)日 本 (29日)パラグアイ
(4)スペイン(29日)ポルトガル

【決勝トーナメント準々決勝組合せ】
◎7月2日
16時00分オランダ×(2)の勝者(ポートエリザベス) 
20時30分ウルグアイ×ガーナ (ヨハネスブルグ)

◎7月3日
16時00分ドイツ×アルゼンチン (ケープタウン)
20時30分(3)の勝者×(4)の勝者 (ヨハネスブルグ)

日時は現時時間。日本との時差はおよそ−7時間




















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2010年06月22日

閂(かんぬき)はヒビが入り、母国の威信は揺らぎ、無敵艦隊の大砲も不発!!サッカー強国の運命やいかに?  【サッカー W杯グループリーグ】

 サッカーのW南アフリカ大会グループリーグはグループF〜Hの計6試合が20日、21日と行われ、これで各国2試合を終えた。

  グループFでは、前回大会優勝のイタリアはニュージーランド相手に先制点を許す苦しい展開を強いられた。前半29分にイアキンタ選手がP.Kを決めて同点に追い付くと、その後も怒涛の攻撃でニュージーランドゴールを襲ったが、ゴール前を固めた相手ディフェンスを崩し切れず、1−1の引き分けに終わった。イタリアは2試合連続のドロー。一方、ニュージーランドはスロバキア戦に続いて勝ち点を獲得した。

  この他グループGではブラジルがコートジボワールを3−1で下しグループリーグ突破を決めた。ポルトガルは7−0の大差で北朝鮮を下しグループリーグ突破に大きく前進した。
  
  グループHではスペインが2−0でホンジュラスを、とチリがスイスの高い壁を崩し1−0でそれぞれ下した。一方、前回大会から続いていたスイスの連続無失点試合は「5」でストップした。

  W杯グループリーグは22日から最終節が行われ、25日に決勝トーナメントに進む16カ国が出揃う。


【グループルーグ結果(20日、21日分)】

◎グループF
イタリア  1−1  ニュージーランド

パラグアイ 2−0  スロバキア

◎グループG
ブラジル  3−1  コートジボワール

ポルトガル 7−0  北朝鮮

◎グループH
スペイン  2−0  ホンジュラス

チ リ   1−0  スイス

【グループF順位表】
1パラグアイ     4(得失点差 +2 総得点3)
2イタリア      2(得失点差  0 総得点2)
3ニュージーランド 2(得失点差  0 総得点2)
4スロバキア    1(得失点差 −2 総得点1)
 
  最終節の組合せはパラグアイ×ニュージーランド、イタリア×スロバキア。現在首位のパラグアイがグループリーグ敗退となる条件は、自身がニュージーランドに敗れ、イタリアが勝った場合。これまでの試合内容やニュージーランドとの力関係を考えると、上記が当てはまるとは考えにくい。決勝トーナメント進出はほぼ当確と言って良いだろう。
  残る1枠はどうなるか分からない。決勝トーナメント進出への選択肢が多いイタリアが有利ではあるが、勝ち切れないこれまでの試合ぶりを見るとスロバキアにも突け入るスキは十分ありそうだ。相手チームに研究されているのかどうか分からないがイタリアの2失点は何れも、これまで閂(かんぬき)の番人として君臨したカンナバロ選手が絡んでいる。スロバキアもそこを突くのか注目される。
  ちなみに2試合とも同じスコアで引き分けだった場合、ニュージーランとイタリアとの間でくじ引きによって残り1枠が決まる、非情なシナリオが用意されている事も付け加えておく。


【グループG順位表】
1ブラジル      6(得失点差+3  総得点5) 
2ポルトガル     4(得失点差+7  総得点7)
3コートジボワール 1(得失点差−2  総得点1)
4北朝鮮       0(得失点差−8  総得点1)

  ブラジルの決勝トーナメント進出と北朝鮮のグループリーグ敗退が既に決まっている。
  残り1枠はポルトガルとコートジボアールとの争いとなるが、北朝鮮戦で大量点を挙げたポルトガルが有利。コートジボアールはドログバ選手ら攻撃陣の大爆発とブラジルの大勝利を信じるしかない状況となっている。


【グループH順位表】
1チ  リ     6(得失点差+2  総得点2)
2スペイン    3(得失点差+1  総得点2)
3スイス     3(得失点差 0  総得点1)
4ホンジュラス 0(得失点差−3  総得点0)

  現在トップのチリと2位スペイン、スイスとホンジュラスがそれぞれ最終節で対戦する。引き分けでも決勝トーナメント進出が決まるチリだが、攻撃大好きのビエルサ監督が守りに入る戦術を選択するとは思えない。一方、これまでの相手が守備一辺倒でフラストレーションが溜まっているスペインにとっても望む所だろう。共にブラジルの影がちらつく両チームにとって1位突破が目標となる事を考えると、グループリーグでは数少ない或いは、唯一の点を取り合うゲームになるかも知れない。
  しかしそんな展開になる時に限って、いつの間にか3位のスイスが1枠を確保していると言うシナリオになるものである。グループHの各国のチームスタッフは携帯電話等、通信機器が手放せない最終節となるだろう。

<コメント>
   南アフリカ各地で熱戦が繰り広げられているW杯も全64試合のの内、32試合が終わり折り返し地点を迎えた。22日からグループリーグ最終節が始まり、次のステージに進む16ヵ国(オランダとブラジルは進出決定済み)と、不本意ながら南アフリカを去る16ヵ国(北朝鮮とカメルーンは敗退が決まっている)とに仕分けられる。

  ここまでの戦いぶりを見ると、南米勢の好調ぶりと欧州のサッカー強国の不振と言う構図が浮かび上がる。地元アフリカ勢も目立つような活躍をしていないが、選手の大半がヨーロッパのクラブで活躍している事を考えるとここに含まれるだろうか。)

  南米勢は既にブラジルが決勝トーナメント進出を決めており、他の4ヵ国も今のところグループトップに位置しており、出場国全てがベスト16に残りそうな勢いである。
  ブラジルやアルゼンチンは別格だが、他の3ヵ国も攻撃陣に有能なタレントがおり、実力通りの活躍を見せている。「モウリーニョシンドローム」と言うべきか、守備重視と言われる今大会において、チリの攻撃的なサッカーは良い意味で異質であると言え、退屈な試合が多かった中で観ている人々の心を引き付けている。また、今回は高地での試合について話題になる事が多いが、南米予選で南アフリカよりも標高の高い所で戦っている事が、経験が少なく付け焼き刃的な対策で挑んでいる他の国と比べて有利に働いているような気もする。

  これに対して欧州のサッカー強国で既にグループリーグ突破を決めているのは、攻撃サッカーを標榜するオランダのみ。他のシード国は当落線上で喘いでいる。かつてW杯でこんな事があっただろうか。特に前回優勝のイタリアとイングランドに至っては未だに勝利なしと事態は深刻でありチーム内の不協和音も聞こえて来ている。
  今大会のテレビ中継で「ブロック」と言うフレーズをよく耳にするが敵陣にブロックを作られては、さすがの強国も攻め手を欠き苦しむと言った所か。特にパスで相手を崩すチームは、相手が前に出てこないのだから辛い。そう言った意味では大会直前に守備重視に舵を切った岡田ジャパンは、流れにうまく乗ったと言えるだろう。

 さて仕分けの作業が粛々と、グループによってはドラマチックに展開される1週間。どのチームが生き残るのだろうか。




















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2010年06月20日

次こそ「絶対に負けられない戦い」!! 「岡田丸」の羅針盤は正しい方向に導く事が出来るか?【サッカー W杯グループリーグ】

  サッカーのW杯南アフリカ大会グループE第2戦が19日行われオランダ×日本は1−0でオランダ、デンマーク×カメルーンは2−1でデンマークがそれぞれ勝利を収めた。
  この結果、オランダの決勝トーナメント進出とカメルーンのグループリーグ敗退が決定した。残る1枠を第3戦で対戦する日本とデンマークで争う事となった。日本は勝つか引き分けで決勝トーナメント進出が決まる。
  また同じ19日に行われたグループDのガーナ×オーストラリアは1−1のドロー。この結果、グループDは4チーム全てに決勝トーナメント進出の可能性が出て来た。


【W杯グループリーグ結果(19日分)】
◎グループD
ガーナ(4)  1−1  オーストラリア(1)

◎グループE
オランダ(6)  1−0  日 本(3)

デンマーク(3)  2−1  カメルーン(0)

