2010年05月31日

サッカーの母国に善戦!!で思い出す4年前の「強化試合」と試合後の「世間の雰囲気」 【サッカー  日本×イングランド(強化試合)】

  サッカーW杯南アフリカ大会に向けた強化試合、日本×イングランドが30日、オーストリアのグラーツで行われ、日本は1−2で敗れた。
  日本は前半7分、CKから闘莉王選手のゴールで先制すると動きに精彩を欠くイングランドを速いパス回しで揺さぶった。しかし追加点を奪う事は出来ず前半を終えると、後半はジェラード選手など主力選手を投入したイングランドに徐々に押されるシーンが目立ち始め、後半27分と38分、相手のクロスからO.Gを献上して逆転を許した。

  日本代表は6月4日、コートジボワールとW杯前最後の強化試合を行い南アフリカ入りする。


【試合結果】
日 本  1−2  イングランド
(得点者)
前 7分 闘莉王(日本)
後27分 O.G(イングランド)
後38分 O.G(イングランド)

<コメント>
  先月行われた壮行試合の韓国戦で不甲斐ない結果に終わりサポーターに失望感を与えた岡田ジャパン。チームがどん底の中で迎えた強化試合のイングランド戦。スイス合宿でどこまで立て直しがなされ、また世界の強国にどこまで通用するのか。と、同時にルーニー選手、ランパード選手と言った世界の一流プレーヤーがどんな動きをするのか注目が集まった。
  結果は1ー2。スコアを見れば日本は健闘したと言えるだろう。先日の韓国戦と比べて選手の動きは良かったし、ワンタッチでパスを回す意識も見えた。イングランドの選手の動きが緩慢だったとは言え中盤の構成を、阿部選手を底に置く逆三角形にした事でディフェンスも機能していた。選手にとっては自信を取り戻すきっかけとなる試合になっただろう。何と言っても相手選手にゴールを許さなかったのだから・・・。
 この結果にマスコミは概ね好評価、サポーターも少しは希望を抱ける心境になったと思う。
  しかしこの雰囲気、どこかで感じたような覚えがある。4年前、同じようにW杯直前に行われたの強化試合でドイツと引き分け、期待が高まったものの、結局本番では勝ち点1を取るのがやっとだった事で、日本各地からため息が漏れたあの感覚。確かに選手はアグレッシブに動いていたし連係も良かった。しかし今までが悪すぎたから良く見えただけなのか。そんな思いが頭を過ぎった。これはあくまで強化試合であって本番ではない。手放しで喜ぶのはまだ早いような気がする。

  前半は上に書いた通りチームとして機能していた部分が多かったが、相手が主力選手を投入した後半は運動量が落ちた事もあり押し込まれるシーンが多く見られた。ラインも下がり、プレスを掛ける事も出来なくなった。(イングランドのカペッロ監督は「あのシステムは9−0−1だ。」と皮肉ってたらしい。)オウンゴールで失った2点もその手前のサイドで止めていれば防ぐ事が出来た失点である。前半のような動きが90分通して出来ないと言う、以前から言われている課題が露呈した試合でもあった。
  グループリーグで対戦する各国には強力なサイドアタッカーやストライカーがいる。運動量が落ちる後半に持ちこたえられるのか不安が残った。取り敢えずディフェンスが崩壊したここ数試合の悪い状態から脱し、グループリーグで「格好のつく試合」が出来る態勢になりつつある、と見た方が良いのかも知れない。

  グループリーグ突破を考えると最低1つは勝たなければならない。得点を挙げたセットプレーは相手の虚を突くナイスアイデアだったが、昨日のイングランドの出来ならば、動きの良かった前半の内に流れからもう1点取って欲しかった。
  日本の武器であるセットプレーで相手を欺くアイデアがどれくらいあるか。速いパス回しからどうやって点を取るのか。そして90分通して同じパフォーマンスを維持出来るか。4日に行われるコートジボアール戦でそれらを発揮する事が出来て、初めて明るい展望が見えて来るような気がする。














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2010年05月30日

父に近づけるか?それとも父を越えるのか?77回目の競馬の祭典の結果やいかに・・・【競馬 第77回東京優駿予想】

  競馬の第77回東京優駿(日本ダービー)(GT)が30日、東京競馬場芝2,400mで行われる。
  NHKマイルカップを制したダノンシャンティが怪我の為、出走を取り消したものの、皐月賞に続いて2つ目のクラシックタイトルを狙うヴィクトワールピサやトライアルレースの青葉賞で圧巻の走りを見せ、無敗のままこのレースにコマを進めたペルーサ、他にもルーラーシップやトゥザグローリーと言った良血馬が出走する等、例年に無くハイレベルなメンバーが揃った今年の競馬の祭典。77代目ダービー馬の称号を得るのは、果たしてどの馬か。


【本紙予想】
  前置きは枠順発表に関する記事で書いたので詳しくは書かないが、ダービーと言えば、晴天の下で行われると言うのがイメージとして頭にあった。しかし昨年は悪天候の中で行われ、今年も同じように天気には恵まれそうも無く、しかも肌寒い中で行われそうだ。多くの方が東京競馬場に足を運ぶと思うが、くれぐれも風邪を引かないような格好で楽しんで貰いたいものである。


◎(本 命)4枠7番ヴィクトワールピサ
  今年のメンバーは確かにレベルが高いが、皐月賞で見せた最後の直線での最内を突き抜け他馬を寄せ付けなかったレース内容を見ると、やはりこの馬を本命にするのが妥当と判断した。馬群を割って突き抜ける勝負根性は広い東京コースで更に発揮されるだろう。枠順もほぼ真ん中
とロスを強いられない枠を引き当てた。また、馬場状態に関する適性についてもこれまでのレースを見ると問題ないと思われる。初の左回りがどうかがポイントとなりそうだが、それを克服するだけの力量はあるだろう。
  以上の事から「77代目ダービー馬」の称号に最も近い馬と判断し、この馬を本命に推したい。果たして父に続くクラシック2冠達成なるか。

○(対 抗)5枠9番ペルーサ
  馬連で馬券を買うとなると、本命馬とこの馬との組合せでは妙味がないのだが、やはり青葉賞の走りを見ると食指が動く。若葉Sを勝った時点で賞金的には皐月賞出走も可能だったが、このレースが目標との事で回避し、ダービーと同じコースを馬に経験させた事を考えると陣営の本気度がうかがえる。キャリアは浅く一線級との対戦が初めてと言う事がどう出るかだが、本命馬を脅かす存在である事は間違いないだろう。

×(注 意)6枠12番ヒルノダムール
  皐月賞は2着に敗れたが、スムーズさを欠いたレース運びを考えると良く追い込んできたと言える。長く脚を使える脚質は広い東京コース向きと言え、これまでの成績の安定度を見ると軽視は出来ない。

▲(注 意)6枠11番ハンソデバンド
  前走での大敗で評価を落とした同馬。しかし、東京コースでは4戦して全て連対と相性が良く、一変する可能性を秘めている。共同通信杯ではNHKマイルカップ王者のダノンシャンティを下しており、鞍上は先週、歴史的な勝利を挙げた蛯名騎手。「府中巧者」の一発があってもおかしくないような気がする。

  その他△(連下)としては、皐月賞での末脚が光った1枠1番エイシンフラッシュ、内枠を引いて、ロスなくレース運びが出来そうな良血馬2枠3番ルーラーシップ、うまく逃げる事が出来るでば粘りそうな3枠6番アリゼオ、NHKマイルカップで3着と好走、そろそろ走りそうな素質馬7枠14番リルダヴァルまで挙げておきたい。

 まとめると
◎4枠 7番 ヴィクトワールピサ
○5枠 9番 ペルーサ
×6枠12番 ヒルノダムール
▲6枠11番 ハンソデバンド
△1枠 1番 エイシンフラッシュ
△2枠 3番 ルーラーシップ
△3枠 6番 アリゼオ
△7枠14番 リルダヴァル


  馬券は馬連で◎から○×▲△へ流す。7−9を厚めに1−7、3−7、6−7、7−11、7−12、7−14の7点。








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2010年05月28日

父と同じ道を歩むか?それとも父の無念を晴らすのか?【競馬 第77回東京優駿枠順】

   競馬の3歳牡馬クラシックレース第2弾、競馬の第77回東京優駿(日本ダービー)の枠順が27日、JRAより発表された。皐月賞)を制しクラシック2冠を目指すヴィクトワールピサは4枠7番、トライアルの青葉賞を圧勝したペルーサは5枠9番、NHKマイルカップとの変則2冠を狙うダノンシャンティは8枠18番にそれぞれ入った。
   第77回東京優駿は30日、東京競馬場芝2,400mで行われる。発走は15時40分。


