開幕戦、ダルビッシュ投手で星を落とした昨シーズンの覇者、日本ハムは第2戦も白星を飾る事は出来ず、同じくエースを投入して星を落とした昨シーズン2位の楽天と共に2連敗となった。
プロ野球、パ・リーグは22日も日本ハム×ソフトバンクなど3試合が行われる。
【21日試合結果】
ソフトバンク 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 2
日本ハム 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1
【勝】 ファルケンボーグ 1勝 0敗 0S
【負】 武田久 0勝 1敗 0S
【S】 馬原 0勝 0敗 2S
ソフトバンクは7回表、小久保選手のタイムリーヒットで追い付くと、延長戦へ突入。迎えた11回、松田がソロを放ち勝ち越しに成功。8回途中からは摂津、ファルケンボーグ、馬原の連日の継投で、接戦を制した。
日本ハムは金子選手のホームランで先制し継投で逃げ切りを図ったが追い付かれ、最後に守護神・武田久が一発を浴び、痛い連敗となった。
ロッテ 0 0 0 1 0 0 1 0 0 2
西 武 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
【勝】 渡辺俊 1勝 0敗 0S
【負】 帆足 0勝 1敗 0S
ロッテは大松選手が全得点を叩き出す活躍と、先発・渡辺俊投手が8回途中まで1失点に抑える好投で第1戦の雪辱を果たした。
一方の西武は、先発・帆足投手が7回を2失点に抑える好投を見せるものの、打線にあと1本が出なかった。
楽 天 0 0 0 1 0 3 0 0 0 4
オリックス 0 0 2 0 0 0 0 1 2x 5
【勝】 香月 1勝 0敗 0S
【負】 福盛 0勝 1敗 0S
オリックスが逆転サヨナラ勝ちで開幕連勝を飾った。1点ビハインドで迎えた9回裏、後藤選手がソロを放ち同点に追いつく。さらにラロッカ選手の2塁打と2つの四球で2死満塁とすると、最後は相手の暴投で勝利をものにした。
敗れた楽天は3番手の福盛投手が2失点と誤算だった。岩隈、田中の二枚看板で星を落とした事がこの後どう影響するか。
<コメント> 球春到来。プロ野球の2010シーズンが幕を開けた。まずは20日開幕したパ・リーグ。
開幕戦とて、たかが1/144試合に過ぎないのだが、やはり最初に勝って気持ち良くシーズンに入りたいと言うのは、どのチームも同じ認識だと思う。どのチームもそんな意識が表に出たのか、20日、21日行われた試合は何れも最後までもつれる好ゲームとなった。
惜しみなくエースを投入して開幕連敗となった昨年の覇者、日本ハムと最後までペナントを争った楽天。高校の先輩後輩対決となった西武×ロッテの開幕戦は見応えのある投手戦だった。
一方昨年Bクラスに甘んじ、阪神で手腕を発揮した岡田氏を監督に迎えたオリックスは連勝した。
戦力が拮抗し混戦が予想されるパ・リーグ。シーズンはまだ始まったばかりで今からどんな結末になるのか分かるはずもないのだが、最後までもつれる現場関係者にとっては痺れる戦いが続く事を予感させるような結果となった。今シーズンのパ・リーグは果たしてどうなるのだろうか。

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