カッコ内の数字は勝ち点。太字は決勝トーナメント進出決定国。

【グループD順位表】
1ガーナ     4 (得失点差+1  総得点2)
2ドイツ      3 (得失点差+3  総得点4)
3セルビア    3 (得失点差 0  総得点1)
4オーストラリア 1 (得失点差−4  総得点−4)

  グループDは数字の上では4チーム全てに決勝トーナメント進出の可能性があるが、得失点差を考えるとオーストラリアを除く3チームの間で争われる事になるだろう。
  ガーナは引き分け以上で決勝トーナメント進出が決定。ガーナ×ドイツが引き分けた場合、セルビアが決勝トーナメントに進むにはオーストラリアに3点差以上の差を付けて勝つ事が必要。ドイツは勝でばO.K。敗れた場合はセルビア×オーストラリアの結果次第。


<コメント>
  初戦のカメルーン戦で勝利を収めた日本代表の第2戦は優勝候補にも挙げられているサッカー強国オランダ。今大会は「ポット1」のいわゆるシード国の苦戦が目立っているが、その波に乗ってジャイアントキリングを成し遂げられるか注目された。

  結果は1−0。敗れはしたものの2位の座を確保した事や相手との力関係を考えると、岡田監督は悔しがっていたが想定の範囲内の結果と言えるだろう。

  この日も第1戦同様、ディフェンスは機能していた。スナイデル選手などオランダの強力な攻撃陣を複数の人数でケアしチャンスを摘み取った。試合の終盤に迎えたピンチもGK川島選手がゴールを許さずにしのいだシーンを見て、次々と追加点を奪わひ弱さを露呈した4年前からチームが成長したと感じた。だた、得点を挙げられたシーンは足が止まり誰もチェックに行く事が出来なかった。一瞬のチャンスを見逃さなかったオランダのスナイデル選手はシュートの内容を含めてさすがである。このレベルのチームとの対戦では一瞬たりとも相手を見失ってはいけないと言う事だろう。

  ある程度通用したディフェンスに対して、やはり攻撃はまだまだと言わざるを得ない。確かにオランダ以上にチャンスを作り、あわやと言うシーンもあったがそこで決められない所に、チャンスを作る事が出来なくても巡って来たワンチャンスを逃さない世界との差があると言える。攻撃する姿勢が見えても決めるべき所で決めなければ勝つ事は出来ない。
  
  先制点を挙げた後のオランダの時間の使い方も上手かった。追加点を取られる事を恐れてか、プレッシャーは掛けるがボールを取りに出る事が出来ない日本を見越して上手くボールを回していた。実力が上のチームに先制点を取られるとやはり苦しい。オランダにとっては決して満足の行く内容ではなかったと思うがそれでも結果を残し、予選に続いて最初にグループリーグ突破を決めた。

  さて、日本代表の命運は最終戦のデンマーク戦に託される事になった。数字の上では引き分けでも決勝トーナメント進出が決まるが、これまでの2チームに比べるとディフェンスが良いチームなだけに(カメルーン戦では時折集中力を欠くようなシーンも見られたが)、そう簡単に事は運ばず1つのミスが試合の結果を大きく左右する痺れる戦いになるだろう。まず先制点を許す事は絶対に禁物である。デンマークはカメルーン戦でエースのベントナー選手が得点を挙げる等、チームの状態も上り調子になりつつある。オランダ戦で逃したチャンスを今度こそモノにしないと結果はついて来ないだろう。これまで経験した事がないであろうプレッシャーが選手にのしかかると思われるが、それに打ち克ってチャンスをモノにする事が出来るか。オランダ戦を意味ある敗戦とする為にも結果を残して欲しい。

  ドイツ大会で惨敗してから4年。日本のサッカーがこの先、世界と渡り合う事を許されるのか。それとも4年前に続きやり直しを命ぜられるのか。日本サッカー界の運命を決める日が近づいている。

















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2010年06月19日

苦境に立たされるヨーロッパのサッカー強国!! 波乱の匂い漂うグループリーグの結末は・・・?【サッカー W杯グループリーグ】

 南アフリカで熱戦が繰り広げられているサッカーのW杯グループリーグ。グループAでは、前回のドイツ大会準優勝のフランスがメキシコに2−0で敗れグループリーグ突破が厳しくなった。
  
  またグループDでは、この試合で勝てば決勝トーナメント進出へ大きく近づくはずだったドイツが、セルビアに1−0で敗れ勝ち点を伸ばす事が出来なかった。一方、セルビアはこの試合で敗れればグループリーグ敗退第1号の可能性もあったが勝ち点3を獲得し、決勝トーナメント進出の可能性が出て来た。

  グループCでは、アメリカが0−2の苦しい状況から土壇場に追い付き2−2のドロー。一方、勝てば決勝トーナメント進出第1号だったスロベニアは前半のリードを守り切れなかった。
 

【グループリーグ試合結果(18日分)】
◎グループC
スロベニア(4)   2−2  アメリカ(2)

イングランド(2)  0−0  アルジェリア(1)


◎グループD
セルビア(3) 1−0  ドイツ(3)

カッコ内の数字は勝ち点。


【グループA順位表】 
1ウルグアイ  4(得失点差+3  総得点3)
2メキシコ    4(得失点差+2  総得点3)
3フランス    1(得失点差−2  総得点0)
4南アフリカ  1(得失点差−3  総得点1)

  グループA最終戦の対戦カードはウルグアイ×メキシコ、フランス×南アフリカ。ウルグアイとメキシコが引き分ければ、両国が決勝トーナメント進出。フランスが決勝トーナメントに進出するには、南アフリカを2点差以上で下し、且つメキシコがウルグアイに2点差以上で敗れた場合等。この場合でも総得点で不利な状況のフランスは、勝ち残れない可能性がある。
  メキシコもウルグアイもリスクを負わない戦い方をする可能性が高い。仮にグループBで1位突破の公算が高いアルゼンチンの影がちらついたとしても大差は付かないだろう。フランスはかなり厳しい状況に追い込まれた。


【グループC順位表】
1スロベニア  4(得失点差+1  総得点3)
2アメリカ    2(得失点差 0  総得点3)
3イングランド 2(得失点差 0  総得点1)
4アルジェリア 1(得失点差−1  総得点0)

 イングランドがあっさりグループリーグ突破するのかと思われたが、現時点でスロベニアがトップ。一転して4チーム全てに突破の可能性がある大混戦となった。最終戦の対戦カードはイングランド×スロベニア、アメリカ×アルジェリア。実力的にはイングランド、アメリカが突破する可能性が高いが、逆に引き分け以下ならどちらかが敗退するだけに(この場合だと総得点でイングランドが不利か)、勝たなければならないと言うプレッシャーをどう跳ね除けるか。スロベニアは引き分け以上で同国初の決勝トーナメント進出が決まる。 


【グループD順位表(暫定)】
1ドイツ      3(得失点差+3  総得点4) 
2ガーナ      3(得失点差+1  総得点1)
3セルビア    3(得失点差 0  総得点1)
4オーストラリア 0(得失点差−4  総得点−4)

  ガーナ×オーストラリアの結果次第だが、勝ち点6で3チームが並ぶ可能性もあるハイレベルなグループとなった。


<コメント>
  勝てばグループリーグ突破へ大きく近づくドイツ。一方この試合を落とせば、帰り支度をしなければならない可能性もあったセルビア。190cm、2mとバスケットボールのチームではないかと思うような身長の高い選手が揃った両チームの対戦は、イエローカードが何枚も飛び交う、まさに意地と意地とがぶつかり合う激しい戦いとなった。
  
  負ければ「THE END」の可能性もあったセルビアは、中盤の人数を厚くしした事が結果的に奏功した。前半からドイツに厳しいプレッシャーを仕掛けて、今大会注目の選手であるゲームメーカーのエジル選手に仕事らしい仕事をさせなかった。後半は人数の少ないドイツに押し込まれるシーンが目立ったが、GKストイコビッチ選手を中心に守り切り貴重な勝ち点3を獲得。グループリーグ突破に望みを繋いだ。

  一方のドイツは攻撃の中心の1人、クローゼ選手の退場が響いた。後半は少ない人数で攻勢に出て、ポドルスキー選手を中心に何度もセルビアゴールを脅かしたが、とうとうネットを揺らす事は出来なかった。「不屈のゲルマン魂」の言葉の通り、とにかくどんな苦境に立たされてもグループリーグでは負けた事がないドイツだが、1986年のメキシコ大会以来のグループリーグでの黒星となった。
  最終戦は地元ガーナとの対戦。この後行われるオーストラリア×ガーナの結果次第では、安泰と思われていたグループリーグ突破が大きくぐらつく可能性も出て来た。点取り屋を欠き、多くの選手がイエローカードを抱える中で行われる最終戦で「ゲルマン魂」は発揮されるだろうか。