【第77回東京優駿(日本ダービー)枠順】
1枠 1番エイシンフラッシュ  内田博
1枠 2番レーヴドリアン    藤岡佑
2枠 3番ルーラーシップ    四 位
2枠 4番サンディエゴシチー  浜 中
3枠 5番コスモファントム   松 岡
3枠 6番アリゼオ       C・ウィリアムズ
4枠 7番ヴィクトワールピサ  岩 田
4枠 8番ローズキングダム   後 藤
5枠 9番ペルーサ       横山典
5枠10番トーセンアレス    江田照
6枠11番ハンソデバンド    蛯 名
6枠12番ヒルノダムール    藤 田
7枠13番ゲシュタルト     池 添
7枠14番リルダヴァル     福 永
7枠15番メイショウウズシオ  飯 田
8枠16番シャイン       和 田
8枠17番トゥザグローリー   戸 崎
8枠18番ダノンシャンティ   安藤勝

<コメント>
  30日に東京競馬場で行われる競馬の祭典、日本ダービーの枠順がJRAから発表された。7500頭余りの中から選ばれたが3歳トップホース18頭が一生に一度しか獲得する事が出来ないビックタイトル目指してターフを疾走する。また競馬の祭典と言う事もあり、普段競馬に興味がなくても、暮れの有馬記念とこのレースだけは注目している方もいるだろう。
  今年、この舞台にコマを進めた18頭の顔触れを見ると、皐月賞に続く2つ目のクラシックタイトル獲得を目指すヴィクトワールピサやトライアルレースの青葉賞で圧巻の走りを見せ、ヴィクトワールピサに挑戦状を叩きつけたペルーサ、NHKマイルカップとの変則2冠馬を目指すダノンシャンティ、他にも皐月賞の雪辱を期すローズキングダム、良血馬トゥザグローリー、ルーラーシップ等、近年稀に見るハイレベルなレースが期待出来、また目移りしそうなメンバーが揃った。果たして、ウィナーズサークルで歓喜の美酒に酔いしれるのはどの馬か。
  
  人気を分け合うであろうヴィクトワールピサとペルーサ。父はそれぞれネオユニヴァースとゼンノロブロイで、この2頭は第70回日本ダービーで対戦し、その時は前を行くゼンノロブロイをネオユニヴァースが捕らえ、皐月賞に続く2つ目をタイトルを獲得した。父と同じ臨戦過程で挑むその子供。果たして父と同じく2冠目のタイトル獲得となるか。それとも父の無念を晴らす事が出来るか注目される。
  
  昨年は極度の道悪で馬にとっては気の毒なレースコンディションだった。せっかくの祭典。ぜひとも良馬場でレースが行われる事を願いたい。

本紙予想は土曜日(29日)夜か30日朝に掲載する予定









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2010年05月26日

屈強な男達の戦い!! グループDは混戦模様か? 【サッカー W杯南アフリカ大会グループリーグ展望】

    サッカーW杯南アフリカ大会グループリーグ展望。4回目は、W杯大陸予選をグループトップで通過したドイツ、セルビア、そして前回大会で躍進を遂げたガーナとオーストラリアが属するグループDについて書きたい思う。

【グループD】
 ドイツ、オーストラリア、セルビア、ガーナ

【グループリーグ日程】
13日20:30 ドイツ×オーストラリア (ダーバン)
13日16:00 セルビア×ガーナ (プレトリア)
18日13:30 ドイツ×セルビア (ポートエリザベス)
19日16:00 ガーナ×オーストラリア (ルステンブルク)
23日20:30 ガーナ×ドイツ  (ヨハネスブルク)
23日20:30 オーストラリア×セルビア (ネルスプレイト)

<ドイツがグループリーグ敗退と言うシナリオは考えられないが…>
  グループDは、8つあるグループの中で面白い展開になりそうな予感がするグループの1つである。どこが決勝トーナメントに進出してもおかしくないだけに、激戦が予想される。
  ドイツ、セルビア、ガーナ、オーストラリア。どのチームもフィジカルに長けており、先日行われた韓国戦を見ていると、ここに日本が入ったら、簡単に吹っ飛ばされそうな強靭な肉体を持つ猛者が揃っている印象がある。

  連続出場を続けているドイツはその間、全ての大会でベスト8以上の成績を残している「W杯成績優秀国」である。経験豊富なベテランに加え、今大会トップ下を担うと目されているエジル選手(ブレーメン)等、若手の台頭もあり今回も上位争いをする為のタレントは揃っている。EURO2008で準優勝、W杯大陸予選も無敗とここまで順調に来ている。グループリーグでよもや落ちる事はないだろう、と言うのが大方の予想だろうしそれに反論するような材料も見当たらない。
  ただ他の3ヵ国の顔触れを見ると、決して楽にグループリーグを突破出来るとは限らない。一歩間違えると、ドイツとてグループリーグ敗退の可能性すらある顔触れである。チームの大黒柱、バラック選手(チェルシー)や正GKのアドラー選手(レバークーゼン)が怪我の為、欠場する事がどこまで影響するのか。(その事が逆に団結力を高める要因ともなり得るが…。)
  仮に2位でグループリーグを抜けると決勝トーナメント初戦でいきなりイングランドと対戦する可能性もあるだけに、1位突破は譲れない所だろう。果たして不屈のゲルマン魂を持つ、今大会参加国の中でも数少ない「純国産チーム」は、どこまで勝ち進む事が出来るだろうか。カギを握る選手として、若くしてトップ下を任されるエジル選手と、所属先のバイエルンでは不振だが、代表戦になるとスイッチが切り替わるクローゼ選手を挙げておきたい。

  今大会初出場となるセルビアだが、前回大会はセルビア・モンテネグロ、その前は「東欧のブラジル」と言われたユーゴスラビアでW杯に出場している。大陸予選ではフランスを押しのけてトップ通過しているだけに「初出場」と言うと少し違和感がある。
  ユーゴスラビアから分裂した国では今回、セルビアとスロベニアが出場し、過去の大会ではクロアチアが1998年のフランス大会で3位になる等、改めて「東欧のブラジル」ユーゴスラビアの伝統が脈々と受け継がれている事が実感できる。
  上に書いたドイツが「純国産チーム」なのとは対照的にセルビアのメンバーは、そのほとんどが国外のクラブチームで活躍している。ビディッチ選手(マンチェスターU)を始めとするDF陣は全員が185cm以上、FWのジギッチ選手(バレンシア)は202cmと高さを武器にしたフィジカルの強さが売りで、テクニックに長けたユーゴスラビアとその点では違う点と言えるだろうか。
  初戦となるガーナも身体能力に優れた選手が多いが、速さに特徴があるチームである。スピードが勝るのか。それともパワーが勝るのか。初戦の結果が、セルビアがグループリーグを突破出来るかどうかのカギを握るような気がする。

  2006年のドイツ大会、アフリカ勢で唯一決勝トーナメントにコマを進めたガーナ。その時のメンバー、エシエン選手(チェルシー)、ムンタリ選手(インテル)、アッピアー選手(ボローニャ)がチームを引っ張る。更に若手注目株のアナン選手(ローゼンポリ)、アサモア選手(ウディネーゼ)の台頭はチームを更に活性化させるだろう。
  豪華な中盤に比べるとディフェンス陣の層、控えの層がやや薄いのが不安材料だろうか。大陸予選では、本大会行きを決めるまでは無失点と組織がしっかりしている事を示したが、ドイツ、セルビアと言ったグループリーグ突破に向けて越えなければならない相手にどこまで通用するか。選手起用を含めてセルビア人のライェバッチ監督の采配にも注目したい。

  前回大会で日本を奈落の底に突き落とし、イタリアを最後まで苦しめるなど衝撃的な活躍を見せたオーストラリア。アジアに転籍してからもその強さは変わらず、大陸予選もグループトップで通過した。
  キューウェル選手(ガラタサライ)、ケーヒル選手(エバートン)等、今回の主力メンバーもその時とほぼ同じであり、フィジカルの強いDF陣も健在である。上手く機能すれば、ドイツと言えどもディフェンスの網を突破するのは容易ではないだろう。
  ただW杯ドイツ大会後の4年間、新戦力の台頭がなかった。選手の高齢化と併せてその点が気懸かりであり、そこが上の3カ国と違う点で見劣りする感は否めない。選手の経験値は高いだけに、どこまでその不安材料をカバー出来るか。「サッカールーズ」が躍動すれば、このグループは混戦に更に拍車が掛かるだろう。

