ベッカム選手はその後、フィンランドで手術を受けた。手術は成功したが執刀医によると、完全復活までに4〜6ヶ月掛かり6月に行われるW杯出場は不可能との見解を示した。またイングランド代表のカペッロ監督は、9月から始まる欧州選手権予選にベッカムが間に合えばいいとし、W杯の代表メンバーには考えていないことを明らかにした。
<コメント>
サッカーのイングランド代表でアメリカのMLS、ロサンゼルスギャラクシーから期限付きでミランに移籍しプレーしているベッカム選手が試合中にアキレス腱を断裂する重傷を負った。
W杯南アフリカ大会出場を念頭に、ここ数年期限付きでACミランに籍を置いているベッカム選手にとって悔やんでも悔やみきれない負傷だろうし、それはイングランド代表関係者は勿論の事、サポーター、そしてベッカム選手のファンにとっても同じ思いだろう。手術が成功した事が救いである。
完全復活までに掛かる期間は4〜6ヶ月との事。2002年のW杯日韓大会の時はいわゆる「ベッカムカプセル」で驚異的な回復を見せ何事も無かったかのようにプレーしファンを魅了していたが、あの時のような奇跡が起きない限り、南アフリカのピッチでベッカム選手の勇姿の見る事はないだろう。カペッロ監督もW杯後の9月に行われるEURO2012の予選までに間に合えば良いと、W杯のメンバーには考えていない旨のコメントを出している。
一部報道にあるように、果たしてモチベーションを維持出来ずにこのまま引退してしまうのか。それとももう一度自らを奮い立たせピッチに姿を現すのか。まずは1日も早い回復を願うばかりである。
それにしてもW杯欧州予選が終わってからのイングランド代表はご難続きである。今回のベッカム選手を始めAコール選手など主力数人が怪我でW杯出場が微妙な状況なのに加え、テリー選手とブリッジ選手の不倫騒動など頭の痛い問題を抱えている。FWルーニー選手がここ数試合、それらの問題を消し去り希望を抱かせるような活躍をしてはいるが・・・。
今度のW杯でも恐らく上位争いをするであろう「サッカーの母国」の行く末やいかに。

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