  この日はグループCでイングランドもアルジェリア相手に勝利を収める事が出来なかった。世界屈指のサッカー強国が苦境に立たされている。

















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2010年06月18日

前線の選手だけで「アジアの虎」を粉砕!!今回のアルゼンチンは一味違うか?  【サッカー W杯グループリーグ】

  サッカーW杯南アフリカ大会のグループリーグは2戦目に入った。
  17日行われたグループBの2試合。アルゼンチン×韓国はアルゼンチンがメッシやイグアイン等、前線の選手が韓国でディフェンス陣を翻弄し4−1で圧勝。決勝トーナメント進出へ大きく近づいた。
  もう1試合、ギリシャ×ナイジェリアは、ギリシャが後半に逆転しW杯初勝利を挙げた。


【グループB結果(17日分)】
アルゼンチン  4−1  韓 国

ギリシャ    2−1  ナイジェリア

【グループB順位表】
1アルゼンチン 6(得失点差+4 総得点5)
2韓 国     3(得失点差−1 総得点3) 
3ギリシャ    3(得失点差−1 総得点2)
4ナイジェリア  0(得失点差−2 総得点1) 

<コメント>
  大会前に書いたグループBの展望に関する記事で、韓国の戦いぶりを日本のそれととオーバーラップさせながら見ると面白い、と言うような事を書いた。試合の順序は違えど、攻撃的なアフリカ勢、堅守のヨーロッパ中堅国、そして世界屈指のサッカー強国と同じ組合せになったからだ。そして試合の内容はともかく、アジアのライバルが共に初戦をモノにし勝ち点3を獲得した。

  グループリーグも各国2戦目に入り、グループA、Bの各試合を見ると静かな試合が多かった1戦目とは違い、点が入るような展開になって来ている。
  
  そんな中で行われたアルゼンチン×韓国の1戦。史上最強と言われ初戦のギリシャ戦で好調さを見せ付けた韓国にとっては真価が問われる1戦だった。前半はセットプレーから2失点したが、アルゼンチンの攻撃を凌ぎ前半終了間際に相手の緩慢なプレーもあって1点差として後半を迎えた。
  しかし1点差になった事が、勝ち点を拾いに行くのか或いはこの点差を維持して最終戦のナイジェリア戦に賭けるのか。後半の戦い方をどうすべきか、ベンチの判断を難しくさせた。後半はボールを持つシーンが増えたが、一瞬の内に局面を変える事が出来るタレントが前線にいるアルゼンチンにとっては、後ろにスペースが出来た事で、むしろ都合が良くなった。相手にボールを持たせておいてインターセプトすると、すぐさま前線の選手がゴールに迫る。アルゼンチンの方が一枚も二枚も役者が上だったと言える試合だった。同じく前線に多彩なタレントを有するオランダと対戦する日本にとっては、参考になる試合だったのではないだろうか。
  それにしてもボールを持つと、何人に囲まれようと絶対にボールを取られないメッシ選手のプレーを見るとため息が漏れてしまう。執拗に相手選手を追いかけるテベス選手、ハットトリックを決めたイグアイン選手とのコンビーネーションも素晴らしく、ベンチにも豊富なタレントを抱えるアルゼンチンの攻撃力。上手く機能すれば、そしてマラドーナ監督が使い方を間違えなければ世界一の座も夢ではないような気がする。
 
  一方の韓国はアルゼンチンの攻撃陣に翻弄され力の差をまざまざと見せ付けられた。ショックの残る負け方だったが、それでも2位の座は死守した。最終戦の組合せを考えると、決勝トーナメント進出に向けて有利な状況に変わりはないと思われる。この敗戦は早く忘れてナイジェリアとの一戦に集中して欲しい。

















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2010年06月17日

「無失点伝説」再び!!ウイリアム・テルの如く、一発で無敵艦隊を仕留めた「アルプスの赤い十字軍」!!  【サッカー W杯グループリーグ】

  南アフリカで熱戦が続いているサッカーのW杯のグループリーグ。16日にグループHの2試合が行われ、これで出場32カ国全て南アフリカの地に登場した。
  
  グループHの2試合の内、チリ×ホンジュラスは1−0でチリが勝ち、W杯で48年ぶりに勝利を収めた。そして最後に登場した優勝候補スペインはスイスと対戦した。
  試合開始直後から常にボールを支配し、再三再四スイスのゴールを脅かしたスペインだったが得点を挙げる事は出来ず、前半を0−0で折り返すと、後半7分相手ゴールキックから先制点を許した。その後も温存していたF・トーレス選手を投入するなど果敢に攻め立てたが、同点に追い付く事は出来ず、まさかの黒星スタートとなった。勝ったスイスは19度目の対戦で初めてスペインから勝利を挙げると共に前回のドイツ大会から続いていた無失点試合記録を「5」に伸ばした。

【グループH試合結果(16日分)】
チ リ(3)  1−0  ホンジュラス(0)

スイス(3)  1−0  スペイン(0)

カッコ内の数字は勝ち点

<コメント>
   W杯南アフリカ大会グループリーグは、各グループ第1戦が終了し出場32ヵ国全てが南アフリカ各スタジアムののピッチに登場した。
  ここまでは大きな波乱もなく(スペイン×スイスを除いて)、また初戦と言う事もあってか各チーム慎重な試合運びが目立った。
  
   しかし退屈な試合が多かったグループリーグ第1戦の最後に誰もが予想し得なかったシナリオが用意されていた。その主役となったのは、前回のドイツ大会では準優勝したフランスを押しのけてグループトップで決勝トーナメントにコマを進めた上に、相手に一度もゴールを割らせる事なく大会を去った事で話題となったスイス。

   あれから4年。名将ヒッツフェルト氏を指揮官に迎え懸案となっていた攻撃力に磨きをかけるのかと思いきや、更に強固な壁を自陣に作り上げ南アフリカにやって来た。
  そして迎えた「無敵艦隊」スペインとの一戦。バージョンアップした赤と白の壁は、これでもかと言う位、相手から砲弾を浴びせられても少しもぐらつく事はなく、スイスの英雄ウイリアム・テルが、自身の息子の頭上に置かれたリンゴを射止めるかの如く、一発で無敵艦隊を沈めた。これがスイスのサッカーだと言う事を知らしめた一戦となった。攻撃の中心、フレイ選手を欠き、勝ち点1で御の字と思っていた所に勝ち点3が転がり込んできたのだから、ヒッツフェルト監督始め関係者は笑いが止まらないだろう。
 
   一方、いきなり躓いた「無敵艦隊」スペイン。出来れば温存したかったであろう、怪我が癒えたばかりのトーレス選手を投入してまで勝ちにこだわったが、放った砲弾はことごとく赤と白の壁に阻まれた。EURO2008を制し、その後も順調に航行を続けていただけにこの敗戦は多少なりともチームに影響を与えるだろう。思わぬ落とし穴にはまった無敵艦隊。果たして這い上がる事が出来るだろうか。

  大会前に書いたブラジルがいる「死の組」グループGの展望の記事で、決勝トーナメント1回戦でいきなりスペイン×ブラジルが見られる可能性について書いた。無風と思われていたグループHのスペインの方が崩れるとは思ってもいなかった。冗談だと思っていた決勝トーナメント1回戦で両雄が対戦すると言うストーリーが俄かに現実味を帯びて来た。











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2010年06月16日

堅牢なはずの閂(かんぬき)に錆が…&歴史的ドローでグループFは混戦の様相?  【サッカー W杯グループリーグ】

  南アフリカで行われているサッカーのW杯グループリーグは、グループFが14日、15日行われた。
  この内、グループトップ争いをすると目されるイタリアとパラグアイの一戦は、互いに譲らず1−1のドロー。もう1試合スロバキア×ニューランドは、先制されたニュージーランドが後半ロスタイムに追い付きこちらも1−1のドロー。ニュージーランドは2度目のW杯出場で初めて勝ち点を獲得した。


【グループF試合結果(14日、15日)】

イタリア(1)  1−1  パラグアイ(1)

ニュージーランド(1) 1−1 スロバキア(1)