【グループD本紙予想】
1ドイツ  2ガーナ  3セルビア  4オーストラリア

※ガーナとセルビアは初戦の結果次第で逆転の可能性がある。オーストラリアは初戦のドイツ戦で勝ち点を挙げれば、予選突破に望みが出てくる。











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2010年05月25日

世界の荒波に挑む前にアジアの波に飲まれ沈没寸前の岡田丸!! 船体を立て直す術はあるのか?  【サッカー キリンチャレンジカップ】

  サッカーのキリンチャレンジカップ、日本×韓国戦が24日、埼玉スタジアムで行われた。
  W杯南アフリカ大会を控え、国内で行われる最後の代表戦と言う事もあり壮行試合と銘打って行われたこの1戦。しかし、前半6分に先制点を許した日本代表は、その後も韓国の出足鋭いプレスに苦しみ前半リードを許して前半を終えた。後半、足の止まった韓国に対し攻撃を仕掛けるもののゴールを脅かすまでには至らず、試合終了間際、韓国のカウンターからPKを許し、2点目を奪われ壮行試合を勝利で飾る事は出来なかった。

  日本はこの後、スイスで合宿を行いイングランド、コートジボワールと強化試合を行った後、6月14日にW杯グループリーグ初戦となるカメルーン戦に臨む。

【日本×韓国試合結果】
日 本  0−2 韓 国
(得点者)
前 6分 パク・チソン
後45分 パク・チュヨン

<コメント>
  W杯南アフリカ大会の壮行試合と銘打って行われた24日の日韓戦。まさかW杯後も岡田監督でと言う事は無いだろうから、「岡田ジャパン」を国内で見るのは恐らくこれが最後だろう。天気が良くないにも関わらず大勢のサポーターがスタジアムに駆けつけた。
  壮行試合は、内容はともかく結果を出さなければならない。結果を残し、サポーターの前で決意表明を行い気分を良くして決戦の地へ向かって欲しい、と言うのがサポーターの願いだと思う。しかしライバル韓国に対し0−2で敗れ、決意表明を行えなかっただけでなく、1年に2回同じ相手に敗れると言う失態を演じる結果となってしまった。「日本の壮行試合」と言う看板が、「韓国代表をアジアから送り出す壮行試合」と言う看板に架け替えられた瞬間でもあった。

  ボールに対する寄せの速さ、フィジカルの強さ、ゴールに向かっていくスピード、そして何が何でもゴールを狙うと言う姿勢。全てにおいて韓国の方が上回っていた。特に何人かの日本の選手をフィジカルの強さとスピードで振り切って得点を挙げた朴智星選手の先取点は見事と言うほか無かった。プレミアリーグの強豪、マンチェスターUで活躍する朴選手だが改めて格の違いを見せ付けられた。
  韓国は先日ホームで行われたエクアドル戦で勝利を収め、アジアのライバル日本を下した事で気分良く本番を迎える事だろう。

  対する日本は、韓国の素早いチェックの前に攻撃陣が前を向く事が殆ど出来なかった。ディフェンスも韓国のカウンターに脅かされるシーンが目立ち、カウンター対策の成果を見る事は出来なかった。
  今回の試合のように先制点を許す展開は本番でも十分考えられる。ポジションのバランスを取る事やチームコンセプトも大切だが、バランスを崩してでも点を取ると言う姿勢を見せて欲しかった。勝ち点0では先に進めないのだから・・・。

  試合後、岡田監督は進退伺を出したらしいが(会長は続投を明言している。)、本番を直前に控え本来ならチームが上昇ムードにならなければいけないこの時期に、このような事態になった事でチームの士気が下がる事が心配である。代わりの監督を見つける時期はとっくに過ぎた。ここまで来たら選手の奮起、開き直りに期待するしかない。沈みかけている船を何とか立て直して南アフリカに入って欲しいのだが…。











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2010年05月24日

強い女には雨も枠順も距離も関係なし!! 樫の舞台の中央に立った2頭の女王!!【第71回優駿牝馬結果】

  牝馬クラシックレース第2弾、競馬の第71回優駿牝馬(オークス)が23日、東京競馬場芝2,400mで行われ、1番人気に支持されたアパパネと5番人気だったサンテミリオンが最後の直線で互いに譲らず馬体を併せたままゴールに入った。長い写真判定の末、JRAのGTレース史上初の同着と言う結果となった。アパパネは桜花賞に続く2冠達成。一方のサンテミリオンは初のGT制覇。3着にはレースを引っ張ったアグネスワルツが入った。  
  

【第71回優駿牝馬競走成績】
1着 △アパパネ      蛯名正義  2分29秒9
1着 △サンテミリオン  横山典弘  同 着
3着  アグネスワルツ  柴田善臣
4着 ×アニメイトバイオ 後藤浩輝
5着 ◎オウケンサクラ  安藤勝己

<コメント>
  牝馬クラシック第2弾は樫のタイトルを目指す3歳乙女の戦い。有力馬が外枠に固まった上に雨によって馬場が渋る等、波乱の予感を漂わせレースは行われた。そして優勝馬が2頭出ると言う、波乱の予感を上回る誰も予想し得ないフィナーレが用意されていた。

  桜に続き樫の座を狙うアパパネと、トライアルレースを勝ち抜き初のGTタイトルを狙うサンテミリオン。奇しくも外枠で隣同士となった両頭によるゴール前の叩き合いは見応えがあった。当然、素人の目ではどちらが樫の座を射止めたのか分かるはずもなく、写真判定も長い時間を要した。天皇賞(秋)でのウオッカとダイワスカーレットなど、過去のGTでは僅かな差でも白黒ハッキリ付けた勝利の女神も、3歳乙女にとって過酷とも言える2,400mを走り切った両頭に白黒付けるのを躊躇したのだろうか。樫の座を2頭に分け与えた。
 
  距離適性に不安があると言われながらそれを克服しクラシック2冠目を獲得したアパパネ。そして、初めてと言っても良いであろう3歳牝馬トップクラスとの戦いを制したサンテミリオン。決着を付ける場になる秋の淀の舞台でどんな戦いを繰り広げるのか。また、その両頭に割って入る馬は現れるのか。春のクラシックレースで激闘を演じた乙女達はしばしの休息に入る。





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2010年05月22日

今年の樫の舞台を彩るのは、月か?杏か?それとも桜か? 雨が波乱を誘う?ドラマの結末は果たして…  【競馬 第71回優駿牝馬予想】

  競馬の第71回優駿牝馬(オークス)が23日、東京競馬場芝2,400mで行われる。
  桜花賞を制したアパパネが2冠目を獲得するのか。それとも、アパパネに惜しくも敗れた桜花賞組の巻き返しはあるのか。はたまた、別路線組が樫のタイトルをさらって行くのか。3歳乙女が演じる樫の舞台は「雨」と言う波乱要素を漂わせながら15時40分、71回目のドラマが始まる。


【本紙予想】
  この時期の3歳牝馬にとっては過酷且つ殆どの馬が未経験の2,400mと言う距離に加え、明日(23日)は雨の予報と言う波乱要素が加わり予想する側にとっては難しいレースとなりそうな今年のオークス。戴冠を狙う18頭が織り成すドラマの結末は果たして…。そこで、本紙予想。

◎(本 命)3枠6番オウケンサクラ
 前走の桜花賞では果敢に逃げて見せ場たっぷりの2着と健闘した同馬。それまでのローテーションがきつかった事から馬体回復がポイントだったが、調教後の馬体重を見る限り極端な馬体重減はなさそうである。距離延長は問題なさそうで、好位で折り合いしぶとい先行力を行かせる展開に持ち込めば後続馬を封じ込める力はあると見て、この馬を本命に推したい。樫の舞台に季節外れの桜を咲かせる事は出来るか。


○(対 抗)2枠4番ショウリュウムーン
  前走の桜花賞は追い込み届かず4着と敗れたが脚を余した感もあり悲観するような内容ではなかった。父がダービー馬、母の父が菊花賞馬とまさにこの距離はうってつけと言える。桜花賞組はこのレースと相性が良いが、本命馬を逆転するとしたらこの馬のような気がする。


×(注 意)7枠13番アニメイトバイオ
  前走は馬体を大きく減らしての出走だった事もあってか見せ場無く敗れた同馬。今度はプラス体重で出走出来そうで、そうなれば改めて見直しが必要である。東京コースとの相性も良い事などを加味し注意しておく必要があるだろう。雨と母の父フレンチデピュティとの関係も気になる。


