【セリエA4月18日現在順位】
1 ローマ 71
2 インテル 70
3 ミラン 64
4 サンプドリア 57
5 パレルモ 55
6 ナポリ 52
7 ユベントス 51
数字は勝ち点
かつて「世界最高峰のリーグ」と言われたセリエA。日本からも元日本代表の中田英寿氏を始め、カズや小笠原選手など多くの選手が挑戦した。
だが2006年に起きた「カルチョスキャンダル」の影響で有力選手が次々とイタリアを去り、世界最高峰と言う称号は次第に色褪せて行った。日本人でセリエAのクラブに在籍しているのが森本選手1人と言うこともあり、以前ほど話題に上らなくなった。
そんなセリエAだが、チャンピオンズリーグで先日インテルがバルセロナを下し決勝進出に王手を掛けている。プレミアリーグ勢などのビッククラブに押され気味のセリエAのクラブだが、果たして「世界最高峰」の称号を取り戻す日はやって来るのだろうか。
カルチョスキャンダル以降インテルの1強時代が続いているセリエAであるが、今シーズンも序盤はインテルが着実に勝ち点を重ねトップを走っていた。だが中盤でやや足踏みし、猛然と追ってきたローマに抜かれ首位の座を明け渡した。3位のミランは、前節サンプドリアに敗れ痛い黒星を喫した。スクデットを狙うのに残り4試合で勝ち点差7は厳しいか。ユベントスも6位と次回のチャンピオンズリーグ出場権獲得が厳しい情勢となっている。ユベントスと言えばブラジル出身のアマウリ選手が帰化しイタリア代表加入が可能な状況となったが、リッピ監督は果たして召集するのか注目が集まっている。
さて、話を優勝争いに戻すと残り4試合の対戦カードを見るとインテルは下位チームとの対戦が組まれているのに対し、ローマはミランを下して勢いに乗る4位のサンプドリアと次節(4月25日)対戦する。この試合が大きなポイントとなりそうだ。
スクデット争いは一騎打ちの様相を呈しているが、インテルが1強時代を続けるのか。それともローマが阻止するのか。チャンピオンズリーグの結果と共に目が離せない。

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