カッコ内の数字は勝ち点

<コメント>
  仮の話であるが日本が決勝トーナメントに進出した場合、このグループ上位2カ国のどちらかと対戦する。
  戦前の予想ではこのグループを突破するのはイタリアとパラグアイと言う声が多い。その両国が初戦でいきなり対戦した。試合は押され気味だったパラグアイがセットプレーから先制点を奪った。後半に入って前半以上に攻勢を掛けるイタリアは、CKからデ・ロッシ選手が同点ゴールを決めた。その後も攻め続けたイタリアだが、追加点を奪う事は出来ず1−1の引き分けに終わった。
  互いに痛みを伴わない結果となったが、イタリアの失点はセットプレーからと言うのが引っ掛かる。閂の番人、DFカンナバロ選手が競り負けての失点だけに今後に不安を残したと言えるだろう。これまで堅牢さを誇ってきた閂(かんぬき)だが錆が見え始めているのだろうか。更にもう1人の番人、GKブッフォン選手も怪我の為、途中交代となり復帰時期は未定との事。連覇を目指すアズーリに早くも試練が訪れようとしている。

  そしてこのグループでは草刈り場的な存在になると思われていたニュージーランドがスロバキア相手に後半ロスタイムに追い付いて、W杯初の勝ち点1を獲得すると言う歴史的快挙を成し遂げた。これで4カ国全てが勝ち点1でスタートを切ると言う、グループAと同じ状況となったグループF。イタリアのグループリーグ突破を疑う余地は少ないと思う反面、日本が勝った事で波乱の様相を呈しているグループE同様、何かが起きるような気がしてならない。











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2010年06月15日

ライオンを黙らせた金狼の一発!! ついにベールを脱いだ?「新生SAMURAI BLUE」!!  【サッカー W杯グループリーグ】

 サッカーのW南アフリカ大会グループリーグのグループE2試合とグループF1試合の計3試合が14日行われた。
  この内、グループEでカメルーンと対戦した日本は前半39分に本田選手が決めた先制点を守り切って勝利を収め、勝ち点3を獲得した。
日本が海外のW杯で勝利を挙げたのはこれが初めてである。
  またグループEのもう1試合、オランダ×デンマークはオランダが2−0でデンマークを下し首位に立った。
  グループFではイタリア×パラグアイが行われ、先制されたイタリアが後半追いつき1−1の引き分けとした。

  初戦を白星で飾った日本代表は19日にオランダと対戦する。



【グループリーグ試合結果(14日分)】
◎グループE
日 本(3) 1−0 カメルーン(0)

オランダ(3)2−0 デンマーク(0)

◎グループF 
イタリア(1)  1−1  パラグアイ(1)

カッコ内の数字は勝ち点

<コメント>
  本番前の強化試合でことごとく負け続け、サポーターの失望感だけが増幅された中で迎えたカメルーン戦。
  しかし、これまでの不振がウソのように攻守にアグレッシブな動きを見せた日本代表が「不屈のライオン」を退け、貴重な勝ち点3を獲得した。
  先手を取る事が突破へのカギと言われるグループリーグ。内容はともかく、初戦をモノに出来たのは大きい。その要因はやはり先制点を取った事に尽きる。思いつきだったのか、それとも腹案だったのかは分からないが、急ごしらえの感は否めない本田選手をワントップとした布陣をこの試合でも採用した。しかしトップ下のサイドを任された大久保、松井両選手がドリブルで果敢に攻める姿勢を見せ、また効果的なクロスを上げる等、不安定とされる相手ディフェンスを霍乱させた。先制点もそのような動きを徹底して行った事から生まれた。この試合、特に前半は戦術が見事にハマッたと言えるだろう。
  後半は相手のパワープレーにひやりとさせられる場面があったが、ディフェンス陣が慌てる事無く対応していた。4年前は試合終了前にひ弱さを晒し逆転負けを喫したが、その教訓が生かされたと言えるだろうか。
  
  海外で行われるW杯で初勝利を挙げた日本。しかし「牙の抜けた」カメルーンには勝ったが、シュート数や後半に入って極端ではないにしろ運動量が落ちてラインが下がったのを見ると決して楽観出来る内容ではない。試合後、本田選手が言っていたようにまだ1つ勝っただけである。攻撃力のあるオランダ、高さがあり且つグループリーグ突破の術を知っているデンマークと、カメルーン以上の難敵が待ち構えている。グループリーグ突破へ向けてこれからが本当の勝負である。その勝負に生き返った(まだ半信半疑なのだが…)「SAMURAI」は残る事が出来るのだろうか。














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2010年06月13日

「大脱走マーチ」をもかき消したブブゼラ!!ジャブラニと共に波乱を演出する要素となるか? 【サッカー W杯グループリーグ】

   サッカーのW杯南アフリカ大会のグループリーグはグループBとグループCの第1戦が12日、13日行われた。
  まず、グループBでは日本のライバル韓国が、チームの柱である朴智星選手がゴールを挙げる等、終始攻撃の手を緩めず2−0でギリシャを下した。また、マラドーナ監督率いるアルゼンチンも1−0でナイジェリアを下し初戦を白星で飾った。
  一方、グループCでは優勝候補に名を連ねるイングランドはアメリカと1−1のドロー、スロベニアは1−0でアルジェリアを下しW杯初勝利を挙げた。

  W杯南アフリカ大会は13日、14日にグループD、グループEの第1戦が行われ、グループEの日本はカメルーンと対戦する。


【グループリーグ結果(12日、13日分)】
◎グループB
韓 国(3)    2−0  ギリシャ(0)
 
アルゼンチン(3) 1−0  ナイジェリア(0)


◎グループC
イングランド(1) 1−1  アメリカ(1)

スロベニア(3)  1−0  アルジェリア(0) 

<コメント>
  開幕戦の南アフリカ×メキシコ戦では試合中、ずっと鳴り続けた南アフリカの民族楽器「ブブゼラ」。アフリカ勢が登場する試合のみ鳴るのかと思っていたが、その後行われた試合でも鳴り響き、今大会の応援スタイルとしてすっかり定着した。イングランド×アメリカの試合をテレビで見たが、イングランドサポーターの定番ソングである大脱走マーチを奏でるトランペットの音が僅かに聞こえる程度で、ハチが群がって飛ぶ音のように聞こえるブブゼラの音にすっかりかき消されていた。選手、スタッフは大会期間中もう1つの敵と戦わなければならない。(今後、禁止になる可能性もあるようだが・・・。)

 さて大会2、3日目。アルゼンチン、イングランドと言った強豪国が登場し、いよいよ決勝トーナメント行きのチケットを争う戦いが本格的に始まった。
 グループBで度肝を抜いたのが韓国の快勝劇だろう。ディフェンスに定評のあるギリシャ相手に臆する事なく攻め続けた。持ち前のスピーディーな攻撃で相手の高い壁を粉砕し上々のスタートを切った。相手のミスを見逃さずボールを奪い相手を振り切ってゴールを決めたチームの柱、朴智星選手に象徴されるようにチーム状態は最高潮と思われ、難敵のアルゼンチン、ナイジェリアに対しても何かやってくれそうな予感がする。

  そしてブブゼラと並んで選手、特にGKを悩ませているのが今大会の公式球であるジャブラニ。イングランドの失点もアルジェリアの失点も不規則な動きをするボールが失点の一因となったような気がする。枠内にシュートを打つと何かが起きるような気がする。

 ブブゼラとジャブラニ。世界トップクラスの選手をも悩ませる2つの要素。この後、スタジアムで或いはピッチでどんな悪戯をするのだろうか。














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グループDの結果
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2010年06月12日

4チーム仲良く勝ち点1でスタートしたグループA!! シャンパンのコルクはいつ抜かれるのか?それとも塞がったままなのか?  【サッカー W杯南アフリカ大会】

  アフリカ大陸で初めて開催されるサッカーのW杯南アフリカ大会が11日開幕した。
  開幕戦となったグループAの南アフリカ×メキシコは、1点を追うメキシコが後半34分CKからマルケス選手が同点ゴールを決めて1−1の引き分けとした。
  またグループAのもう1試合、フランス×ウルグアイも0−0の引き分けに終わった。
  W杯南アフリカ大会2日目は12日、グループBの韓国×ギリシャ等3試合が行われる。


【W杯グループリーグ結果(11日分)】

◎グループA
南アフリカ(1) 1−1 メキシコ(1)

フランス(1)  0−0 ウルグアイ(1)