▲(単 穴)2枠3番アプリコットフィズ
  馬体の成長が見られない点はマイナス材料だが、東京コース2戦2勝の実績は軽視出来ない。絶好の内枠で好位置を取れれば、最後の直線で他馬を完封する力はあると思う。軽量だけに力のいる馬場になると分が悪い。馬場状態もこの馬の結果を左右しそうだ。

  
  その他△(連下)としては、新馬戦でローズキングダム、ヴィクトワールピサの3着、抽選を潜り抜けてきた運も買って5枠9番モーニングフェイス、有利とは言えない距離延長&外枠を考慮して割り引くも地力で連なら絡んできそうな8枠17番アパパネ、同じく有利ではない大外枠と言う事で評価を下げたが、大きいレースを勝てる器である事は認めて8枠18番サンテミリオンまで挙げておきたい。
 
 まとめると

◎3枠 6番 オウケンサクラ
○2枠 4番 ショウリュウムーン
×7枠13番 アニメイトバイオ
▲2枠 3番 アプリコットフィズ
△5枠 9番 モーニングフェイス
△8枠17番 アパパネ
△8枠18番 サンテミリオン  



  馬券は馬連で◎から○×▲△へ流す。3−6、4−6、6−9、6−13、6−17、6−18の6点。





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2010年05月21日

甦ったサッカーの母国!! 「カペッロ軍」はベスト8の壁を破れるか? 【サッカー W杯南アフリカ大会グループリーグ展望】

   サッカーW杯南アフリカ大会グループリーグ展望。3回目は、カペッロ監督が就任し失意のどん底から這い上がって本大会にコマを進めたサッカーの母国、イングランドや昨年行われたコンフェデレーションズカップで準優勝したアメリカ等が属するグループC。


【グループC】
イングランド、アメリカ、アルジェリア、スロベニア

【グループリーグ日程】
12日20:30 イングランド×米 国  (ルステンブルク)
13日13:30 アルジェリア×スロベニア (ボロクワネ)
18日16:00 スロベニア×米 国 (ヨハネスブルク)
18日20:30 イングランド×アルジェリア (ケープタウン)
23日16:00 スロベニア×イングランド (ポートエリザベス)
23日16:00 米 国×アルジェリア  (プレトリア)

日時は現地時間。日本との時差はおよそ−7時間。

<大方の予想通りイングランドとアメリカがグループリーグ突破か。>

  今回のW杯グループリーグは、どのグループも各国の力が拮抗しており、ポット1に入った「世界の強国」と言えども油断出来ない戦いが続くと見られる。
  その中で、このグループCは数少ない「無風のグループ」と言えるかも知れない。何事も起きなければ、イングランドとアメリカのグループリーグ突破は堅いと見る。(何かが起きるのもサッカーの世界ではよくある事だが・・・。)

  サッカーの聖地、ウェンブリーでの敗退で失意のどん底に落ちこれ以上ない屈辱を受け、EURO2008の舞台にすら立てなかったイングランド。しかし、失意のどん底に落ちたチームをカペッロ監督が救い上げ、W杯予選では因縁の相手クロアチア等を全く問題にせず、難なく南アフリカ行きのチケットを手に入れた。
  チームの前線に今シーズン好調だったルーニー選手(マンチェスターU)、中盤にジェラード選手(リバプール)、ランパード選手(チェルシー)、最終ラインにテリー選手(チェルシー)等、他の世界の強国と比べても遜色ないラインナップであり、ベッカム選手(LAギャラクシー)は怪我で代表から漏れたが、それを差し引いても上位争いの出来る布陣である。
  カペッロ監督の采配と選手が上手く噛み合えば、久々の世界制覇も見えてくるであろうイングランド。しかし、順風満帆と言う訳でもなくテリー選手の不倫騒動による士気の低下や主力の怪我の回復具合など、懸念材料も残っている。そして絶対的な守護神が存在しないと言うウィークポイントは解消されないまま大会に入る事になる。これらの事がどのように影響するのか。グループリーグの対戦国には恵まれた感があるが、決勝トーナメント初戦で対戦するグループDの顔触れは、どこが出て来ても手強い。出来れば最終戦を待たずにグループリーグ突破を決めて決勝トーナメントへの準備に入りたい、と言うのが指揮官の本音なのかも知れない。

  1990年イタリア大会で久々に世界の舞台に立って以来、連続出場を続けているアメリカ。コンフェデレーションズカップでスペインなどを破り準優勝を成し遂げても、大陸予選で「北中米の雄」メキシコを差し置き、トップで通過しても余り騒がれなかった事からも分かる通り、アメリカでサッカーはマイナースポーツである。MLSが設立されメジャースポーツの仲間入りをする素地は出来つつあるが、暫く時間が掛かるだろう。また代表候補選手の多くはヨーロッパでプレーしている。
  大陸予選でトップ通過を果たしたが、その後の親善試合では結果を出せず苦しんでいる。その要因となっている主力選手の怪我の回復具合や怪我の為に出場出来ない選手の穴埋めがどこまで出来ているかがグループリーグ突破のカギとなるだろう。

  1986年のメキシコ大会以来の出場となるアルジェリア。しかし本大会進出までの道のりは険しいものだった。予選最終節のエジプト戦の前に選手を乗せたバスが相手サポーターに襲撃されると言う事件が起き、その後行われたプレーオフ(相手は再びエジプト)は中立地で行われると言う壮絶な戦いを潜り抜けてきた。
  今回のアルジェリアの躍進は、旧宗主国フランスとの密接な関係なくしては語れない。世界的スーパースター、元フランス代表ジダン選手はアルジェリア移民の子である事は有名な話であるが、今回のアルジェリア代表の何人かもフランス出身のアルジェリア移民の子であり、フランスのクラブで育成された選手も多い。近年はアルジェリア代表を選ぶ選手が増えてきているらしく、そのうような事情がレベルアップの一因にもなっているのだろう。
  さて、アルジェリアのチームカラーは固い守備と言えるだろうか。アフリカ最終予選のスコアを見ると、前述の事件後のエジプト戦を除けば、ほぼシャットアウトで相手を下している。固い守備でゴールを守り、数少ない攻撃のチャンスを生かせれば勝機も出てきそうな気がする。「砂漠の狐」は果たして化けるのか。

  前評判は決して高くないスロベニア。しかし、大陸予選でグループ1位となったスロバキアをホームとアウエーの両方で下し、そしてプレーオフでは、あのヒディンク監督率いるロシアを沈めて本大会にコマを進めたのだから侮れない。これと言ったスター選手はいないが、持ち味である堅守速攻を駆使出来れば、ここでも大物食いを果たす事が出来るだろう。32か国中人口最少国の挑戦に注目したい。

【グループC本紙予想】
1イングランド 2アメリカ 3スロベニア  4アルジェリア
 
※イングランドのグループリーグ突破は堅いと思うが、アメリカの仕上がり具合によっては、スロベニア、アルジェリアにもチャンスがあると予想する。














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2010年05月20日

「伝説の選手」が監督となって世界の表舞台に登場!! 再び伝説を作り上げるのか?  【サッカー W杯南アフリカ大会グループリーグ展望】

   先週末に風邪をこじらせてしまい、記事の更新を控えておりましたが、風邪もほぼ治ったので更新を再開したいと思います。今回は、前回に続きサッカーW杯南アフリカ大会のグループリーグ展望に関する記事です。


   サッカーW杯南アフリカ大会グループリーグ展望。2回目は、選手として数々の伝説を作ってきたマラドーナ氏がアルゼンチン代表監督として世界の表舞台に戻ってきた事で注目を集めているグループB。


【グループB】
アルゼンチン、ナイジェリア、韓国、ギリシャ

【グループリーグ日程】
12日16:00 アルゼンチン×ナイジェリア (ヨハネスブルク)
12日13:30 韓 国×ギリシャ(ポートエリザベス)
17日16:00 ギリシャ×ナイジェリア(ブルームフォンテーン)
17日13:30 アルゼンチン×韓 国 (ヨハネスブルク)
22日20:30 ギリシャ×アルゼンチン(ボロクワネ)
22日20:30 ナイジェリア×韓 国(ダーバン)

<アルゼンチンは難なく突破か。他の3カ国は初戦の出来がカギ>
  
  韓国を除く3ヵ国は過去にW杯1次リーグで同じグループだった事がある。日本が初めてW杯行きのチケットを掴みかけたものの、最後の最後でスルリと手から抜け落ちてしまった1994年アメリカ大会である。初出場のナイジェリアの躍進、マナドーナの薬物使用による大会追放が話題となった。その時はナイジェリアがグループ1位、アルゼンチンがグループ3位で決勝トーナメントに進出した。(当時の参加国は24カ国。)
  何の因果かその3ヵ国が16年の時を経て再びグループリーグで相対する事になった。

