2010年04月04日

春の珍事か?それとも勢いは本物か? いつまで続く「ベガルタの春」!!【サッカー JリーグJ1第5節】

  サッカーのJリーグJ1第5節が3日、4日、全国各地のスタジアムで行われた。
  今シーズンJ1に復帰したベガルタ仙台がフェルナンジーニョ選手の2ゴールで首位の鹿島アントラーズを下し3位に浮上した。一方の鹿島アントラーズは首位の座を、横浜Fマリノスを2−1で下した清水エスパルスに明け渡した。
  また先日行われたアジアチャンピオンズリーグで予選突破に大きく前進したG大阪は点の取り合いの末、4−3でジュビロ磐田に敗れ17位と低迷している。ジュビロ磐田は今シーズン初勝利。

  JリーグJ1第6節は4月10日、11日、清水×仙台などが行われる。


【JリーグJ1第5節試合結果】
C大阪  3−1  京 都
横浜FM 1−2   清 水
新 潟  0−0  大 宮
山 形  1−0  広 島
名古屋  2−0  神 戸
浦 和  2−1  湘 南
仙 台  2−1  鹿 島
磐 田  4−3  G大阪
川 崎   2−1  FC東京

左側がホームチーム。

【第5節終了時点順位表(暫定)】
 1 清 水   11
 2 鹿 島   10(得失点差+4)
 3 仙 台   10(得失点差+3)
 4 浦 和   10(得失点差+1)
 5 川 崎   10(得失点差−1)
(中 略)
15 磐 田    4(得失点差−3)
16 湘 南    4(得失点差−4)
17 G大阪    3(得失点差−2)
18 新 潟    3(得失点差−3) 

<コメント>
  既に全勝のクラブは無くなり、混戦が続いている今シーズンのJ11は第5節を迎えた。
  今節で注目を集めたのが共に長い間、ヨーロッパでプレーした小野、中村両選手が対決した横浜Fマリノス×清水エスパルスだったが、それ以上に衝撃的だったのが、今シーズンJ1に復帰したベガルタ仙台が首位鹿島アントラーズを下した事だろう。
  ベガルタ仙台は前節から先発出場しているフェルナンジーニョ選手が2ゴールを挙げて鹿島を下したが、その2ゴールのお膳立てをしたのが、現在得点ランクトップの梁選手。北朝鮮代表で活躍する川崎Fの鄭大世選手が同じく得点ランクで並んでいるだけに、同代表入りを目指す梁選手にとって負けられないと言う思いはあるだろう。
  シーズンが始まったばかりで、順位云々を語る時期ではないと思うが上位争いをしているのは立派と言える。昨シーズン、J1に上がって前半戦を盛り上げた山形のように、或いはそれ以上の躍進を遂げる事が出来るか。それとも桜の花びら同様、散り行く運命にあるのか。ここまでチームを引っ張っている梁選手の活躍如何に懸かっていると言えるのかも知れない。
  鹿島から金星を挙げたベガルタ仙台。次の相手はJ1の中で唯一無敗の清水エスパルス。ここでも番狂わせを起こすようなら、混戦のJ1にますます拍車がかかるだろう。

  それにしても今節は代表候補の負傷が目立った。ジュビロ磐田の駒野選手が7日のセルビア戦に出場出来ない他、横浜の中村選手も最悪欠場の可能性がある様子。セルビア戦を国内組最終テストと位置付け、3日に横浜×清水戦を観戦した岡田監督の胸中やいかに・・・。








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posted by スポーツ職人201X at 22:29| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(17) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

紫紺の優勝旗は三たび海を渡り、「筋書きの無いドラマ」の舞台は夏へ…!!  【高校野球 第82回選抜高校野球大会】

  第82回選抜高校野球大会決勝が3日行われ、九州代表の興南(沖縄)が、延長戦の末、東京代表の日大三を10−5で下し、初優勝を成し遂げた。選抜高校野球の沖縄勢の優勝は1999年、2008年の沖縄尚学以来3度目。
  試合は日大三が2回に相手のエラーで2点を先制したが、興南は6回に集中打で逆転した。その後、日大三が本塁打等で同点に追い付き試合は延長戦へ。迎えた12回表に興南が5点を挙げて勝ち越し試合を決めた。興南のエース、島袋投手は序盤制球を乱し先制点を許すと、その後も本塁打を浴びるなど試合の前半は苦しい投球が続いたが7回以降は日大三打線を抑えた。
  一方、日大三は前半、試合の主導権を握ったが、後半は相手エースの島袋投手に自慢の強力打線が抑えられた。勝負所で走者を進められなかったり、エラーが出るなど細かなミスが出たのが痛かった。


【第82回選抜高校野球決勝試合結果】
興 南 0 0 0  0 1 4  0 0 0  0 0 5  10
日大三 0 2 1  0 0 2  0 0 0  0 0 0  5


<コメント>
  82回目を迎えた春の風物詩、選抜高校野球大会。途中雨による2日間の順延を挟んで決勝の舞台にコマを進めたのは、好投手島袋投手を擁し3度目となる甲子園大会で初勝利を挙げた興南と、昨秋の東京大会ベスト4ながら、自慢の強力打線が花開きここまで勝ち進んで来た日大三の2校。
  島袋投手に対し日大三の打線がどのように挑むかで注目されたこの試合は、試合の流れが二転三転する好ゲームとなった。
  優勝した興南はここ一番の打線の集中力も見事だったが、やはり延長戦を一人で投げ切ったエース島袋投手の活躍に尽きるだろう。
  試合の前半は自らのけん制悪送球で先制点を招くなど浮き足立っていたが、チームが逆転し流れを掴み掛けた7回以降はほぼ完璧なピッチングで相手の強力打線を抑える込んだ。決勝まで見事なピッチングを見せた「沖縄のトルネード」。ラストステージとなる夏にどんな姿で帰って来るのか。将来楽しみな選手である。
 
   一方、ここまで圧倒的な攻撃力で相手を倒して来た日大三。この試合も2本の本塁打で食らいついたが、11回の裏、バントで走者を進められなかった事や12回表にエラーで勝ち越しを許す等、肝心な所でミスが出たのが痛かった。こちらも山崎投手と言う好投手がいるだけに、虎視眈々と代表の座を狙う高校が多数ある激戦区西東京を勝ち抜くには、今回出た課題を克服出来るかどうかがカギとなるだろう。
  
  史上稀に見る激闘で幕を閉じた「筋書きのないドラマ2010春」。だが、4月になると新入生も加わりいよいよ高校野球のシーズンの本格的な幕開けとなる。次のステージでどんな選手が出て、どんなドラマが生まれるのか。灼熱の太陽の下で行われるであろう夏の舞台に出る為の勝負は既に始まっているのである。








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posted by スポーツ職人201X at 15:38| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(9) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする