昨年冬に行われた阪神ジュベナイルフィリーズを制した2歳女王アパパネがクラシック1冠目も制するのか。それともこの春勢力を伸ばして来た他の馬がその座に就くのか。
70回目を迎える「桜舞台」は、15時40分幕を開ける。
【本紙予想】
クラシックレース第1弾桜花賞を皮切りにいよいよ始まる春のGTシリーズ。ブエナビスタやダイワスカーレット等、ここ数年、後に中央競馬の中心的存在となる馬を輩出しているこのレース。今年は2歳女王アパパネに注目が集まっているが、この時期の牝馬はとにかく当日の様子を見ないと分からないのも事実。これまで行われたトライアルレースで1番人気馬が何れも敗れ去った事が混戦に拍車を掛けている。果たして2歳女王が最初のクラシックレースも制するのか。それともアッと驚く結果になるのか。そこで本紙予想。
◎(本 命)5枠9番アパパネ
休み明けとなった前走のチューリップ賞は2着に敗れたが、目標に向けての調整段階と言う事を考えれば悲観するような内容ではなかった。関東所属の馬であるが、栗東に滞在する「栗東留学」で調整を続けており、懸念されている輸送の心配も無い。阪神競馬場は昨年、そしてチューリップ賞で経験済み、枠もほぼ真ん中の好枠と条件も揃った。このレースとの相性が良くない関東馬であるが、「半関西馬」のこの馬ならそのジンクスを破るような気がする。
○(対 抗)8枠16番ラナンキュラス
今年は関東馬に有力な馬が多いがやはり「輸送」と言うファクターを考えると、関西馬に食指が動く。
ラナンキュラスは、ここまで目立った成績を収めていないが、掲示板を外していない堅実なレースをしている。揉まれない外枠も好材料。母はこのレースを制したファレノプシス。桜舞うこの季節に、馬名にもあるラナンキュラスを咲かせる事が出来るか。
▲(単 穴)1枠1番ショウリュウムーン
最内枠をこなせるかがキーポイントとなるが、2歳王者を破った前走の内容を見ると軽視出来ない。ここでも波乱を演出する可能性は十分にあると見た。
×(注 意)2枠3番アプリコットフィズ
前走クイーンCの勝ち方を見ると本命馬と遜色ない素質があると思われるが、この時期の牝馬にとってはやはり輸送をクリア出来るかが大きな課題であり関東馬のこの馬にとっても例外ではない。馬体重や当日の気配次第であるが、この段階では評価を下げた。ここまで絶好調の横山典騎手への乗り替りが吉と出るか。
その他連下(△)としては、関東馬の1枠2番ギンザボナンザ、7枠13番アニメイトバイオを挙げたい。何れも関東馬で長距離移動をクリア出来るかどうかだが、ここまでのレースで崩れていないだけに力を発揮できる状態なら上位争いは可能だろう。もう1頭、ローテーションが厳しいがフラワーCの勝ち方が強かった4枠8番オウケンサクラも挙げておきたい。
まとめると
◎5枠 9番 アパパネ
○8枠16番 ラナンキュラス
▲1枠 1番 ショウリュウムーン
×2枠 3番 アプリコットフィズ
△1枠 2番 ギンザボナンザ
△4枠 8番 オウケンサクラ
△7枠13番 アニメイトバイオ
馬券は馬連で◎から○▲×△へと流す。1−9、2−9、3−9、8−9、9−13、9−16。

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