  スポーツ紙や雑誌等の戦前の予想を見ると、優勝の呼び声高いアルゼンチン。スペインリーグ得点王メッシ選手(バルセロナ)始め、イグアイン選手(Rマドリード)、ミリート選手(インテル)等、戦力的には文句の付けようがないぐらいタレントが揃っている。にも関わらず南米大陸予選では薄氷を踏む思いでの予選突破だった。チームの浮沈を握っているのは、監督としての力量に疑問符が投げ掛けられているマラドーナ監督の腕次第、と言う事になるだろうか。グループリーグは過去2大会と比べると比較的対戦国に恵まれ、決勝トーナメントでも日程面で余裕がある等、アルゼンチンに風が吹いているような気さえする。真価が問われるであろう一発勝負且つ強豪国との対戦が続く決勝トーナメントで、豊富なコマを有効に使いこなせるか。それとも持て余したまま大会を去るのか。選手として数々の伝説を作ったマラドーナ監督。指導者としてどんな「伝説」を作るのか注目が集まる。

  1990年代、類い稀な身体能力を武器に世界をアッと驚かせたナイジェリア。その頃のメンバーと比べると幾らか小粒になった感じがする。それでも勢いに乗れば、やはりアフリカ独特の身体能力は相手にとって脅威である。安定感に欠けるチームをスウェーデン代表で実績があるラーゲルベック監督がどうまとめるか。最初のアルゼンチン戦の結果が命運のカギを握りそうだ。地元の声援をバックに世界の強国に一泡吹かせる事が出来れば、決勝トーナメント進出の可能性も広がるだろう。


 2001年から指揮を執るレーハーゲル監督が作り上げた堅守速攻のスタイルがチームカラーのギリシャ。戦うからには勿論、3戦全勝を狙うのだろうが、現実的には韓国に勝って残り2試合は守って引き分けでも良し、と言う戦い方になるだろうか。アルゼンチン、ナイジェリア共、攻撃的なチームだけに逆に罠に陥れ易いとも言える。そのシナリオを完成させる為には初戦の韓国戦が重要になる。最初の試合で躓くと次のナイジェリア戦はアウエー状態、最後は格上のアルゼンチン戦とシナリオを書き直すのは困難となるだけに初戦で勝ち点3を拾いたい所だ。センセーションを巻き起こしたEURO2004の再現なるか。

 そして韓国。グループBの顔触れを見ると「世界の強国」、「アフリカ勢」、「堅守が持ち味のヨーロッパ勢」と日本が属するグループEと似ている事から日本とオーバーラップさせながら見ると面白いのかも知れない。パク・チソン選手(マンチェスターU)を始め、欧州、日本等、国外で活躍する選手が多くおり他国と戦える戦力が揃った。日韓大会の恩恵も今大会が最後で、アフリカ勢の活躍次第で次回大会では減らされると言われているアジア枠。何とか最初のギリシャ戦で勝利を収めて勢いに乗ってほしいのだが・・・。

  因縁と願望。色んな思惑が交錯するグループB。生き残る2ヵ国は果たしてどこになるのだろうか。


【グループB本紙予想】
1アルゼンチン 2ギリシャ 3韓 国 4ナイジェリア
 
※初戦でアルゼンチンとギリシャが勝ち点3を上げられないようだと混戦になる可能性もあると予想する。

数字はグループリーグの予想順位。

















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2010年05月14日

今回のシャンパンの賞味期限は長いか短いか?そして開催国の威信は保たれるのか?  【サッカー W杯グループリーグ展望】

  サッカーのW杯南アフリカ大会開幕(6月11日)まで1ヶ月を切った。先日予備登録メンバーを含め日本代表30名が発表されたが、この他の代表国もメンバーが次々と発表され、決戦に向けてムードが高まって来た。

  そこで何回かに分けてグループリーグの展望してみたいと思う。1回目は、前回ドイツ大会で準優勝だったフランス、開催国である南アフリカ等が属するグループA。


【グループA】
南アフリカ、メキシコ、ウルグアイ、フランス

【グループリーグ日程】
11日16:00 南アフリカ×メキシコ  (ヨハネスブルク)
11日20:30 ウルグアイ×フランス  (ケープタウン)
16日20:30 南アフリカ×ウルグアイ (プレトリア)
17日20:30 フランス×メキシコ   (ボロクワネ)
22日16:00 メキシコ×ウルグアイ  (ルステンブルク)
22日16:00 フランス×南アフリカ  (ブルームフォンテーン)

日時は現地時間。日本との時差はおよそ−7時間。

<順当ならばフランス、メキシコ、ウルグアイの争いだが…>
  長いW杯の歴史の中で、開催国がグループリーグで姿を消した例はない。組合せ抽選でシード国が集う第1ポットに入る事もあり、グループリーグでの対戦国は比較的恵まれる傾向にある。南アフリカもその恩恵を受ける権利はあった。
  しかし、昨年12月に行われた抽選でその状況は一変した。欧州予選で最後まで苦しみ抜いて本大会にコマを進め、第1ポットから漏れた前回大会の準優勝国、フランスが運よくここに入った為である。フランスの関係者、サポーターは内心喜んだ事だろう。シード国枠から漏れたフランスが「シード国」扱いとなってしまったのだから、南アフリカにとっては皮肉な抽選結果となってしまった。
  
  この顔触れを見て、実力的にはフランスが一歩先を行き、残る1枠をメキシコとウルグアイが争い、南アフリカは草刈り場的な存在になる可能性が高い、と言うのが大方の予想だろう。

 1998年の栄光、2002年の屈辱、そして2006年の予想外の躍進と浮き沈みの激しい戦いを繰り広げているフランス。その中心には世界的スパースター、ジダン選手の存在があった。しかし彼が引退した後、リベリー選手(バイエルン)やグルキュフ選手(ボルドー)など可能性を秘めた選手が現れてはいるものの、ジダン選手に肩を並べるまでには至っていない。W杯ドイツ大会以降のフランス代表の戦績を見ると、いかにジダン選手の存在が大きかったが分かる。
  EURO2008でも良い所無くグループリーグで姿を消す等、強調材料が無い事から、今大会も前回同様、前評判は決して高くはない。グループリーグで戦うメキシコ、ウルグアイとも骨っぽい相手で簡単には行かないだろう。とは言え、早々と舞台から降りると予想されながら、知らない内に上位にひょっこり顔を出し、ファイナルまで残った前回のドイツ大会の再現もあるような気もして、掴みどころの無いチームである。色々と批判さながら2004年から代表の指揮を執っているドメネク監督は、実は強運の持ち主なのかも知れない。
  
  対するメキシコ、ウルグアイは共にヨーロッパ等国外で活躍している選手がチームの中心である。特にウルグアイのフォルラン選手(A・マドリード)は、先日行われたヨーロッパリーグ決勝で活躍するなど好調である。成長著しいスアレス選手(アヤックス)との2トップが機能すれば、他チームにとっても脅威になる。
  メキシコはこれと言った大物はおらず、ベテラン頼みである感は否めない。しかし予選の戦い方は熟知しているチームである。本番に向けてきっちり仕上げて来るだろう。

  さて、最後に開催国の南アフリカ。普通に考えれば蚊帳の外に追いやられる立場である。しかしそこは地元開催であり、確たる証拠は無いが、開催国は決勝トーナメントに進めると言うジンクスもある。何が起きるか分からない。開幕試合となるメキシコ戦で予想を覆す結果を残し、波乱の主役に躍り出る事が出来るか。まずは名将パレイラ監督の采配に注目したい。

  南アフリカを除いた3カ国は、何れも予選で苦戦を強いられながら本大会出場を果たした。このグループリーグでも苦しむ事になるのか。そして、そのキャスティングボードを握っているであろう地元南アフリカが大方の予想を裏切り、ブブゼラの渦に巻き込んでこれら3カ国を沈めるのか。無風のようで、実はそうはならないような気がするグループAである。

【本紙予想】
1フランス 2ウルグアイ 3メキシコ 4南アフリカ
※2〜4位は得失点差の勝負になると予想する。

数字はグループリーグの予想順位。














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2010年05月12日

交流戦を制する者、ペナントレースを制するか? 今年も始まった晩春の風物詩!!  【プロ野球 交流戦開幕】

  プロ野球のセ・パ交流戦が始まり、12日は巨人×西武など5試合が行われた。
  首位同士の対戦となった巨人×西武は、エース岸投手の好投で西武が3−1で巨人を下し交流戦初戦を白星で飾った。
  その他、オリックスが延長の末ヤクルトを下し、ロッテ、中日、日本ハムと共に白星スタートとなった。
  6年目を迎えた交流戦。過去5回は何れもパ・リーグのチームが優勝しているが、今シーズンは果たしてどんな結果になるのか。6月13日まで熱戦が繰り広げられる。