カッコ内の数字は勝ち点

【2日目試合予定】
◎グループB
韓 国×ギリシャ
アルゼンチン×ナイジェリア

◎グループC
イングランド×アメリカ

<コメント>
  4年に一度行われるサッカーの祭典、W杯が開幕した。これから約1か月間、世界中の人々が熱狂しその視線が南アフリカに注がれる事になる。

  開幕戦を中継したNHK。スタジオには宮本選手(神戸)。そして試合の解説が福西氏、ゲストに中田氏。4年前、空中分解を起こした日本代表チームの渦中にいた3人が顔を揃えた。分裂したチームをまとめるのに苦労したキャプテン宮本選手と、大会前の合宿で激論を交わした中田氏と福西氏。その3人が笑顔で語り合っているのを見ると4年の月日が流れたんだな、と言う事を感じさせる。

  さて、開幕戦の南アフリカとメキシコの試合。南アフリカの民族楽器であるブブゼラが終始鳴り続ける、アフリカ独特の雰囲気の中で試合は行われた。
  前半はメキシコが主導権を握り、持ち前のパスワークで南アフリカを翻弄した。ここで先制点を決めていればワンサイドの試合になった可能性があった。
  しかし、相手の攻撃を耐えた南アフリカは、徐々にリズムを掴むと、カウンター攻撃でメキシコ陣内に攻め込むシーンが増え始めた。そして南アフリカが、後半10分と相手を焦られるには理想的な時間帯で先制点を奪い、見る側としては面白い展開となった。
  一方、メキシコは攻め手を失い、得点を挙げるきっかけを掴めないまま時間が過ぎていった。CKから同点としたが何とか追い付いたと言う試合内容だった。ここ数試合の強化試合で南アフリカは負けていないが、チーム状態の良さを印象付けた。戦前の予想では4番手だった南アフリカ。開催国という利点を生かし、この後ウルグアイ、フランスも撃破し旋風を巻き起こす事が出来るだろうか。

  もう1試合フランス×ウルグアイも引き分け、4チーム揃って勝ち点1でスタートしたグループA。最後まで目が離せないグループとなりそうだ。














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posted by スポーツ職人201X at 09:25| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(12) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月11日

インターハイ連続出場が途切れた高校バスケ界の名門!! 【バスケット  インターハイ予選情報(男子)】

   毎年夏に行われる高校スポーツの祭典、インターハイ。今年は沖縄県で開催される事になっており、晴れの舞台に出場する代表校を決める為の予選が、この時期多くの都道府県で行われている。
   この内バスケットボールも各都道府県で予選が行われ、続々と代表校が決まっている。関東は今月中旬〜下旬に決まる。この内、福岡県予選で大きな異変が起きた。

   福岡大大濠。長年、高校バスケ界を引っ張ってきた知る人ぞ知る名門である。近年、留学生を擁し力を付けて来た福岡第一に県トップの座を譲ってはいるものの、福岡はインターハイ出場枠が2つある事から代表の座は死守し、二十数年もの間休む事なく出場し上位争いを演じている。ここ数年は福岡の代表は前述の福岡第一と福岡大大濠と言うのが定番となっていた。一方のウィンターカップは枠が1つしかないので、秋に行われる予選の動向に注目が集まっている。

   しかし、先週行われたインターハイの県予選でライバル福岡第一は優勝したのに対し、福岡大大濠は2位の座を死守する事が出来ず、22年続いた連続出場も途切れた。今夏行われるインターハイの組合せ表にお馴染みの名前がない事にファンは驚くだろう。逆にその福岡大大濠を破ってインターハイ出場を果たした直方高校がどんなチームなのか興味がある。

  福岡大大濠は今年度から指導者が代わった。それまで長年チームを率いてきた田中監督から教え子の片峯氏にバトンタッチした。
  監督が代わっても選手にとっては表面上何も変わらないとは思うが、やはり心理面で微妙に影響は出て来るだろう。
  高校スポーツにとって選手が代替わりするのと同様、指導者の交代も、特に異動がある公立高校の場合は宿命と言える。長くトップに君臨する事は並大抵の事ではない。

  今回の件とは関係ないが指導者のバトンタッチと言えば、小生が高校生だった1980年代後半の能代工業で似たような事があった。
  それまでインターハイ、選抜大会(ウィンターカップの前身)のタイトルを総なめにし勝って当たり前、まさに「必勝不敗」の状況だった能代工業が80年代後半、インターハイで優勝出来なかった時代があった。前監督の加藤三彦氏がコーチに就任し、能代工業を全国のトップクラスにのし上げた加藤廣志監督が勇退する時期が近づいていたのと重なる。(勿論、優勝出来なかったのはそれだけが原因ではないと思うが…。)ちなみに、能代工業がインターハイで優勝出来なかった何年かの内、1回は確か福岡大大濠が優勝したような気がする。

  さてインターハイ出場を逃した福岡大大濠。現チームが全国の舞台で活躍出来るチャンスはあと1回。果たして高くそびえる福岡第一の壁を破ってウインターカップに出場する事が出来るか。名門校の復活を待ちたい。


【インターハイ福岡県予選結果】
◎決勝リーグ結果
福岡第一  96−59 直 方
福岡第一 107−65 福岡大大濠
福岡第一  90−66 祐 誠
直 方   94−72 福岡大大濠
直 方   75−72 祐 誠
福岡大大濠107−90 祐 誠

最終順位
1福岡第一 2直方 3福岡大大濠 4祐誠









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2010年06月09日

無敵艦隊のレーダーは、W杯を捕捉出来ているのか?   【サッカー W杯南アフリカ大会グループリーグ展望】

   サッカーW杯南アフリカ大会グループリーグ展望。最終回となる今回は、EURO2008に続くビックタイトルを目指す「無敵艦隊」スペイン、前回のドイツ大会で無失点のまま大会を後にしたスイス等が属するグループHについて書きたいと思う。


【グループH】
 スペイン、スイス、ホンジュラス、チリ


【グループリーグ日程】
16日13:30 ホンジュラス×チリ (ネルスプレイト)
16日16:00 スペイン×スイス  (ダーバン)
21日16:00 チリ×スイス    (ポートエリザベス)
21日20:30 スペイン×ホンジュラス (ヨハネスブルク)
25日20:30 チリ×スペイン (プレトリア)
25日20:30 スイス×ホンジュラス (ブルームフォンテーン)

日時は現地時間。日本との時差はおよそ−7時間

<順当ならスペインは当確か。熾烈な争いが予想される「残り1枠」>
  
  W杯ではこれまで出場する度に優勝候補に挙げられながら、期待通りの成績を収める事が出来ずに大会を去ったスペイン。いつからか、巨額の経費を掛けて建造され、近隣諸国から恐れられながらアルマダの海戦で敗北を喫した艦隊の名になぞらえ「無敵艦隊」と称されるようになった。
  しかし戦力が整い臨んだEURO2008では、華麗なパスワークと連動性のある動きで勝ち上がり、ついに「欧州No.1」のタイトルを獲得した。デルボスケ監督就任後、負けたのがコンフェデレーションズカップのアメリカ戦の1回のみ、その前も35連勝と、今のスペインはまさに無敵である。ブラジルと共に最も優勝に近いと言われているが、その称号に相応しいチームであると言って良いだろう。。
  ビジャ選手(バレンシア)、シャビ選手(バルセロナ)、イニエスタ選手(バルセロナ)等、名前を挙げたらキリがないくらい豊富なタレントを有しまだ見ぬ世界の頂点を目指す。怪我で出場が危ぶまれエースのF・トーレス選手(リバプール)も大会には間に合いそうで、臨戦態勢は整った。無敵艦隊が「スペイン国旗」を掲げるべく、南アフリカに向けて出航する。


 前回のドイツ大会でスイスは無失点のままベスト16で敗れ大会を後にした事で話題となった。フィジカルの強さを生かしたディフェンスの堅牢さは今回も健在である。地元で行われたEURO2008はグループリーグ最下位と振るわなかったが、ブンデスリーガで実績を残したヒッツフェルト氏を監督に迎え立ち直り、グループトップで欧州予選を突破した。
  ディフェンスがある程度計算できるだけに、グループリーグ突破のカギを握るのは攻撃力。特に攻撃の軸であるフレイ選手(バーゼル)の出来に懸かっていると言えるだろう。

