今シーズンJ1に復帰したベガルタ仙台がフェルナンジーニョ選手の2ゴールで首位の鹿島アントラーズを下し3位に浮上した。一方の鹿島アントラーズは首位の座を、横浜Fマリノスを2−1で下した清水エスパルスに明け渡した。
また先日行われたアジアチャンピオンズリーグで予選突破に大きく前進したG大阪は点の取り合いの末、4−3でジュビロ磐田に敗れ17位と低迷している。ジュビロ磐田は今シーズン初勝利。
JリーグJ1第6節は4月10日、11日、清水×仙台などが行われる。
【JリーグJ1第5節試合結果】
C大阪 3−1 京 都
横浜FM 1−2 清 水
新 潟 0−0 大 宮
山 形 1−0 広 島
名古屋 2−0 神 戸
浦 和 2−1 湘 南
仙 台 2−1 鹿 島
磐 田 4−3 G大阪
川 崎 2−1 FC東京
左側がホームチーム。
【第5節終了時点順位表(暫定)】
1 清 水 11
2 鹿 島 10(得失点差+4)
3 仙 台 10(得失点差+3)
4 浦 和 10(得失点差+1)
5 川 崎 10(得失点差−1)
(中 略)
15 磐 田 4(得失点差−3)
16 湘 南 4(得失点差−4)
17 G大阪 3(得失点差−2)
18 新 潟 3(得失点差−3)
<コメント>
既に全勝のクラブは無くなり、混戦が続いている今シーズンのJ11は第5節を迎えた。
今節で注目を集めたのが共に長い間、ヨーロッパでプレーした小野、中村両選手が対決した横浜Fマリノス×清水エスパルスだったが、それ以上に衝撃的だったのが、今シーズンJ1に復帰したベガルタ仙台が首位鹿島アントラーズを下した事だろう。
ベガルタ仙台は前節から先発出場しているフェルナンジーニョ選手が2ゴールを挙げて鹿島を下したが、その2ゴールのお膳立てをしたのが、現在得点ランクトップの梁選手。北朝鮮代表で活躍する川崎Fの鄭大世選手が同じく得点ランクで並んでいるだけに、同代表入りを目指す梁選手にとって負けられないと言う思いはあるだろう。
シーズンが始まったばかりで、順位云々を語る時期ではないと思うが上位争いをしているのは立派と言える。昨シーズン、J1に上がって前半戦を盛り上げた山形のように、或いはそれ以上の躍進を遂げる事が出来るか。それとも桜の花びら同様、散り行く運命にあるのか。ここまでチームを引っ張っている梁選手の活躍如何に懸かっていると言えるのかも知れない。
鹿島から金星を挙げたベガルタ仙台。次の相手はJ1の中で唯一無敗の清水エスパルス。ここでも番狂わせを起こすようなら、混戦のJ1にますます拍車がかかるだろう。
それにしても今節は代表候補の負傷が目立った。ジュビロ磐田の駒野選手が7日のセルビア戦に出場出来ない他、横浜の中村選手も最悪欠場の可能性がある様子。セルビア戦を国内組最終テストと位置付け、3日に横浜×清水戦を観戦した岡田監督の胸中やいかに・・・。

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