  
【プロ野球交流戦12日の試合結果】
西武 0 0 0  1 1 0  1 0 0  3
巨人 0 1 0  0 0 0  0 0 0  1
【勝】 岸 6勝 1敗 0S
【負】 ゴンザレス 3勝 4敗 0S
  西武が4回に中島選手の犠牲フライで逆転すると、その後もホームラン攻勢で追加点を上げて巨人を下した。先発した岸投手は4回以降、1人のランナーも許さないピッチングで巨人打線を抑えて6勝目を挙げた。
  一方、巨人は先制したものの4回以降は岸投手の前に打線が沈黙した。


オリックス 0 0 0  1 0 0  0 0 0  1  2
 ヤクルト 0 1 0  0 0 0  0 0 0  0  1
【勝】 岸田 3勝 4敗 0S
【負】 押本 1勝 3敗 0S
【S】 レスター 0勝 0敗 7S
  オリックスが投手陣の踏ん張りで延長戦を制し、4月21日以来の連勝を飾った。
  一方、ヤクルトは先発石川投手が8回までオリックス打線を1点に抑えていたが打線の援護無く今シーズンの初勝利はまたしてもお預けとなった。


ロッテ 0 1 0  1 0 0  0 0 0  2
横 浜 0 1 0  0 0 0  0 0 0  1
【勝】 渡辺俊 3勝 3敗 0S
【負】 清水 4勝 3敗 0S
【S】 小林宏 1勝 0敗 8S
  ロッテが大松選手、サブロー選手のホームランで得点を挙げると、継投で逃げ切った。
  横浜の先発清水投手は、古巣ロッテ相手に力投したが報われず、「全球団(近鉄を含む)制覇」の快挙は持ち越しとなった。 


ソフトバンク  0 0 0   0 0 1   0 0 0   1
中 日    0 0 1   2 0 0    0 2 x   5
【勝】 吉見 6勝 1敗 0S
【負】 ホールトン 4勝 4敗 0S
【S】 浅尾 2勝 2敗 1S
 中日が3回に岩崎達選手と森野選手の連続2塁打で先制するとその後も着実に得点を重ね、昨年交流戦覇者のソフトバンクを下した。吉見投手はリーグトップに並ぶ6勝目。
  一方、ソフトバンクは中軸が抑えられるなど打線が振るわず約1ヶ月ぶりの連敗を喫した。

日本ハム 0 0 0  2 0 0  0 0 2  4
 阪  神 0 0 0  0 0 0  1 0 1  2
【勝】 ケッペル 5勝 1敗 0S
【負】 久保 3勝 4敗 0S
  日本ハムが稲葉選手のホームランを含む2安打3打点の活躍で阪神を下し、今シーズン初の4連勝。先発のケッペル投手はエースのダルビッシュ投手を抜く5勝目を挙げた。
  一方、阪神はケッペル投手に6回まで抑えられ、得点を挙げた終盤のチャンスも打線が繋がらず思うように得点を重ねる事が出来なかった。

<コメント>
  このブログを開設して5年目(旧サイトを含む)。例年この時期はプロ野球に関する記事を書く事は少ないような気がするが、今年はサッカーW杯が目前に迫っている事もあり、プロ野球に関しては例年にも増して取り上げる機会が少なく、振り返るとパ・リーグ開幕の時以来取り上げていない事が分かった。今後はもう少し取り上げて行けるよう努力したいと思う。(とは言ってもW杯が終わるまではサッカー中心になると思うのだが…。)

  さて、毎年恒例となっているプロ野球の交流戦が始まった。今年で6回目となり晩春の風物詩としてすっかり定着した感があるが、過去にここで勢いをつけて実りの秋を迎えるチーム、或いは失速してしまったチームなど、シーズンのターニングポイントとなるケースが多い。また、これまでは全てパ・リーグのチームが優勝すると言う不思議が現象も起きている。今シーズンの交流戦もパ・リーグから優勝チームが出るのか。それともセ・リーグの巻き返しはあるのか。

  ここまでのペナントレース。セ・リーグは巨人、パ・リーグは西武と実力のあるチームがトップの座に就いている。その両チームがいきなり対戦した。巨人、西武ともシーズン序盤は投打の歯車が噛み合っての首位。特に巨人は昨年ブレークし、開幕からリードオフマンとして活躍していた松本選手を怪我で欠きながら、新人の長野選手ら代わりの選手が遜色ない働きを見せており、戦力ダウンを感じさせる事はない。連休中の阪神3連戦を落とし、首位の座を明け渡したがが、奪い返し再び差を付けている。
  その阪神も開幕投手を務めた安藤投手や4番金本選手等を欠きながらのこの位置は上々の滑り出しと言えるだろうか。マートン、ブラゼルの両外国人選手が中々の活躍を見せている。

   一方、阪神と初戦を戦う昨年のパ・リーグチャンピオン、日本ハムは元気なく最下位に沈んでいる。監督が変わった楽天も、岩隈、田中の両エースは奮闘しているものの、下位に低迷している。この交流戦で上昇のきっかけを掴みたい所だ。日本ハムは4連勝で浮上の兆しが見えて来ただろうか。
  この他ではロッテが戦前の予想を覆し、首位争いを演じている。西村監督に代わって打順がほぼ固定された事が功を奏していると言えるだろうか。新人の荻野選手や韓国の主砲、金選手の活躍も見逃せない。

  6年目を迎えた交流戦。果たしてどんなフィナーレが用意されているのか。各チームの戦いぶりに注目したい。





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2010年05月11日

ビックリするようなサプライズは起きず!!次々と襲う荒波にどう立ち向かうか「第二岡田丸」!!  【サッカー W杯日本代表発表】

 サッカーのW杯南アフリカ大会に臨む日本代表23名が10日、日本サッカー協会から発表された。
  メンバーには中村俊輔(横浜FM)、遠藤保仁(G大阪)らの主力メンバーに加え、GKの川口能活(磐田)、矢野貴章(新潟)、森本貴幸(カターニア/イタリア)らがメンバー入りした。
  けが人が出た場合に変更が可能な予備登録メンバー7名は12日に発表される。
 
  日本代表は24日、韓国戦(埼玉スタジアム)と壮行試合を行った後、スイス合宿に出発し、30日にイングランド戦(グラーツ/オーストリア)、6月4日にコートジボワール戦(シオン/スイス)を行い南アフリカ入り。14日にW杯本大会の初戦となるカメルーン戦に臨む。

【日本代表メンバー】
◎GK
楢崎正剛(名古屋グランパス)
川島永嗣(川崎フロンターレ)
川口能活(ジュビロ磐田)

◎DF
中澤佑二(横浜F・マリノス)
田中マルクス闘莉王(名古屋グランパス)
今野泰幸(FC東京)
岩政大樹(鹿島アントラーズ)
駒野友一(ジュビロ磐田)
長友佑都(FC東京)
内田篤人(鹿島アントラーズ)

◎MF
中村俊輔(横浜F・マリノス)
遠藤保仁(ガンバ大阪)
中村憲剛(川崎フロンターレ)
稲本潤一(川崎フロンターレ)
阿部勇樹(浦和レッズ)
長谷部誠(ボルフスブルク/ドイツ)
本田圭佑(CSKAモスクワ/ロシア)
松井大輔(グルノーブル/フランス)

◎FW
岡崎慎司(清水エスパルス)
玉田圭司(名古屋グランパス)
大久保嘉人(ヴィッセル神戸)
矢野貴章(アルビレックス新潟)
森本貴幸(カターニア/イタリア)

太字は2006年W杯ドイツ大会メンバー

<コメント>
  W杯南アフリカ大会開幕までおよそ1ヶ月。各国の代表メンバーが次々発表されムードが高まりつつあるが、南アフリカでオランダ等と対戦する日本代表23名も昨日発表された。