 チリと言えばサモラーノ&サラスの強力2トップが思い浮かぶが、W杯出場は彼らを擁し出場した1998年フランス大会以来となる。
  ブラジルやアルゼンチンのような華やかさはないが、南米予選でブラジルに次いで2位と決して南米第3の勢力ではない事を証明した。
  指揮を執るのは、かつてアルゼンチンを率いた経験を持つビエルサ監督。同監督の代名詞と言われている「3−4−3」のシステムで攻撃的且つ組織的なサッカーをするのが特徴である。前線に位置するスアソ選手(サラゴサ)、M・フェルナンデス選手(CSKAモスクワ)、サンチェス選手(ウディネーゼ)等、攻撃陣はタレントが揃っている。
  攻撃に重きを置くチームだけにディフェンスには難がある。2位で通過した南米予選だが、スコアを見ると敗れた試合は差を付けられての敗戦が多かった。2位争いをするであろうスイスに比べると大柄な選手がいないだけに空中戦を強いられると苦しい。攻守の切り替えの速さを生かすには中盤を制する事がカギとなると思われるが、「策士」ビエルサ監督がどんな戦略を立てるのか注目したい。
  
  戦力や実績を見るとホンジュラスのグループリーグ突破を予想する人は少ないだろう。しかしそう易々と相手に勝ち点を与えるようなチームには思えない。「W杯は国と国との戦争である。」とは昔からよく言われている事だが、予選のの結果を巡って本当に戦争を起こした経験を持つ国である。確かにこのグループで4番手である事に疑う余地はないのだが、一方でこのグループを引っ掻き回しそうな、そんな予感を抱かせる。
  前線から中盤には、ヨーロッパの主要リーグで活躍する選手がいる事から攻撃に関しては一応の目処が立つ。問題は経験豊富な選手が少ないディフェンスの弱さだろう。サプライズを起こすには、ディフェンス陣が相手の攻撃にどこまで耐えられるか。そしてFWのスアソ選手(ジェノア)にいかにしてボールを集める事が出来るか。このグループで存在感を示す事が出来るか否かは、この2点の成否に懸かっているような気がする。

【グループH本紙予想】
1スペイン、2チリ、3スイス、4ホンジュラス
  
  スペインのグループリーグ突破は揺るがないだろう。2位は攻撃力のあるチリとしたが、スイスがここに入ってもおかしくはない。直接対決の結果次第と言う事になるだろう。

















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2010年06月08日

ドイツでの借りを返す為の南アフリカへの旅!! 旅の終着駅はどこになるのか?   【サッカー W杯南アフリカ大会グループリーグ展望】

   サッカーW杯南アフリカ大会開幕グループリーグ展望も残り2回となった。7回目は覇権奪還を目指すサッカー王国ブラジル、前回大会ベスト4のポルトガル、高い身体能力や爆発的な攻撃力を武器にアフリカ勢初優勝を目指すコートジボワール等が属するグループGについて書きたいと思う。


【グループG】
ブラジル、北朝鮮、コートジボワール、ポルトガル


【グループリーグ日程】
15日16:00 コートジボワール ×ポルトガル(ポートエリザベス)
15日20:30 ブラジル ×北朝鮮  (ヨハネスブルク)
20日20:30 ブラジル×コートジボワール (ヨハネスブルク)
21日13:30 ポルトガル×北朝鮮  (ケープタウン)
25日16:00 北朝鮮×コートジボワール (ネルスプレイト)
25日16:00 ポルトガル×ブラジル  (ダーバン)

<優勝候補最有力ブラジルの敵は、「己の慢心」と「日程」か?>
  
  ブラジル、ポルトガル、コートジボワールの3カ国はどこが決勝トーナメントに進出してもおかしくない。8つあるグループの中では最も厳しい「死のグループ」と言えるだろう。それでも実力的にはやはりブラジルが頭抜けている。不気味なのは久々に国際舞台に登場する北朝鮮の存在だが・・・。


  前回のドイツ大会はロナウジーニョ選手(ACミラン)や、カカ選手(R・マドリード)等、世界屈指のスター選手を擁しながらベスト8と言う結果に終わったサッカー王国ブラジル。失った威厳を取り戻す為にも今大会はフィナーレでW杯を掲げる事が至上命題となる。
  自身も1994年のアメリカ大会でW杯を頭上に掲げた経験を持つドゥンガ氏が監督に就任してからの4年間。それまで華麗な個人技に頼りがちだったチームカラーを一掃し、規律と組織で戦う意識を植え付けた。つまらないサッカーと国民から批判されても、その信念を曲げる事なくコンフェデレーションズカップや南米予選で結果を残してきた。
  グループリーグの対戦国はどこも簡単な相手ではない。毎回決勝トーナメントにピークを持って行くイメージのあるブラジルだが、今回ばかりはそうも言ってはいられないような気がする。万が一2位での通過となれば、スペインとの「事実上の決勝戦」が決勝トーナメント1回戦で組まれる可能性が高い。最初からエンジンをフル回転させる必要があるが、それでも初戦の相手が格が落ちる北朝鮮と言うのは幸いか。
  それと決勝トーナメントで日程的に厳しくなるこのグループ。コンディション維持も優勝を占う上でポイントとなりそうだ。規律を重んじるドゥンガ監督の手腕に注目したい。


  前回大会はベスト4に入り古豪復活を印象付けたポルトガル。欧州予選ではチームの大黒柱、C・ロナウド選手(R・マドリード)が無得点とチームに貢献する事が出来ず他の攻撃陣も決定力不足に陥り、苦しんだ末に南アフリカ行きの切符を手にした。
  チームの勝敗のカギを握るのは、やはりC・ロナウド選手やデコ選手(マンチェスターU)を始めとする攻撃陣の出来、と言う事になるだろうか。ブラジルのグループリーグ突破が「確約」されるとなると(勿論、何が起こるか分からないが)、残る1枠を争うであろうコートジボアールとの初戦が非常に重要な試合となる。

  先日行われた日本との強化試合を見てもコートジボワール各選手の身体能力はある意味人間離れしている。世界最高峰のストライカー、ドログバ選手(チェルシー)の復帰時期がチーム関係者の最も気になる所だろうが、攻撃陣については他の選手でも十分カバー出来そうなくらい層が厚い。チームがまとまらない事が難点でアフリカ選手権でもそれが敗因の1つだったようだが、アフリカ選手権終了後に就任した、かつてイングランド代表を指揮しW杯出場経験があるエリクソン監督がチームをどこまでまとめきれるか。(これまでの内紛の原因はドログバ選手にあったようだが、彼が怪我で欠場すれば逆にチームが結束する可能性はある。)
  初戦のポルトガル戦が重要になるが、そこで勝ち点3が取れれば勢いに乗ってグループリーグを突破する可能性が高い。前回のドイツ大会同様、「死のグループ」に組み入れられたコートジボワールだが、今度はグループリーグを突破する事が出来るだろうか。

  約半世紀ぶりに国際舞台に顔を出す北朝鮮。どんなサッカーをするのか、Jリーグのクラブに所属する鄭大世選手(川崎F)や安英学選手(大宮)以外の選手はどんなキャラクターなのか今ひとつ分からない。ただ、少なくともW杯経験国が揃ったアジア最終予選を潜り抜けて来たのだから決して弱くはないだろう。忘れてはいけないのは地元開催だった日韓大会を除くと、この国が過去のW杯アジア勢最高成績を収めていると言う事である。
  自陣ゴール前を徹底的に固めて、少ないチャンスをモノにすると言うのがチームカラーのようで、恐らくグループリーグの3試合もそのような戦い方になると思うが、予選を勝ち抜いた強い精神力でどこまで耐える事が出来るか。グループFのニュージーランド同様、勝ち点1或いは3を取ればサプライズ。逆に他の3カ国が取りこぼせば決勝トーナメント進出に赤ランプが灯る事になるだろう。

【グループG本紙予想】
1ブラジル  2コートジボワール 3ポルトガル  4北朝鮮
  
 「死のグループ」だが、それでもブラジルの優位は動かないだろう。
2位には決定力に欠けるポルトガルではなく、攻撃力のあるコートジボワールを選んだ。

















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2010年06月07日

これぞ「Blood Sports」の醍醐味!! 昭和の匂いを漂わせ春のマイル王に… 【競 馬 第60回安田記念結果】

   春のマイル王決定戦、競馬の第60回安田記念が6日、東京競馬場芝1,600mで行われ、8番人気のショウワモダンが最後の直線で抜け出し、スーパーホーネット等の後続馬の追撃をかわして初のGTタイトルを獲得。父エアジハードとの父子制覇を果たした。39戦目でのGTタイトル獲得はJRAでの史上最多キャリアの優勝。鞍上の後藤騎手は2002年の同レース、アドマイヤコジーンで制して以来のGTタイトル獲得となった。

   2着にはスーパーホーネット、3着にはスマイルジャックが入り1番人気に支持されたリーチザクラウンは見せ場なく14着に終わった。


【第60回安田記念競走成績】
1着 ショウワモダン    後藤浩輝   1分31秒7
2着 スーパーホーネット  藤岡佑介
3着 スマイルジャック   三浦皇成
4着 トライアンフマーチ  内田博幸
5着 サイトウィナー    ウィリアムズ