  代表発表と言うと、かつて第1次岡田政権時のカズこと三浦知良選手や、トルシエ政権時の中村俊輔選手が代表から漏れた事で物議を醸し、何かサプライズがある事を想起させるようなイベントになったが、今回選ばれたメンバーを見ると概ね予想された選手が名を連ね、いわゆる「サプライズ」は無かった。
  今年に入り東アジア選手権等の不甲斐ない成績から、解任論が騒がれ続けた指揮官が交代することなくそのままなのだから、ビックリするようなサプライズが起きないのも当たり前だろうか。発表前から名が挙がっていたジュビロの前田選手やアントラーズの小笠原選手は選ばれなかったが、これまであまり招集しされる機会が無かった事を考えると驚く事でもないような気がする。またGKで川口選手が選ばれたが、これまでの代表での豊富な経験が買われ、チームのまとめ役を期待されての選出だろう。サプライズと言うにはインパクトが弱い気がする。
  何はともあれ選ばれた選手を応援するのみなのであるが、顔触れを見て気掛かりな事が1つ。前回のドイツ大会で交代枠3人の重要性をいやと言うほど思い知らされたが、スタメンと思われる選手とそれ以外の選手にややギャップがあるように思える。ベンチに座っている面々を見て、いつ出てくるか相手が疑心暗鬼にかられるような選手は見当たらない。岡田監督は森本選手をジョーカー役に指名するようだが、通常トランプにはジョーカーが2枚入っている。もう1枚欲しい所だ。個人的には、海外でのプレー経験が豊富で今シーズン好調な清水の小野選手がその役割を担えば面白いとも思ったのだが、代表から遠ざかっている事もあり、いきなり輪の中に入ってフィットさせるには時間がなさ過ぎるだろうか。
 さて、このメンバーで決戦の地に乗り込む岡田ジャパン。アジア最終予選後の戦いぶりを見ると前回同様、厳しい戦いの連続になると言わざるを得ない。エトー、ベントナーと言った決定力のあるストライカーを擁するカメルーン、デンマーク、そしてチャンピオンズリーグで見事なパフォーマンスを見せているオランダの攻撃陣相手にどこまで日本のサッカーをさせてもらえるのか。
1998年、世界に向けて処女航海に旅立った「第1岡田丸」は、経験した事の無い荒波に飲まれフランスの地で沈んだ。今回、それ以上の荒波が待ち受けるであろう「第2岡田丸」。果たしてどのように世界に立ち向かうのだろうか。

















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2010年05月09日

春のマイルはダービーへの登竜門か?「変則2冠馬」目指していざ…!!【競馬  第15回NHKマイルカップ予想】

  競馬の第15回NHKマイルカップが9日、東京競馬場芝1,600mで行われる。
  変則2冠馬と言う言葉が定着しつつある競馬界。今年もこのレースをステップに日本ダービーを目指す馬が何頭かいるようだが、果たして「正統派2冠」を目指すウィクトワールピサに挑戦状を叩きつける馬は現れるのか。発走は15時40分。 

【本紙予想】
  15回目を迎えるNHKマイルカップ。創設当時、ダービー出走できなかった3歳の外国産馬がこのレースを最大目標とし、ダービーが外国産馬に門戸を開いてからは、3歳マイル王を決めるレースと位置付けられたこのレース。しかし、キングカメハメハやディープスカイなど、このレースとダービーを制する、いわゆる「変則2冠馬」の登場により日本ダービーのステップレースに様相を変えようとしている。
  今回もダノンシャンティやサンライズプリンス等、この後ダービーを目指そうとしている馬が有力な候補となっているが、人気通り決着するのか。それとも・・・・。そこで本紙予想。


◎(本 命)7枠13番 ダノンシャンティ
  前走の毎日杯で上がり3F33秒の強烈な決め脚を見せ付けたダノンシャンティ。その前の共同通信杯でも同じような豪脚で見せており決め手勝負なら最上位と言えるだろう。また、皐月賞出走組や昨日プリンシパルSを制したルーラーシップなど実績馬に先着した事実は無視出来ない。距離がやや短い感もあるが、直線の長い東京コースなら問題は無いだろう。直近の変則2冠馬、ディープスカイは毎日杯、マイルカップを制し一気にダービー馬まで上りつめた。同じ道を歩む事が出来るか。

○(対 抗)6枠11番 エイシンアポロン
  前走の皐月賞では人気になりながら見せ場無く敗れたエイシンアポロン。しかし、朝日杯FSで2着に入るなどそれまでの実績を考えると見限るのは早計な気がする。距離短縮で改めて見直したい。

×(注 意)2枠4番 サンライズプリンス
  前走のレース内容を見るとダノンシャンティと同等の能力を持っていると言えるサンライズプリンス。今回、相手が強化された事や東京コース初経験と言う事を考慮し評価を下げたが、中心の一頭である事は間違いないだろう。


▲(単 穴)2枠3番 リルダヴァル
  早くからクラシック候補に名を連ねていたリルダヴァル。骨折明け後の2走は物足りない走りだったが、皐月賞は福永騎手の「次につながる内容だった。」のコメント通り、道悪ながら踏ん張って6着に食い込んだ。今日の馬場は恐らく良馬場。そろそろ素質が開花しそうな予感がする。

  その他△(連下)としては、勝ち切れないものの相手なりに堅実に走る1枠1番ダイワバーバリアン、前残りの展開なら出番がありそうな1枠2番コスモセンサー、マイルで実績のある7枠15番ガルボまで挙げておきたい。

 まとめると

◎7枠13番 ダノンシャンティ
○6枠11番 エイシンアポロン
×2枠 4番 サンライズプリンス
▲2枠 3番 リルダヴァル
△1枠 1番 ダイワバーバリアン
△1枠 2番 コスモセンサー
△7枠15番 ガルボ


  馬券は馬連で◎から○×▲△への流し馬券。1−13、2−13、3−13、4−13、11−13、13−15の6点。



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http://miharukoma.blog.so-net.ne.jp/2010-05-08
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2010年05月06日

2大巨頭の一騎打ち!!他は出る幕無し?  【サッカー 欧州主要リーグの状況】  

 2010年W杯南アフリカ大会を約1ヵ月後に控え、各国の代表メンバーが発表され始め、日本代表も10日に発表される。また、ヨーロッパ各国リーグも終盤戦を迎え、いよいよW杯モードへとシフトして行こうとしている。
 さて、サッカーのヨーロッパ主要リーグの状況を紹介するシリーズ。4回目となる今回はスペインのリーガエスパニョーラの状況について紹介したいと思う。(一応、今回が最終回の予定。)


【リーガエスパニョーラ順位5月5日現在】

1 バルセロナ     93
2 レアル・マドリード 92
3 バレンシア     68
4 セビリア       60
5 マジョルカ     59

数字は勝ち点

   
  2006年ドイツW杯以降、EURO2008での代表の優勝、そして2008年−2009年シーズンでのバルセロナのチャンピオンズリーグ制覇等、今やサッカーの世界で中心的存在となりつつあるスペイン。そして今シーズン、チャンピオンズリーグの決勝の舞台はレアル・マドリードの本拠地であるサンティアゴ・ベルナベウ。スペインの力を誇示するのにこれ以上ない舞台が整ったが、決勝トーナメントに進出した「2大巨頭」、レアル・マドリードとバルセロナは共にこの舞台を見ずして姿を消した。両チームとも世界トップクラスの選手を揃えながら最後の大舞台に残れない所に、サッカーの難しさや面白さがある。

  さて、プリメーラ・ディビシオン(1部)の状況を見ると、ここ数シーズンと同様、レアル・マドリードとバルセロナの一騎打ちとなっており、3位のバレンシアにおよそ30ポイント近く差を付けている。他国のリーグでは信じられないような状況であるが、とにかくこの両チームが最終節まで優勝争いを演じる事になる。両チームとも残された獲得可能なタイトルがこの国内リーグのみとなっている為、残り2試合を必死に戦う事だろう。5月8日に行われるバルセロナと、次回チャンピオンズリーグ出場権を争うセビリアが対戦するが、ここが1つのヤマになるのではないだろうか。この試合を乗り切り、他の試合で取りこぼしが無ければそのままバルセロナが逃げ切るような気がするが果たして…。














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posted by スポーツ職人201X at 22:56| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(1) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月03日

混戦の天皇賞に断!! 連覇の夢を打ち砕いたジャガーの強襲!!  【競馬 第141回天皇賞結果】

   競馬の第141回天皇賞(春)が2日、京都競馬場芝3,200mで行われ、2番人気のジャガーメイルがゴール前で連覇を狙うマイネルキッツをかわして優勝した。ジャガーメイルは初重賞制覇がGTタイトル獲得となった。また騎乗したウィリアムズは外国人騎手としてこのレース初制覇。管理する堀調教師は高松宮記念のキンシャサノキセキに続くGT2勝目となった。2着には連覇を狙った4番人気のマイネルキッツが入り、関東馬のワン・ツーとなった。
  一方、1番人気に支持された良血馬、フォゲッタブルは坂の下りで伸びを欠き6着に敗れた。