<コメント>
  東京競馬場、春の5週連続GTシリーズの最後を飾る安田記念を制したのは、前走、前々走と連勝してこのレースに臨んだ上がり馬、ショウワモダンだった。
  サクラユタカオーやテスコボーイと言った、まさに昭和の競馬界を支えた血統を持つ同馬の優勝。サンデーサイレンス系の血統がもてはやされる今の時代に、しかも3歳時にクラシックレースを出走した訳でもない、いわば「叩き上げ」の馬がGTタイトルを獲得するからこそ「Blood Sports」と言われる競馬の面白さがある。零細血統と言えば昨秋活躍したカンパニーがいるが、それを思い起こさせるようなレースだった。
  春のマイル王となったショウワモダン。秋にはどんな走りを見せるのか楽しみだ。

  高松宮記念から始まった今年春のGTレース。宝塚記念がまだ残されているが、東京競馬場での5週連続GTシリーズが終わり、1つの区切りを迎えた。間もなく来年のクラシックレースを目指す2歳馬の戦いも始まる。何といっても平成の名馬、ディープインパクトの仔がデビューする事が最大の注目である。果たしてディープインパクトと肩を並べる或いはそれを凌ぐ馬が現れるのか。秋の飛躍を目指す夏競馬の季節が訪れようとしている。





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2010年06月05日

「仮想カメルーン」相手になす術なく…!!羅針盤が壊れたまま迷走する「岡田丸」 【サッカー 日本×コートジボワール(強化試合】 

  サッカーのW杯南アフリカ大会を控え、岡田ジャパンとしては最後の強化試合となるコートジボワール戦が4日、スイスのシオンで行われた。
  日本はコートジボワールの身体能力の高さに最後まで翻弄され0−2と完敗。W杯本番を直前に控え、希望を抱かせる材料を見せる事が出来ないまま、決戦の地へ向かう事となった。
  尚、この試合で闘莉王選手と接触し負傷退場したコートジボワールのドログバ選手は右腕を骨折している事が判明し、W杯本大会を欠場する見込みとなった。
  
  日本代表は14日、W杯グループリーグの初戦となるカメルーン戦を迎える。


【試合結果】
日 本  0−2  コートジボワール
(得点者)
前13分 OG
後35分 コロ・トゥーレ 

<コメント>
  昨日のテレビ中継は仕事で帰宅が遅くなった為、リアルタイムで見る事が出来なかった。帰宅後、まず録画してあったポルトガル×カメルーン戦を見た後、同じく録画してあった日本×コートジボワールを今朝見た。

  まずカメルーン×ポルトガル戦。前半カメルーンの大黒柱、エトォ選手が退場した事もあるが、終始試合の主導権を握ったポルトガルが快勝した。カメルーンは右サイドのディフェンスが「ザル」の状態で、ポルトガルは執拗にそこを突いていた。ボールを持った時の個人技は確かに脅威だが、チームとしてのまとまりに欠け(本番に照準を合わせているのかも知れないが)、イングランド戦の前半のような試合運びが出来れば日本にもチャンスがあると感じた。

  そして「仮想カメルーン」コートジボワールとのW杯前最後の強化試合。あくまで強化試合である。格上の相手、合宿の追い込みで疲労がピークに達している事も考え、例え勝つ事が出来なくても本番に繋がる「何か」が見えれば少しは希望も抱ける。そんな思いで試合を見た。
  しかし蓋を開けてみればコートジボワールの強さだけが目立ち日本にとっては収穫がないに等しい試合だった。失った2点はOGとセットプレーからで本番でケアすれば防げる失点だが、それ以上の点差を付けられて敗れた、と言う試合内容だった。厳しい言い方かも知れないが、このまま本番を迎えたら目を覆いたくなるシーンが続出するような気さえする。

  とにかく攻められないし、敵陣で前を向いてボールを運ぶシーンが殆ど見られなかった。前半からコートジボワールの身体能力の高さを生かした足の長いパスにディフェンスも翻弄された。プレスを掛けても相手の選手はなかなか体勢を崩さすボールをキープする。一方、日本の選手はボールを持っても、懐深い相手選手に簡単に取られてしまい、相手の攻撃にさらされる。ここ数試合で多く見られたシーンを再び晒す結果となった。
  前半を守備で凌ぐ戦術は、前半から中盤の選手も自陣のゴール近くまで戻り守備を強いられては、カウンターを仕掛けるタイミングが遅れチャンスを作る事が出来ず、後半パスで相手を崩そうにも前半で使ったスタミナが残らず精度が落ちるのはある意味当然の事である。昨日の試合も後半はパスが回っていたように見えたが、ゴールに向かうパスは少なく得点が生まれる予感はしなかった。

  2つの強化試合を見た限り、チームの仕上がり具合にもよるだろうが、組織力はコートジボワールの方がカメルーンより上だと思う。そういう意味ではカメルーンはどこかしらに穴があると思うのだが、今の日本にその穴を突く力は備わっていないと言わざるを得ない。

  W杯本番まであと少し。ここまでの大事な強化試合、親善試合で全て敗れ勝利の味を忘れてしまった岡田ジャパン。(勝ったのはスイスの地元クラブチームとの練習試合と、コートジボワール戦の「おまけ」だけである。)壮行試合の韓国戦で壊れてしまった羅針盤を、スイスで修復する事が出来ないまま決戦の地へ向かおうとしている。














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2010年06月03日

4年経っても閂(かんぬき)の耐性に問題なしか?それとも既に耐用年数は過ぎたのか? 【サッカー W杯南アフリカ大会グループリーグ展望】

  サッカーW杯南アフリカ大会グループリーグ展望。6回目は1958年、1962年のブラジル以来の大会連覇を目指すイタリア、南米予選でブラジルやアルゼンチンと互角に渡り合ったパラグアイ等が属するグループFの展望について書きたいと思う。


【グループF】
イタリア、パラグアイ、ニュージーランド、スロバキア


【グループリーグ日程】
14日20:30 イタリア×パラグアイ  (ケープタウン)
15日13:30 ニュージーランド×スロバキア(ルステンブルク)
20日13:30 スロバキア×パラグアイ (ブルームフォンテーン)
20日16:00 イタリア×ニュージーランド (ネルスプレイト)
24日16:00 スロバキア×イタリア (ヨハネスブルク)
24日16:00 パラグアイ×ニュージーランド (ボロクワネ)

日時は現地時間。日本との時差はおよそ−7時間

<イタリアのグループリーグ突破は堅いか?残る1枠をパラグアイとスロバキアが争う!!>   
  前回のドイツ大会に続く連覇を目指すイタリア。その後、次代のアズーリを担う選手の誕生に期待が集まったが、指揮官含め2006年大会の栄光を味わった選手が再び中心メンバーとして南アフリカに乗り込む事になった。それにしてもリッピ監督の古巣とは言え、今シーズンのセリエAで不調に終わったユベントスから多くのメンバーが選出されているのを見ると、一時期監督の好みで選ばれたと揶揄された日本と同じ匂いを感じる。(ちなみに優勝したインテルからは誰も選ばれていない。)
  今回の「カテナチオ」の番人も前回同様、ブッフォン選手(ユベントス)、カンナバロ選手(ユベントス)が務める事となる。これに数少ない「新メンバー」キエッリーニ選手(ユベントス)が加わったディフェンス陣が大崩れするシーンが想像出来ない。対戦国に恵まれた事もありグループリーグ突破は難儀な事ではないだろう。
  完成度の高いディフェンスに対して攻撃力は前回大会よりもスケールダウンしたと言われており、一発勝負となる決勝トーナメントに入ってから苦戦する可能性がある。ジラルディーノ選手(フィオレンティーナ)、イアクインタ選手(ユベントス)、ディナターレ選手(ウディネーゼ)とコマは揃っているがインパクトに欠ける。また、グループA〜Dと比べると日程的に厳しくなるのでベテランが多いチームにとってコンディションをどう維持するのかもポイントとなるだろう。
  新鮮味のなさを、チームの経験値の高さと選手のメンタルの強さでどこまでカバー出来るか。4年経ってなお、「カテナチオ」は堅牢なのか。アズーリの連覇への挑戦が間もなく始まる。