【第141回天皇賞競走成績】
1着  ▲ジャガーメイル   ウィリアムズ  3分15秒
2着  ◎マイネルキッツ   松岡正海
3着   メイショウドンタク 武幸四郎
4着   ナムラクレセント  小牧太 
5着   エアジパング    岩田康誠

<コメント>
  本命馬不在で混戦が予想された天皇賞を制したのは、これまで重賞タイトルに手が届きそうで届かなかったジャガーメイルだった。導いたのはオーストラリアの名手、ウイリアムズ騎手。共に初のGTタイトル獲得となった。
  GTレースにしてはメンバーが地味と見る向きもあるだろうが、見応えのある内容だった。そのレースで見せ場を作ったのが、本紙が本命に推したマイネルキッツだった。後方から差す競馬が身上の同馬だが、外枠となったからだろうか、松岡騎手は思い切った先行策を取った。ペースが落ち着いた事もあり、最後も前が止まらないレース展開となって結果的には功を奏した。唯一のG1タイトルホース。最後の直線で先頭に立ち後続を突き放す王者の走りで連覇は目の前に見えかかったが、後ろから、上がり3F33秒台の鬼脚で強襲したジャガーメイルに屈した。レース後、管理する国枝調教師は「小鹿(キッツ)が虎に食べられたね。」とコメントしていたが、まさに獲物を捕らえんばかりの勢いで迫るジャガーメイルの勢いから逃れる事が出来なかったと言えるだろうか。
  一方のジャガーメイルは、前走の京都記念でドリームジャーニーに先着し、ドバイで素晴らしい走りを見せたブエナビスタにも善戦したことが評価されて人気を集めたが、その好走がフロックではない事を証明した。

  この両馬。この後は宝塚記念或いはオーストラリアで行われるメルボルンCを目指すとの事。(マイネルキッツは宝塚記念はパスするようだが…。)この後、どんな走りを見せるのか楽しみである。


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posted by スポーツ職人201X at 23:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(13) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月02日

KKコンビ擁するPLを破り優勝した「あの高校」が四半世紀の時を経て… 昭和のノスタルジーを感じる瞬間!!  【高校野球 春季大会】

  好投手、島袋投手擁する沖縄の興南高校が優勝して幕を閉じた春の選抜高校野球大会。あれからおよそ1ヶ月が過ぎ、夏の甲子園を目指すべく、選手権大会予選のシード権を争う春季大会が各地区で既に始まっている。

  先日買ったスポーツ紙の隅っこに書かれていた春季大会の試合結果の中に懐かしい高校を見つけたの紹介したいと思う。

  茨城県の取手二高。1980年代に高校野球を見ていた人ならピンと来る人も多いのではないだろうか。1984年夏の甲子園大会を熱くした高校である。監督は現在、同じ茨城県の常総学院で指揮を執る木内幸男監督。茨城弁丸出しの個性的な監督である。また近鉄で活躍した吉田選手を始め、横浜大洋(現在の横浜ベイスターズ)で活躍した、エース石田投手(故人)等、監督が個性的なら選手も個性的な選手(悪ガキ?)が多かったと記憶している。  
  1984年(昭和59年)の夏の甲子園大会は、2年生になった「KKコンビ」桑田、清原選手を擁するPL学園が優勝候補筆頭で他にも、後に阪神にドラフト1位で入団した島田投手擁する箕島など強豪校が多く出ていた大会だった。そんな中、取手二高は初戦でその箕島を破ると、快進撃を続け決勝までコマを進めた。
  決勝戦の相手は前述のPL学園。雨の中で始まった試合は、予想に反して取手二高が主導権を握り9回に同点に追いつかれたものの、延長10回表、一気に4点取って突き放し、PLを下し初優勝を成し遂げた。小細工なしの「のびのび野球」、「木内マジック」と言う言葉で形容されたチームだった。
  「のびのび野球」と言えば、PLはこの年の春の選抜でも決勝で岩倉(東京)に敗れて優勝を逃したが、その岩倉高校も取手二高と似たようなチームカラーだったような気がする。

  1984年の夏を制した取手二高だったが、木内監督が常総学院に移ってからは、目立った成績を残す事が出来ず県大会で上位に顔を出す事は殆ど無くなり、どこにでもある「公立高校の普通の野球部」となってしまった。
  そして迎えた今年の春季県大会。初戦でシード校を破るとその後も勝ち進んでベスト4に進出し、関東大会のキップを獲得した。実に26年ぶりの関東大会出場。当時の高校野球ファン熱くした「あの夏」の年以来になるだろうか。5月1日に行われた準決勝で敗れ、県大会優勝とはならなかったようだが、7月に行われる夏の甲子園大会予選でも旋風を巻き起こすのか、注目したい。


【2010年度春季茨城県大会経過(準々決勝以降)】
◎準々決勝(4月29日)
取手二   7−4 藤 代
土浦湖北  6−1 土浦日大
水戸桜ノ牧 5−3 水戸商
下妻二   9−2 古河一
勝者は関東大会進出

◎準決勝(5月1日)
下妻二  5−4 水戸桜ノ牧
土浦湖北 4−1 取手二








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2010年05月01日

本命不在で混戦必至!! 「3分間ドラマ」春のマラソンレースの結末は…?【競馬 第141回天皇賞予想】

  競馬の第141回天皇賞(春)が2日、京都競馬場芝3,200mで行われる。
  GTホースが1頭と例年に比べて小粒なメンバー構成となった今年の天皇賞(春)。昨年このレースを制した唯一のGTホース、マイネルキッツが連覇を果たすのか。或いはエアグルーヴの仔、フォゲッタブルが素質を開花させるのか。それとも他馬が、これらに割って入るのか。春のマラソンレースは2日、15時40分。幕が開かれる。


【本紙予想】  
  例年、春の天皇賞には前年のクラシックレースを制した馬、或いは上位を賑わせた馬が出走すると言うイメージがある。しかし、レベルが高いと言われた昨年のクラシックホースはハイレベルな戦いを強いられた反動からなのか、既にターフを去ったか又は長期休養を余儀なくされており、このレースには1頭もコマを進める事が出来ず、菊花賞2着で、素質開花のきっかけを作ったフォゲッタブルだけが淀の大舞台に姿を見せた。果たして素質を開花させる事が出来るか。そこで、本紙予想。


◎(本 命)8枠16番マイネルキッツ
  昨年、人気薄でこのレースを制しアッと驚かせた同馬。その後、目立った成績を残す事が出来ず、「一世一代の大駆け」だったのかと思ったが、休養明けとなった前走の日経賞では59キロを背負いながら結果を残し、復調を感じさせた。早めの栗東入厩で調整も万全で、唯一のGTホースと格も他馬より1枚上である事を考慮し、本命に推したい。不安材料は昨年と正反対の外枠をどうこなすかぐらいか。

○(対 抗)3枠6番トウカイトリック
  前走の阪神大賞典を制した同馬。これまでGTでは脇を固める役回りが多かったが、3000m以上で実績を残しており小粒なメンバー構成の今回なら阪神大賞典の再現もあり得る。昨年のGTレースでは高齢馬の活躍が見られた。今回はこの馬の出番か。

×(注 意)2枠3番フォゲッタブル
  菊花賞でブレークした良血馬である。以降の活躍を見れば本命に推しても良いくらいで、前日オッズ1番人気となるのも頷ける。内枠を引き当てたのも好材料。しかし、予定通りとは言え前走から間隔が開いている事や中間の調教で少しモタついた事を考慮すると果たして人気通り走る事が出来るかどうか。実力は認めつつも、今回は敢えて評価を下げた。ただ武豊騎手の「代打」騎手が活躍すると言うのは「ジンクス」になりそうなな気がして・・・。

▲(単 穴)6枠12番ジャガーメイル
  昨年の天皇賞(春)で5着と健闘した同馬。前走の京都記念でブエナビスタに善戦、ドリームジャーニーに先着しての2着。香港遠征からぶっつけで挑んだ昨年よりもローテーションに余裕があり、このメンバーなら上位争いに加わる可能性が高い。京都未経験の騎手がどう乗りこなすかがポイントだろうか。

  その他△(連下)としては、ステップレースで好走した7枠の3頭13番ジャミール、14番メイショウベルーガ、15番エアシェイディを挙げておきたい。


 まとめると

◎8枠16番 マイネルキッツ
○3枠 6番 トウカイトリック
×2枠 3番 フォゲッタブル
▲6枠12番 ジャガーメイル
△7枠13番 ジャミール
△7枠14番 メイショウベルーガ
△7枠15番 エアシェイディ


  馬券は馬連で◎から○×▲△へと流す。3−16、6−16、12−16、13−16、14−16、15−16の6点。








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