  
  南米予選3位で南アフリカ行きのチケットを獲得したパラグアイだがブラジルに1勝1敗、アルゼンチンに1勝1分と世界の強国とも互角に戦った事から決して侮れないチームである。
  伝統的にディフェンスに定評のあるチームだが、今回もその伝統をしっかり受け継いでいる。予選18試合で16失点と言う数字がその安定度を証明している。
  攻撃陣は予選でチーム最多の6得点を挙げたカバニャス選手が不慮の事故に遭い欠場を余儀なくされたのはチームにとって痛いが、サンタクルス選手(マンチェスター・シティー)、バルデス選手(ドルトムント)と他にも得点力の高い選手がおり十分穴を埋める事が出来るだろう。注目はそのカバニャス選手の代役として選出されたバリオス選手(ドルトムント)。アルゼンチンから帰化した同選手をマルティーノ監督がどのように起用するのか。
  高地で行われる事が多い今大会。高地での戦いはパラグアイ始め南米の各チームは予選で経験済みである事から、合宿で対策を取っているチームよりも有利に働く可能性がある。これまで決勝トーナメントでベスト16の壁を破れないパラグアイだが、今大会はその壁を打ち破る事が出来るだろうか。

  チェコスロバキアから分離独立後、初めてW杯の舞台に登場するスロバキア。経験という点で見劣りするのは仕方ないが、欧州予選をグループ1位で通過した事は若い選手が主力のチームにとって自信に繋がっただろう。
  22歳にしてチームの中心であるハムシク選手(ナポリ)は今大会注目の選手。他にも20代前半の若手選手がおり名前を売る絶好のチャンスとなる。
  カウンターを得意としているスロバキアだが、ディフェンスに安定感がある訳ではなく、トップ通過した予選でも各試合でそれなりに失点している。カウンターを有効に使う為にもディフェンスの精度を高める事がグループリーグ突破のカギとなるだろう。


  大陸予選とトップで通過してもW杯出場が保証されないオセアニア勢。前回大会でオーストラリアがその壁を打ち破ってW杯に出場。そのオーストラリアがアジア地区に転籍し、オセアニア地区の中心的存在となったニュージーランドが大陸間プレーオフを勝ち抜き、28年ぶりに世界の舞台に戻って来た。
  高さとフィジカルの強さが強調する材料だが戦力的には、このグループはおろか、出場32カ国の中でも最低ランクと評されている。知られている選手と言えばDFのネルセン選手(ブラックバーン)ぐらいなのでそう見られても仕方のない事だろう。しかし親善試合とは言え格上のセルビアを破った事はある意味驚きである。南アフリカはコンフェデレーションズカップでも経験済みで、その辺を本番でどう生かすか。何が起こるか分からないのがW杯。グループリーグ突破は厳しいと思うが他の3カ国の内の1カ国からでも勝ち点3もしくは1を取る事が出来れば、収穫があった大会と語られるのかも知れない。逆に勝ち点を奪われたチームは決勝トーナメント進出が遠のく結果となるだろう。


【グループF本紙予想】
1イタリア  2パラグアイ  3スロバキア  4ニュージーランド
  
 パラグアイとスロバキアは僅差の争いになる可能性があるが、守備が安定しているパラグアイを2位と予想した。スロバキアは初戦のニュージーランド戦で勢いのつく勝ち方が出来るかがポイント。

















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posted by スポーツ職人201X at 23:39| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月01日

攻撃力の「オレンジ軍団」&「ライオン」!!守備力の「ダイナマイト」!! 「SAMURAI」の武器は・・・? 【サッカー W杯南アフリカ大会グループリーグ展望】

  サッカーW杯南アフリカ大会グループリーグ展望。5回目は、圧倒的な攻撃力を引っ提げて初のW杯優勝を狙うオランダ、「不屈のライオン」カメルーン、「ダニッシュダイナマイト」デンマーク、そして悲願の1勝そして決勝トーナメント進出を目指す日本が属するグループEについて書きたいと思う。


【グループE】
 オランダ、デンマーク、日本、カメルーン


【グループリーグ日程】
14日13:30 オランダ×デンマーク (ヨハネスブルク)
14日16:00 日 本×カメルーン  (ブルームフォンテーン)
19日13:30 オランダ×日 本   (ダーバン)
19日20:30 カメルーン×デンマーク(プレトリア)
24日20:30 カメルーン×オランダ (ケープタウン)
24日20:30 デンマーク×日 本  (ルステンブルク)

日時は現地時間。日本との時差はおよそ−7時間

<無風か。それとも突風が吹くか。カギを握る第1戦の結果>

  W杯では毎回優勝候補に名前が挙がりながら、未だに優勝の味を知らないオランダ。国際的な大会でのタイトルが欧州選手権のみと言うのも不思議である。遡ればフリット、ファンバステン、ライカールトと言った多彩なタレントを擁してもW杯には手が届かなかった。今回もロッベン選手(バイエルン)、スナイデル選手(インテル)、ファンベルシー選手(アーセナル)と言った破壊力のある攻撃陣を揃え、戦力的には優勝してもおかしくない。
  ウィークポイントはW杯に出る度に言われているが、やはり豪華な攻撃陣に比べて見劣りするディフェンス陣だろうか。津波の如く押し寄せる攻撃を耐え忍べば、スキが生まれる可能性も出て来る。そのチャンスを他の3ヵ国がモノに出来るか。とは言え、見劣りするディフェンス陣を補って余りある攻撃力はこの中では一枚抜けている。ディフェンスに定評のあるデンマークとの初戦を乗り切れば、あっさりグループリーグは突破するだろう。オランダの真価が問われるのは決勝トーナメントに入ってからと言えそうだ。

 かつてロジェミラの活躍で世界を驚かせ、エムボマがG大阪に在籍する等、日本にとってはアフリカの出場国の中で最も馴染みのある不屈のライオン、カメルーン。W杯の予選では序盤でもたついたが、ルグエン監督が就任してから連勝し、南アフリカ行きのチケットを獲得した。しかしながら、続くアフリカ選手権で優勝が期待されながらディフェンスが安定せずベスト8にとどまり、救世主と言われたルグエン監督に対する風当たりが一気に強まっている。
  前線のエトォ選手(インテル)、その後ろのマクン選手(リヨン)、中盤を締めるソング選手(アーセナル)と破壊力のある攻撃陣は相手にとって脅威となるが、安定感に欠けるディフェンスが本大会までにどの程度修正されているのか。チームの浮沈を占う上で重要なポイントとなる。
  地元の声援をバックに初戦から攻撃力が爆発すれば勢いに乗ってグループリーグを突破するような気がするし、不発だったら崩れて大会を去るような気もする。とにかく初戦の出来がその後の戦いに大きく影響するだろう。その初戦の相手は我らが日本である。

 上に書いたオランダ、カメルーンがディフェンスに不安を抱えているのとは対照的に鉄壁とも言えるディフェンスを武器に本大会にコマを進めて来たデンマーク。予選ではポルトガル、スウェーデンと行ったW杯常連国などを相手に10試合で5失点と安定した守備力を見せた。2000年から指揮を執っているオルセン監督によって作り上げられた攻守のバランスはこのグループの中で最もあると言える。過去出場したW杯では必ずグループリーグを突破していると言う心強いデータもある。オランダと言えども簡単に勝てる相手ではないだろう。初戦で強力な攻撃陣をどう抑えるのか興味がある。
  攻撃で注目されるのがベントナー選手(アーセナル)。高さもあり足下のテクニックもしっかりしている。彼にボールが渡ったら相手ディフェンスが抑えるのは容易ではないだろう。
  かつて「ダニッシュダイナマイト」と称されたデンマーク。初戦のオランダ戦で勝ち点3を取れれば、台風の目になりそうな予感がする。

  そしてこれら3カ国に「岡田ジャパン」こと日本代表がどう挑むのか。グループリーグ突破の為には最低でも1つ勝つ事が必要である。格上のオランダ、日本が苦手とするディフェンスの良いデンマークに勝つのは難しいような気がする。勝つチャンスがあるとすればディフェンスに不安を抱えるカメルーンだろうか。まず先制点を取る事が絶対条件。後はどれだけ相手の攻撃に耐えられるか。とにかく点を取りに行く姿勢を見せて欲しい。
  ここ数試合のテストマッチ等を見ていると、かなり厳しい戦いになるとは思うが、是非とも今後に繋がる成果を上げて帰ってきて欲しいと思う。

【グループE本紙予想】
1オランダ、2デンマーク、3カメルーン、4日 本
  
  グループリーグ突破はこの中では一枚上のオランダとディフェンスに安定感のあるデンマークとした。カメルーンは初戦の結果次第で割って入る可能性がある。日本は組織でどこまで対抗出来るか。

















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